少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE- 錯劇 -XSTAGE - 作:リカル
輝きの無い世界の何処か・・・
「ああそうかそうか、そういうことだったのか
だから、彼女はシャウトモンと契約出来たのか
くくくっ!、これは面白いことになったね」
そこではダークナイトモンが大粒のルビーを片手で弄びながら嗤っていた。
「面白がっている場合か」
「おや、体の具合はどうかね?」
「お前のお陰で存分に『闇』を食えたからな
傷は完全に癒えたオレには問題は無い
・・・・・・・・・が、オレや他のモンの侵入を許したのはまずいだろう」
「そうでもないさ
結界によって終焉の音は遮っている以上
『奴等』の介入はあり得無い」
「確か『滅びを運ぶモノ』だったか?
アレと同じようにお前がオレ以上に警戒している存在の」
〔「ーーー!ー!!、ッ・・・ッ・・・・・・」〕
暗黒騎士の傍らで『闇』の器が見上げる鳥籠の中では人型の電脳生命体が目に涙を浮かべながら必死に足掻いている。
「同じようにすればいいんじゃないのか?」
「直接は危険なんだよ
だからこうして間接的にその力を利用する」
〔「ーーーーーー・・・・・・・・・!!」〕
「精々囀ずっておくれ、ヒトに造られた金糸雀よ
君の歌とこの25の楽器達が奏でる音楽が
私の夢を叶えてくれるのだから、ね」
「よくわからないが
お前の為になるならオレは幾らでも力を貸そう
ソレがオレの贖罪なのだから」
「・・・・・・・・・それならば、一つ頼まれてくれるかね?」
☆輝きの無い世界
「「オオオオォォォオオオオオオオオオオオオーーーーーー・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!」」
「エンシェントグレイモンもエンシェントガルルモンもいつまでやってるつもりジャン?」
「気が済むまでだろう、放っておけ」
聖翔音楽学園周辺で暴れ回る『火』と『光』に神々はしかめ面で眺めていた。
「・・・・・・・・・」
「まひる、ちゃっ」
「今はそっとしておいてあげなさいよ」
「でも!、でも、だってあたし達」
「いいから!」
「!?」
「お姉ちゃんッ」
「・・・・・・・・・ごめんなさい」
「う、ううん、あたしこそ、ごめん」
遠くで咆哮と爆音が聞こえる中、一応の安全地帯である大樹に飲まれた地下劇場内にて
少女達の大半が集まっていた。
「大月さんは本当に大丈夫なの?」
「うん、あの子が使ってるのはヒーのと違うから
あの時のエーみたいにはならないよ」
「そう・・・」
「そっちの心配は無くても
あるるんも、シャウトモンも
もうこの舞台には立てそうには」
「それでも!!
それでもッ、私達は!!、この物語を続けなくてはいけなんです!!」
「どうやって?」
「!、ミチル、さん??」
「『黒の逢魔』は世界中の人間から幾らでもソウルやキラめきを使えるのんだよ?
ソレを使ってまた究極体が現れるかもしれないのに
成熟期までにしか進化させられない私達じゃアルフォースブイドラモンの時みたいに足手纏いにしかなれないのに
どうやって続けるつもりなの?」
「え、あ、その・・・・・・・・・」
「やめろミチル」
「みんな荒れてる」
「無理もありませんよ」
あちこちで険悪の雰囲気が放たれる光景を見る次席と首席の表情はパートナーに負けないぐらい険しい。
「・・・・・・・・・」
「あ、あの、石動さん
アルフォース、じゃなくてブイモンは?」
「目覚めていないのでしょうか?」
「ああ」
「・・・・・・・・・花柳さんは」
「まだ」
「「「ッ」」」
双葉もまた、今まさにアルゴモン族を蹂躙している相棒に匹敵しかねない殺気を全身から漲らせているので
塁もゆゆ子も珠緒もこれ以上の言葉を掛けられなくなる。
「月光神ディアナモン」
「なんデシテ?」
「他の聖騎士や神々はこの世界に来れるのか?、ヨン」
「グ」
「ああーっ!!、そーっでっしゅーっ!!
