少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE- 錯劇 -XSTAGE -   作:リカル

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☆シークフェルト音楽学院・生徒会室





コン・・・  コン・・・  コン・・・  コン・・・





「は~い♪、どうぞ~♪」
「・・・・・・・・・生徒会からの呼び出しとか三年間通ってて始めてなんだけど」
「あははっ♪、優等生だったんですね『先輩』♪」
「(顔と台詞の毒気がまるで合ってないっての!)」
「それで?、具合の方はあれからどうなんですか?」
「お陰様で色々スッキリ・・・『社長さん』とどこで会ったとか何の話をしたかの記憶も全部消えてる
他の2人も似たり寄ったり」
「ですよねー」
「・・・・・・・・・これだけの為に校内放送で呼び出したの?」
「はい♪
こんな話、おいそれとは出来ませんから♪」
「私、ここへ来る途中クラスメイトにメチャクチャ質問責めされたんだけど」
「お疲れ様です♪」
「・・・・・・・・・随分とゴキゲン斜めみたいだけどさ
私達が帰った後、ボルトモンを消したデジモンと何かあったの?」
「特に何もありませんけど?」
「・・・・・・・・・あ、そ
まぁ、私達にはもう関係無いし別にいっか」
「それはミチル達だって同じですよ
『先輩』が正気に戻った以上、もうシークフェルトからプレイヤーが出る心配はありませんし
後は全部専門家に任せれば安心♪、安心♪」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふーーーんっ」

愛らしい顔立ちで朗らかに笑いかけてくる生徒会副会長に一生徒の眉根がやや上がる。

「後、そろそろ劇フェスの準備に専念しないといけませんし」
「ああ、確かに
フロンティアや凛明館は同じ状況だけど『あの学校』は違うし」
「?、『あの学校』??
劇フェスの参加校って他にありましたっけ?」
「・・・・・・・・・は?、それマジで言ってんの?



      の 席・    を
      ‎


白金の君がメチャクチャ意識してるって三年生の間ですら話題になってるのに」



「!!!」



「え!?、何!?、私また何か変なこと言った!?」

無造作に吐き出された名称を聞いた途端、蒼玉の君の小柄な体躯が大きく飛び上がる。

「うそ、なんで、わたし、わすれてたの?」
「鳳さん?」
「・・・・・・・・・ああ、そっか
そういうことだったんだ救世主って
危なかったなー、私はまた選択を間違える所だったんだ」
「ちょ、ちょっとほんとにどうしたの!?」



〔「ヒンーーーっ!、おししょーしゃまー!
ウィザーモンから緊急のメッセージが届いたでっしゅーっ!」〕



「うえ!?」
「・・・・・・・・・内容は?」
〔「そ、それがーっ」〕





ズゥウンッ・・・・・・! ズズズズズズ・・・・・・!





「「!!」」
〔「ヒ?!、ヒンーっ!
あ、アルフォースブイドラモンを止めろって
ま、ましゃかぁーーーっ!」〕
「あ、あのデジモン『迷宮』で暴れてんの!?
で、でも、だからって、リアルのシークフェルトにまでこんなに影響出る!?」
「ーーーーーー!!」
「ちょっ!?、鳳さん!!
専門家に任せんじゃなかったの!!?」



魔法が解けた少女はそれでも尚

否、だからこそ舞踏会に居座ろうと足掻く



だって、そうしなければ・・・・・・・・・・・・・・・・・・







花散るらむ・・・アルフォースブイドラモン、閃華

 

 

 

OUT of the BLUE third chapter

 

 

 

〔ケラゲッ〕

 

〔ケラケラ・・・!?〕〔ケラ!〔ケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラ!!??〕〔ケラケラケラ!!!〕〔ケラケラ!ケラケケ?〕〔ケラァッ!〕

『〔〔〔ケラケラケラケラ!!ケラケラケラケラ!!ケラケラケラケラケラケラ!!ケラケラケラ・・・・ァ!・・・・・・・・・・・〕

 

 

 

ケラモン種特有の笑い声が断続的に響いたかと思えば、次の瞬間にはその全てが消えていく。

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

アルフォースブイドラモンは暗くて自分にとっては窮屈な『迷宮』内の所々に存在する

 

真っ黒な異形の骨を粉微塵にし

 

血のような流体を干上がらせ

 

大きな目玉を根刮ぎ抉り出しながら

 

光よりも早い神速にて最奥部を目指していた。

 

 

 

「(速く!!、速く!!、速く!!、もっと!!、はやく!!

