少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE- 錯劇 -XSTAGE -   作:リカル

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爆弾爆発回


飛び込み参上! 救世主9X9!

 

「ここが、セイショーって所で合ってんだよ、なあ??」

〔・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

サッキノ建物カラ見エタ位置カラシテ間違イナイ〕

 

シャウトモンの疑問にバリスタモンが答えるのは

 

この場所を知る少女達が言葉も出ないから。

 

 

 

「ッ」

「スパロウモン!」『ウェイト!、ウェイト!』

 

 

 

人々・・・いや、人間界で生きるモノ達を囚らえ

 

閉じ込めた蕾が鈴なりになり、垂れ下がった太い枝

 

 

 

「幹から見えるのは劇場、でしょうか?」

「まるで下界と天界みたいだ、ヨン・・・」

「クカカ!」

「ゲカイ?、テンカイ?、ヒョ?」

「ヒ!?、ヒンーっ!、あちこちからアルゴモンがいっぱいーっ、でっしゅーっ!!」

 

 

 

そして、本体である樹木部分は

 

聖翔音楽学園の校舎を突き破り

 

地下劇場を飲み込んだ状態で聳えていた。

 

 

 

「威圧感が『迷宮』の比じゃない!、鼻の奥までビリビリきやがる!

(クソ!、早まったか?・・・・・・・・・いや

どの道この世界そのものがヤバいってんなら

少しでも生き残れる方に賭けるしかないだろうが!)」

「キュウウウッ

 

 

 

キュ?!、タマオ待つッキューー!!」

「「「「!!」」」」

 

 

 

惨憺たる有り様に萎縮していた一団の中から和装の舞台少女が跳び出したかと思うと、優れた俊足を用いて独走。

 

 

 

「(居る)」

『△~ー◎!?』

《フリスビッカー》

 

 

 

「《インプリず・・・ぅ・・・!」

「(あの舞台に」

《アサルトクロー》

 

 

 

「彼女が!」

咲散花一閃

 

 

 

持てる技を駆使し、アルゴモン族の巣窟内を巴珠緒が駆け抜ける。

 

 

 

「花柳さんが!!」

 

 

 

そして、樹洞から覗く地下劇場へと飛び込めば

 

 

 

「《エリミネイションライン》」

 

 

 

無数の光線が彼女を待ち受けていた。

 

 

 

「〔「!」〕」

「不意討ちを防ぎ切ったか

流石はLegend-Armsの盾、その転生体」

「あなたは!?」

「我は、我々の名はアルゴモン」

「くっ・・・!」

 

劇場の中心・・・ポジション・ゼロに下半身を埋め込み

上半身のあちこちから邪悪なツタを伸ばす人型の完全体デジモンを前に

珠緒は消えかかった両腕のシールドを破棄。

険しい表情で白鞘から日本刀を抜き放つ。

 

「珠緒先輩!!!!!」

「無事!?」

「・・・・・・・・・みたいですね」

「みんなッ」

「もー!、独りで突っ走らないでよー!」

「お前らもな!!」

 

すると、背後より演劇同好会の4人や他校の舞台少女とパートナーデジモン達が次々と御出座し。

 

「これが所謂」

『!!』

「役者は揃った、という奴か」

 

それに対しアルゴモン完全体はツタを蠢かせ

 

 

 

赤、青、緑、黄、水、桃、紫、白、橙に

 

 

 

明滅する9つの蕾を自身の頭上に出現させた。

 

 

 

「コレが何か、わかるか?、シャウトモン」

「な!?」

〔何故シャウトモンニ聞ク!?〕

「早く答えてくれないか?

 

 

 

何せ後10分程で完全に消化してしまうのでな

そうなれば答え合わせも出来やしない

 

 

 

・・・・・・・・・

 

 

 

話の途中に割って入るのは関心しないぞ?」

『ーッ!"、ーーー!!!、!!?』

「み、みんなぁ!!、キュウウウーー!!」

 

挑発的な言動を目の当たりにし激情へと駆られる舞台少女達だったのだが・・・突如、あちこちから飛び出してきたツタにより四肢や口元が縛られ

挙げ句、天井に吊り上げられてしまう。

 

「ん"ん"むぅうううーー!!!」

〔「ヴ!ォオオオ・・・・・・ンンン!」〕

「!、《インプリズメント》で圧縮しているというのにまだこれほどに燻れるとはッ

それに」

「ブルルルルルルルルルゥウウウ!!!」

「くっ」

 

無事だったのは咄嗟に衣装から分離したペイルドラモンにより技の範囲から逃れた文だけ。

 

「フミ、みんなの拘束を解いてくれる?」

「!、任せて!」

「チッ」〕

「ブライモンとレッパモンはフミの援護

残りでアルゴモンを抑える」

「ヒョウ!」

「グガァ!?」

「シャウトモン、わかった?」

「え、あ、ああ・・・」

「ならいい《ターボスティンガー》」

『△~ー◎!?!」

 

我に返った彼女が氷の翼で鳥人侍や鎌鼬と共に飛翔すれば、同時にレーザー砲が連射。

 

