GOD EATER 〜煌めく波と手向けの花〜 作:sha-yu
本編!本編!!本編!!!
目覚めると、ベッドに寝かされているのがわかった。
いつも厄介になってるベッドだ。同じ新人で、このベッドにお世話になってるのは、わっしくらいだろう。アネットとフェデリコが怪我をしたところは、あまりみない。
と言うか、わっしはどうなったんだ?
誰かいないか……
「すぅ……」
「ん?」
すぐ横で寝息が聞こえた。顔を向けると、目の前にジーナさんの寝顔が……って、近っ!?
起きようとすると、左手をジーナさんに掴まれていた。
そうか……わっし、助かったのか……。
はは、悪運が強いっていうか、なんというか。いや、これはジーナさん達のおかげだ。
自分の体は今どうなってるんだろう。
右手は……ギプスがはめられている。それ以外には大きな怪我はないか。でも、体に力が入らない。ジーナさんに掴まれてなくても、起きれないな。
「んっ……ショウゴ君?」
ジーナさんを起こしてしまった。
なんだか申し訳ない。
「すいません、起こしてしまいましたね」
「いいのよ。あなたが目覚めてくれてよかった。本当に、心配したんだからね」
「ありがとうございます。ジーナさんが助けてくれたの、覚えています」
自分が何をしていたのか、大体覚えてる。自分でも、危ないところだったっていう自覚がある。
「わっし、皆さんを守れたんですよね?」
「ええ。そうよ」
「はは、それでみんなに迷惑かけちゃ、世話ないですね」
「そうかもね……」
言葉に詰まってしまう。わっしもジーナさんも、黙ってしまう。
先に沈黙を破ったのは、ジーナさんだった。
「ショウゴ君、喉乾かない?何か買ってくるけど」
「あ、ありがとうございます」
「待ってて」といい、ジーナさんは病室を出て行った。
一人になると、今までやってきたことに対して、罪悪感を抱き始めた。
多分、極東支部のみんなに迷惑をかけた……。
あと、わっしの中にいた、あのハンニバル……あれは一体なんだったんだろう。わっしは一体……
ピトッ
「うわっ!?」
「ふふ、驚いた?飲み物、初恋ジュースでよかったかしら?」
「ジーナさん……ありがとうございます」
左手で初恋ジュースを受け取った時、あることに気づいた。
右手はギプスで動かないし、体もアラガミ化の影響か、うまく動かせない。左手だけでプルタブを開けるも無理だし、寝ながら缶ジュースを飲むのは無謀すぎる。
初恋ジュースを眺めて、どうするか考えてると、ジーナさんが初恋ジュースを持って、プルタブを開けた。
「気がつかなくてごめんなさい。体、起こせる?」
「すいません、さっきから起きようとしてるんですけど、体が動かなくて……」
「ストローもないし……そうね……」
ジーナさんは初恋ジュースを口にした。
ああ、それはわっし限定で美味なだけで、ジーナさんが飲んだら……などと考えていると、ジーナさんに頭を抑えられた。
「えっ、ジーナさ……んぐっ!?」
「ん……」
ジーナさんの顔が目の前に……てか、口に、初恋ジュースが……
「……っはぁ」
「ぷはっ……じ、ジーナさん!?な、何をして!?」
ジーナさんに口移しで初恋ジュースを飲まされた。
初めてが……
「あら、初めてだった?」
「は、はい……ってそうじゃなくて!?」
「安心して、誰にでもやるわけじゃないわ」
「え……それって……」
ちゅっ
この前みたいに、おでこにキスされる。
「そういうことよ」
ジーナさんは、すぐに病室を出ていってしまった。
これは……えっと……つまり……
「そういうこと……ってことで……」ボフン
おーばーひーと……
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《riiya side》
ショウゴのお見舞いに行くと、病室の前でうずくまってるジーナが。
何してるの?
「ジーナ?」
「り、リイヤ……」
めちゃくちゃ顔真っ赤なんだけど。本当になにがあったのよ。
「わ、私……私……」
「ん?」
「な、なんでもない」
走り去って行った。
え?いや、本当に、何したのよ?
まぁいいか……ショウゴの様子見て、すぐに戻らないと。仕事が溜まってるし。
「ショウゴ〜、お見舞いにきたわ……よ?」
頭から煙出してグースカ寝てる……。
ジーナも相当だったけど……
「あんたもどうしたのよ!!」
人類よ!これがデレジーナだ!!
これが!我らの!!至宝であぁぁぁぁるぅぅぅぅぅ!!!!