ロードナイトモン以外は全部消さな)

 

 

 

!?」

 

 

 

〔ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラッゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラッゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラッゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラッゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラッゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ〕〕〕〕〕』』』』』

 

 

 

最速の聖騎士の秘めた想いを嘲笑うかのように・・・・・・・・・いや、嘲笑いながら待ち受けて居たのは

 

 

 

ケラモン種の究極体・ディアボロモン

 

 

 

    十を越え    千を越え

                 百万体。

                 ‎

 

 

『『『『『〔〔〔〔ゲララ《カゲラゲラタゲラララスゲラットゲラゲラロフィゲラーララゲラララララカラノラゲラゲラゲラララン》ゲラゲラゲラゲラッ!!!!!!!!〕〕〕〕〕』』』』』

 

 

 

『迷宮』最奥部の空間を埋め尽くす大軍勢は胸部の発射口に破壊のエネルギーを収束すると、アルフォースブイドラモンに狙いを定めて一斉に放つ。

 

「《アルフォースセイバー・・・!!》」

 

しかし、ソレよりも最速の聖騎士が両手首のVブレスレットから伸びる光剣を振るわれる方が遥かに早い。

大半のディアボロモンは《カタストロフィーカノン》の発射体制のまま電脳核を斬り裂かれ、次々にデータの藻屑と化した

 

『ゲ・・・ラ・・・ァ・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラララゲラッゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラララララッゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラララララララゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラッゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラッゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラッゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラララゲラララ!!!!!!!!!!!!!!!!』〕〕〕〕〕』』〕』』』

 

 

 

すると、辛うじて生き残っていた数体が凄まじい勢いで増殖分裂を再開。

また『迷宮』の景観が塗り替えられていく。

 

 

 

「おっしゃ!!、やっとメンテ明けた!!」

 

 

 

そんな時だった

 

 

 

「一番乗りGET!!!」「ふざけんな!一番乗りはこっちだ!」『『〔〔『ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ!!』〕〕』』「アレが新イベントのレイドボス、か・・・」「倒せば特別ポイントと限定アイテムが貰えるッ」〔『〔〔ゲララララララララララララララララララララララ!〕〕』〕「いっくぞぉー!

 

 

 

『リロード!!!

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ、れ・・・?・・・?』

 

 

 

ただでさえ、狭っ苦しくなっている最奥部に大量のプレイヤーが雪崩れ込んだ

 

 

 

次の瞬間

 

 

 

ソウル体が無事現実へ帰還していったのは。

 

「ーーーーーー!、くぅ!?、ぅうううううう!!

(今のニンゲン達、周りのディアボロモンが全然見えてなかった・・・!

ッ、どんだけ汚ねぇんだよ『黒の逢魔』!!)」

 

超高速戦闘に特化した思考を加速させれば目に映るモノ全てが止まって見える。

その中で周囲の情報を瞬時に処理。

プレイヤーのデジモンに神速で接近し、削除する一瞬だけVブレスレットに隣接している桃色の神機からマイクロ単位のキラめきを解放することでソウル体を安全に肉体に戻したのだ。

 

 

 

 

 

ピシッ   ピキ・・・   ピキ・・・

 

 

 

 

 

「!?

(ほんのちょっと使っただけ、なのにッ)」

『『『〔『『〔〔〔〔〔『ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラララゲラッゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラウゲ!?ラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラァ!ララララッゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラララララララゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラッゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラッ?!!・・・・・・・・・ァ〕

 

コレと並行して、アルフォースブイドラモンは『栄養』を補給しようとするディアボロモンの電脳核を最優先で抉り出し、削除していく。

 

「(大丈夫!だいじょぶ!やれる!いける!できる!できてる!このまま!いや!もっと!もっと!もっと速く!速く!はやく!はやく!はやく!はやく!はやく!はやく!)」

 

最奥部の空間全体に蒼い軌跡を残しながら

 

最速の聖騎士がその二つ名に恥じぬ速度で

 

悪意の群れを減らしていると

 

 

 

「な!!?、なに?、これ・・・・・・・・・?」

 

 

 

追い討ちがかけられた。

 

 

 

「アルフォースブイドラモンが戦ってたのは『迷宮』のボスじゃなかった!?、なんなのあのデジモン達!?」

「ヒンーーーっ!!

お、おししょーしゃまーーーっ!!