そーだいしょーっ!!・・・・・・・・・ヒン??」
「ヒョン?」
「これだけ空間が歪み切っていれば
上位個体が強引にゲートを開くこと自体は可能だろう」
「!!、ならばすぐにでも!!」
「しかし、『黒の逢魔』はデジタルワールドでも暴れている
その鎮圧が終わらん限りは無理デシテ」
「そう、ですか」
「(・・・・・・・・・・・・・・・・・・やっぱり)」
「でもさぁ、このままも不味いジャン
いくらあいつらが掃除したってどっからケラモン系とかアルゴモンが湧いてくっかわかんねーし
うーーん、やっぱアケビ号も一緒に持ってくりゃ良かった」
「まぁ、な
その方が奴の『監視』も楽だったろう」
エーデルのパートナーデジモンに囲まれるディアナモン。
その細められた眼差しの先では
赤い背中を丸めた小竜が
スタンドマイクを引き摺りながら
頼りない足取りで歩いていた。
「(おれがレイド帝国のうまれかわり)」
信じられない 信じたくない
なのに疑いの余地がない。
すっかり熱を無くしてしまったハートの中で
色んな感情がグルグルまわる。
〔ソロソロ休マナイカ〕
「!?」
「体を動かすばっかじゃクールダウンも出来ないゼ」
ソレに身を委ね、彷徨うばかりだった自分の前に現れたのは・・・
行く先で待っていてくれたのはカブトムシロボと星軍団。
「なん、で??、どうして」
〔野暮ナコトヲ言ウナ〕
「ーーーーーーッ、でも!」
〔デモモストモネェーンダヨ
俺ガヤリタイカラヤッテルンダ〕
「!!」
「それだけだ、ゼ」『ゼ!』
「おまえら・・・」
真っ向勝負の衝撃に赤い膝が折れ、シャウトモンが地べたにへたりこんだ両隣に
バリスタモンとスターモンズ腰かける。
〔凄カッタナ〕
返答は無い。
〔格好良カッタナ〕
返答は無い。
「憧れるよな!」『うんうん!』
返答は無い。
それでも構わず言葉を、想いを重ねていく。
〔聖翔ノミンナガ救世主ヲ演ジテクレタ
ダカラ、俺達ハ出逢エタンダナ〕
「・・・・・・・・・でも、そもそも、お前がッ」
〔バリスタモン〕
「え」
〔火ノ玉小僧ト呼バレルオマエノ砲台
オマエガクレタコノ名前、俺ハ好キダ〕
「!!」
〔ダカラ、オマエモ好キニスレバイイ〕
「なにをしようが
どこにいようが
俺達は兄貴の側に居るさ」『いるさ!』
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
体温など存在しない鋼鉄の体躯。
なのに、両隣からは確かな温もりが感じられて・・・
「なんだよ、ボクの出る幕無いじゃないか」
「だからって
謝らなくていいってことにはならないでしょ?」
「う"っ、うん・・・」
「〔「『!!?』」〕」
その時、シャウトモン達に歩み寄ってきたのは
大きな尻尾が特徴的な紫の獣ドルモンと
パートナーである99期生・星見純那。
ふたりの背後では大場なながバンチョーレオモンの手首を狙って何度も飛びかかっては往なされていた。
「アルファモ・・・・・・・・・ドルモン」
「うん、そうだよ」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
無言のまま見つめ合う2体。
その背後では大場なながバンチョーレオモンによじ登っては首根っこを掴まれ、何度も地面に降ろされていた。
「無駄に間を造らないの」
「ぅ"!、んんっ
その、さっきは八つ当たりしてごめん」
「え」
「今世の君には何の落ち度も無いのに前世の咎を一方的に責め立てるなんて・・・
そんな資格、ボクには無いのにあんなことを言って」
「無駄に卑屈にならないの」
「だって本当のことだしさ、うん・・・
それに、もうひとつ君に
君達に伝えたいことがあるんだ」
〔フガ?〕『「俺達も?」』
「ありがとう」
「〔「『!?』」〕」
「エーデル、同好会、そしてフロンティアの舞台少女・・・
彼女達が今まで無事だったのは間違いなく君達が世界の壁を越えてくれたお陰だ」
「で、でも!!、アルフォースブイドラモンは!!
