話し合いから授業が入り、休み時間となった。
すぐさま、楯無はセシリアの元に歩き出した。
「話がある」
「では、屋上で話しましょう」
そう言って2人は廊下に出て行った。
それを見た刀奈は不安な気持ちになったがクラスメイトが話しかけてきた。
「こんにちは、刀奈さんって呼んでいい?」
「え?」
「ダメだった?」
「いえ、声をかけられたからびっくりしただけ」
「良かった〜、私三葉茜(みつばあかね)」
「更識刀奈です。」
茜に、握手を求められた刀奈は渋々握手をした。
「どこかで会った事ありますか?」
「ないよ、でも何か親近感が湧いてね」
茜はにっこりと笑い刀奈を見て言った。
「そうですか」
「そうですよ」
と、茜はニコニコと返したのだった。それを見た刀奈は苦笑いをしながら廊下の方をみたのだった。
その事を知らない楯無は屋上でセシリアと話を始めた。
「セシリア・オルコット、お前何が狙いだ?」
「狙いとは?」
楯無は睨んだ。
「オルコット家は代々続く、大英帝国イギリスの王族の側近にして、裏の実用部隊の家系だったはずだが?」
「・・・」
「去年に代が変わったと情報を聞いた事があった。まさか女性だったとわな」
「・・前当主・・父と母は、一緒に電車事故で亡くなりました。その為、私が継いだのですわ」
「そういう事かい、じゃあ俺とあいつ(織斑春斗)の監視が目的か?」
「いいえ、私としては、あなた達に利用価値などありませんわ。まあ、貴方に興味があり素性は調べさせてもらいましたが」
「あっそ、じゃあ何が目的だ?」
「そちらに利益がありまして?」
「日本の五士族の一員の更識家として聞くだけだ」
「そうですの、では我々、オルコット家の目的ですが、ある人物の監視ですわ」
「監視?」
「そうですわ、ですがこれ以上は我々にとって極秘情報ですので、貴方には言えませんわ」
「そうかい」
楯無はセシリアから情報を聞いた後、扉の方に向いて歩き出した。
「そうですわ、今度の戦い楽しみにしていますわ、貴方がたの武装を.....」
「!?」
それを聞いた楯無は立ち止まり振り向き、セシリアを見た。
「なぜ知っている」
「我々は日本の様な小さい小国と違い情報は多く手に入るのですよ」
そう言ってセシリアは歩き出し、楯無の横を笑顔で素通りして扉に向かった。
「休憩が終わる頃なのでは?」
「・・・・」
無言のままセシリアの言う通り、休憩時間が終わりかけだったので楯無は歩き出したのだった。
時間は余裕を持って2人共戻ってきた時に、刀奈は立ち上がり楯無に近ずいた。
「大丈夫?」
「・・・・」
「楯無?」
「・・・あっ、悪ぃな後で話す」
「わかった」
その後、先生方が来た後に織斑達が来て怒られると言うハプニングはあったが授業は進んだ。そんな中、楯無は授業中でも考えていた。あの時の言葉を
(あれは、当て付けか?それともスパイがいるのか?)
そんな考えが出るが、別の考えも出た
(それか俺の反応に気ずいたかだな〜)
そんな笑みをこぼらせながら、自分の失態を笑うが直ぐに真顔に戻し授業に集中した。
昼休憩となり、楯無と刀奈は食堂に来ていた
「どうしたの?セシリアさんと何かあったの?」
「BASのことを知っていた。スパイがいるか、それともブラフで言ったって反応を見たかだな」
それを聞いた、刀奈は目を見開いて楯無を見た
「どうするの?」
「どうせ、試験用に雑魚と戦おうと思っていたからな、見せびらかす予定ではあったな」
「だよね、あんな発言したらそうだよね」
戦いを了承した時点で刀奈は気づいていた
「軍備配備なんかする予定ないからな、こちら側の武装だ。他に渡すつもりは無い」
「セシリアさんは、一体何者だったの?」
「イギリスの王族直属の側近にして裏部隊の家系、オルコット家の御当主様だ」
「イギリスの御当主....そんな人が何でここに?」
「誰かの監視....までしか聞けなかったが大体は予想が着いた」
「織斑?」
「違う、会長さんだよ」
「何で?」
「何かを俺たちに隠している、あいつ(会長)は何をしでかすか分からない。多分、俺らが思ってるよりも大き事をやらかす気だ」
「警戒を強める必要があるかもしれない、どうする他の皆にも知らせる?」
「いや、俺らが生徒会に入った時点で、まだ決行には至っていない」
「他の五士族を取り込んでるなら決行するつもりかもしれない」
「そうだ、俺らがまだあいつに従っていない以上は決行はしないだろう。多分な」
「願うだけだね」
「まっ、今は技術開発局に連絡して試験運用&試験データを摂るよう要請を出してくれ」
「分かった、明日に連絡すれば大丈夫」
「頼んだ」
「はい」
2人は食べながら話をした後、食堂を出て教室に戻った。その後、授業が進み放課後となった。
「それじゃね、刀奈さん!!」
茜が刀奈に手を振って、教室を出たのを見た楯無は
「友達できたんだな」
「友達なのかな」
「いいじゃねぇか、昔とは違うんだからもっとフラットに行こうぜ」
楯無は刀奈に言って、カバンを持った。それを見た刀奈もカバンを持って楯無の後ろを歩こうとした瞬間
「楯無さん、まだ居ますか?」
「山田先生なにか?」
「いてくれて助かりました。今日から下宿する事となったので、お知らせをしようと思ったのですが、連絡が遅くなり申し訳ありません。」
「男性操縦者だからですか?」
「そうですね..一様そちらに連絡して、荷物はもうこちらにあるという事です」
「分かりました。部屋は?」
「こちらになります...不明な点がありました。私か寮長にお願いします。」
山田先生が鍵を渡して、去ろうとした瞬間
「山田先生」
「はい?」
楯無に呼ばれ、山田先生は振り向いた。
「こちらから、今度の対戦で使うISがあるので持ってきても大丈夫ですか?それと技術部の者も来るのですか?」
「分かりました。では、明日ISと技術部の方の要請申請書を渡すのでサインをお願いします」
「はい」
「それではこれで、明日も元気で」
そう言って、教室を出ていったのだった
「鍵は?」
「私と一緒の部屋だよ」
「それはありがたい」
「ここの部屋は防音だから大丈夫だって」
「そうか」
そう聞いて楯無は歩き出し、それに刀奈はついて行くのだった。
どうだったでしょうか?
セシリアはこれからもいい感じの立ち位置にしていこうと思っています。
次回もよろしくお願いします。
誤字脱字などありましたら、報告よろしくお願いします。
では次回