ローカル役でしかあがれない   作:エゴイヒト

8 / 24
そろそろ狩るか……♠

 それにしても末原さん迂闊だなあ、3回もリーチかけるなんて。能力の存在を否定しているわけでもないなら、2回目で気付きそうなものだけど。

 

 やろうと思えば、1回目の追っかけリーチの時点でも能力の可能性を考慮できるのだ。別に、私が相手の能力を見抜くとかそんな優れた技能を有しているわけではない。雰囲気というか得意げというか。顔に出ていたというほどでもないけど、思わせぶりなリーチ宣言から察しただけだ。

 

 『追っかけリーチなんて稀によくあることでしょ』『そんな段階から警戒してたら何でもかんでも能力と疑ってキリがないのでは?』『ミスリードだったらどうする』と考える人もいるかもしれない。大丈夫だ、私もそう思う。

 

 今回は姉帯さんのデータが少なくて能力を隠し持っている可能性がいくらでも考えられる、というのが大きい。こういう時は、危険かもしれない行為を先に他人にやらせてみるのがいい。元々積極的に和了るつもりがないのと、聴牌ったらダマでいこうかなと考えていたから渡りに船。やることは変わらないのだ。

 

 思惑通り、末原さんがリーチをかけて情報を取りに行って(捨て石になって)くれたので警戒は確信へと変わった。

 

 その後は、末原さんが何故か3回目のリーチをかけ、更に姉帯さんが宣言牌で振り込んでくるという理解を超えた展開だった。もうリーチはでないものだと思っていたので、末原さんのリーチで1回目の驚き、あの手は別のローカル役ルートだと思っていたところ『燕返し』での和了で2回目の驚きをかましてくれた。

 

 『燕返し』。

 

 リーチ宣言牌でロン和了りすることで成立する一飜のローカル役。ただでさえ成立する確率が低いのを更に下げるためドマイナーもいいところだが、このローカル役は追っかけリーチに対してのみとする場合もある。……ああ、そういう理由で補正が入ったのかな。まだまだ研究が足りていないようだ。

 

 余談だが、自分の目の前の山を位置調整する振りをして手牌全てをごっそり入れ替えるという同じ名前のイカサマが存在する。自動卓が普及した現代では(少なくともこちらの世界では)名前含めて廃れてきている。

 

 能力としては、『リーチ宣言牌でロン和了しやすい』『聴牌速度が微差レベルで早くなる』というシンプルな内容。ロン和了しやすいってどういう原理だよと思うが、データに出ているのだから仕方がない。そもそもこの役自体、相手がリーチしてくれるかどうかに依存する上に自分が先に聴牌していなければならないという偶然役なので、少し発生確率が上がるだけだ。

 

「藍、手ぇ抜きすぎちゃう?」

 

 前後半のインターバルで、私は控室に帰ってきていた。フナQと監督と一通り情報交換が終わったところで、清水谷さんからの苦言が入る。清水谷さんは何故か私が本気を出さないと怒る。まあ、部長というか部員としてはそれで正しいんだけど。仲間内でやっている実力よりも手を抜くとすぐ察知されるので、それより手を抜くということは段々しなくなっていった。

 

 でも今回は、手を抜いていたと言われても否定できない。1位で大幅リードしているので守っていれば勝てるとはいえ、ほとんど和了りを目指さなかった。普段の私を知っていれば試合放棄にすら見えるだろう。

 

「東場は清澄に探りを入れてたし、南場は点数調整したかったからね」

 

 一応の言い訳をしてみる。それもこれも、宣言通り清澄を2位にするためだ。南場は何もせずとも姫松が振り込んだのでやることなかったけど。

 

「後半戦は本気でやってな」

「手の内を隠しておきたいから全力全開とはいかないけど、後半戦から動くつもりだから大丈夫だよ」

 

 これは監督と相談して決めたことだ。実態は私の要望を通してもらっただけなのだが。

 

 

 


 

 

 

 後半戦 東1局 親 豊音 ドラ{⑥}

 

「ポン」

 

 豊音 ポン{中横中中}

 

 後半戦。宣言通り東発から動こうとした矢先、姉帯さんが鳴いてきた。前半戦の追っかけリーチが印象的だっただけに、この鳴きは不自然だ。

 

 リーチはもう警戒されたから出ないと踏んだ? いや、それならそれでリーチを封じるというメリットがある。武器は使わずとも持っているだけで抑止力となる。終盤や形聴目的の鳴きならともかく、早い巡目での鳴きは自らの武器を捨てることに他ならない。つまり、姉帯さんにはまだ手札があるということか。

 

「チー」

「ポン」

「チー」

 

 そこから更に、流れるような3鳴き。

 

 豊音 東家 手牌

{裏} {横六五七} {九横九九} {横三二四} {中中横中}

 

