GOD EATER 〜煌めく波と手向けの花〜   作:sha-yu

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絶えきれず、帰りの電車で書き始める……。

もう毎日2更新とかにしようかなぁ!?(錯乱


荒神

《gina side》

 

ショウゴ君がいなくなって、5日が経過した。

アナグラの雰囲気は、日が経つ程に暗くなっていった。

 

防衛班は必死になって探している。

 

手がかりが全くないわけではないけど……。

 

 

「まただ……何かに喰われたアラガミの死体。これでもう20体」

 

 

一緒に寺院まで捜索に出ていたタツミが、息絶えたコンゴウを見てそう言う。

 

ここ最近、種類を問わずアラガミが食い殺されている。

何が……いや、誰がそんなことをしているかは、みんなわかっている。

 

 

「深刻そうだな。これじゃ、ショウゴを見つけても、正気を保っているか……」

 

 

もう1人の同行者、ブレンダンが顎に手を当ててそう呟く。

 

極東支部は、この惨状の原因をショウゴ君と判断した。

かなりアラガミ化が進んでいる。

揺るぎない事実が、私達に重くのしかかった。

 

 

「でも、それで彼を探すのをやめるなんて、私にはできない。たとえ正気を失っていても、必ず見つける」

 

 

絶対に見つけると約束した。親友と約束した。

何よりも、自分のためでもある。

 

 

「俺も、あいつには借りがある。そう簡単に諦められるかよ」

 

「ああ、俺も同じだ。しかし、今日のところは一先ず帰還しよう。もしかしたら、新しい情報があるかもしれない」

 

 

ヘリの到着する時刻が迫っていた。

今日の捜索は、これ以上は無理だ。だけど……

 

 

「タツミ、ブレンダン。もう少しだけ捜索してもいいかしら?」

 

「まだ時間あるし、大丈夫だぞ」

 

「私1人で捜索したいの」

 

「1人で?流石にそれは……」

 

「まぁ、いいんじゃないか?ブレンダン。ジーナだって1人になりたい時があるだろ」

 

「迷惑かけてごめんなさい。すぐに戻るから。何かあったら信号弾を打ち上げるわ」

 

「おう、気をつけてな」

 

 

ありがとう、と言って、私は捜索を再開した。

 

タツミの言うとおり、少し1人になりたいのもあったが、少しでも可能性があるなら彼を探していたいと言うのが本音だった。

 

少し進んでいくと、本殿からドサッと何かが倒れたような音が聞こえた。

 

 

「何か……いるの?」

 

神機を構え、ゆっくり本殿に入る。

中は薄暗く、何があるかわからない。

 

目を凝らしてみると、本殿の隅に何かいる。

 

もしかして……

 

だんだん目が慣れて来る。

そこにいたのは……

 

 

「ショウゴ君!?」

 

 

服がボロボロで血塗れになり、右腕があらぬ方向に折れているショウゴ君だった。

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

ゆさゆさと、誰かに揺すられてる。

誰だ?

 

聞き覚えがある声……

 

 

「ショウゴ君!しっかりして、ショウゴ君!?」

 

「ジー、ナ……さん?」

 

 

やっぱり、ジーナさんだ……。

 

 

「よかった……生きててよかった……本当に」

 

 

涙声でわっしに抱きつく。

ダメだ……早く、ジーナさんを離さないと……

 

 

「ジーナさん……わっしから、離れて……」

 

「何を言ってるの……一緒に帰るの!リイヤも、あなたが帰るのをまってるんだから!」

 

「もう、わっしは戻れない……わっしは……ぐぅ!?」

 

 

まただ……また頭痛が……あいつが出て来る!?

 

 

「ショウゴ君!?」

 

「はヤく……に、ニゲロォ!!」

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

《gina side》

 

「きゃ!?」

 

 

ショウゴ君に突き飛ばされる。一体どうして……。

 

 

「ウッグァァ!?」

 

 

ショウゴ君の声は、とても人が出せるものではなかった。

目が紅くなり、歯は鋭く尖っている。

 

 

「ショウゴ君……」

 

 

彼は私を一瞥すると、本殿の壁を突き破り、走り去って行った。

 

 

「そん……な……」

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

《nazuna side》

 

帰ってきたジーナさんの報告は、嬉しくもあり、悲しくもあった。

 

ショウゴ君の生存、そしてアラガミ化。

 

しかし、ジーナさんが言うには、まだ理性があり不安定な状態らしい。まだ完全ではないと。

 

その報告を聞き、サカキ博士はラボに篭ってしまった。

 

ショウゴ君を見つけたジーナさんは、また出撃しようとしていた。

 

 

「ジーナさん!どこに行くんですか」

 

「ショウゴ君を探す。見つけて、連れて帰る」

 

「どこにいるか、わかるんですか?」

 

「それは……」

 

 

ジーナさんはバツの悪そうに顔を伏せた。

 

やっぱり感情的になっていた。

 

 

「多分、サカキ博士がショウゴ君を助けようと、何か対策を講じてます。サカキ博士から指示があるまで、待機するべきです」

 

「でも……」

 

「ナズナの言う通りよ」

 

 

いつの間にか、後ろにリイヤさんが。

気配なかったんですけど……

 

 

「今、サカキ博士に呼ばれた。ここからは技術屋の出番。ジーナは、私とサカキ博士の作業が終わるまで待機ね」

 

「リイヤさん……」

 

「……わかった」

 

 

ジーナさんはエレベーターに乗って行ってしまった。

 

リイヤさんは、はぁとため息をつき、私の方を見た。

 

 

「あんな頑固なジーナ初めて見た。そんなにいいかね、うちの弟が」

 

「ジーナさん、ショウゴ君といる時、すごい楽しそうですもん」

 

「そうなの?今度録画してやろう」

 

 

いたずらっ子の笑みを浮かべたリイヤさん。

私も写真取りたいなぁ。

 

 

「ま、そのためにも全力尽くさないとね」

 

「頑張ってください!」

 

「言われなくても」

 

 

リイヤさんもエレベーターに乗って行った。

 

さて、私はどうしようかな。

とりあえず……

 

 

「ヒバリさん、ハガンコンゴウの討伐依頼あります?」

 

 

趣味に没頭するとしよう。




もう少し……もう少しでデレジーナ書ける。

ふへ、ふへへへへ
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