GOD EATER 〜煌めく波と手向けの花〜 作:sha-yu
勉強しなくてもいいよね←
「じゃあ、改めまして……」
すぐに目が覚めたわっしは、ジーナに母さんを紹介する。
「わっしの母のリナです」
「どうも〜」
「で、こちらが……」
「ジーナ・ディキンソン。よろしく」
2人は握手をして、ようやっと落ち着いて話ができる。
わっしの姿を見た母さんがハイテンションになりすぎて、話どころではなかったからな。
「それで、ジーナさんはショウちゃんの彼女さんなのかしら?」
「なっ!?」
「ええ、そうよ」
驚いたのはわっしだけだったようだ。ジーナと母さんは2人で話に花を咲かせ始めた。
「やっぱり!なんとなくそうじゃないのかなぁって思ってたの。ショウちゃんにこんなに可愛い彼女ができるなんて、しかもリイヤちゃんのお友達。ふふふ、リイヤちゃんも複雑ね。どこまで行ったの?」
「まだ付き合って少しよ。あなたの期待する話はないと思うわ」
「あらそう?あ、ショウちゃんね。昔可愛かったのよ〜。感受性の強い子でね、読んだ本の影響を強く受けちゃって。自分のことをわっしって呼ぶ癖がついちゃって。今も、直ってないんでしょ?」
「母さん!そういうことは言わなくていいから!」
これ以上喋らせたら、余計なことまでジーナに吹き込みそうだ。
「母さん、今日は少し寄っただけだから!そろそろ行くからね」
「えー!もっと居たっていいじゃない!なんなら泊まって行ってもいいのよ」
「いや、明日仕事だから、わっしもジーナも」
「むぅ〜……もっとジーナちゃんとお話ししたいのに」
ジーナちゃんって……
「また来るわ。その時、いっぱいお話ししましょう?」
「約束よ!その時はリイヤちゃんも一緒だからね」
その3人が一緒になるのは、なんとか阻止しなければ……
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《gina side》
ショウゴの実家を出て、また当てもなく居住地を歩いていた。
リナと話すのが、そんなに嫌だったのかしら?
「ねぇ、ショウゴ。なんであんなに慌てて出て行ったの?」
「いや、なんかわっしの子供の頃のことをペラペラと喋りそうだったから……」
「私は聞いてみたかったけど」
「勘弁してください」
「ふふ、子供の頃のあなた、可愛いわね」
戻すタイミングを逃して持って来てしまった写真を見せる。ショウゴの子供の頃の写真だ。
「なっ、それどっから!」
取り返そうと手を伸ばすショウゴ。でも、返すつもりはない。
「ちょっと、ジーナ」
「ふふ、この写真、もらうわね」
「いや、本当に恥ずかしいから!」
「ダメ」
まるで子供の追いかけっこ。でも、たまらなく楽しかった。
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アナグラに戻ったのは、もう夜も更けてきた頃だった。いい年して、子供みたいにはしゃぎすぎた。
アナグラには、もう仕事を終えて帰る準備をしていたヒバリさんがいた。
「あ、お二人とも今日非番だったんですね」
「ええ、まぁ。何か変わったことありました?」
「いえ、今日は特に何も。あ、でもショウゴさんに一つ報告があります。サカキ博士が明日ラボに来て欲しいと」
「ラボに……わかりました」
「では、私はこれで失礼しますね。お二人とも、明日も仕事があるので、夜更かしはほどほどにしてくださいね」
「なっ!?」
爆弾発言を投下し、ヒバリさんは帰って行った。
もしかして、アナグラで一番危険なのはヒバリさんなのでは……。
ジーナも顔をほんのり赤くしている。
「は、はは……ヒバリさんも、変なことを言うなぁ……。じゃあ、ジーナ。明日も仕事だし、そろそろ……」
「ねぇ、ショウゴ」
ぎゅっと、服の裾を掴まれた。
顔は赤いままで。
「その、夜更かし……する?」
その姿を見て、ノーとは言えなかった。
そのうち別作品で落とします。
夜の営みを。
さて、次回から少し話を展開させて行こうかと思います。