少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE- 錯劇 -XSTAGE -   作:リカル

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NEW CONTRACTS!! エーデル、舞台に立つ!!

☆輝きの無い世界・プライバシーエリア『エメラルドの宮』

 

 

「まいったなー、客を招くだなんて私史上初めてで一体何から手をつけたらいいのやら」

『〔・・・・・・・・・・・・・・・・・・〕』

「そう警戒することもないだろう?

ホラ!、採れたてフレッシュな缶コーヒーでも飲んで落ち着いておくれよ」

「か、缶コーヒーって採れるもんなんですか・・・?」

「このサーバーでは採れるモン、さ!

後、もっと気楽に話しておくれ

その方が私も不慣れな舌を回し安い」

 

テーブルに置かれた黒と白のマーブル模様な缶をマジマジ見つめる美空に自称・魔法使い・・・ウィザーモンは指を差す。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(開設されたのはレイド帝国が現れる以前

しかも移転前は奴が特に捜索に力を入れていた神界の狭間だというのに、これ程肥沃なサーバーを見つけられなかっただと?

さっき、ニンゲン達に施した『光』のエレメントによる情報共用といい

明らかに通常のウィザーモンとは違う

 

 

 

一体、こいつは何モンなんだ・・・?)」

 

 

 

「キュウーー・・・・・・・・・」

 

そんな胡散臭いデジモンにキュートモンを頭に乗せたまま厳しい目を向けるドルルモン。

 

「さてさて、と!

私達デジモンやデジタルワールドで何が起きたのか、それについてはもう

えーっと、シャウトモン・・・だったかな?

この子達と同じぐらいにはわかったよね?

なので、これから先は口頭で説明するよ」

「ああ!、聴かせて貰おうじゃねぇか!

俺達が微笑みの里に帰れねぇ理由をよぉ!」

〔フガッ、リリモンヤジジモン達・・・

キット心配シテル・・・〕

「まぁまぁ、だから落ち着いて欲しいって何度も言っているだろう?

ちゃんと順番に話すから、さ!」

「ええ、そうしてくれると私達も助かるわ」

「さっきのピカッ!は格好良かったし、便利なのはわかるんだけど・・・

何か頭の中、勝手にグシャグシャ!ってされる感じがしたもんね・・・」

「あ、ララフィンもそう思った?

実は私も」

 

 

 

「デジタルワールドを救ったニンゲンのキラめきとソウルを狙い神々や聖騎士の目を掻い潜って人間界に忍び込んだ悪のデジモン軍団『黒の逢魔』!

そして!ここは!奴らが狩場として電脳と現実の狭間に造り出した輝きの無い世界!

本来ならデジタルワールドに繋がることは決して無いので微笑みの里とやらに帰るには『黒の逢魔』を何とかするしかなぁい!!!」

 

 

 

『ホワッツ?、ホワッツ?』

「そんなに慌ててどうしたんだーい?」

「べべべつにあわててるわけじゃない、さ!

とにかく!!、本当に君達は運が良いよ

奴らにとって舞台少女こそ最も狩るべ」

「よく、ないよッッ」

「?」

「あるる・・・・・・・・・」

「全然よくない!、だって、だって・・・!

私、わたし、あの子達を助けられなかった!

舞台に、さそったのにッ、いっしょにやりたいっていったのに・・・!」

 

涙に濡れた視線の先には5つのデジタマと例のレトロマイクに似た機械が並べられていた。

 

「ふむっ・・・

 

 

(まいったなー・・・

こんなんじゃ救世主役なんてとても頼め )

 

 

ってぇ!?なんだぁ!?」『〔!!?〕』

 

 

突然、ウィザーモンがすっとんきょうな声を上げるのと同時に戸棚の上で埃をかぶっていた

 

 

 

大1つ、少4つに割られた石が

 

 

エメラルドの屋根をブチ破って何処かに飛んでいくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

この出来事から時間は少々遡る・・・・・・・・・。

 

 

 

「って、ワケなんだけど

生徒会として私達はどう行動すべきか

皆の意見を聞かせて欲しいんだ」

「そーですねー、一時的とはいえ晶さんすらも惑わすゲームとか明らかに普通じゃありませんし

私達が注意した所でどれだけ効果があることやら・・・」

「な!!、やちよ!!

エーデルともあろう者がそんな弱気でどうするのですか!!?」

「せ、先輩落ち着いて下さい!」

「うんうん、メイファンは今日も元気だねー

でも、やちよの言う通り

普通のやり方じゃこのゲームを辞めさせるのは不可能だったんだよね」

「ああ、私が直接言ったが

まるで聞く耳は持たれなかったからな・・・」

「な!!、なんですって!!?

どこの誰ですか!?、今度は私が」

「はいはーい、だから落ち着きなってばー」

 

 

生徒会役員が一同に介したシークフェルト音楽学院生徒会室は混迷と化していた。

 

 

「つまり、私達は普通じゃないやり方をするしかないんですよね?

例えば、そう

 

 

あえてこのゲームをやってみる、とか?」

 

 

「フッ、流石だなやちよ」

「え?、ええ!?

で、でも!、そうしたら私達また」

「あれ?、栞は自信ないの?

それなら、別に無理にとは言わないけど?」

「ッ」

「そんなことはありません!!

栞もまたエーデルの一員!、翡翠の君【フラウ・ヤーデ】に他ならないのですから!

