GOD EATER 〜煌めく波と手向けの花〜   作:sha-yu

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UA5000突破しました!

これからも頑張るので、応援よろしくです!






《gina side》

 

ショウゴ君の反応が確認されたのは、昨日の寺院から遠く離れた要塞跡地。

 

ショウゴがいなくなった場所だ。

 

 

「なんの因果だか……消えた場所で決着つけろってか」

 

「ショウゴ君、ロマンチストだったりして」

 

「こんなところにロマン求めてどうするんだよ……」

 

「ロマンチックかどうかはともかく、2人とも準備してね。アラガミも集まってきてる。最優先事項はショウゴ君の救出よ」

 

 

失敗は許されないのだから……

 

ショウゴ君の腕輪を見つけた場所。そこに彼はいた。

紅い目と、尖った牙……やっぱりアラガミ化が進行している。

 

 

「グルゥ……」

 

 

声も、あの声だ。

人間の発せられない音。

 

 

「ショウゴ君……」

 

 

少し、ショウゴ君が後ずさっている。近づこうとすると、逃げる様に。

まだ、理性が残ってる?

 

 

「ジーナさん、今なら」

 

「ええ、わかってる」

 

「でも、そう簡単にはいかなそうだ」

 

 

タツミが後ろを見た。

 

あれはディアウス・ピター……こんな時に

 

 

「ジーナさん、私とタツミさんで相手をします。ショウゴ君をお願いします」

 

 

腕輪を私に投げ渡し、ナズナはタツミを連れてピターの方へ向かった。

 

腕輪を握りしめ、ショウゴ君に近づく。

 

 

「ショウゴ君……もう逃げなくていい。あなたを助けにきたの」

 

 

彼の目は、あきらかに敵意を剥き出しているが、体は私から離れようとしている。

 

 

「ショウゴ君」

 

 

腕輪をいつでもつけれる様にセットする。

彼の右腕は折れていて動かないはず。そこを狙って……

 

 

「今、助ける」

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

声が聞こえる。

 

いつものあの声じゃない。

 

ジーナさんの声だ。

 

 

「ショウゴ君……ショウゴ君!」

 

 

ダメだ!近づかないでくれ。

この体は乗っ取られてる……抵抗するので精一杯なんだ……。

 

 

『食ウ。オ前、邪魔ヲスルナ』

 

 

仲間を、お前に食わせてたまるか。

意地でも、食わせてたまるか!

 

 

『悪足掻キヲ……グッ!?コレハ』

 

 

ジーナさんが、腕に何かを……あれは、わっしの腕輪?

 

 

『ナンダコレハ!?体ガ』

 

 

腕輪のおかげで、こいつの力が弱まった!?

今なら、こいつを……

 

 

「消えろ……」

 

『ナニ?』

 

「わっしの中から消えろ!ハンニバル!」

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

《gina side》

 

腕輪をつけた瞬間に、ショウゴ君は苦しみ暴れ始めた。

 

 

「がぁぁあ!?」

 

 

腕輪が機能しているの?

もがいているショウゴ君に、何もできない……。

いや、できることは……

 

 

「ショウゴ君!」

 

 

暴れているショウゴ君を抱きしめた。

渡しから逃れようとしているのか、苦しいのか……腕の中でもがく彼を離さない様に強く抱きしめる。

 

 

「うぐぅ!ぐぁぁ!?」

 

 

ショウゴ君は突然、糸の切れた操り人形の様にダランと力をなくした。

 

 

「ショウゴ君?しっかりして!」

 

 

ゆっくり彼を寝かせる。

 

胸に耳を当てて、心音を確認する。

 

ドクン、ドクンと脈打っている。

 

寝息も、穏やかだ。

 

 

「よかった……生きてる」

 

 

初めて、大声をあげて、私は泣いた。

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

《nazuna side》

 

「でぇりゃぁ!!」

 

 

ピターの頭をバスターでカチ割った。

そのまま、頭を地面にめり込ませ、もう一発!

 

 

「チャージクラッシュ!!」

 

 

ぐしゃっと言う音が、ピターの死骸がどうなっているかを物語っていた。南無南無

 

 

「ナズナ、片付けたなら急いで戻るぞ!」

 

「はい!」

 

 

ジーナさんのところに戻ると、そこには大泣きしてるジーナさんと、膝枕されて寝ているショウゴ君。

 

ショウゴ君は規則正しい寝息をたてているから、うまくいったんだ。

 

 

「うまくいったみたいだな」

 

 

タツミさんが、私の考えていたことを口にした。

 

 

「しかし、ジーナの号泣か。こりゃ激レアだな」

 

「あ、そうだ」

 

 

実は密かに持ってきていたカメラのシャッターをきる。

 

被写体はもちろん、号泣しているジーナさん。ついでにショウゴ君の寝顔も取っておこう。

 

 

「後でそれくれよ」

 

「5000fcで」

 

「たっか!?」




いぇーい、シリアルいぇーい。

と言うわけで、グダグダな疾走編完結でした。
話が膨らまなかった←


いろいろ捕捉しなきゃいけないことがありますが、そこはサカキ博士に任せます。

次回から本編となります←
作者が暴走すると思いますので、生暖かい目で見ていただけると助かります。



クライマックスって苦手です←
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