GOD EATER 〜煌めく波と手向けの花〜 作:sha-yu
前告知なしで更新しない時があると思いますが、お許しください。
《riiya side》
「最近ショウゴといる時間が少ない?」
突然、私の部屋を訪ねて来たジーナが、そんな悩みを打ち明けて来た。嫌味か、それは私に対する嫌味なのか?
でも、本人は至って真剣に私に話している。達が悪い
「まぁ、確かに特務とかあるし、特務の後は気絶したように眠るって言ってたけど……」
因みに、特務が始まって一ヶ月が経過しているが、成果はゼロだ。
「普通の任務が終わった後とかは時間あるんじゃないの?」
「最近、普通の任務の後に違う任務に行ってるみたい」
「1日に複数の任務を受けてるってこと?あいつ、無理するなってみんなに言われてんのに」
ただでさえ特異体質で、整備班から頼まれることが多いのに、自分から仕事を増やしてどうするんだか……。
もしかして、チャージスピアの性能テストのため?……いやいや、あれは先日完成してフェンリル本部に許可を得た。今では正式に採用されてる。じゃあ、どうして……
「任務も、一緒に行ってない。今まではずっと一緒に行ってたのに……」
こんなに落ち込んでいるジーナを初めて見た。からかいたいけど、後が怖い。
「何か隠し事よね。その調子だと。その任務、ショウゴ一人で行ってるわけじゃないんでしょ?誰と行ってるの?」
「……ナズナ」
ほう?ショウゴ、浮気か?年上とお付き合いしておいて、やっぱり若くて胸の大きい子がいいってか。
いい度胸だ。私が制裁を……
「リイヤ、顔が怖いわよ?」
「あんたね、ショウゴが浮気しているかもしれないのよ?問い詰めた方がいいわよ!?」
「そうかもしれないけど……」
ジーナってこんなにウジウジした性格だったっけ?ああ、あれか、恋愛初心者だからか。
「私は、ショウゴを信じたい」
「はぁ……悩み相談しに来たのに自己解決してるじゃない」
「ふふ、そうね」
ここに来た時の深刻な表情はどこに行ったんだか……
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「いよっと!」
目の前で息絶えているハガンコンゴウを捕食した。
今日のお仕事はこれで終了だ。あっちで目的の素材が出てこなくて落胆してるナズナさんを連れて帰るとしよう。
「ナズナさん、いつまでうずくまってる気ですか。雲行き怪しいですし、帰りますよ」
年柄年中雪の降っている寺院では、吹雪で身動きが取れなくなることがある。今日は早く終わったし、ジーナと過ごしたい。
「ショウゴ君……物欲を捨てないとダメなのかね……」
「ただの運です。ほら、帰りましょう」
なんとかナズナさんを立たせて、帰投用のヘリに乗り込む。
案の定、雪が強くなって来た。
「ふう、危なかったですね」
「そうだね。しかし、ショウゴ君は隅に置けないなぁ。残業してまでお金貯めて、ジーナさんにプレゼントだなんて」
「ジーナの誕生日まで、時間がないんです。稼ぐには、少しオーバーワークしないと」
「あれかな、給料3ヶ月分ってやつ?プロポーズでもするつもりかな?」
ナズナさんはこういう話が大好きらしい。目はキラキラしていて、さっきまで素材が出ないと落ち込んでいたのが嘘のようだ。
「プロポーズって……まぁ、それも念頭においてお付き合いしてますけど」
「付き合って、2ヶ月弱くらいだよね?なんだか早すぎる気がするけど」
「わっしも、それは思ったんですがね……」
2ヶ月弱で結婚だなんて、わっしも考えていない。しかしまぁ、この仕事をしていると、いつ死ぬかわからないから。わっしは、前科があるし。
「明日も生きてるかどうかなんて、わからないですからね。早め早めに行動した方が得だと思っただけです」
「そっか。そうだね」
バカにされると思ったけど、ナズナさんはそんな人ではなかった。まぁ隊長を任せられるだけのことはある。
「それで、贈るものは?やっぱり指輪?」
「ええ、リッカに頼んで作ってもらってます」
「リッカなら、お金はいらないって言ってくれそうだけど……」
「まぁ、そうなんですけどね。作ってもらう立場なのに何も渡せないのは偲びないので。本当はお金払うつもりだったんだけど、冷やしカレードリンクを1年分でいいって」
「ああ、リッカあれ大好きだもんね〜」
わっしも好きだけどね。初恋ジュースの方が好きだけど。
「ま、無理はしないようにね。私の任務に同行するのはいいけど、それで怪我されたら私がジーナさんに……」
「わかってます。無茶はしてません。カレルさんとシュンに震え声で、無茶だけはするなって言われたし……」
「ああ……あれね……私もその現場見たよ……」
その様子を見ると、本当にひどかったんだな……。
ジーナさんの食事妄想その4
ポッキーのチョコレートをなめとる。
くっーーー!↑