「フッ、パートナーを奪われたというのに随分と冷静だなタイ」

 

 

 

「《メガダッシュインパクトォ!!!》」

「《スパイキングフィニッシュ!!!》」

「ム!?」

 

 

 

天井から湧いてきたアルゴモン幼年期達が次々と撃破される中

 

 

 

白目を剥いた古代鳥の蹴りと

赤眼を禍々しく光らせる甲虫のスパイクが

 

 

 

アルゴモン完全体に直撃した。

 

「シィィィィィイイィィィ!!!」

「キエエエエエエーーーッ!!!」

「古代種のオーバーライトか

なれば我々も相応の装いをせねばなるまい

 

 

 

アルゴモン   進化   アルゴモン」

 

『!!??』

 

 

 

すると、大きく抉り取られた【データ】から混濁した色合いの0と1が大量に噴出

より大きく、より強いカタチへの進化を促す。

 

「フン」

「「ガッ!!」」

 

究極体となったアルゴモンは下半身を舞台の中心に埋め込んだ状態のまま拳を振るい、ディアトリモンとスティングモンを叩き潰すと

 

「《ベアバス」

「遅い」

「あ、ア"!・・・あ?・・・・・・ぁぁ!!」

 

ワスプモンを百本以上のツタで滅多打ち。

 

「こ、この野郎ッ《バーニングスタークラッシャー!!》」

〔フガ!?〕

「ちょっと!!」

「兄貴!」

『ストップ!、ストーップ!』

「ダメだ!!、間に合わん!!」

「シャウトモン、さっきの問いの答えだが」

 

そして、真正面から斬りかかってきたX5を・・・

 

「正解は、聖翔音楽学園99期生の9人」

「「〔「『ぐあっあああああ!!!』」〕」」

「ガグ!!」「ビョブ!!?」

「かつて、デジタルワールド『を』救ったニンゲン・・・救世主だ」

 

天井へ到達寸前だった3体目掛けて投げ飛ばした。

 

「《メテオヘイル!!》」

「避けたか、ならば」

「ん"ん"んんん!!!、ン"ーーー!!!」

「フ、ミぃ!!、ダメだああああああ!!!」

 

レッパモンとブライモンが撃ち落とされる中

文は自分の体躯を氷塊に見立てアルゴモン究極体の頭部へ突

 

 

 

「《テラバイトディザスター》」

 

 

 

撃、したのだが・・・・・・・・・。

 

 

 

「なんだ

 

 

 

思ったより   柔かったな」

 

 

 

 

 

 

キュートモン

 

 

キュートモン   キュートモン

 

 

はやく     ふさいで 

 

 

 

おねがぃキュートモ」

「ーーーーーーーーッ

 

 

 

《スグ!ナオール!》《ヨク!ナオール!》《スグ!!ナオール!!》《ヨク・・・な、オ

 

 

 

          治、らない???」

 

 

 

「え

 

だって   フミ  フミは あ?

 

あ・・・あぁ・・・・・・・・・・・・・・・」」」」「グ、ガッ?」

 

 

 

口部から放たれた無数の光線による【悲劇】がシークフェルトのパートナーデジモン5体を退化させる。

 

「まずはひとつ

さて、残りの奴らも片付けておこうか」

「て、待ち、やがれぇえええ・・・!

させねぇぞ!!、コレ以上はもう、絶対に!!」

「何故だ?、自分の目的の為に邪魔モンを消すのはお前だってやっていたことだろう?」

「ううるせえええええええーーーーーーーー!!!!!!」

「《ディストーションライン》」

 

続けて、アルゴモン究極体は肢体に備わる眼部より破壊光線を発射。

 

 

 

 

「ガアああア"ア"あああああア"あああアアアああああああアア"アア"アアあ"ー"ーーーーー"ー"ーーー"ーーーーーーッッッッツッ!!!!!!"!!!!"!!"」

「な!!?」

 

 

 

 

次元すら歪ませながら天井へと直進していた

 

《ディストーションライン》を

 

血を吐くようなシャウトが

 

 

 

                『侵略』。

 

 

 

〔シャウトモン!?〕

「す、すげぇZE兄貴、だけど・・・」

『なんだか、こわいぃ・・・』

「ぼ、ぼくも」

「なんなんだ!?、このとんでもない力!」

「ハァー・・・!、ハァー・・・!、ハァー・・・!」

 

究極体の必殺技すらも急停止させ

更には霧散してしまったシャウトモンに体内の4体も驚きを隠せない。

 

「・・・・・・・・・遂に

 

遂に覚醒したか!!!

 

 

 

かつてレイド帝国と呼ばれた那由多の廃棄物

 

 

 

そのメインプログラムが!!!」

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・な、んだと?」

 

「(はいきぶつ??)」

 

 

 

すると、アルゴモンが何やら興奮した様子で

 

 

 

「ふ、ふふ!

 

誰もおかしいとは思わなかったのか?

 

何故?、シャウトモンがデジクロスを使えるのか!