「ぼっちじゃないよ~」

 

 てかこれ裸単騎じゃん。

 

「お友達が来たよー。ツモ、2600オール!」

 

 豊音 東家 ツモ

{北} {北} {横六五七} {九横九九} {横三二四} {中中横中}

 

 末原さんは放心気味に、倒された手牌をずっと見ている。姫松は前半戦の2回の振り込みから、インターバルの間に能力の攻略を立ててきたのだろう。大方、リーチをかけずに早和了りするみたいな対策といえるほどのものでもないだろうけど。実際、まともな手段ではそれぐらいしかない。

 

 しかし宮守がここにきて新たな手札を切ってきた。あわや3回も振り込みそうになってまで情報を取りにいったのに対策が無意味になるのは、敵といえど同情してしまいそうだ。それでもここで思考を止めるようではただの怠慢と言わざるを得ない。裸単騎なのだから、今更手牌を見たところで得られる情報は待ち以外の何もない。和了られてから情報収集するのでは遅きに失している。では、具体的にどうすればよかったのか?

 

 私は、最初の不自然な鳴き以降の姉帯さんの手出し自摸切りを全て覚えた。そこから牌譜を逆算すると、切り順が見えてくる。今回の場合、牌効率(セオリー)を無視した打牌は能力を意識した行動と見ていい。

 

 鳴ける牌が分かっているというような打牌ではないため知覚系能力(シックスセンス)ではない。同じ理由で裏目を引いていることから聴牌加速(スピード)系能力では無い。配牌から鳴いて混一色を十分狙える手であったことから配牌(ラック)系能力との複合の可能性はあるが、それでも裸単騎までするメリットは薄い。和了りまでが早かったので確実ではないが、自分の自摸と全体の河を照らし合わせると、鳴くことで妨害を付与する支配(デバフ)系能力が複合している線は薄い。そして最後の鳴きから一発でツモ和了っていることから、導き出される答えは――

 

 『裸単騎になるとツモ和了りできる』和了(バフ)系能力。

 

 と、こういう風に考えられる。私自身が複数の能力を持っている関係上、こういった特徴分析は癖になっている。宮永照のような能力(照魔鏡)がなくても分かるのだ。本来なら、末原さんだってこれくらいできる実力は持っている筈。先の追っかけリーチの件といい、彼女には初見の能力への対応が遅れる傾向がある。どうにか能力に対応しようとして空回りしている姿は、素質はあるだけに惜しい。

 

 

 東1局 1本場 親 豊音 ドラ{2}

 

「ポン」

 

 ポン{白白横白}

 

「チー」

 

 チー{横③②④}

 

「チー」

 

 チー{横⑦⑧⑨}

 

「カン」

 

 カン{33横33} 新ドラ{⑧}

 

「ぼっちじゃないよー

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……なんちゃって」

 

 

 末原 打{1}

 

「ロン。白、ドラ1。2900」

 

 藍 西家 ロン

{1} {1} {横③②④} {横⑦⑧⑨} {33横33} {白白横白}

 

「「っ!?」」

 

 

 『十二落抬(シーアルラオタイ)』。

 

 四副露、つまり裸単騎で和了すると成立する1飜のローカル役。暗槓を含む場合は成立しない。中国麻将に、これに相当する『全求人(チャンチューレン)』という役があり、これはロン和了に限定される。それゆえか、十二落抬もロン和了に限定されることもある。なんにせよ明確な定義が存在しないのがローカル役というものなので、採用する際は事前にしっかり取り決めておくのが賢明だ。ちなみに1索単騎で和了った場合は『金鶏独立』、白で和了った場合は『独釣寒江雪(トウチャオハンチャンシュエ)』という役も存在する。知名度も採用率も皆無といっていいが。

 

 現代麻雀において採用されていない理由は言わずもがな。これがあれば本来は役無しの手でも鳴きまくって和了ればいいだけのゲーム、俗にいう鳴き麻雀になってしまう。鳴いて役無しで困ることがなくなるので、初心者には嬉しいのだけれど。

 

 重要なのは、そういうローカル役が存在するということ。それすなわち、姉帯さんの裸単騎に類似した能力を私も持っていることになる。私の場合は、『ロン和了しやすい』『役無しで鳴いても後から鬼自摸で役がついてくる』といった性質を持つ。

 

 中国麻将の役もローカル役として認識されるので、前者は全求人に影響されているのだろう。後者の『後付け』能力は『ローカル役で和了りやすい』という能力の根幹と、裸単騎になるだけだと通常の麻雀では役が付かず和了れない、という矛盾を解消するための修正作用と考えている。

 

