GOD EATER 〜煌めく波と手向けの花〜 作:sha-yu
「ふわぁ〜……ねむ」
エントランスのソファで大きな欠伸をしたわっしは、絶賛暇人である。非番じゃないんだけど、わっしの討伐対象アラガミの反応が突然消えたとか。おかげでお仕事もなく、こうしてぼんやりしているわけである。
リッカに払うお金……正確には冷やしカレードリンク一年分の資金は貯まったから、サカキ博士に頼んで冷やしカレードリンク定期券(一年分)を発行してリッカに渡した。
リッカは本当に持ってきたんだ、と若干引いてた。
そっちが所望したものなのに……。
まぁ、それと交換でジーナへのプレゼントは手に入ったわけだ。付き合って一ヶ月半くらい……ナズナさんにはプロポーズするのかと言われたけど、まだするつもりはない。
飽くまで、これはプレゼントだ。明日のジーナの誕生日用のプレゼント。
明日はわっしもジーナも非番。
「BAR.duranta」はこの間予約して、貸切にした。
(マスターには悪いけど、貸切にしなくてもわっし達以外はいないとおもってる)
明日が勝負だ。
「あ、ショウゴさん!緊急事態です!」
ヒバリさんが切羽詰まった様子でわっしのところまで来た。何があった?
「どうしたんですか?」
「装甲壁近くで、大きなアラガミの反応がありました。おそらく、ハンニバルです!」
「なっ!?あいつが!?」
いつかは現れるだろうと思ってたけど……みんな出払ってる時に。
「今、装甲壁の見回りをしていたタツミさんとブレンダンさんが向かっています。ショウゴさんは2人の援護に」
「わかりました!」
急いで出撃ゲートへと向った。神機の保管庫には、今の知らせを聞いたのか慌ただしく整備班が動いていた。
「ショウゴ、こっち!」
「姉ちゃん!」
わっしの元々の神機(今はチャージスピアに換装され、銃もついている)ともうひとつ、誰のかわからないけどチャージスピアのみの神機を姉ちゃんに渡された。
「サンキュー!」
「無茶すんじゃないわよ!」
リベンジだ、ハンニバル!
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目的地に着くと、すでに交戦しているタツミさんとブレンダンさん。
「あれは……赤いハンニバル?」
前に見たハンニバルとは色が違う。なんなんだあれは
「ショウゴ、援護頼む!こいつ半端じゃねぇ!」
「わかりました!」
神機を銃形態にする。今日はスナイパーだ。
「貫け!」
赤いハンニバルの頭を狙い引き金を引く。
しかし、ハンニバルは腕の籠手でそれを防いだ。
「な、何だよ今の反応速度は」
「ショウゴ、ぼけっとするな!」
赤いハンニバルがこちらを向いている。完全にわっしにターゲットを絞ったようだ。
「くっ!?」
急接近してきたハンニバルは拳を振り下ろしてきたが、バッフリップで避ける。
一瞬の隙を、ブレンダンさんが逃さない。
「うおりゃぁ!!」
渾身のチャージクラッシュが、ハンニバルに叩き込まれた。だが、ハンニバルはそれに反応することなく、わっしをターゲットにしたままだった。
そして、なんの前触れもなくハンニバルが火球を放った。
「嘘だろ!?」
咄嗟に装甲を展開し、火球を弾いた。
「大丈夫か、ショウゴ!」
「大丈夫です……あいつ、なんの予備動作もなしに火球を」
「ああ。とにかく今は装甲壁突破されないようにしろ」
「了解!」
近々、R-18本上げます。
その時にまた予告させていただきます。