 

何故?、ジャングルモジャモンやガジモンズに組み込まれていたダークネスローダーがクロスローダーに再生産されたのか!」

 

 

 

真実を語り始めた。

 

 

 

「デジクロスとは

あの日、ダークナイトモンが・・・

 

 

 

サーバーごと世界樹から斬り捨てられ!!

 

それでも尚生き延び!!

 

ダークエリアの奥底で!!

 

自身を蝕んでいたレイドプログラムから造った!!」

 

 

 

「?!、ん"ん"ん!!、んんンンんん!!」

「(きり   すて   られた??)」

 

 

 

「そのプログラムの根幹

 

ニンゲン共がデータの海に捨ててきた

 

廃棄データの集合体

 

 

 

その中心が、お前だ   シャウトモン」

 

 

 

「(す、て、シャウトモンが?

 

だから、わたしの)」

 

「んんん"!!!、ん"ん"んーーー!!!」

 

 

 

「ハァー・・・、ハァー・・・

 

お、ま・・・なに・・・いってんだ・・・・・・??

 

おれが、あの、レイド帝国・・・??」

 

 

 

「正確にはその支配者

 

我々に降りかかった厄災の元凶!!!

 

お前さえ、おまえさえ居なければ!!!

 

 

 

捨てられることはなかったのに!!!」

 

 

 

「・・・・・・・・・」

「ー!ー!ーッ

(あるる!ダメ!あるるッ)」

 

 

 

「だれもたすけてくれなかった!

 

だから我々は徹底的にやることにした!

 

お前が奪った希少なデジモンのデータを!

 

お前が造ったプログラムも!デジモンも!

 

お前に媚を売って生き延びたデジモンを!

 

全て! そう! 全てを利用して!

 

 

 

やっと!、やっとここまで辿り着けた・・・!

 

 

 

俺達の天国が造れたんだ」

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

捨てられた存在が

 

 

肢部から涙を流しながら訴える姿に

 

 

少女は      を見た。

 

 

 

 

 

パキ・・・ッ・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

「「〔「『え・・・・・・・・・・・・・・・・・・』」〕」」

 

 

 

ひとつの目的の元に統一されていた意思。

 

その中のどれかが

 

別の何かに惹かれ、離れてしまうと

 

結合は・・・デジクロスは

 

容易くほどけてしてしまう。

 

 

 

「だが、コレはまだ完全じゃない

俺達のことを無視して英雄面してる連中

あいつらが居る限りいつまた俺達の居場所が奪われるかわからない、安心出来ない

だからこそデジクロスの力を完成させないと

 

 

 

シャウトモン

 

 

 

お前をデジタマに還して

 

その力をダークナイトモンに捧げるんだ」

 

〔!?〕

 

「そうすればもうクロスローダーも

 

ダークネスローダーも必要無い

 

全てのデジモンが

 

いや、デジタルワールドそのものが

 

俺達のモンになる!!!

 

その為にお前をここまで誘い込んだんだ

 

 

 

有象無象のニンゲン共を餌にして」

 

 

 

 

 

な、ん、だ   なんなんだよ、ソレ?

 

 

そんなことのためにみんな、こんなことに?

 

フミだって アレ じゃ、もう・・・・・・・・・」

 

 

 

「そんなこと、だと?」

 

 

 

「(スパロウモン

あなたにとっては そう だけど・・・

でも、だけど)」

 

 

 

「生まれてこのかた

 

捨てられたことも無いモンにはわかるまい

 

 

 

あの日の我々の痛みも絶望も」

「(苦しみも、悲しみも)」

 

 

 

「縺オ縺悶¢繧な」

「「ッッ!!?」」

 

 

 

 

捨てられた存在により繰り広げられる独擅場に

 

 

 

 

「鮟吶▲縺ヲきいてれば螂ス縺肴叛鬘」

「繧医¥繧よくも文蜈郁シゥを」

「險ア縺ない」

 

 

 

 

飛び入りするのは

 

 

 

懐中時計に封じられていた【憤怒】の炎。

 

 

 

「かはっ」

「キュッ?!、フミ?、フミぃいいい!!」

「!!、いき、てる?、生きてる!

生きてる!!!、フミが生きてた!!!

ブズンッ、い!!!、い"きてたんだよおお"おお"ハあニぃいいいいいいーーーーーーー!!!!!!ブビビビビャアアアアア"アアアー"ー"ー"ーーーーー!"!"!!!!」

「嗚呼ッ、よ、よかったぁ・・・!」

「ででっしゅーっ!!」

「ヒョゥーーー・・・」

「はあ、はあ、な、に、何があったの?」

〔「レイドプログラムによる【データ】の超再生

あのダメージでも融合状態が維持されていて

ほんとうによかった」〕

「あ」

〔「ブルルル」〕

「・・・・・・・・・ペイル、ドラモ

 

 

 

 

いちえ!?、ゆゆ子!、塁!、珠緒!!?」

 

 

 

一方、文もまた危機的状況を脱したのだが・・・

 

超高熱の地獄の業火を纏いながら

 

奇っ怪な言語を発し

 

頭上に炎で形造られた紋章を浮かべる

 

仲間達の変わり果てた姿を起き抜けに目の当たりにしては、動揺するしかない。

 

 

 

〔「そうだ、コレこそ正しき【憤怒】!」〕

 

 

 

「ッ、誰!?」〔「ブルル・・・!?」〕

 

 

 

〔「降りかかる理不尽への怒り!