でぃ、ディアボロモンでっしゅーっ!!」

「ケラモン系の究極体だヨン!!」

「きゅ、きゅうきょくたい!?」

「コレ全部がボルトモンと、同じ?」

「鶴ッ」

「ーーーーーー!!!」

「・・・・・・・・・チッ」

「怯むな!!、怯むんじゃない!!」

「王よ・・・」

 

 

 

悪夢じみた光景を目の当たりにし顔面蒼白となる4人の騎士を王は同じ表情で叱咤激励。

 

 

 

〔「先輩!、状況危険!、危険!、退避!、退避ーーー!」〕

〔「ユユも早く逃げた方がいいカナ!!」〕

〔「ヴォオオオオオオオオオオオオーーーーーーン!!!、ヴォオオオオオオオオオオオオーーーーーーン!!!、ヴォオオオオオオオオオオオオーーーーーーン!!!」〕

「うるさい!!、黙って!!」

「それに熱いんだってば!!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

和装の3人に至っては異常事態にも関わらずパートナーと噛み合っていない。

 

 

 

「しかもプレイヤー達まで居るよ!?」

「た、確か、『黒の逢魔』のデジモンってッ」

「プレイヤーのソウルとキラめきを食べて力に出来る、舞台表現コースの子にしたように・・・!」

「つまり、あの究極体達は回復手段に困らない、ということですか」

「嫌な食べ放題があったものね・・・」

 

 

 

「へっ!、お前らなーにビビってんだ!」

 

 

 

『!』

「しゃ、シャウトモン・・・」

「どんな場所だろーが、どんなモンがどれだけ居ようがよぉー

 

 

 

俺が、お前らが立ってるココが舞台だろ?」

 

 

 

そして、5体合体進化の中心を陣取る赤き仔竜は・・・。

 

 

 

「だったら!、いつまでもシケた面!」

 

 

 

「んな、ま!!、くぅ!?」

『『『〔〔ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラララララララララララララ!!!!!!ンゲッ・・・〕

 

 

 

熱いシャウトで周りを鼓舞しながら

 

 

 

「してんじゃねぇえええーーー!!!〔『「「《バーニングスタァクラッ!!シャァアアアアアア"アアアアーーーーー"ーーーー!!!!!!"!"!"》」」』〕」

 

 

 

キラめくイエローウイングで加速すると

スターソードDXでディアボロモンの1体を両断

 

 

 

「こ!、の!」「ぐえっ!!?」「マヌケ野郎!!が!!あ!!あ!!あ!!」

 

 

 

しかけたX5に、ディアボロモンの壁を滅し越えてきたアルフォースブイドラモンが神速鉄拳制裁を食らわせる

 

 

 

〔ゲ、ラ、ァ・・・《パラダイスロスト》〕

「《テンセ!グレート!シールドォ!》」

 

 

 

同時に、Vブレスレットより広範囲のバリアを展開。

体内のエネルギーを解放した自爆から人間やそのパートナーデジモンを護り抜いた。

 

 

 

『『『〔〔『パラダイスロスト』〕〕』』』

 

 

 

しかし、爆発の余波により数万近いディアボロモンが誘爆。

 

 

 

「ーーーーーー!、く!

 

ぅううううううああああああああ!!!!」

 

 

 

それでも、最速の聖騎士は止まらない。

 

 

 

〔「なぁにチンタラしてはるのー?

そんなんでデジタルワールド最速ー、なんて

よぉ言えますなぁー?」〕

 

 

 

疲労困憊の身体を酷使することで

 

与えられたスペック以上のスピードで

 

 

 

「ーーーぁーーーぁあ"ーーーッ!!」

 

 

 

〔「これしきのことで一々一々ギャーギャーみっともなく大騒ぎして!

あんたはんみたいな情けない青瓢箪が聖騎士なんて、ほんまないわぁー!」〕

 

 

 

大の苦手である暗くて狭い空間を飛び回り

 

爆発の全てを防ぎ、いなし、斬り裂いた。

 

 

 

〔「言ったなコンニャロー!!!、だったら!、ブイ!、なる!、デスよ!!〕

 

 

 

立派な聖騎士に!

