GOD EATER 〜煌めく波と手向けの花〜 作:sha-yu
今日で書き切りますよ!!
《nazuna side》
ジーナさんを守った装甲壁はすぐに元の場所に戻っていった。それと入れ替わりに、大量の神機がアラガミを殲滅し始めた。
神機に繋がれてるケーブルみたいなのは、私達が神機と腕輪を接続するのと同じ物だ。全て装甲壁から伸びてる……複数の神機を扱えるという点から推測するに、おそらく操ってるのはショウゴ君……。
こんなチート技あったのか、彼は。
「ショウゴなの……これを動かしているのは」
「きっとそうです。ショウゴ君が助けてくれたんですよ」
アラガミをどんどん倒していく神機の中には、さっきアナグラに戻した人達の神機もある。
アラガミの数も減ってきた。これなら……
「ジーナさん、赤いハンニバルを叩きましょう。ショウゴ君がアラガミの相手をしている間に」
「ええ!」
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《gina side》
赤いハンニバルに近づくにつれて、アラガミの妨害が激しくなる。しかし、ショウゴが動かしている神機がアラガミを引きつけてくれる。
赤いハンニバルが射程内に入った。
「喰らいなさい」
波打つバレットが、赤いハンニバルを捉える。ハンニバルは籠手で防ぐが、それは大きな隙だ。
ナズナがぐんっと加速し、ハンニバルの懐に入り、ロングブレードを振り回した。
「うりゃぁ!!」
鋭い剣閃が、ハンニバルの腹を切り裂いている。
しかし、ハンニバルはしぶとく、尻尾を振り回しナズナを弾き飛ばした。
いつものナズナならガードできるであろう攻撃だったけど、連戦で疲労が溜まっていたのか、受け身も取れず、ゴキンと骨が折れるような音がした。
「ナズナ!」
「ジーナさん!!胸のところにコアが露出してます!そこを潰してください!」
おそらく折れたであろう足を抑えながら、ナズナが叫んだ。
スコープを覗くと、確かに胸のあたりに赤く光るコアが見えた。でもここから狙うには小さすぎる。
私はハンニバルに向かって走った。ハンニバルも私を目視し、こちらに向かってきた。
止まれない、走りながらの狙撃。距離的にチャンスは1度。
もう感覚だけで撃った。
バレットはコアに向かって行った。
当たった、そう思った瞬間……
ガキン!
ハンニバルの籠手に阻まれた。
ハンニバルは、手に炎の槍を作り出し、私に向かってくる。
咄嗟に横に避ける。
それと同時に、ショウゴの神機の銃声が聞こえ、ハンニバルの槍が私から遠く離れた場所に突き刺さり、爆風を生んだ。
直撃はしなかった。ショウゴが援護してくれたおかげだ。
今なら……
「これで!!」
神機を構えた瞬間に気づいた。
オラクルが切れている……。こんな時に限って!!
「何か……」
咄嗟に目に着いたのは、地面に突き刺さったチャージスピア。ショウゴが使っていたものだ。
ためらいはなかった。神機を握り、起動。
「ぐぅっ!?あぁぁぁ!?」
激しい痛みに襲われた。適合してないのだから当たり前だ。でも、これを使うしかない。
ハンニバルは、私に向かい、また槍を作り出している。
今度こそ……
「仕留める」
ハンニバルは跳躍し、私に向かって飛んでくる。
私はハンニバルの下をくぐり抜ける。それと同時に、チャージスピアをハンニバルのコアに向けて投げた。
槍が地面に突き刺さり、近くにいた私は爆風に煽られ、吹き飛ばされる。
地面を転がるが、何かに止められた。
装甲壁だ。ショウゴが操作して止めてくれた。
「ハンニバルは……」
ハンニバルの方を見ると、コアの部分に刺さったチャージスピアが結果を物語っていた。
ハンニバルは、ゆっくり倒れこみ、黒い靄となって消えて行った。
終わった……。
緊張の糸が切れた私は、そのまま意識を失った。
次のもすぐに今日中に上げます。
次回、最終話。