 

ソレをはね除けられぬ己が弱さへの怒り!

 

燃やせ!、燃えせ!、燃やすがいい!

 

 

 

敵も 悪も 善も 世界も 自分自身も!

 

全てを俺の為に焼き尽くすがいい!!!

 

ぬふははははははははははははは!!!」〕

 

 

 

そんな彼女の脳裏に何者かの声が

 

 

 

〔「はい、サービスタイムはここまで」〕

 

 

 

増えた。

 

 

 

「「「「う・・・!?」」」」

〔「ブル!?、フ

「消えた・・・!?」

〔「ふんぬぅっ!?、後少しという所で!!

リリスモン貴様!!」〕

〔「デーモン、貴方って本当に気が早いのね

そういうのは本番まで取っておくモノじゃないの?」〕

〔「正論だな!!、余計に腹が立つ!!」〕

〔「・・・・・・・・・腹が立つのはこっちもだ

おでより先にルイを自分色に染めるなんてッ

う、うらやましいぃいいーーッ!!」〕

〔「おやおやぁ、流石にここで暴れるのであれば私としても黙っていられませんねぇ」〕

〔「ふぁ~~~、どいつもこいつもめんどくくせぇなぁ~!」〕

〔「待て、ズルルルルルル!!

んぐ、ぐ!、もうちょっとで食い終わる」〕

〔「こらこら、君まで参加したら本当に収拾がつかなくなるからやめなって

 

 

 

あー、文ー?、聞こえてるんでしょ?」〕

「!!!」

 

 

 

しかも何か普通に話しかけてくる。

 

 

 

〔「おめでとう   君達の時は遂に満ちた

 

 

 

もう魔封機なんかじゃ君達という役者には釣り合わない

下手に扱えば暴発の危険があるからデジモンの収納以外機能を停止しておいたよ

それでも力を求めるなら

 

 

 

君達のまほろばまでおいで

 

僕達はそこで待ってるからさ」〕

 

 

 

〔「続きは直接、ね」〕

〔「コ~ラ」〕

〔「あんっ」〕

「・・・・・・・・・え?、えっと、あの

今、使えなくなるのは困るんですけど??」

「やはり

舞台少女の中で最も危険なのはお前らか

 

 

 

凛明館演劇同好会!!」

「あ」

 

 

 

謎の声の持ち主により進化も武装化も奪われてしまった文目掛け、振り降ろされるのはアルゴモン究極体の拳。

 

「ぶ、なかった!」

「また避けた

いい加減消えてくれ、頼むから」

「お断りよ!!!

珠緒!、みんな!、やれる!?」

「ごめ!、んなさ・・・ぃ・・・・・・」

「か、からだにちからが」

「はい、りま、せ」

「うううっ」

 

彼女は攻撃を躱せる程度に動けるのだが

他の同好会メンバーは例の炎を出した反動がかなり大きく舞台の上で這いずることすらままならない。

 

「それなら、まずはあいつらから仕留めよう」

「させると思う?」

「止められるとでも思っているのか?」

「フミ!!!、危ないっキュッ!!!」

「危ないのはお前もだろうが!!?」

〔シャウトモン!!〕

「兄貴!!」『兄貴!!』

「ぁ・・・ぅ・・・ぇ・・・・・・?」

「スパロウモン、今の内に上へ」

「ええー!?、で、でも!、タマオ達が!」

「あちらはワタシ達に御任せを」

「ヒョヒョッと行くっ」

 

 

 

『《ボルトライン》』

 

 

 

「びょ?!!」

「しびびびんーっ!!」

「ぐ!が!が!がぁ!」

 

文がアルゴモン究極体を引き付けている間に

パートナーデジモン達が天井に吊るされたままの少女達を助けようとすれば、10体ものアルゴモン成熟期が妨害してきた。

 

「ドルルモン」

「タマオ達を拾って、引っ掻き回せばいいんだろうが!?

キュートモン!、来い!」

「キュッ!」

「バリスタモン、スターモンズ

シャウトモンがほっとけないんならとっとと担いで逃げろヨン

どこまで本当かわからないけど、そいつがやられたら不味い」

〔フ、ガ〕

『ヘッドぉ・・・』

「に、にげるったってどこへ?」

「少なくとも、あいつの目が届かない場所」

「残念だが、そんなモンは無い」

〔『ア!』〕

「くそ!、退路が!」

「断たれた・・・!!」

「言っただろう?、誘い込んだと」

 

更に、劇場内で蠢いていたツタが突如激しく波打ったかと思えば幾重にも重なり合い

一行が侵入する際に使った穴を塞いでしまう。

 

「はぁ!、はぁ!、はぁ!、は・・・!」

「おい、お前はまだ走れるんだろうな

これ以上はもう乗せられねぇぞ」

「キュウウウ・・・!」

「は!、とう!、然ッ!」

「(どこが!?)」

「(もう限界じゃない!)」

「「(文先輩!!)」」

『「《メテオスコーーール!!!》」』

 

1体と4人を鬣に絡め、閉ざされた空間を駆け回る狼に少女は息を荒げながらも追随。

 

〔ホーンブレイカー!!!

