GOD EATER 〜煌めく波と手向けの花〜 作:sha-yu
「ジーナ……みんな……」
どうして空からとか、そんなことは聞かない。なんとなく想像できるから。どうせジーナを筆頭にヘリから飛び降りたんだろう。ジーナも無茶をする……人のことを言えない。
しかし、これだけの人数がいれば、規格外の赤いハンニバルも倒すことができるはず。ここが正念場だ。
わっしは神機を握り直し、ジーナの横に立った。
「まったく、ジーナも無茶してるじゃないか……」
「あなたのこと言えないわね」
「そうだね……その通り」
赤いハンニバルに神機を向けた。
ジーナも、ナズナさんも、他の皆も。
赤いハンニバルは、わっし達を睨むと、拳を地面に叩きつけ、咆哮。
その瞬間、背中の部分が割れ、真っ赤な炎が吹き出た。
「なっ!?自分で背中の部分を!?」
コウタが狼狽したように叫ぶ。コウタ以外も驚きを隠せていない。
「あの時と同じ……さながら逆鱗ってところかしら」
「あのハンニバルも本気ってことか……私も本気を出さないとね」
ナズナさんの本気とか……アラガミからすれば迷惑極まりないだろう。
全員臨戦態勢に入る中、活性化した赤いハンニバルはこちらに攻撃する素振りを見せない。
「なんだ?あいつ、動かない?」
「……違う、周りを見て」
ナズナさんの言うように、周りを見る。
いつの間に集まったのか、小型、中型、大型アラガミがわっし達を囲むように集結している。これは……
「イレギュラー……なのか?まさか、このタイミングで」
「いけない……コウタ!タツミさんとブレンダンさん、ショウゴ君をアナグラに運んでください!ここは私たちが足止めします」
「ナズナさん!わっしはまだ……」
「その疲労と怪我じゃ足手まといです。今は支部にこの状況を伝えてください」
ナズナさんの言うとおりだ……でも、ここを離れるなんて……いや、ここで口答えしても仕方ない……それに、わっしにはまだアレがある……。
「……わかりました」
「ショウゴ、行こう。タツミさんとブレンダンさんを運ばなきゃ」
「ああ」
コウタに呼ばれ、アナグラに向かう。
その前に……
「ジーナ」
「ショウ……んむっ!?」
ジーナがいい終わる前に、唇を塞いだ。
「……無茶はしないでくれ」
「ええ……必ず戻るから」
ジーナに背を向け、わっしはコウタとタツミさん、ブレンダンさんとアナグラに戻った。
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《riiya side》
「みんな、大丈夫なの!?」
戻ってきたショウゴは、ボロボロだった。タツミもブレンダンも。
ショウゴに関しては、神機を一つなくしたみたいだ……そんなに酷かったの?
「リイヤさん、すぐに3人を医務室へ。俺はすぐに戻ります」
「わかった」
コウタはすぐにみんなのとこへ戻った。
「すぐに医療班を読んで来る。少し待ってて」
「姉ちゃん」
医療班を呼びにいこうとすると、ショウゴに呼び止められる。
「わっしを地下まで運んでくれ」
「地下って……あんた、今使える状況じゃないでしょ!?それに、万全の体調でも、満足に動かせないじゃない!」
「それでも、やらなきゃいけないんだ。頼む」
まっすぐに、私の方を見てくる。本気なの?ショウゴ……。
「……ああ!もう!!ちょっと待ってなさい!タツミとブレンダンを医務室に連れてって、サカキ博士とツバキ教官に報告してからよ!」
「ああ、ありがとう!姉ちゃん」
やらなきゃいけない……
中枢との完全な意識の統合
R-18、なかなか筆が進まないです。
もう少し時間かかります。申し訳ありません。