        きみがッ、居なくても!」

 

 

 

胸のVの字の奥に秘めたあの日の誓いで

 

自分で自分を追い込みながら。

 

 

 

「え?、今、何が?」

 

 

 

アルフォースブイドラモンの所業は他の者達からすれば、光の明滅と強風にしか認識出来ない。

それは、この巴珠緒も同じで

困惑の余り無防備な棒立ちを晒し

 

 

 

「《エア」

 

 

 

ていると『闇』が血の色をした刃を向けた。

 

「オーベルんぐぅう?!」

「!?」

「た、珠緒先輩ッッ!!」

「「珠緒!!?」」「先輩!!」

「させる!、モン!、か、・・・よ?」

 

少女の胸元目掛けブルートエボルツィオンが迫る中、最速の聖騎士は一瞬で回り込み立ち塞がると

 

 

 

【デジタルワールドの創造神召喚の為の祭具が生命を持った事で生まれた存在】に光剣を一閃。

 

 

 

「出てこいゼロアームズ・オロチ」

『〔〔シャアアアア!!〕〕アアアアアア〔〔アアア!!〕〕』

 

 

 

例えどれ程動揺していたとしても、超高速戦闘に特化した思考の再起動は1秒にも満たない。

しかし、『闇』の器の割れ目から飛び出した

 

 

 

 

 

ガブッ    ゴリ・・・ 

 

     ブチブチィ        グチャ!

 

 

 

 

 

歪な大蛇の姿をした四つ首のデジタル生命体が

 

アルフォースブイドラモンの

 

最速の聖騎士の

 

 

 

二つ並んだ薄紅を喰らうにはソレで充分だ。

 

 

 

 

 

 

 

☆輝きの無い世界『迷宮』・中層

 

 

 

「あ!、レアモンスター見」

「模倣!!《ロージィクレイドル!!》」

『あが!?、・・・・・・・・・ぐぅうー』

「いやはやほんっとにまいったなー!

シークフェルトの情報改竄をしている間にこんなことになっているとは!?」

 

業務時間中の筈の生徒会不在を誤魔化す為

『迷宮』への到着が遅れていたウィザーモンが次々に湧いてくるプレイヤー達を昏倒させながら進んでいると・・・

 

「はっ、はは!、ハハハ!

 

 

 

アハハハハハハ〔ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラッゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲハハハハハハハハハラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲハハハラゲラゲラゲラゲラゲラゲラッゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラハハハハハハゲラゲラッゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラッゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラハハゲラゲラゲラッゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ〕〕〕〕〕』』』』』ハハハハハハハハハ!!!!!!」

 

 

 

最奥部から聞こえてきたのは哄笑の大合唱。

 

 

 

「ッ、ーーーーーーく!

最速!、アルル!、シャウトモン!」

 

竦みそうになる足を無理矢理動かし、杖を振るうと『風』のエレメントで進行速度を上げる。

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

『〔『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』〕』

                「クカカッ」

 

 

 

「みんな!、ぶ、じ    ぇ?」

 

 

 

目的地に辿り着いたウィザーモンが目にしたのは

 

巴珠緒を庇うような格好で仁王立ちしている

 

アルフォースブイドラモンの   顔。

 

 

 

「さ?さいそく??なにやってるんだ??

は!はやくアルフォー」

 

「アルフォース等で治せると思うなよ?」

 

「ッ!?」

 

「かつて、一振りにて何億もの生命を屠った

ゼロアームズ・オロチに宿っているのは

世界樹に捨てられたモン達の呪詛と怨嗟!

一個体がどれだけ抗った所で意味は無い!」

『〔〔シャアアアア!!〕〕アアアアアア〔〔アアア!!〕〕』

 

 

 

「・・・・・・・・・」

 

 

 

「ぜ、ゼロアームズ・オロチ!!?

創世神スサノオモンが持つとされる伝説のデジタル生命体!?

な!ならば!お前の正体は!そんな!?」

 

「簡単に消しはしないぞ?

お前はオレを惑わした

お前のせいでオレは使命を忘れてしまった!

精々、耐え難い苦痛の中で果てるがいい!」

 

 

 

「・・・・・・・・・」

 

 

 

舞台の中心で我が物顔で勝ち誇る『闇』に対し

 

光を失った最速の聖騎士は

 

 

 

「《シャイニングVフォース 閃花》」

 

 

 

そのポジション・ゼロを

 

詩って   踊って   奪うことにした。

 

 

 

『〔〔『『『ゲラ?・・・」「!?、これ、は!?」『〔〔シャアアアア!?!〕〕ア"アアアアア!?〔〔アア"ア!!??〕〕』

 

 

 

今まで輝きの無い世界に来てから

 

アルフォースブイドラモンが描いてきた軌跡が

 

一瞬にして蒼の入り交じった桜吹雪と化す。

 

 

 

「こ、こいつは・・・?」「すごく、きれい」

 

「まさか、コレは、すべて

アルフォースブイドラモンの、キラめき?」

 

 

 

シャウトモンやあるる、晶達の周囲に流れる微風に乗り

 

 

ひらり、はらりと揺蕩う花弁。

 