ッ、駄目カ!〕

『Nooooooo~・・・』『ナノ~・・・』

 

カブトムシロボと星型軍団は道を切り開くべく、ツタの壁に全力でぶつかるも傷一つつけられない。

 

「おいシャウトモン!!、お前本当にレイド帝国の支配者だったんならあいつを何とかしてみせろヨン!!、今すぐに!!」

「そーーっ!!、でっしゅーーっ!!」

「い、や、俺、おれは・・・・・・・・・」

「蜂、芋、時間の無駄っヒョ」

「エーデルに関わるモンとして無様な姿を見せないで下さい」

「!!、ファルコ、モ」

 

 

 

この絶望的な状況の中

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

とあるデジモンは音を立てずに・・・

 

 

 

「グガ!?、奴め正気か!?」

「時間を掛け過ぎた、かぁ!!?」

 

 

 

 

 

   !   !   !   !   !

 

 

 

 

 

 

離れようとしたその時

 

 

 

異次元より召喚された伝説上のモンスターが

 

ツタも巨樹の一部も一瞬で食らい尽くし

 

アルゴモン究極体をも飲み込んだ。

 

 

 

「ウィザーモン、と誰だ?」

「あ、アレはッ

 

 

 

孤高の隠士!! アルファモンだヨン!!」

 

 

 

野外との境を失った劇場に

 

自称・魔法使いを伴って降り立つのは

 

裏地が『水色』な白のマントを羽織り

 

黒を基調に金の装飾が施された全身鎧を纏う

 

聖騎士。

 

 

 

「ぐ・・・!、やってくれたな!

だが、どうやって内部の配置を正確に!?」

「こいつがクロスローダーから情報を取得してくれたお陰だよ、うん」

「ーーッ」

「ぁ」

 

アルファモンから離れた後、ウィザーモンは杖に宿った『光』を消してとんがり帽子を目深く被る。

 

「盗み聞きに覗き見か

聖騎士ともあろうモンがはしたない真似を」

「ボクがゴミ捨て場育ちなのは知ってるんだろ?

使えるモンは何だって使うよ、うん」

「そういえばそうだったな

 

 

 

所で、お前にはコレが何かわかるか?」

 

 

 

「アレは!!」

「じゅ、じゅ、さ」

 

電脳世界の抑止力と相対しているにも関わらず

体躯の右半分を再生中の『黒の逢魔』が平静を装えるのは、左手に水色に輝く蕾を掴んでいるから。

 

「クックックッ!、勿論わかるよな?」

「・・・・・・・・・」

「え?、は?、お、おい!、止まれ!!

人質がどうなってもいいのか!!?」

 

 

 

「人質?、そんなモンがどこに居る」

 

 

 

『!?』

 

 

 

なのに、アルファモンは構わず距離を詰め

 

 

 

「ヒッ!!

 

(だ、だいじょうぶだ!!

 

『情報』の通りなら出来る訳が無い!!)」

 

 

 

「お前が掴んでるソレは、ボクの」

 

 

 

「それ以上近づいてみろ!!、握り潰

 

 

 

「スタァよ」??へ」

 

 

 

アルゴモン究極体の眉間に

 

 

 

           1本の矢

 

 

 

が突き刺さるの同時に聖剣で電脳核を貫いた。

 

 

 

「・・・ッ"・・・・・・お、のれええええ!!

 

こうなったらせめてあいつらだけでも!!」

 

「「!」」

 

 

 

だが、その状態にも関わらず上を向き

《テラバイトディザスター》の発射体勢を取ってみせる。

 

 

 

「そうは」

「がふっ?!」

「させるもんですか!!」

 

 

 

すると、天上より

 

レイピアとロングソードが舞い降りて

 

強く、何より、美しい剣劇を魅せれば

 

 

 

「同好会もエーデルもフロンティアのみんなも

私が守る!!」

「え、や、うちは別にー?」

「香子ちゃん・・・」

「はいはい、そーゆーことにしといてやるから

よっと!!」

 

 

 

大太刀と小太刀

 

薙刀、メイス、ハルバートが追随。

 

 

 

そして・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

「華恋!!」「行こう、ひかりちゃん!!」

「ーーーーーーーーッ!!