 ここで、『鳴けば鳴くほど手が狭くなって後から付けられる役は限られてくる』という一般的な事実に注意されたい。つまり、『裸単騎で通常の役を成立させようとすると後付けが早い段階で遂行される必要がある』ということになる。これは『後付け』の恩恵を受けておきながら、結果的に『十二落抬』にせず別のローカル役で和了るという抜け道の存在を示唆しており、単に『役無しの状態で鳴くだけで役の付く有効牌を引く能力』と化す。

 

 これのおかげで雑に早和了りを狙っていけるので、守備を捨てて攻めに回る時にはよく使う。

 

 

「ちょーすごいよー」

 

 清澄の宮永咲がそうであったように、自分の技を模倣されるとアイデンティティを奪われたようなショックを受ける者は少なくない。しかしその明るい笑顔を見るに、姉帯さんは例外だったようだ。能力を複数持っているから執着が少ないのかな。あるいは仲間を見つけて感動でもしているのだろうか。さながら、私と姉帯さんは同じタイプのスタンド使い。それでいくとお互いにスタンド一つじゃないけど。

 

 そして今の姫松からの出和了りで、姫松が三位に転落し清澄が二位に浮上した。

 

「ツモ。2000・4000」

 

 東2局は私の和了りに触発されたのか宮守がまたも裸単騎で和了り、清澄が親被りした。できれば清澄に和了ってもらって点差を広げておきたかったが、順位は未だ2位なのでよしとする。

 

 

 東3局 親 藍 ドラ{⑦}

 

 そして迎えた親番。どの高校も出し惜しみしている暇はないし、情報は十分得ただろう。この卓に私の相手となる存在はいない。宮守の姉帯さんは現状では私の下位互換で、もう少し強力で豊富な手札が欲しい所。姫松の末原さんは対能力者の才能の片鱗が垣間見えるが、対抗手段としての能力を持たず、知識や経験が不足している。清澄の宮永咲はこの中で一番能力が強いが、私との相性が最悪。カンに頼り続ける限り私とは一生勝負にならない。

 

 さて。清澄を2位にはできたし、ここらで点を稼がねば(清水谷さん)が怖い。

 

「ツモ」

 

 藍 東家 ツモ

{六六六③} {③} {横222} {横北北北} {中横中中}

 

「中、対々和。2600オール」

 

 『五門斉(ウーメンチー)』。

 萬子筒子索子風牌三元牌の全てを使って和了するローカル役である。鳴きOKの食い下がり無し2飜。中国麻将にも採用されており、七対子でも構わない。簡単さに対して2飜というところがぶっ壊れだ。それゆえ門前や対々和限定といった制約を加える場合もある。

 

 私の能力としては、『萬子筒子索子風牌三元牌の5種が揃っている時に有効牌を引きやすい』というもの。これの強力さは役の付きやすさにある。5種で4面子1雀頭を作るとして、三元牌が雀頭かつ風牌が役にならない確率は10%。よって役牌で和了り役がつく確率は90%。ダブ東ダブ南の場合は85%となる。

 

「ツモ」

 

 1本場 藍 ツモ ドラ{9}

{白} {白} {七横七七} {横⑦⑦⑦} {7横77} {南横南南}

 

「対々和、三色同刻。4100オール」

 

 加えて、役牌が刻子でない状態で『五門斉』を狙って鳴いていった場合は、先の『十二落抬』の役保障能力との相乗効果が見込める。ローカル役でしか和了れない私にとって、鳴いても役が付きやすく和了りやすいローカル役というのはありがたい存在で、『十二落抬』と同じく重宝している。

 

「ツモ」

 

 2本場 藍 東家 ツモ ドラ{八}

{三三南南白白白} {南} {横西西西} {発発横発}

 

「6200オール」

 

 『四字刻』。

 字牌で4刻子(または槓子)を作って和了るローカル役。飜数は2か3ほどで曖昧である。必然的に対々和・混一色が確定する。

 

 藍 河

{1九九27七}

{3北北二}

 

「その手で北対子落とし……!?」

 

 末原さんから思わずといった声が出たが、他二人からも奇異の視線を受ける。この役は基本的に字一色を作れなかった時の残念賞でしかなく、字一色を崩して作る手ではもちろんない。危険牌を嫌って諦めるにはもったいなさすぎるし、何より他家の河や聴牌気配のなさからして三萬は通る。点棒状況有利とはいえ守りに入るならそもそも最初から鳴かなければいい。和了り牌が枯れているのならともかく、字一色一向聴から放棄するのはもはや奇行でしかない。

 

 だから、彼女たちの驚きは正しい。他のローカル役より早く点数が高いものを狙った訳だが、私にしか理解できない事情を考慮するなど不可能だ。ともかくこれで3連続和了、いよいよ止まらなくなってきた。ここからは巻きで終わらせよう。

 

 

 3本場 藍 ツモ ドラ{6南}

{三四五六七八567⑤} {⑤} {裏44裏}

 