 

 

「あ」

 

 

 

ソレに触れた途端

 

 

ディアボロモンもプレイヤーのデジモンも

 

 

果ては『闇』の器もゼロアームズ・オロチも

 

 

体躯を構成するデータが剪定されていき

 

 

ポロポロと落ちていっては儚く消えてゆく。

 

 

 

「ああっ!」

 

 

 

はんなりとした見た目とは裏腹な

 

 

有無を言わさぬ苛烈さを秘めたキラめきは

 

 

まるで   パートナーである彼女そのもの。

 

 

 

「ガ!?、ギ!、フゥーッ、フゥーッ

 

戻れゼロアームズ・オロチ!、獣魂解放!

 

《ゾーンデリータァアアアーーー!!!》」

 

 

 

「・・・・・・・・・」

 

 

 

剣も目も殆どが欠けてしまった『闇』の器は自分同様に深手を負っているデジタル生命体を再び収納し、人型から獣型へ変生。

この空間ごとアルフォースブイドラモンを消し飛ばさんとする。

 

 

 

「・・・・・・・・・」

「な、がぁああああ"あああああ!!??」

『〔〔シャアアアア!?!〕〕ア"アアアアア!?〔〔アア"ア!!??〕〕』

 

 

 

なのに『迷宮』で反響したのは断末魔二重奏。

桃色を宿したアルフォースセイバーによる斬撃は

迫る《ゾーンデリーター》を真っ二つにし

その向こう側を飛ぶ巨鳥や『闇』の器に封じられているゼロアームズ・オロチにさえ致命傷を負わせたのだ。

 

 

 

 

神機に残されていた

キラめきとソウルの大半と引き換えにして。

 

 

 

「にがした」

 

 

 

なのに、最後の最後で踏み込みが足りなかった。

 

「にがさない」

「やめて!!」

「?、かォ・・・る・・・・・・こぉ・・・?」

「ッ、ーーーーーー!」

 

『迷宮』から撤退した『黒の逢魔』を深追いしようとするアルフォースブイドラモンに巴珠緒がすがりつくと、掠れた声が自分では無い少女の名前を呟く。

 

 

 

〔「イッイッイッイッイッイッ♪♪♪」〕

〔「酷いわ、こんな時に違うオンナの名前を出すなんて・・・」〕

〔「それにしても、これはぁこれはぁ中々に立派な呪いですなぁ」〕

〔「今の玩具共じゃどうにもならん、取り込んだ途端に壊れるだけだな」〕

〔「だから止めてあるんだよね~」〕

〔「最も

 

 

 

君達が更なる力を求めるのならば話は別なんだけどね」〕

「(ちから?)」

 

 

 

聖騎士がもたらした衝撃に刺されたばかりの胸の内から聞こえてきたのはダレカの甘言。

 

 

 

〔「ふふっ!、もっと僕らの方へと堕ちておいで」〕

〔「ズルルルルルル!、ゴクッ

そうすればお前らの求めるモノを俺達が与えてやんよ

その覚悟があればがな」〕

「・・・・・・・・・ーーーーーー」

 

 

 

 

 

 








その頃、デジタルワールドでは・・・・・・・・・


part4









「本当に貰っていいの?」
「もっちろん♪」
「それなら・・・みんなー!、遊んでいいよー!」
『わーーーい!!』



大異変により新しくなったはじまりの街の中心には



老人狼が手ずから建設した

鰐を思わせる形をした鉄屑の大顎に

薔薇の意匠が施された慰霊碑が存在する。



「やっぱり幼年期の子供達が遊ぶ姿はいいなぁ」
「そうだねー」

その前でデジタルワールドを救った英雄の1体であるラセンモンは幼年期達の為にヌイグルミを持ってきてくれたデジモンと談笑していた。

「これが、僕らのはじまりの街ならどれだけ良かったか・・・



どうして

あの日

僕らの子供達は跡形も無く消えて



レイド帝国なんかに媚売ってた連中の生まれ変わりなんかがワラいながら生きてんの?」



「!?」
「遅い」





ピィイイイイイイーーーーーー!!!!!!





