GOD EATER 〜煌めく波と手向けの花〜 作:sha-yu
そして、ちょーねむいです。
《gina side》
「ただいま、母さんいる?」
ショウゴの実家であり、リイヤの実家でもあるその家は、随分と静かだった。リイヤから聞いた話では、母親は、結構やかましい人だと言っていたけど……
「ジーナ、とりあえずその辺に座っててよ。ちょっと母さん探してくるから」
「ええ、わかった」
ショウゴはバタバタと外に出て行った。さて、じっとしてるのもいいけど、彼の部屋も気になる。
そうね、ベッドの下とかにあるかしら、いかがわしい本。
「ここかしら」
目についた部屋に入ると、どうやら当たりだったらしい。特になにがあるわけじゃない、ベッドと机しかない部屋。アナグラの彼の部屋と少し似ている。何より、この部屋は彼の匂いがする。
……一応、ベッドの下を見てみよう。
「これは……」
金属製の箱が出てきた。箱の中身は……
「写真?彼の子供の頃のかしら」
まだ小さい彼が、少しお姉さんのリイヤと両親に囲まれてピースしている写真。
ショウゴもリイヤも可愛い。
他にも写真がある。最近のもあるみたい。
一枚一枚、写真をめくっていく。と、その時、外で何かが崩れるような音が。
すぐに家を出て、音のほうへ向かった。
彼の写真を一枚持って来てしまった。後でこっそり返しおこう。
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ジーナを部屋に残し、母さんを探す。
この時間は家にいると思ってたし、そんなに遠くへは言ってないはずなんだけど……
「裏の畑かな……」
自給自足をするため、うちの裏には畑がある。まぁ、対した作物ができるわけでもないから、本当に足しになる程度のものだけど。
わっしがいる時は、ずっとわっしが畑やってたけど……。
と、裏の畑を見ると、草むしりをしている人物が。
「あ、いたいた。母さぁん!!」
くるっと振り返った人物。そう、まさしくわっしの母親、リナである。
母さんはわっしを見るなりすっと立ち上がり、全力疾走して、わっしに近づいてきた。
「うぇ!?母さ……」
「ショウちゃーん!!」
「ごっふ!?」
母さんの体当たりを見事に鳩尾にくらい瓦礫に吹き飛んで、再起不能に。しかも母さんが上に乗ってる。
「きゃあ!ショウちゃん!大丈夫ショウちゃん」
「は、早くよけて……」
「ショウゴ、大丈夫?何か大きな音がしたけ……ど」
「ジー……ナ」
ダメだ、もう意識が……
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《gina side》
おかしい、なぜショウゴの上に女が?この人は一体……彼の母親?
でも彼の母親がなぜ息子にむかってマウントポジションを……
「あら、あなたもしかしてジーナさん?」
「え、ええ。そうよ」
「いつもリイヤちゃんがお世話になってます。母のリナです。いつもあなたの話はリイヤちゃんから聞いてるわぁ。あ、どうぞ家の中に入って。今お茶用意するから」
「えっと……それより、彼……」
「え?……ああ!ショウちゃん!!」
なるほど、リイヤがやかましいと言った理由がわかった。
とりあえず、ショウゴを家に運ぼう。
電車での寝落ちしそうになりながら書きました。
誤字脱字ありましたら、教えていただけると助かります。