GOD EATER 〜煌めく波と手向けの花〜   作:sha-yu

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もう書いてて楽しい。

きゅんきゅんする。

自己満でも構わない。

ジーナ可愛い。


本心

《gina side》

 

壁の外を闊歩しているオウガテイルに狙いを定め、引き金を引く。

 

バレットはオウガテイルの横を通り過ぎ、地面を射抜いた。

 

 

「はぁ……」

 

「ジーナが外すなんて、珍しいこともあるもんだな」

 

「ああ、ショウゴが戻って来て調子出ると思ったんだけどな」

 

 

シュンとカレルがヒソヒソと話している。

いつも思っているけど、聞こえてる。

 

 

「いや、むしろ帰って来たからかもしれないぜ?ほら、前に話してたろ?ジーナが惚れてるって話」

 

 

シュンがそう言った瞬間、顔がかぁっと熱くなる。

ダメ……思い出したらまた……。

 

 

「帰って来たはいいが、今度はどう接すればいいかわかんなくなったってことか?」

 

「そうそう。気持ちがハッキリしたせいでってやつだ『バァン』よ!?」

 

「あなた達……」

 

 

銃口から煙がたつ神機を下ろし、睨んだ。

 

 

「少し黙って」

 

「「あ、ああ……」」

 

 

はぁ……集中出来ない。撃っても撃っても、あの時のことを思い出してしまう。

 

ショウゴ君……

 

 

「はぁ……」

 

「あれは重症だな」

 

「だな」

 

 

……この二人を撃ったら、少しは気分も晴れるかしら。

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

体の動かないわっしのことを聞いてか、病室には結構人が来る。昨日はカノンとアネット、フェデリコが来てくれた。

 

今日は、ナズナさんにアリサさん、コウタが来てくれた。

 

 

「わざわざありがとう。なんか出してあげたいけど、あいにく何もなくて」

 

「病人がそんなこと気にしなくてもいいよ。むしろ、私たちが持ってくるべきなんだから。と、いうことでお土産」

 

 

ナズナさんは紙袋を渡して来た。

中身は……配給のビール?

 

 

「これ、病人に渡すものじゃないだろ……」

 

「いやぁ、未成年なんだけど配給の人が間違えたみたいで。リンドウさんに渡そうかなって思ったんだけど、サクヤさんに止められて」

 

「リンドウさん、酔っ払ったらひどいらしいですね。サクヤさんが愚痴ってました」

 

「俺はリンドウさんに愚痴られたよ。うちの家系の男は、女に尻に敷かれる〜って」

 

 

サクヤさんとは、ほとんど交流無いけど、結構気の強い人なんだな。

 

ジーナさんもそうなのかな……って、何考えてるんだ、わっしは!

 

 

「あれあれ?ショウゴ君、なんだか顔赤いよ?熱でもあるのかな?」

 

「いや、そうじゃないから。大丈夫……」

 

「ふむ……あ、そういうこと」

 

 

ナズナさんが何か閃いた様な顔をした。

嫌な予感がする。

 

 

「コウタ、ちょっと席外して」

 

「え?なんでだよ!今来たばっかなのに……」

 

「い・い・か・ら!早く出て行く」

 

「のわぁ!ちょっ、ナズn」

 

 

無慈悲にも、病室の扉が閉まり、ナズナが鍵をかけた。

 

コウタは追い出して、アリサさんは残す……ナズナさんは何を考えてるんだ?

 

 

「ショウゴ君、ジーナさんにお返事は出したのかな?」

 

「なっ!?なんで知って!」

 

「え、え?どういうことですか、ナズナさん?」

 

「告白されたんでしょ?ジーナさんに」

 

 

本当にこの人何者なんだよ!なんでわかるんだよ!?

 

 

「そ、そうなんですか!?あのジーナさんが!?」

 

「その様子だと、まだ返事出してないんでしょ?いつ出すの?ていうか、ジーナさんのことどう思ってるの?」

 

「いや、ちょ、待ってくれよ!」

 

 

わっしが逃げれないのをいいことに、問い詰めてくる。

アリサさんも興味津々だ。

 

こりゃあ、諦めるしないか……

 

 

「とりあえず、一つずつ質問してくれないか?」

 

「わかった。じゃあ、ジーナさんのことどう思ってるんですか?」

 

「ど、どうなんですか、ショウゴさん」

 

 

いきなりど直球……

 

ジーナさんのことどう思ってるって……

 

 

「えっと、答えなきゃだめ?」

 

「「はい」」

 

 

なぜ女子はこんなに恋バナが好きなんだ………

 

ジーナさんのこと……うん、まぁ……

 

 

「好き、だよ……アナグラで、1番一緒にいるから。姉ちゃん以外でね。なんていうか、いつも冷静だけど、たまに見せる素の部分っていうのかな。そういうところが……って感じかな?」

 

「ヘェ〜」

 

「あ、あの!や、やっぱりこの前の防衛戦でのことも、好きになる要因の一つだったんですか?」

 

「そう、かもね。こう言われたら引かれるかもしれないんだけど、ジーナさんの声のおかげで戻って来れた気がして……」

 

「「きゃーーー!!」」

 

 

女子の姦しい声が、鼓膜を揺さぶった。

 

 

 

「これが愛の力ってやつかな!そうなのかな!!」

 

「ドン引きです!逆の意味でドン引きです!!」

 

「あの……二人とも?」

 

 

ハイテンションになった2人を止めるのは、一筋縄じゃいかなかった……。もううるさいから、ナースコールで看護師さん呼んで、2人には退場してもらった。

 

後から聞いた話、コウタが病室の前で体育座りしてたらしい。コウタ、いなくてよかったよ。

 

とりあえず、2人の相手に疲れてしまった……少し眠ろう。

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

《gina side》

 

仕事を終えて、ショウゴ君の病室に立ち寄った。

あいにく、彼は眠っていた。

 

可愛い寝顔。

 

彼の顔を撫でる。

「うん……」と声をあげ、ゆっくりと目を開けた。

 

 

「あれ、ジーナさん?」

 

「おはよう。ごめんなさい、起こしちゃって」

 

「いえ……なんか、一昨日と逆ですね」

 

「ふふ、そうね」

 

 

まだ本調子じゃないのか、目がトロンとしている。

起こしてしまって、悪いことをした。

 

 

「もう少し、寝ていてもいいわ」

 

「でもわっし……ジーナさんに話したいこと……」

 

「また明日来るから。今は寝なさい」

 

 

ショウゴ君は、また目を閉じ、寝息をたて始めた。

寝起きは、弱いのかしら?

 

私に話したいこと……やっぱり、一昨日の話よね。

 

 

「ふふ、好きよ……ショウゴ」

 

 

彼の頬に口づけをする。

 

彼が寝ているときじゃないと、恥ずかしくてできない。

 

あなたが、どんな返事をしても……私は受け入れるから。




鈍感主人公はあまり好きじゃありません。

かと言って、鋭すぎる主人公も嫌です。
真ん中がちょうどいいのです。

そんなわけで、ダラダラした恋愛は嫌いなのです。


もう本当にジーナさん可愛い。
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