GOD EATER 〜煌めく波と手向けの花〜 作:sha-yu
あと、リンドウさんが失踪してないので、無理やり隊長職を二つ作りました。
そのうち、隊長の設定落とします。
ハーレムは目指してません。
翌日、アナグラについたわっしを待っていたのは、エントランスのソファでガチガチに固まった少女と少年、それとツバキ教官だった。
説教中だった?
「おはようございます。ツバキ教官」
「ん、ショウゴか。早いな、いい心がけだ」
わっしはツバキ教官に指定された時刻の30分前に、アナグラに到着していた。
「いえ、新兵なのでこれくらいは当たり前かな、と……あの、そこの2人は?」
「お前と同じ新兵だ。まぁ、見ての通り緊張で今にも倒れそうだがな」
「なるほど……」
わっしは特に緊張はないけど、これが二十代の余裕だろうか。どれどれ、ここは人生の先輩として、アドバイスでもしてやろう。
「やぁ、はじめまして。君たちと同じく、今日から配属になる柳川ショウゴだ。君たちの名前は?」
同じ新兵と聞いて少し安堵したのか、さっきよりは緊張が解れたようだ。
女の子のほうが立ち上がり、まだ強張った顔で挨拶してくる。
「アネット・ケーニッヒです。よろしくお願いします」
それに続いて、男の子も立ち上がる。
「フェデリコ・カルーゾです」
「アネットとフェデリコね。わっし20歳だけど同じ新兵同士だし、気軽に声かけてよ。わっしも、君たちと同じで一番下っ端なんだから」
『はい!』
2人同時に返事をしてくれた。緊張はしているけど、さっきよりは柔らかくなったかな。
「ショウゴ。事務連絡だ」
「あ、はい」
「まず、お前の配属だ。お前は第三部隊に配属となる。対アラガミ装甲壁の保守点検が主な任務となる。だが、しばらくはアラガミの討伐に出てもらう。この仕事になれるためにな」
「了解しました」
昨日会ったアリサさんは第一部隊って言ってたから、一緒じゃないな。まぁ、こればっかりは仕方ない。
「もう少ししたら、部隊の連中を呼び出す。まぁ、お前なら大丈夫だろう」
「ははは……」
昨日会ったばかりで、そこまで言われるとは……わっしなんかしたかな。
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「アネット・ケーニッヒです!!」
「フェデリコ・カルーゾです。よろしくお願いします!」
「柳川ショウゴです」
新兵紹介ということで、目の前には先輩ゴッドイーターが並んでいた。あ、アリサさんいる。ニコッて笑ってこっちに手を振ってる。ふり返したいけど、この状況じゃ無理かな。ジーナさんもいる。一人だけソファに座ってるけど。
「アネット、フェデリコは第一部隊で訓練を受けてもらう。リンドウ、ナズナ。お前達は2人の教官として、現場で指揮をとれ」
「了解」
「教官とか性に合わないが、姉上に命令されちゃ、やるしかないな」
「教官と呼べ、馬鹿者」
「了解です、教官殿」
あのリンドウって人、ツバキ教官と姉弟なんだ。女の人も教官任されるってことは、強いんだろうな。
「ショウゴは第三部隊に配属となる。ジーナ、お前が教官だ。これが終わったら、私のところに来い」
「了解」
「以上だ。解散」
ツバキ教官がそう言うと、アネットとフェデリコが安心したように息を吐いた。
「緊張したぁ……」
「2人ともお疲れ」
「ショウゴさん、よくそんな余裕ありますね。僕なんて、自分の名前噛むかと思いました」
「はは、確かに全員初対面で緊張するかもしれないけど、これから仲良くなれるって思ったら、楽しくならない?考え方の違いで、緊張も解れるもんさ」
父さんの受け売りだけど。
「あ、君たち。ちょっといいかな?」
後ろから声をかけられて振り返ると、そこにはさっき教官を言い渡されていた女の人がいた。
「初めまして。第一部隊強襲隊長の棗ナズナです。よろしくね」
「あ、よろしくお願いします」
あ、アネットとフェデリコがまた固まってる。緊張症だなぁ、2人とも。
「君が、アリサの言ってたショウゴさんだね」
アリサさん、わっしの話したのかな?
「あの時のアリサ、慌てふためいてて本当に面白かったんだから。『神機が、アラガミで、男に!!』って、なに言ってるかわかんなくって」
「ちょっ、ナズナさん!そのことは言わないでください!!」
「そうだったんですか。どうも心配かけまして」
「いや、そう返されると反応に困るというか……」
「ま、これからよろしくね。そこで固まってる2人。早速訓練に入るよ。こっちにおいで。じゃあ、ショウゴさん。またね」
裏返った声で「ひゃい!」って返事をした、少年少女はナズナに連れてかれた。
なんていうか、豪快な人というか、なんというか。
「同じ部隊じゃなくて、残念でしたね。ショウゴさん」
アリサさんにそう言われると、なんだか申し訳なくなる。こればっかりはどうしようもないけど。
「そうですね。でも、配属は違っても職場は同じですから。一緒に仕事する機会もありますよ」
「はい。楽しみにしてますね。あ、私これから任務があるのでこれで」
「はい、がんばってください」
アリサさんはそのまま、下の受付のところに行ってしまった。
さて、わっしはこの後どうすればいいのかな。ジーナさんが教官って言ってたけど……ここで待ってたほうがいいよな。
ソファに座って待っていよう。
しかし、昨日も思ったけど、このソファ座り心地が絶妙だな……なんか、だんだん眠くなって……。
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「教官、私が彼の教育係でいいのかしら?」
「しょうがないだろう。教官をできそうなタツミ達は療養中で、カノンとシュンは教官に向いておらん」
「まぁ、命令だしね。頑張ってみるわ。でも、この資料だけど……これ本当かしら?」
「検査の結果だ。ジーナ、奴のことは逐一報告してくれ。もしかしたら、奴は……」
「ご期待に応えれるようにするわ」
「頼んだぞ」
「柳川ショウゴ……フフ、どんな花を咲かせてくれるかしら」
このあと、ソファで寝ているショウゴを見たジーナは、悪戯っ子のような笑みを浮かべた。
ジーナさんが可愛いよね。いや本当に。ジーナさん書いてる、ゾクゾクするもの。怖い方のゾクゾクじゃなくて、快感の方のゾクゾク。
あの胸に飛び込みたいよね。
こらそこ、壁とかいうじゃn(