 

 

 

きゆううううせいしゆううううううううううう!!!!!!」

「《聖、剣・・・グレイダルファー!!!》」

「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」

 

 

 

サーベルとスティレット

 

赤と青の上掛け

 

2人でひとつの運命が描くキラめきに合わせ

 

『水色』の聖剣がより深く刺し込まれた。

 

 

 

 

「ん、で? を、たすけてくれ・・・ぃ・・・・・・」

 

 

 

 

「・・・・・・・・・ーーーーーー!」

「あるるぅうううううう!!!」

 

アルゴモン究極体の電脳核が完全に破壊されたことにより10人を拘束していたツタが枯れ、朽ちていく。

 

「栞!!、大じょ痛!?」

「ー~"・・・!・・・ーー~~~!ッ!!"」

「そ、そこはもう塞がってるってばぁ!!」

「よかった、ヨン」

「「「「!"、!"」」」」

 

 

 

「あらあら、この忙しい時に

何や羨ましい格好してはるなぁ、珠緒はん」

『!!!』

 

 

 

「お前、わかってて言ってるだろ

あー、その、ありがとな同好会

エーデルとフロンティアも」

『ッ』

「?、ララちゃん?、ゆゆちゃん?」

「皆さん、何やら顔色が優れない様子です

 

 

 

が・・・・・・・・・!?」」」」」」」」」

 

 

 

「天堂!!?、愛城!!、神楽!!」

「う、ううっ、なん、で?」

「衣装が、消えた?」

「デジモンとパートナーの契約を交わしていなければ、舞台少女はこの輝きの無い世界でのSTAGEには立てないの」

「そんな!!

これじゃあ、みんなを守れない!!」

 

アルゴモン究極体を討ち取り、他校の舞台少女達を解放することに成功した99期生達だったのだが・・・レヴュー衣装と武器が突如0と1に分解。

聖翔音楽学園の制服姿に戻ってしまう。

 

「アルファモン」

「うん?」

 

すると、眼鏡の少女が聖騎士の元へ。

 

 

 

 

 

バチッ    ポフン

 

 

 

 

 

「ううううん!!??」

 

彼女が有無を言わさず神機をもぎ取り

己の手首に装着すれば

アルファモンが一瞬にしてドルモンへ退化。

 

「な、何してるんだよぉおおジュンナぁああ!!?」

「何してる?、は!、こっちの台詞!!!

あなた!、なんで?、どうして?

神機がこんなになってるのにキラめきとソウルを使ったの!!?」

「う、うん、そそそれ、は、その、うん」

 

 

 

「そんな簡単に手放さないでよ」

 

 

 

「!!」

「あなたの言葉よ」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ごめん」

 

重厚な黒と金のラインが消失し、ヒビだらけになっている水色の機体を見せつけられ

上掛けに引っ掛けられた弓矢より鋭い視線に射抜かれた星見純那のパートナーは尻尾をピンと立てて膠着した後に、耳をしなだれさせながら頭を下げた。

 

 

 

 

 

ド!   ォ!   ゥ!   ン!!!

 

 

 

 

 

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・、!?』

「あいつも来てるの?」

「う、うん」

 

 

 

 

 

ドォン! ドォン! ドォンドォンドォン!

 

 

ドォォォオオオンッッッ!!!!!!

 

 

 

 

 

『ぼふっ?!』

 

その直後、劇場どころか巨樹全体が揺れる程に凄まじい衝撃と大量の土煙が舞台少女とデジモン達を襲う。

 

「ジャ!!、ジャ!!、ジャ!!」

「?、??、!!」

「ジャーーーーーーン!!!!!!」

『!!』

「ひかりちゃああああああーーーんんんん!!??!?!?!!!???」

 

薄茶のスモークを引き裂き、突き出されたのは筋骨隆々な腕。

 

「ヒカリ、頼む」

「なに?、を、あ・・・・・・・・・」

「ゥー・・・ゥ・・・・・・」

「エー、ちゃ??」

 

少女を掴む腕とは反対の肩にて

全身の至るところに小さな棘を生やし、捻れた9つの大きな棘を背負った凛々しい風貌の獣人が

 

 

 

【データ】を所々欠けさせた状態で

 

 

 

弱々しく息をついていた。

 

「エリスモンッッ!!」

「・・・・・・・・・ヒー、けが、してないー?」

「うん!!、う"ん"!!」

「エヘ、ヘー、よか、たー」

「ーー!!、あなたは、いつもそう!!」

 

再契約によりラセンモンからエリスモンへと退化した神楽ひかりのパートナーは、再び構築された青い上掛けに埋もれ

あどけない笑みを浮かべていると

 

「ドルモン、説め」

「《究極螺旋王竜剣》で無理矢理世界の壁を抜けてきた」

「!?、その技は!!!」

 

 

 

「グルルルルル・・・アアア・・・・・・ァ・・・!」

「ぐず!う"う"!ずび!うぐぅ"う"う!」

 

 

 

「エンシェントガルルモン!!?」

「エンシェントグレイモン!!?」

 

 

 

「あ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

露崎まひると石動双葉のパートナーが

 

規格外の巨体を誇る武者竜を担いで

 

此方に近づいて来るのが見えた。

 

 

 

「ーーーーーーーー!!!

