GOD EATER 〜煌めく波と手向けの花〜   作:sha-yu

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1話だけの過去編←

ショウゴの生い立ちっていうか、回想っていうか、ショウゴの特異性の説明回って言ったらいいか。

とりあえず、頑張ります。

回想苦手なんで、短いです。

ジーナ?出てくるよ。多分。


決意

「うぅ……ここは……」

 

 

目が覚めると、辺りは真っ暗だった。

体が完全に冷え切ってるのがわかる……。

 

わっしは、どうなったんだ?

 

下半身が、まだ海に浸かってる。

これ以上は本当に危ない。

 

 

「早く……上がらなきゃ……」

 

 

右腕が動かない……折れてたもんな。

身体中に激痛が走る。

 

でも、痛みが生きてるって実感をくれる。

 

わっしはまだ生きてる。

 

 

「まだそっちに行けないかな……父さん」

 

 

左手で這いずって陸に上がる。

ここがどこかわからないけど、限界だ。

もう少し……眠ろう……。

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

《recall》

 

ショウゴの父、柳川リュウヤは野良研究者であった。

金のない野良研究者の研究は、実に地道で危険が伴う。

 

研究材料であるアラガミの素材持って帰るのも一苦労だった。

 

アラガミが跋扈する街を隠れながら、アラガミの死体を探し、持ち帰る。

 

家族は、この危険さを知りながらも彼を支えていた。

 

ショウゴは当時6歳。父のやっていることはよくわかっていなかったが、父を手伝いたい一心で自ら薬の実験を申し出た。

 

あの時のリュウヤの顔を、ショウゴは今でも覚えてる。

驚きと嬉しさで、目に涙を溜めたリュウヤの顔を。

 

リュウヤの作った薬は全て飲んでいた。

今思えば、ショウゴの特異性は、リュウヤの薬によるものだと思われる。

 

ショウゴのおかげで、リュウヤの研究は進んだが、それが完成することはなかった。

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

《riiya side》

 

いつの間にか、自分の部屋で泣き疲れ寝ていた私は、懐かしい夢を見た。

 

家族が全員揃っている頃の夢。

 

母さん……私、母さんになんて言えばいいのよ。

ショウゴがゴッドイーターになって、父さんの研究が明るみに出るのは避けたかった。

 

父さんの研究を、他の人に見せたくなかったから、ゴッドイーターにさせたくなかった。

 

結局なっちゃったけど。でも、お父さんの研究はショウゴの役に立っていた。

 

でも……それでショウゴがいなくなっちゃ……意味ないよ。

 

やめよう。これ以上考えても仕方ない。

 

 

「よし!」

 

 

まだショウゴが死んだわけじゃない。私が諦めてどうする。仕事に行こう。

 

 

ビィー!

 

 

部屋のチャイムの音が響いた。誰か来たの?

 

 

「どちらさま?」

 

 

扉を開けると、そこにはフラフラのジーナがいた。

私に腕輪を渡した時と同じ、暗い表情。

 

 

「ジーナ……」

 

「リイヤ……私、あなたに謝らないといけない」

 

 

ジーナの目に、うっすらと涙が浮かんでる。

 

 

「ショウゴ君を、守れなくて……私、彼の教官なのに……ごめん、ごめんなさいリイヤぁ……」

 

 

その場で泣き崩れたジーナ。彼女が人の死にここまで感情的になるところは、見たことがない。

 

 

「うっ……うぅ……ごめんなさい……」

 

「立って、ジーナ。とりあえず、中に入って」

 

 

ジーナを椅子に座らせる。泣き続る彼女を抱き寄せ、大丈夫と言い聞かせる。

 

私は不謹慎にも、以前ジーナと話していたことを思い出していた。

 

泣き止んだジーナにコーヒーを渡し、隣に座った。

 

 

「落ち着いた?」

 

「……えぇ、少し」

 

「ジーナがあんなに感情的になるなんて、初めて見た」

 

「見苦しいところ、見せたわね」

 

「いいのよ。でも、まさかジーナがべったりだっていう相手が、ショウゴなんて」

 

 

ジーナは顔を真っ赤にし、俯いてしまった。本当、こんなジーナ初めてだ。女の子らしくて可愛いと思う。

 

 

「あいつのどこがいいんだか……」

 

「私も……わからないけど、一緒にいるのが……楽しい。でも……もう……会えない」

 

「ああ、そういうのやめ!まだ死んだわけじゃないんだから」

 

「リイヤ……」

 

「もちろん、見つけてくれるんでしょ?ジーナの好きな人」

 

 

ジーナの顔は少し、明るくなった。

 

結局、ジーナを弄るのが楽しくて、なんとなくだけど、ショウゴは生きてると思うことができた。




難☆産!

読みにくくてすみません。

もう過去話は書かないと心に誓いました←
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