GOD EATER 〜煌めく波と手向けの花〜 作:sha-yu
書き溜めとかあるわけじゃないし、時間指定で出してるわけじゃないので、電車の時間で書き上げるのが辛くなって来た感が……
どれくらい歩いたかな……もう気力だけで歩いてる気がする。腹も減った。喉もカラカラ。支給品のジャイアントトウモロコシが恋しくなる日が来るとは。
今だに、頭痛と幻聴……多分、夢で出てきたハンニバルの声は消えていない。
『クワセロ』って、何を食わせればいいんだよ。
なんか食わせたら、おとなしくなってくれるのか?あいにく、この辺に食べ物なんて無い。アラガミに食い散らかされた残骸ばかり。
その時、足音が聞こえた。わっしとは違う足音。アラガミの足音だ。多分、これはオウガテイル。
「ついてないな……全く」
逃げるにも、このボロボロの体だ。どうにかやり過ごすしか……
『クイモノ……クウ、クワセロ!!』
ぐぅっ!?頭痛がひどくなった……頭が割れそうだ!!
幻聴も今までにないくらいハッキリと……
「食い……モノ……」
今……わっしはなんて言った?オウガテイルをみてなんて言った?
クイモノ?
美味しそうな……クイモノ……クウ……
クッテヤル
ーーーーーーー
ーーーー
ーー
《gina side》
緊急の任務を言い渡され、私とカレル、シュンは廃工場まで来ていた。
なんでも、微弱なアラガミの反応があったらしい。
アラガミの反応……ショウゴ君なら良かったけど、それはショウゴ君のアラガミ化を意味している。
複雑な気持ちだった。
「おい、ジーナ。大丈夫か?」
「あら、シュンが私の心配するなんて。明日は槍でも降って来そうね」
「ふざけんなよ。お前、ショウゴと仲良かっただろ?だから……」
「大丈夫よ」
それだけ言って、先に捜索を始めた。
「あれは、少し無理してるな。ジーナらしくも無い」
「なんか、微妙に調子狂うよな」
「前に話したの、案外的を射ていたのかもな」
「ジーナが惚れてるってやつ?」
「ああ、相手は言わずもがなって感じだな」
だから聞こえてる。
しばらく廃工場を捜索していると、アラガミの死体を見つけた。これくらいなら、いつもは気に留めないけど……
「このアラガミ……」
「ジーナ、どうしたんだ?」
「シュン、カレル。これをみて」
それはオウガテイルの死体。ところどころ喰われている。
でも、その喰われた痕がいつもと違う。
「これがどうしたんだよ」
「痕が小さ過ぎる」
アラガミの大口で喰われたものじゃない。アラガミよりも小さい、何か。
微妙なアラガミの反応と、オウガテイルの死体。たったこれっぽっちの情報だけど、それは悪い知らせになる。
もう、時間はあまり残されていないのかもしれない。
手遅れになる前に……
ーーーーーー
ーーーー
ーー
わっしは……何をしている?
アラガミがいる……
逃げなきゃ……
……逃げる?違う
クワナキャ……
あと2、3話で、失踪編完結かなぁと。
まぁ、どうまとめようか、かなり四苦八苦してますが……