 

 

 

りゆうううくうううううんんん!!!!!」

 

 

 

故に、愛城華恋は劇場から飛び降りた

 

 

 

今にも消えてしまいそうなパートナーを目指して。

 

 

 

「華恋!!?、バカ!!、バッ華恋!!!」

「!!」

「手を出すな飛竜」

「しかし!!」

「『風』なんて起きたらあいつがうるさいんだよ、うん」

『あいつ?』

 

 

 

「ア"ァアアーーーーーーーーーッッッ!!」

 

 

 

『!!?』

「な!、なんだ!?、今の声は!!?」

「この私、天堂真矢のパートナー

月光の神ディアナモンです」

「因みに、こっちが私のパートナー

闘争の神、マルスモンよ」

「か、み?」

「・・・・・・・・・いえ、神と言ってもデジタルワールドでは役割でしかありませんよ、王」

 

 

 

「リュー君!、リューくぅううん!!」

「ぬ、ぐ、かれんっ」

 

 

 

少女達の困惑を余所に華恋は《アロー・オブ・アルテミス》が造る氷の道をひた走ると

強く掲げた掌でオウリュウモンの指先を

そこに収められた刃が備わる赤い神機を掴んでみせる。

 

「華恋・・・面目無い・・・・・・」

「グス!、メモなんてぇ"いらないよお"!」

「ぬうぅ、御主、変わらんなー」

 

制服からレヴューのモノへと衣装替えをし

涙を流す舞台少女の腕の中、和風の鎧を身に纏う獣型デジモン・リュウダモンは困ったような・・・

だけど、どこか嬉しそうに口の端を歪めた。

 

「ふっぐ!!あう!!う"うあああうう"ううーーー!!!」

「相棒!!、リュウダモンはもう大丈夫だ!!

だから泣くなよ!!」

「・・・・・・・・・」

「ありがとうエンシェントガルルモン」

「・・・・・・・・・」

「え」

 

嗚咽を漏らし、氷の道を溶かす竜の始祖の横で

獣の始祖は片手に乗せた1人と1体をまひるの近くに降ろす。

 

「はなやぎさん」

「今話してる暇ないんで、後に」

「ごめんなさい」

「え?」

「ごめん、なさい、ごめんな、さ、わたし」

「ともえ、までなんだよ?

・・・・・・・・・ーーーッ(なんでいない?

 

 

 

お前 最速 なのに、なんで??)」

 

 

 

「ケッ」

「バンチョーレオモン!!!

 

 

 

ばんちょーれおもん?」

 

 

 

何も語れない2体の背を飛び越え、劇場に着地した大場ななのパートナーは

彼女の横をすり抜けて・・・

 

 

 

「ブイはん」

「・・・・・・・・・アア、そうだァ」

 

 

 

花柳香子の足元に

 

立派だった筈の鎧を欠いて

 

マントを模した翼を失い

 

ゴホウビを得る為のソレを無くしたパートナーを

 

アルフォースブイドラモンをゆっくりと置いた。

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

劇場内がしんと静まり返る中

 

彼女はゆっくりとした足取りで歩みを進め

 

原形を留めているのが不思議な程に破損した

 

己が神機を震える指先で摘み取る。

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

「なんで

 

 

 

なんでめざめないんだブイモン」

 

 

 

再契約が交わされ、聖騎士から小竜へと退化したのだが・・・その体躯はやつれ果て、顔上半分の【データ】に変化は無い。

 

 

 

「ほ、ほら、おきて、おきてくれ、たのむ」

「やめろ炎の」

「カオルコがいるんだフタバもいる

ひさしぶりにみんないるんだ」

「やめろよ」

 

 

 

昏睡したままのブイモンにエンシェントグレイモンが己との体格差も弁えず近づこうとするので、エンシェントガルルモンが燃え盛る翼を掴んだ

 

 

 

「だって

 

きみ

 

ずっとがんばってたじゃないか

 

また

 

もういちど

 

 

 

カオルコの舞をみるために」

 

 

 

「ぁ」

 

 

 

「やめろっつってんだよ!!!」

 

『きゃああああ!!?』

 

 

 

直後、竜の顔面に獣の拳が突き刺さった。

 

 

 

「おい!!!、オヤジィ!!!」

 

「こんな時に何してんジャン!!?」

 

「ストラビモン・・・!」

 

 

 

「フーッ!!、フーッ!!

余計なこと言いやがって・・・!

 

 

 

んなモン関係無い子達に背負わせんな!!」

「ぅぅっ、うううう・・・・・・・・・」

 

 

 

 

息を荒げ、赤い眼を爛々と光らせる今のエンシェントガルルモンには仲間達やパートナーの声も聞こえない。

客席の残骸に埋もれ、咽び泣くエンシェントグレイモンを構わず怒鳴り散らしている。

 

「再契約は済んだようだな

ならば、とっととここから離れるのデシテ

ワタクシの幻術も長くは持たん」

「ディアナモン、何が

いったい、なにがあったんですか?」

「それは・・・」

 

 

 

「だれがやった」

 

 

 

『!』「いす、るぎ、さっ」

 

 

 

「誰がやった」

 

 

 

微動だにしない香子に寄り添い

 

声と拳を震わせる双葉

 

 

 

「わたしだ」

 

 

 

彼女の問いに答えたのは、自称・魔法使い。

 

 

 

「飛竜ッ、お前今そういうのは止めろ!!」

「わたしなんだ」

「おまえがブイモンを」

「ち、ちがう違うよ!!」

「そうだよ!