すると突然、相手のデジモン・・・マメモンが豹変。
どこからともなく取り出したダークネスローダーより100人分の暗黒のソウル一斉送信した。

「く、ーーー・・・!!!」
「キャーッキャッキャッキャッキャッ!!
ざまぁーみろ!、エイユ~サマ~!
これでお前はまた激昂モードになって
この街を!、子供達を!、自分の手で



あ、あれ??」





ピィイイイイイイーーーーーーピィイイイイイイーーーーーーピィイイイイイイーーーーーーー・・・・・・・・・・・・・・・・・・





「フゥーーーーーーー」
「げ、激昂モードにならないまま色が変わった!?
しかも何だよコレ!?、なんで!?、どうして!?、暗黒のソウルが止まらない!!、こ、これじゃ」
「「マメモン!!」」

針毛を薄暗い色をした青に変えながらあらゆる感情を無秩序に無作為に無茶苦茶に無尽蔵にエネルギーとして取り込み続けるラセンモン。



「そんなにおかしいかなー?

パートナーじゃないモンのソウルを利用する

って、ロゼモンが出来たこと

エーが出来ない訳がないのに」



その顔に浮かぶのは貪欲で傲慢で罪深い妖獣の笑み。



「ひ、ひるむな!、マメモン!」
「もんざえモンッ!」「ワルもんざえモンッ!
デジクロス!!!、クロスアップ、キャッチマメモン!!!」」」
『わぁ!?』
「ーーーーーーー、フー、やっともどってきたー」

始めて目の当たりにするデジクロスに周りで遊んでいた幼年期達が驚く一方、ラセンモンは自身のカラーチェンジに忙しい。

「余裕ブッコクのも今の内だッ、ルーレットスタート!」
「7!」「7!」

キャッチマメモンは相手に動きがないのを良いことに両手のパペットで強引にルーレットの柄を揃えると



「7!《ミラクルボム》!!!」」」



子供達が遊んでいたライオンと豹のヌイグルミが光に包まれて・・・



「ケッ」「ぶはぁ!」『わぁ!?』

「「「へ???」」」

「レオー、ベアー、久しぶりー!」



百獣番長バンチョーレオモンと
闘争神マルスモンが元の姿を取り戻す。

「ラセンモーン!、ほんとのほんっとに本当本当助かったジャン!」
「アア、暗黒のソウルを奪われなきゃァ
いつ戻っていいかわかんなかったからなァ」
「エヘー!、どーいたしましてー!」
「う、ウソ、だろ?」
「俺らの必殺技がこんな簡単に!」
「こ、このインチキデジモン共め!!
それも!、この街も!、みんな!、ニンゲンにシッポ振って手に入れたんだろ!?
お前らどんだけ欲張りなんだよ!!?」



〔「無論」〕



「「「!」」」
〔「何処までも!、で御座る!」〕
「「「わああ"ああああ"あああー"ーー!?!?!?」」」

不平不満を喚き散らしていたクロスアップ・キャッチマメモンの足元から飛び出したのは規格外の大きさを誇る竜爪

持ち主は勿論オウリュウモン

デジタルワールドを救った英雄だ。

〔「それが舞台少女のパートナーとなったモンの業故に
下手に関わると痛い目等では済まんぞ!」〕
「がっ」「「!あああ!!」」
「オウリュウモン消すなよ!、でも逃がすなよ!
暗黒のソウルの出所とかアルフォースブイドラモンの居場所とか聞きたいこといっぱいあっから!」
「あいつらが素直に話すとは思えがなァ」
「大丈夫!、電脳核取り出してログから色々探るから!」
「みんなー、目つむっててー」
『??』
「くっ・・・なめるなぁあああ!!!」」」
〔「ぬぁ?!」〕

燃え盛る神の手にかかる寸前、自分達自身に《マジックアーム》を発動。



「「「《ミラクルボムッッッ!!!》」」」



身体がヌイグルミ化してオウリュウモンの拘束から逃れるのと同時に爆散

大量の細かな綿となって散らばり殺到する。



「「「(せめて味わわせてやる!

守りたかったモン達を理不尽に奪われる!!

         イタミヲ!!!)」」」


『ほへ?』



呆然と 上 を見上げる幼年期の元へ。





ポン・・・   パンパン・・・   パチッ・・・





「良い幻覚【夢】は魅られたか?、デシテ」
「ハッ♪、ハッ!♪、ハッ♪、ハッ♪!、ハッ♪、ハッ♪、ハッ♪、フハッ♪♪、ハッ♪、ハッ♪、ハッ♪、ハッ♪、ハッ♪、ハッ!♪、ハッ!♪」

遥か上空で弾けた粒子が降り注ぐ中



四つん這いで喘ぐ俊足神の背の上で



月光神は掲げていたクレセントハーケンを大仰に降ろすのであった。

「仔ウサギ!?」〔「ディアナモン!?」〕
「・・・・・・・・・お前メルクリモンにナニ見せた?」
「奴の言う所のゴシュジンに肉体のあらゆる箇所を刺され続け冷たい眼差しで罵倒されるという幻覚を108時間程体感させた
お陰で神々比1.5倍の速度でデジタルワールド全土を回れたのデシテ」
「そいつァタダの拷問じゃねぇかァ!?」
「エ?、何言ってんのレオー?」
〔「ぴ!」〕
「ハヒッ♪、ご、ゴシュジン!、そんな!