俺がッ、おれをかばって・・・!」
「ソレを気に病んでるんなら、さ
次の舞台でキラめいて魅せろよ
どんな災厄も困難も絶望もひっくるめて」
「!」
「舞台馬鹿ってそういうモンなんだからさ」
「馬鹿は余計よ、もうっ」
「・・・・・・・・・ソレさ
ほんとにおれのモンなのか?」
〔!〕
「あ、あにき・・・?」『ホワッツ・・・?』
「おれが、ステージに立ちたいって思ったのも
デジモンの王様
デジモンキングになりたいって思ったのも
全部・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「全部、前世が望んだモンだって言うのなら
ボクだって同じだよ、うん」
「あ」
「ドルモン・・・」
謝罪 感謝 告解。
これらが行われている背後では、GAKU-RANを被せられた大場ななが何度も脱出を試み
その都度バンチョーレオモンの掌に阻まれていた。
「飛竜から情報を直接送り込まれた瞬間
あいつの、オメガモンのことしか頭になくて
君を傷つける言葉を吐いた時の衝動は
ほんとに、今のボクのモンだったのか
ボク自身にもわからないんだ」
「・・・・・・・・・」
「でも、それは結局言い訳でしかない
起源はどうあれ、あの言葉を出したのは間違いなく今を生きてるボクの口なんだから
それは、君も同じだよ シャウトモン」
「おなじ?」
「今、君の隣に居るふたりは
今の君の行動の結果、そこに居るんだろ?」
「あ」
〔フガ〕『「へへへっ☆!」』
「それは君にとって大切なことだとボクは思うよ、うん」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ダァアアア!!!
テメェほんとにめんどくせぇなァー!!!」
「んんむぅうううーーー!!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ぶふっ!
あはははははははははははは!!!!!!」
〔!?、シャウトモン笑ッタ、笑エタ!〕
「ああ・・・ああ!、お陰様でな!」
『「Yeeeeeah!!」』
「う、うん・・・ならよかった・・・・・・・・・のかな?」
「わたしにきかないでちょうだい・・・・・・・・・」
自分達の背後で上半身をGAKU-RANに覆われ、足を何度もバタつかせながらバンチョーレオモンに担ぎ上げられる大場ななの姿にひとしきり大笑いした後、シャウトモンはマクフィルド社製のスタンドマイクを力強く握り直し
「さぁて、と・・・
んじゃ、いっちょやってみっか!」
「うん?、何を?」
「今一番俺がやりたいこと
スゥーーーーーーーーーーーーッッ」
〔!?、待〕
「ア!!!ルッ!!ルゥウウウウウウ"うううーーーーー"ーーーー!!!!!!"!"!"」〕《ソウルクラッシャー!!!》。
〔フガッ、間二合ワナカッタカ
スマナイ、ミソラ〕
「「「「「ー"ー~ー~~ー?!!ーー~ッ"ッ"ッ?!"!?"!」」」」」
バリスタモンが詫びるのは、スピーカーから拾った音声を『拡大』して今までの自分達の会話を流していたクロスローダーの持ち主とその仲間達。
超大音量のシャウトを諸にくらった結果
美空の周りではつかさやスパロウモン、ララフィンとキュートモンが両耳を押さえて悶絶し
「ぅぅぅ・・・み、みがぁーん・・・・・・!」
「い"!?ったぁ~~・・・!!」
ついでに、発生源の近くに居たドルモンと純那の聴力も一時的に麻痺状態に。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
しかし
《ソウルクラッシャー》を耳にした者の中で
大月あるるだけは微動だにしない。
〔「まだ、全部を飲み込めた訳じゃねぇ」〕
シャウトモンはそれでもダークネスローダーを握ったままのパートナーに語りかける。
〔「特に
なんで『黒の逢魔』にお前のハートが奪われちまったのか俺にはサッパリわかんねーんだ」〕
「・・・・・・・・・ッ」
〔「だから
力ずくでお前を奪い返す!!!」〕「?!」
〔「へへっ!、忘れんなよアルル!
俺の声が世界の壁だって越えられることを
声さえ届けば体だって越えられることを
お前の居る舞台に立てるってことを!!!