悪いのは全部『黒の逢魔』の奴らだ!!」

「お願いだから説明させて!!」

 

呆然自失な状態で問題発言を繰り返すウィザーモンをララフィンやスパロウモン、つかさが庇った

 

 

 

次の瞬間

 

 

 

凄まじい『光』が劇場を目映く照らし

ウィザーモンが独占していた情報が・・・

 

 

 

「な、ん」「(うそ・・・)」

「キュウウ、ど、ドルルモン?、シズハ?」

 

 

 

神界における99期生とそのパートナーデジモンの活躍が

 

 

 

「わたし、なにも、まもれなかった?」

「ッ、ナナァ」

「私達は、救世主という役を演じきった

演じきったつもりだった

その結果が『コレ』?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・完全無欠、だなんて

ほんと、我ながら、よく言えたものね」

 

 

 

輝きの無い世界での3校の奮闘が

 

『黒の逢魔』の正体や目的が

 

 

 

 

 

          「ばか」

 

 

 

 

アルフォースブイドラモンの独演が

 

 

 

 

この場の全員に共有された。

 

 

 

 

 

「は」「ははっ」「「ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」

 

 

 

 

「!、スト、ラビモン、フレイモン」

 

すると、表情を無くした始祖2体の口から乾いた笑い声が上がる。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

『〇◆△△~◎』

「「「「「《ブルートナックル》」」」」」

『《ボルトライン》

『〇◆ーー△〇◆△△~◎△~◎』』

 

その姿を見た月光神が劇場の周囲に展開していた幻術を解除すれば、大量のアルゴモン族が一気に雪崩れ込み

 

 

 

 

「《オメガバースト》」「《アブソリュートゼロ》」

 

 

 

 

 

超爆発と超凍気の餌食となった。

 

 

 

 

 

「ヒンーーーっ!!!」

「ーーーーーーッ

(『いま』ので

コレぐらい出来ることはわかって筈なのにッ

なんで、ふるえとまんない・・・!!?)」

「お、おねえちゃ」

「だ、だいじょうぶよ、しおり」

 

 

 

 

「グルルルルルルァアアアアアア!!!!!!」「ギャオオオオオォォォォォォン!!!!!!」

 

 

 

 

「「ひっ」」「く・・・ぅぅ・・・・・・」

 

 

 

 

劇場の外からでも感じられる原始の怒気に気高き君は恐れ戦き

 

 

 

 

 

「ばか」「香子」「ばか」「もういい」

 

 

 

 

「ばか」「もういいって・・・!!」

 

 

 

 

「「「「ーーーーーーッッ」」」」

 

 

 

 

 

同好会は小竜の前の2人に唇を噛み締める。

 

 

 

 

そして

 

 

 

 

「デジモンキング?

 

お前が?

 

しかもなんだよ    あの姿は」

 

「ぁ」

 

「!、やめなさいドルモン!!」

 

 

 

 

始まりの名を持つ聖騎士の転生体は

 

背後から抱きすくめるパートナーの制止を無視して

 

全ての元凶の転生体へと詰め寄る。

 

 

 

 

「『今』のでわかったでしょ!?

その子には」

「記憶は無い?、だから関係無い?

 

 

 

 

だったら関係無いままでいろよ!!!」

 

 

 

 

「あ、あ」

「兄貴」『兄貴ぃ・・・』〔シャウトモンッ〕

 

 

 

 

「なんだよ?デジモンキングって

なんであいつの

 

 

 

オメガモンの姿使ってそんなこと言える?

 

 

 

どこまでおまえは

 

 

 

あいつを縛りつければ気が済むんだ!!?」

 

 

 

「!!」

 

 

 

 

真正面からぶつけられた渾身の叫びに情けなく彷徨う視線。

 

 

 

 

「ル、る・・・・・・・・・

 

 

 

 

え」

 

 

 

 

 

「あるる!!ねえあるる!!あるるうううううう!!!!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「あるるちゃん!!!ソレはダメええええええええーーー!!!!!」

「大月さんッッ!!?」

 

 

 

 

その先に居たパートナーは

 

周りの声も届かない様子で

 

 

 

固くて     重くて     黒い

 

 

 

暗黒のソウルをポツ・・・ポツ・・・と落とし

 

真っ赤な炎のような色合いだった筈のクロスローダーを

 

 

 

 

『黒の逢魔』のダークネスローダーに変えていたのだった。

 

 

 

 




『黒の逢魔』の主張
デジタルワールドから追放された我々はチートを使って救世主と世界に復讐する
今さら気づいた所でもう遅い
新世界を造って真の仲間達と一緒に幸せなセカンドライフを楽しみます
ざまぁみろ←絶対コレが一番重要





ようは捨てられた幼児が周りに八つ当たりしながら騒いでいるという傍迷惑な連中なのである。

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