その紐にまだそんな使いガバァ?!!やややっぱりナマがいちば・・・んぐ・・・うっ・・・・・・」 



「ポチーおつかれさまーゆっくりやすんでねー
おきたらどんなゆめみたのかエーにちゃーんとおしえてねー」
「オウリュウモン!、オウリュウモン!
どうしてラセンモンはポチをさしたの?」
「どうしてポチはとってもうれしそうなの?」
〔「みんなー、目をつむるでゴザルヨー」〕
『???』
「お、おう・・・何かごめん、ジャン・・・・・・」
「わかれば宜しい、デシテ




《グッドナイトムーン》」




「「〔「ッ!!?」〕」」『ほへ~~~?』

『黒の逢魔』のデジタマ3つを回収し一件落着
・・・と思いきや、突如グッドナイトシスターズから月の光が放出。
周りに居た幼年期の大半が次々眠りに落ち



「ギッ・・・ギギ・・・・・・・・・!」



その中心の景色が揺らいで透明化していた元・戦場荒しの姿が露になった。

「ありがとうー、ルナー
これでやーっとコレを殴れる!!!」
「や・め・ろーーー!
今までワタクシ達が居たことを一切口に出さず
コレがはじまりの街を踏み荒らすのを我慢したことは誉めてやる!、が!、消すのは待つのデシテ!!」
「エ?、ナンデ?」
〔「そうで御座るよ!!、コレが何をしたのか御主とてよく知っている筈!!
だというのに何故!?」〕
「・・・・・・・・・テメェら一旦黙ってなァ」
〔「!」〕
「ナ!、なんでレオー!?
エー達の中でコレを一番許せないのは!」
「んな昔の話なんざより『今』だろうがァ
なァ?、月光神サマよ」
「その通り、デシテ」
「コレを生かさなきゃいけないぐらい不味いことになってんジャン?」
「ミ、ミン、ナ、ヒドクナイ・・・・・・・・・?」
「『黒の逢魔』の策略によりアルファモンが意識不明だ
覚醒するにはこいつの能力が必要デシテ」
〔「んな!?、あのアルファモンが!?」〕
「ケッ、んなことだろうと思ってたァ」
「ドルー・・・」
「スピー、スピーグフッ?!!
ネ、ネムイカラ・・・ネカセテヨォ・・・・・・」
「ワタクシ達の前で下手な芝居はやめろ
さっきの《グッドナイトムーン》は威力を落としてある
完全体である貴様が寝入るなどあり得ない
精々動けず、あの不愉快極まり無い声真似が出来なくなる程度デシテ」
「ルナー!、蹴るのは良いのー!?
だったらエーに代わってー!、かわってー!」
「あ!、ウチも!、ウチも!」





ドズンッ!!!ドズンッ!!!ドズンッ!!!ドズンッ!!!ドズンッ!!!ドズンッ!!!ドズンッ!!!ドズンッ!!!ドズンッ!!!





「次、寝たフリをしたら即座に明け渡す
わかったな?」
「グッ・・・、ワカッタヨ・・・クソッタレ・・・」

こうして、はじまりの街での騒動が本当に落着していた頃。



アケビ号艦内では



「ガフッ!!、ゴクン・・・!、ゲホォ!!、ガ・・・ンングゥ!!」
「「リーダー!!」」
「む、無茶なんだなー!!
薬飲んで薬草食べながら《ピラミッドパワー》を続けるなんて!」
「それでもやるっきゃっねーんだろ!?
おいレオ坊!、追加分持ってきたか!?」
「持ってきたけどこれで最後だぞ!?」
「ッ、はじまりの街はまだ見えんのか!?」
〔「まだだよトーチャン!
くっそ!、回路が焼き切れるギリギリまで飛ばしてんのに!」〕
「・・・・・・・・・マッハガオガモン、レオ坊
ワシらは機関室に行くぞい」
「!、ワン!」
「お、おい!、アヌビモンは放っといていいのかよ!?」
「そのアヌビモンがやるべきことをしている
ならば、長であるワシがソレをせぬ訳にはなるまいて」
「・・・・・・・・・チッ、通りで前の俺が消さゴ?!
いってぇ!?、何すんだよ犬野郎!!?」
「ゴチャゴチャ言ってる暇あんならとっとと動きやがれぇ!!、アホンダラぁ!!」
「ハァー・・・ッ!、ハァー・・・ッ!
持ちこたえてくれよ、兄弟・・・!」

