GOD EATER 〜煌めく波と手向けの花〜   作:sha-yu

63 / 66
連投二つ目!

今日で書き切りますよ!!


決着

《nazuna side》

 

ジーナさんを守った装甲壁はすぐに元の場所に戻っていった。それと入れ替わりに、大量の神機がアラガミを殲滅し始めた。

 

神機に繋がれてるケーブルみたいなのは、私達が神機と腕輪を接続するのと同じ物だ。全て装甲壁から伸びてる……複数の神機を扱えるという点から推測するに、おそらく操ってるのはショウゴ君……。

 

こんなチート技あったのか、彼は。

 

 

「ショウゴなの……これを動かしているのは」

 

「きっとそうです。ショウゴ君が助けてくれたんですよ」

 

 

アラガミをどんどん倒していく神機の中には、さっきアナグラに戻した人達の神機もある。

 

アラガミの数も減ってきた。これなら……

 

 

「ジーナさん、赤いハンニバルを叩きましょう。ショウゴ君がアラガミの相手をしている間に」

 

「ええ!」

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

《gina side》

 

赤いハンニバルに近づくにつれて、アラガミの妨害が激しくなる。しかし、ショウゴが動かしている神機がアラガミを引きつけてくれる。

 

赤いハンニバルが射程内に入った。

 

 

「喰らいなさい」

 

 

波打つバレットが、赤いハンニバルを捉える。ハンニバルは籠手で防ぐが、それは大きな隙だ。

 

ナズナがぐんっと加速し、ハンニバルの懐に入り、ロングブレードを振り回した。

 

 

「うりゃぁ!!」

 

 

鋭い剣閃が、ハンニバルの腹を切り裂いている。

 

しかし、ハンニバルはしぶとく、尻尾を振り回しナズナを弾き飛ばした。

 

いつものナズナならガードできるであろう攻撃だったけど、連戦で疲労が溜まっていたのか、受け身も取れず、ゴキンと骨が折れるような音がした。

 

 

「ナズナ!」

 

「ジーナさん!!胸のところにコアが露出してます!そこを潰してください!」

 

 

おそらく折れたであろう足を抑えながら、ナズナが叫んだ。

 

スコープを覗くと、確かに胸のあたりに赤く光るコアが見えた。でもここから狙うには小さすぎる。

 

私はハンニバルに向かって走った。ハンニバルも私を目視し、こちらに向かってきた。

 

止まれない、走りながらの狙撃。距離的にチャンスは1度。

 

もう感覚だけで撃った。

 

バレットはコアに向かって行った。

 

当たった、そう思った瞬間……

 

 

ガキン!

 

 

ハンニバルの籠手に阻まれた。

 

ハンニバルは、手に炎の槍を作り出し、私に向かってくる。

 

咄嗟に横に避ける。

 

それと同時に、ショウゴの神機の銃声が聞こえ、ハンニバルの槍が私から遠く離れた場所に突き刺さり、爆風を生んだ。

 

直撃はしなかった。ショウゴが援護してくれたおかげだ。

 

今なら……

 

 

「これで!!」

 

 

神機を構えた瞬間に気づいた。

 

オラクルが切れている……。こんな時に限って!!

 

 

「何か……」

 

 

咄嗟に目に着いたのは、地面に突き刺さったチャージスピア。ショウゴが使っていたものだ。

 

ためらいはなかった。神機を握り、起動。

 

 

「ぐぅっ!?あぁぁぁ!?」

 

 

激しい痛みに襲われた。適合してないのだから当たり前だ。でも、これを使うしかない。

 

ハンニバルは、私に向かい、また槍を作り出している。

 

今度こそ……

 

 

「仕留める」

 

 

ハンニバルは跳躍し、私に向かって飛んでくる。

 

私はハンニバルの下をくぐり抜ける。それと同時に、チャージスピアをハンニバルのコアに向けて投げた。

 

槍が地面に突き刺さり、近くにいた私は爆風に煽られ、吹き飛ばされる。

 

地面を転がるが、何かに止められた。

 

装甲壁だ。ショウゴが操作して止めてくれた。

 

 

「ハンニバルは……」

 

 

ハンニバルの方を見ると、コアの部分に刺さったチャージスピアが結果を物語っていた。

 

ハンニバルは、ゆっくり倒れこみ、黒い靄となって消えて行った。

 

終わった……。

 

緊張の糸が切れた私は、そのまま意識を失った。




次のもすぐに今日中に上げます。


次回、最終話。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。