・・・・・・・・・ソレが
俺がレイド帝国の支配者の生まれ変わりだって証明に他ならないんだとしてもッ
全力で歌って 踊って 奪ってやる
お前のナカにあるモンが
とんでもねぇ強敵だったとしてもだ!!」〕
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんで?」
〔「その方が燃えるだろ?」〕
「ぁ」
この台詞は覚えている、忘れない
特に、彼女は忘れられない。
〔「それによぉー!!、やっぱニンゲンのファン第一号を他のモンにはやれねーんだよなぁー!!」〕
「
ちがう
違うよシャウトモン
あなたが私のファンになったんだよ」
「!?」
〔「・・・・・・・・・へへっ♪
俺が今すぐそっち行ってやっから待ってろ」〕
「うん、待ってる」
「(ああ、『また』だ)」
目の前で幼馴染みが『熱』を取り戻し始めた。
その切っ掛けが何だったのかすら今の美空にはわからない。
「(あたしが何度声を掛けてもダメだったのに
シャウトモンは・・・
この物語が始まってからずっとそうだ・・・
そこは、あたしの なのに・・・!)」
ミシッ ギ ギ ギィーー
〔?〕
1人と1体を繋ぐクロスローダーを握り締める力が増して、スピーカーにノイズが混ざる
その時だった
「《スモーキングブキ》」
『黒の逢魔』が奇襲を仕掛けたのは。
「クッ、ソ、たれがァ!!」
「ちょっ!?」「純那ちゃん!!」「ぅんあ!」
「ゲホッ?!ゴホゴホ!!」
「な、なんも見えねーゼ~ー!」『Nooooooo~ー!』
〔ミンナ!!〕
七色をした濃い煙が自分達を包むや否や、バンチョーレオモンは純那とドルモンをなな同様GAKU-RANへ。
「獣魂解放」
すると、《スモーキングブキ》に紛れて・・・
「《マスターオブダークネス》」
「!?」
シャウトモンを狙い飛来した『闇』
「「見
ィつゥけたぁああ"あァアアアああああアアアアア"アああーーーーーーーーー!!!!!"!!!!」」
「ぐあ?!」
「ネ"?!」
が、『光』/『炎』に焼かれた。
「や、やめろ!!、オレぇー!!」
「ギャオオオオオォォォォォォン!!!!!!」「グルルルルルルァアアアアアア!!!!!!」
「ウワアアアァーーー?!!?!」
【己】が姿を現した瞬間、怒り狂った獣と竜が
巨鳥の体躯に食らいつき至近距離から超爆発と超凍気を放つ。
「テメェら固まれえええい!!!」
「〔「『グエッ?!!』」〕」
その余波に巻き込まれる寸前、男魂の峰により吹き飛ばされるシャウトモン達。
「ば、バンチョーレオモン!?
あいつらをどこへやったんだよ!?」
「・・・・・・・・・一番信用出来るモンの所だァ
んなコトよりさっさとオヤジ達を
ッ! 来んなァ!!! 止まれ!!!」
懸念材料を安全圏に強制退避させたバンチョーレオモンの隻眼が捉えたのは
パートナーへと向かっていく少女2人。
「「ぅぁぁああああああ!!!!」」
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・!?
フ、タバ?」マヒル?」
「いやあああああああああ!!!まひるちゃん!?!やだ!!なんで!!なんで!!?また?!!やああああああ!!!!」
「キュートモン!!キュートモンどこ!??キュートモン!!」
「ひどい」
「「あ、あ?、あああ・・・・・・・・・!」」
何よりも大切な存在にいちえや塁、ゆゆ子が駆け寄っていくのをエンシェントグレイモンもエンシェントガルルモンも呆然と見つめる他無い。
「ディアナモンッッ!!!」
「わかっている!!、騒ぐなテンドー!!
貴様らも下がれ!!、治療の邪魔だ!!」
「「ぅぅう」」
「まひる!、双葉!、聞こえる!?」
「ハァ・・・ハァ・・・たり、まえ」
「ちゃんと、きこえてるよクロちゃん・・・」
「「「「「はぁーーーっ」」」」」
内部の【データ】が露出した部位にカルポスヒューレ産の薬品をありったけぶっかければ
即座に再生が始まり、2人共大事には至らなかった。
「おい!、コレどっちも『闇』と暗黒のソウルでガワだけ造ったニセモンジャン!?」
「『黒の逢魔』がァ!!、しょーもねぇ真似しやがって!!」
「「ぇ」」
「ハッ、ハァ!、目、覚めた?」
「マ、ヒ・・・ぅう・・・・・・」
「あい、ぼ、おれ、オレは」
「頭に血が昇ってたのは、あたしもだから
でも、それじゃ、ダメだッ
踊らされるだけは!!、もう!!」
「フタバ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「らしくない顔している場合かアホめ!!