「ツモ断么九嶺上開花ドラ1。4300オール」

 

 4本場 藍 ツモ ドラ{②}

{四四四五五五六六東東} {六} {①横①①}

 

「対々和三暗刻。4400オール」

 

 5本場 藍 ツモ ドラ{1}

{②③④⑤⑥⑦⑧⑨東東東北北} {①}

 

「ツモ混一色一気通貫ダブ東。8500オール」

 

 6本場 藍 ツモ ドラ{四} 裏ドラ{北}

{2233446688中中中} {8}

 

「ダブルリーチ一発ツモ中混一色一盃口。8600オール」

 

 

 これで7連続和了。いっそ妨害されたらそれはそれで面白いと思ってリーチを掛けてみたが、流石の姉帯さんの追っかけリーチもダブリー一発とかいう速度チートにはついてこれなかったようだ。あるいは支配力で勝ったか。

 

「ふぅ」

 

 達成感から、思わず息を吐いた。喩えるなら、軽く朝のジョギングをこなしたようなものか。そういえば東京に来てからはしていなかったな。折角だし早朝に散策でもしてみるか。

 

 いかんいかん、今は対局中。呑気に明日のスケジュールを立てている場合ではない。まだ最後の仕上げが残っている。

 

「ツモ」

 

 配牌は見ずに(・・・・・・)、そのまま倒した。

 

 

 7本場 一巡目 藍 ツモ ドラ{①}

{一二三③④⑤1113789} {3}

 

「天和。16700オール」

 

 

 これにて『八連荘』成立。

 

 『八連荘』はインターハイの大会規定にもその名前が記されるくらい、言わずと知れた役満のローカル役だ。もちろん、名指しの不採用という形で。役としては、八連続で和了することで八回目の和了が自動的にこの役に取って代わられるというもの。その名の通りに連荘、つまり和了りの全てが親での8連続和了とするか、単に8連続和了とするかで定義が揺れる。

 

 このローカル役の存在によって、私は宮永照のような連続和了能力を有している。その詳細は『連続和了し続けるほど手が早くなる』というもの。まるで八連荘というローカル役の成立へ向けて、吸い込まれるかのように手が早くなるのだ。八連荘するか連続和了が途切れると効果は切れ、最初からやり直しとなる。宮永照のような打点上昇の縛りは無いが、反面安手になる可能性も残されている。しかしこれは殆ど心配いらない。手が早くなっても、舞い込んでくる配牌はなんらかのローカル役の種である。そしてローカル役は通常の麻雀でも採用されている役が絡む形が多いので、往々にして打点が伴う。

 

 考えてみれば分かる。そもそも役というものは規則性や希少性を評価してつけられる点数だ。それはローカル役も同じ。先の『五門斉』などは、規則性的な美しさによって提唱された役の例だろう。規則的な形を目指せば、ローカル役も通常役も大体似たような形に行きつく。だから役が複合する。

 

 しかしこの能力の強力さは打点よりも早さの保証にこそある。4連荘目ぐらいからは配牌時点で最終形がどのローカル役かほぼ断定できてしまうほどに早くなり、余程の幸運か何らかの能力を持たない限りは阻止が難しくなる。そして今回のように全て親での7連荘をした場合は、速度のピークに達する8回目の和了は天和が確定する。

 

 この能力の最大の弱点は初動。出かかりを潰されれば流石にどうしようもない。怜に黒星がついたのはこれが原因だ。怜の未来視の前では3連続和了までにはほぼ確実に阻止されて連荘がストップしてしまう。当時は主力打点をこの能力に殆ど頼っていたため、互いに直撃が獲れないままズルズルと差が開き収支負けした。部外の人には私の主能力だと思われている『人和』と『八連荘』を両方とも封殺できる怜は、正に私の天敵だった(・・・)

 

 

 これだけ点差を付ければ手を抜いているようには見えないだろう。セーラにイジられたり、清水谷さんに詰められる心配はない。私の仕事はこれで終わり。後はもう惰性で打つだけ。

 

 椅子に背を預けて天を仰ぐことで対局者達の顔を見ないようにするという、これをやった時のいつもの癖をしながら、そんなことを考えた。

 

 

大将戦後半 東3局7本場終了時点

 

千里山 313800

清澄   32500

姫松   31800

宮守   21900

 






☆次回予告☆

やめて!藍の特殊能力で焼き鳥になったら、この日のために頑張ってきた末原の精神まで燃え尽きちゃう!

お願い、死なないで末原!あんたが今ここで倒れたら、部員や善野元監督との約束はどうなっちゃうの? 点棒はまだ残ってる。ここを耐えれば、千里山に勝てるんだから!

次回、「末原死す」。デュエルスタンバイ!


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。