三刀流の劣等生   作:カツ丼親子丼

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IS学園編 第十一話

さらに一週間が経ち、クラスメイト達は各々の勉強に取り掛かったり学校の要領がわかってきていた。

 

「楯無さん、刀奈さん、おはようございます」

 

「んー」「おはよう」

 

やる気のない挨拶を交わした後、セシリアが話してきた

 

「2組に転校生来られるようですわよ」

 

「あっそ」

 

「あまり興味が終わりでは無いようですわね?」

 

「お前も知ってたんだろ?」

 

セシリアは呆けてからニヤリッと笑った

 

「そちらもご存知でしたか」

 

「中国からの転校生だとよ」

 

「確か名前は?」

 

そうセシリアが言おうとした時に刀奈が答えた

 

「凰鈴音さん、中国の国家代表ですね」

 

「刀奈さんもご存知でしたか」

 

「私も更識家の人間ですから」

 

「それはそれは申し訳ありませんでしたわ」

 

その時だった、後ろから扉を大きくスライドして周りを見る小さい女がいた。

 

「ねぇ、ここに織斑春斗ってやついる?」

 

「お前、鈴か?」

 

「いたいた、春斗」

 

そう言って近づいてくる春斗に鈴は殴りかかろうとしたが、鈴の拳を掴んで2人とも笑った。

 

「久しぶり」

 

「そうだな、2年ぶりだな」

 

話始めようとした時に1人が割って入った

 

「邪魔」

 

「あんたは?」

 

「聞こえなかったか?邪魔」

 

そう言って楯無は睨み、それを見た鈴は横に避ける

 

「感じ悪」

 

鈴は楯無に向かってした舌を出してべーっとした

 

「更識楯無、多分この学園で1番強いと思う」

「え...負けたの春斗」

 

「この間、ISでのクラス代表を決める模擬戦で負けた。惨敗だよ」

 

春斗は目で楯無を見てから鈴に言ったのだ

 

「ふーん、いいや」(強いんだ〜)

 

「何がだよ?」

 

「こっちの話」

 

鈴は言葉をはぐらかしてから体をクラスに向けた

 

「2組のクラス代表の凰鈴音よ、この学園の先生含めて全員潰しつもりで転入してきたからヨロ!!」

 

鈴は大きい声でそう言って扉に向かう

 

「じゃあ、また後でね。春斗」

 

「お...おう」

 

鈴が扉を開けた瞬間、目の前に織斑千冬が現れたのだった。それを見て鈴は眉をひそめて、言った。

 

「織斑千冬さん、貴方を潰しに来ました。貴方を潰す為に死ぬ思いで強くなったので」

 

「...」

 

そう言って、織斑先生の横を通り過ぎたのだった

 

 

 

朝の一幕があり、その後はいつも通りの日常だった

放課後になり、楯無はカバンを持って刀奈と一緒に教室を出たのだった。

 

その後、中庭のベンチに座った。

 

「お前はどう思った?」

 

「2組の凰鈴音さんの事?」

 

「ああ、最後にみせたあの殺気、尋常じゃない程の憎しみがあるのかどうかだな」

 

「一夏は知らないんだよね」

 

「知らねぇし、ガキの頃はほとんど束さんの所でコンピューターいじってから知らねぇ」

 

「悲しい感じがしたなぁ〜」

 

一夏は横を向き、刀奈の寂しい表情が見えた。

 

「なんで?」

 

「私からしたら憎しみよりも怒りが強い感じだった」

 

「怒り?」

 

「怒りって何もかもを無にしてしまう感覚に陥ってしまうの」

 

「…」

 

「怒りで強くなる人ほど、誤った力を手に入れるのを私は知ってるから」

 

一夏は刀奈の頬に触った

 

「分かってる、あの時の過ちはもう起こす気はない、大丈夫」

 

「わかってるよ、だから私も強くなったから」

 

頬を触る手に触り目を閉じる刀奈は伝える、自分達の背負った物を

 

「行くか」

 

「うん」

 

2人は立ち上がり、寮に戻るのだった

 

 

 

 

【⠀アリーナ内 】

 

「はぁはぁ、織斑先生、もう一本お願いします!!」

 

肩から息を吐きながら見つめる春斗は織斑先生に訓練をしてもらっていた。

 

「これ以上すれば体を壊すぞ、辞めておけ」

 

「勝てないんだよ、まだ強くなりたいんだよ」

 

「やめておけ、今のお前に必要なのは休む事だ!!」

 

そう言ってISを解除した織斑先生は睨み、苦虫を噛み潰したようISを解除した。

 

「誤った力の付け方をすれば滅びる事を学べ」

 

「はい.....」

 

「お前はこれから色んな体験をする。悲しみ、怒り、焦り、喜び、驚き、全部知っていけ」

 

「うん....」

 

「不満か?」

 

「そうじゃないけど、やっぱり悔しいから」

 

地面に座り織斑先生とは別の方向を向く

 

「それだけでも心に留めとけばさらに強くなる、精進しろ」

 

そう言って織斑先生はアリーナを後にする

 

アリーナに残った春斗は地面に寝そべった。空を見ながら呟く

 

「精進か.......どうやったらいいんだろうなぁ〜」

 

(負け続けてもいい、だけど勝ちたいって気持ちがあるだけでも違うのかな)

 

そしてそのまま眠ってしまった

 

 

 

次の日

 

「バカモンが!!!!!」

 

 

アリーナで一夜を過ごした事がバレて春斗はホームルームでゲンコツとこっぴどく怒られたのであった。

 

楯無は春斗の一悶着を眺めること無く、足を組みながら資料等に目を通していたのだった。

 

 

 

 

【空港】

 

「やっと着いた、嫌になるなぁ〜」

 

「しょうがないよ、御館様から命令だから」

 

「そうだけどシャル、いきなり早く切り上げられるかってメール来たら急ぐしスケジュールもキャンセルしないといけなくなるし、はぁ〜」

 

ため息を着く女に「はははっ」と笑う女(シャル)は前を向く

 

「お待ちしていました。シャルロット様、ディルロッテ様」

 

外に出た瞬間、黒の車が前に止まり男が出てきてそういった。

 

「ただいまです。権左さん」

 

「むー」

 

「長旅の任務でお疲れでしょうから、御館様から1週間休んでからこちらの任務に付くようにとのおおせです。」

 

「有難いです。さっシャル、久しぶりにカラオケ行くわよ」

 

「姉さんは、歌うの好きですね」

 

そう言って車に乗りこみ出発したのだった

 

 

 

 




今回、最後に出てきたキャラはシャルとディルは姉妹の設定にしています。
キャラの位置づけで色々と変わってるところもありますが、ご了承ください。
あとすこしでシャルやラウラを出していきたいと思ってます。
もう少しIS学園編をお楽しみください
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