アヌビモンが全身を猛毒に犯されながらも懸命に三角錘の結界を維持し、アルファモンに施された呪いの進行を抑えていた。



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「「「な!?」」」



その時、『明けの遠吠え』達の背後より

フードを目深く被った魔人型デジモンが出現。

奮闘するアヌビモンの肩に手を伸ばすと・・・



「リーダー、アルファモンは任せてくれ」



「その、声はッ、ドーベルモン・・・!?」
「今はワイズモンで通している
ほら、カルポスヒューレの回復薬だ
神実は使っていないモンだが良く効く」
「わか、た、あとは、たのむ・・・!」



『明けの遠吠え』のサブリーダーとしての務めを果たすのであった。



〔「アヌビモン、すまない
オレ達が自分で自分を押さえられなかったばかりにワイズモンが器の封印をするのが遅れてしまった」〕
「!、おいメタル、今の聞こえたよな!?」
「ああ!、聞こえたぞズィード!」
「竜の始祖様!
じゃ、じゃあ始祖様も一緒なんだなー!?」
〔「まだオレをそう呼んでくれるのか?」〕
「「「え?」」」
「ハア!!、ガフッ!!、無論!、です!
だから、『黒の逢魔』の戯言等にッ
まどわされないでください、始祖様!!」
〔「・・・・・・・・・ごめん」〕

ワイズモンの周囲を浮かぶ球体・・・時空石に封印されたエンシェントガルルモンは同類である闇の器の所業を今回の騒動の発端を知っているというのに
未だ、自分を慕ってくれるアヌビモンに慚愧の念が堪えない。



「あー、あー



あああああああああーーー!!!!!!
またかよぉ!?、オジチャンッッッ!!!」

この会話をモニターしていたマタドゥルモンは運転を自動操縦に切り換えた後、メインルームで独り吠え猛る。

「折角!!、あのヒトのお陰で!!
やっと!!、やっと!!、オジチャンがちゃんと笑ってくれるようになったってのに!!
くそくそくそ『黒の逢魔』のくそがぁ!!
ハァーッ、ハァーッ、・・・ヨッシー★
八つ当たりタイムオワリー★、こっからはマジメにシンキングタイム★」

フラメンコのような地団駄の後、ヒラリと身を翻し回転椅子に着席。
デスクに広がるダークネスローダーの細かな残骸や
エンシェントガルルモンの神機から送られた『闇』の器の会話
更には、ダークナイトモン達の行動等
散りばめられたピースを組み合わせるべく頭も椅子もグルグルさせた。

「(『黒の逢魔』の正体はかつてレイド帝国の侵略第1波により汚染され、世界樹がスサノオモンを使ってダークエリアに廃棄したサーバーの生き残り

そのせいか、ホストコンピューターが存在していた頃に比べ弱体化しているもののレイドプログラムを持っており、ある程度の再生力があるのと・・・

レイド帝国=那由多の廃棄思考の集合体
その最たる特性である結合を利用した新たな進化デジクロスが使えるのが特徴

このデジクロスは既存とされる融合進化・・・ジョグレスとは違い、事実上どんなデジモンとも合体進化が出来る

コレは消滅間近であったデジタルワールドを救うべく救世主を演じてくれた舞台少女の再生産によりレイド帝国の膨大なデータが補填として宛がわれたことに起因しているのだろう)



見たかったな

皆さんの舞台を   キラめきを



俺、全部見逃したんだよな・・・って、ダッセン★、ダッセン★、シューセイ★

(レイドプログラムを基とするデジクロスは
現在のデジタルワールドのデジモン全てと合体可能だと仮定すれば・・・

あのクソ野郎が言ってた新世界とやらも満更戯言とは言い切れない)

もしも



レイド帝国の支配者がデジクロスを使えたら



・・・・・・・・・なんて、考えただけでゾッとする

だが、もしかしたら『黒の逢魔』にはそのアテがあるのやもしれない

幹部らしきダークナイトモンがリスクを犯してまでアルファインフォースを狙ったのも恐らくソレが理由だ」

不意に椅子の回転が止まる、アケビ号前方を映すモニターにはじまりの街が見えたからだ。

「まだまだわからないことばかりだけど

これだけは言える



好き放題出来るのもここまでだ



逆怨みクソ野郎共ッッ」
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