とっととシャウトモンを回収してこい!!」
「わ、わかってるって!」
まひると双葉の経過を看ながらヒステリックに叫ぶディアナモンの指示に従い、マルスモンは跳ぶ。
バンチョーレオモンがシャウトモンの護衛として一番信用出来る存在
「ドルルモン」
「ッ」
オレンジ色をした豊かな鬣を持つ尻尾がドリルな狼の元へ。
「なんで、いわなかった?」
「言わない、じゃない
言えないの、私には」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハッ、お互い様って奴か」
「そうね」
ウィザーモンによりも齎された真実の数々。
そこにはドルルモンの秘密が隠されていた。
「
(こわい
こわくていえない
いま、あなたがわたしのまえからいなくなったら
わたし もう ココにたってられない)」
望んで立ったステージなのに巻き起こるイベントは己のキャパシティを越えるモノばかりで・・・
挙げ句、世界が滅亡してしまった。
これが本当にゲームだったのならば彼女は既にコントローラーを放り投げている。
でも、どれだけ非現実的でもこれは現実
逃げることすら出来ない。
だから、胡蝶静羽は己の胸の内に秘密を押し込めるのだ
唯一残されたヨスガを失わない為に・・・。
「〔「『ううううわああああああああああああーーーーーーーーーーーー!!!???』」〕」
「「ッッ!?」」
このタイミングでバンチョーレオモンに吹き飛ばされたシャウトモンとバリスタモン、スターモンズが1人と1体の間に落下。
「どうしたお前ら!!?」
〔グ・・・敵襲、ダ!〕
「『迷宮』のボスが攻めて来たんだ、ゼ!」
『ゼ!』
「そんな!!どこまでクソゲーなの!!?」
突然の事態にただでさえ荒んでいた心が悲鳴を上げ、口汚い台詞として舞台に響いた。
なのに
「・・・・・・・・・アルル?」
〔フガ?
!!、ソウダ!!
今ノミソラ達モ聴イテタ筈!!〕
「え」
「な、なのになんでシスター達に動きがないんだ!?」『ホワッツ!?、ホワッツ!?』
「まって
まさか」「キュートモン!!!!!」
異常な静けさが辺りを支配している
まるで、『誰か』に
音が奪われているかのように。
「デジ忍法 無音殺法」
「"・・・?・・・っ・・・・・・・・・」「ーー!、~~!!」
その『誰か』・・・ダークナイトモンの懐刀・ツワーモンの足元では、身動ぎすら出来ない程に打ちのめされたスパロウモンとキュートモン
更には、上掛けを奪われ機能停止に陥った舞台少女3人が横たわっていた。
「ドォオラアアアアアアアアアアーー!!!」
「デジ忍法、風神波」
ツワーモンは背後から迫る《ドルルトルネード》を印を結んだ左手から発生させた風で容易く相殺。
「?!?、あ、るるちゃ」
「《マンティスアーム》」
「あ・・・・・・・・・」
「シズハァ!!」
竜巻に乗って急接近してきた舞台少女には右肩の『盾』で動きを封じ、すかさず星のボタンを斬り飛ばして他の連中と同じようにしてみせる。
「思ったより早かったネー」
「お前!!!なんでアルルを!!?」
「さぁーネー?、ミーにはプレジデントの考えはわからいないよー
デジ忍法、世渡り」
〔フガ!?〕
「ゲートだとぉ!?」
「ヤバいゼ!!」『アルルーー!!』
シャウトモンの叫びに金髪の少女を担いだ肩をすくめると、ツワーモンは足元に出現させたゲートに素早く身を滑らせた。
「させっ
ガアああア"ア"あああああア"あああアアアああああああアア"アア"アアあ"ー"ーーーーー"ー"ーーー"ーーーーーーッッッッツッ!!!!!!"!!!!"!!"」
「!?、ゲートが、閉じないッ」
「!!」
「キュートモン!!?」
すると、あの血を吐くようなシャウトが炸裂。
レイドプログラムを元に造られたゲートをクラッキングすれば、同時にピンクの小さな体躯が大きく震え・・・
「《ミナ!!
ナオオオオオオオルゥウウウウウ!!!》」
「「「「「!」」」」」
ドルルモンですら見たことの無い広範囲治癒技で自らとスパロウモンの傷を癒し、衣装を再生させる。
「キャッハ♪
キャッハッハッハッハッハァーッ♪♪♪
イイヨー!!、来るがいいネー自分から!!
我らがプレジデント!! ダークナイトモン様の元へ!!」
『あ"あああああああああああああ"ああ"ああああああああ"あーーーーーーーッッッ!!!!!!』
フロンティアの舞台少女と
そのパートナーデジモン達はすすむ
荒れ果てた大地に穿たれた穴の先・・・
デジタルワールドへ。
第三部・人間界編 完
第四部・崩界編に・・・・・・・・・
「?
???
!?
うおおおおおおおおおお!!!!!!」
ドドドドドドドドド!!!!!
バッ!
キュポッ
「《無限波動!!!》ジャーーーン!!!」
続く!