GOD EATER 〜煌めく波と手向けの花〜   作:sha-yu

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3投目。

頑張りました。


薬指の輝き

 

《gina side》

 

目が覚めると、そこには顔中に絆創膏を貼り、松葉杖持ったナズナがいた。

 

 

「あ、ジーナさん!目が覚めましたか?」

 

「ええ……医務室にいるってことは……」

 

「はい、全て終わりました」

 

 

そう……終わったのね。

 

 

「被害状況は?」

 

「住民への被害はゼロです。装甲壁に若干の損傷が見られましたけど、もう修復されました」

 

「あら、仕事早いわね……」

 

「ええ、まぁ……なんというか……」

 

 

ナズナは気まずそうに口ごもる。一体どうしたというの?

 

 

「ナズナ、私が言うわ」

 

 

そう言って入ってきたのは、リイヤだった。目元が赤い……泣いてたのかしら?

 

何に対して泣いていたの?

 

 

「リイヤさん……」

 

「ナズナ、あんただって疲れてんでしょう?もう休みな」

 

「……わかりました。ジーナさん、また」

 

 

医務室から出て行くナズナに軽く手を振る。

リイヤは、小さくため息をつく。

 

 

「ジーナ、先に謝らせて。今回は、私の力不足だった。ごめん……」

 

「リイヤ、何に対して謝ってるのか教えてくれないかしら?私にはさっぱりなのよ」

 

「わかってる……ジーナ、歩ける?」

 

「ええ」

 

「疲れてるところ悪いんだけど、着いてきて」

 

 

嫌な予感が拭えない。

 

リイヤ……ショウゴになにかあったの?

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

《riiya side》

 

ジーナを中枢区画に連れてきた。ショウゴに会わせるために……

 

 

「あそこ……」

 

 

ショウゴが入ってるカプセル状の装置を指差した。

 

ジーナのめが見開かれる

 

 

「ショウゴ……」

 

 

覚束ない足取りで、ゆっくりショウゴに近づく。

 

眠ったようにそこにいるショウゴを、ジーナが揺する。当然、反応はない。私が1番わかってる。

 

 

「ショウゴ、帰ってきたのよ?ねぇ……目を覚まして……」

 

「ジーナ……」

 

「目を覚ましてよ……アナグラを守り切ったのよ。あなたのおかげ。ほら、このあと祝勝会やるのよ?あなたの好きな初恋ジュースだってある……」

 

「……」

 

 

おかしいな……さっき散々泣いたのに……また……

 

 

「目を覚ましてよぉ……バーにいって、2人で飲んで……酔っ払って……そういうことをこれからするんでしょ……?」

 

 

ショウゴ……

 

 

『……こえ……ーナ……』

 

 

スピーカーにノイズ?でも、今の……

 

 

『き……えるか……ちゃん……ジーナ、聞こえてる?」

 

「え?」

 

 

スピーカーから聞こえてくるのは、紛れもないショウゴの声だ。一体どういう……

 

 

『今、やっと極東支部の全システムを把握したんだ。スピーカーとか施設内のカメラとか』

 

「ショウゴなの?本当に……」

 

『わっしだよ。まぎれもなく』

 

 

声も、口癖も。ショウゴだ。本当に……

 

 

『まさか極東支部全てのコンピュータとかを掌握できるとは思わなかったよ。もうすぐでツバキ教官のプライベートメール見るところだった』

 

 

今はそんなことどうでもいい……またこうして話せることができるなんて……。

 

ジーナは、その場に崩れ落ちた。

 

 

「ショウゴ……ショウゴぉ……」

 

 

泣き崩れた。こんな状況だけど、カメラを持っていないことを後悔した。

 

 

『ジーナ!?ちょっ、泣かないで!!』

 

「だって……ううぅ……」

 

 

泣き止んだのは、夜だった。

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

泣き止んでくれたジーナに状況を説明した。

 

説明が進むごとに、ジーナの顔から怒気が……

 

 

「ショウゴ……」

 

『な、なんでしょうか?』

 

「勝手に一人走りして……どうしてそんな大切な事を……」

 

『いや……あの時はこうするしか……』

 

 

お説教タイムに入るとは……予想だにしなかった。

 

 

「本当に……いつも心配かけて……」

 

『ごめん……そのぉ、お詫びと言ってはなんだけど、後でリッカのところに行ってくれないかなぁと……』

 

「どうして?」

 

『本当は直接渡したかったんだけど……その……』

 

 

まさかこの状態で言うとは思わなかったけど……

 

 

『わ、わっしと!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《After 3years 》

 

「ただいま、久し振りね」

 

『久し振りって、一応毎日話してるんだけど……』

 

「あなたの本体と会うのは久し振りでしょう?」

 

『本体って……まぁ、いいや。それより、今度のサテライト拠点は本当に未踏の地になるから、危ないことしないでよ』

 

「私の夫は心配性ね。大丈夫よ。昔のあなたじゃないんだから。それより、あなたも大丈夫なの?」

 

『感応種でしょ?大丈夫、一歩たりとも足を踏み入れさせないよ』

 

「そう。じゃあ、そろそろ行くわね。一度、私の受け持ちの拠点も見に行かないと」

 

『わかった。じゃあ、また後で』

 

「ええ、またね」




はい、これにてGOD EATER〜煌めく波と手向けの花〜は完結となります。

拙い文で申し訳ないです。

今回のタイトルは、最後の場面のことを言ってますね。

わかりづらくてすいません。

約一ヶ月半ほどでしたが、楽しんでいただけてたら幸いです。

続編書くので楽しみにしていただけたらと思います。

それではありがとうございました!
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