そうでしょう!?、栞!!」

「は、はい!、勿論お供します!」

「決まりだね♪、じゃあまずは

 

 

あ、れ?」「「「「ッ!!?」」」」

 

 

5人の少女が各々のスマホを取り出せば

その画面が勝手に動き出し

 

 

 

〔「

 

 

世の中

 

 

 

F〇〇kY〇〇ーーーーーーーー""""ーーーー"!!!!!""!」」」〕

 

 

 

耳を塞ぎたくなるような騒音が発せられ、目の前に広がる世界が一変。

 

 

「こ、これはッ!、全員無事か!?」

「はい!、晶さん!

栞もミチルさんも怪我一つありません!!」

「ちょーーっとメイファーーン?」

「や、やちよ先輩もご無事で何よりです!」

「グスッ、栞だけよ~・・・

あたしの心配をしてくれるのは~・・・・・・・・・

 

 

な~んて、やってる場合じゃなさそうですねー

『コレ』は」

 

 

真っ黒な異形の骨で形造られ

 

 

血のような流体が其処ら中に張り巡らされ

 

 

壁の所々に大きな 目玉 が不気味に蠢く

 

 

【異世界】へと変貌した生徒会室の中

 

 

ふざけた態度とは裏腹な鋭い眼光を燃やす。

 

 

「あ、あれ?、やちよ、様??」

「!、貴女ウチの生徒?

どうしてここに?」

 

そんな彼女の前にシークフェルトの女生徒が現れた。

 

「どうしてって、だってここは・・・あ」

「?」

 

女生徒は生徒会役員との会話の最中にも関わらず、ポケットからスマホを取り出し

食い入るように画面を見つめ、指でなぞると

 

 

 

「       きゃはっ       」

 

 

 

嗤う。

 

 

「ふくっ、くく!!、そっ・・・かぁ

そっかぁ!!!そっかそっか!!!!

そうよね、私、ガンバったモンねー

だから【特典】もらってもイイ!ね♪!」

「え、えーーーっと・・・・・・・・・」

「や、やちよッ

あなた彼女に何をしたんですか!?」

「何もしてないって!!、何か急に」

 

 

 

「リロード   フェレスモン」

 

 

 

「「「「「ッッ!!?」」」」」

 

 

 

「フェレスモン《ブラックスタチュー》

 

ターゲットは

 

もっっっちろんあきらさまぁあーあ!!!」

「キキキ!」

 

 

 

女生徒が構えるスマホ

 

その画面から飛び出したのは   悪魔。

 

 

 

「ーーーーーー!!、させませんよ!!!」

「!?、メイファン!!?」

「やーだぁ、とおとーい

メイファンさまってばほんと情熱て♪

き♪キキキキキ!キ!キキキィイ!♪!!」

「ひっ!!」

「栞ッッ!!、呆けない!!

晶!!、メイファンの怪我は!?」

「けが、ならば、どれだけッッ」

「晶さん離れて

 

 

 

この手の【呪い】は移る可能性があります」

 

 

 

怪光線から生徒会長を庇った役員の

 

肘から下は黒く石化しており

 

ソレは 徐々に 広がっている。

 

 

 

「やちよ、後のことは頼みましたよ」

「ぇ」

「みんな走って!!!、早く!!!」

 

自分はもう助からないと悟った彼女が悪魔に体当たりを仕掛けた。

 

「キキキ♪、フェレスモンジャーンプ♪♪」 

「な!?」

「ジャンプじゃなくてフライングだっけ?

ま、どっちでもいっか

もっかい《ブラックスタチュー♪♪♪》」

「キキキ!」

 

決死の一撃は容易に飛び越えられ

再び放たれた怪光線が生徒会長

 

 

以外の3人の足に直撃。

 

 

「「くっ!」」「うご、けない!?」

「やちよ!!、栞!!、ミチルぅううう!!

何故だ!?、お前の狙いは私だろう!?」

「だぁーてぇんあきらさまを石にするんならー

キレイにゲージュツ的にするのがレーギィイ

 

 

ギ   ギギギキキキギィイ♪~!♪」」

 

 

「!!、ーーーーーー・・・・・・・・・」

 

 

悪魔と共に狂笑を上げる女生徒は完全に正気を失っており、自分の言葉は届かない。

 

 

 

 

(だから、諦めろと?

 

 

そんな   そんなこと   )」

 

 

 

「ッ、あきらぁあああ!!!」

「「《ブラックスタチュうー♪♪♪》」」

 

 

「絶対に許さん」

 

 

『!?』

 

 

故に少女は、真正面から迫る石化光線へと

 

自ら飛び込んだ。

 

 

「ぐ!!、ぐあああ"ああ"ーーー・・・!!!

 

 

(何人、たりとも!、奪わせない!

 

 

私の   わたし、たちのッッ)

 

 

 

シークフェルトのエリュシオンをーー!!」

 

 

 

「キ、き、ぁ?、ああっ!」「キキ!?」

 

 

体の大半が黒い石へと変わり果てながらも

 

 

その高貴なキラめきと魂【ソウル】に翳りなく

 

 

輝きなき世界に白金の0と1の粒子となって迸り

 

 

 

かつて虹色だった鉱石の欠片を引き寄せる!。

 

 

 

〔「嗚呼、やはり、貴女こそがワタシの」〕

「!?」

 

 

 

すると、欠片を取り込んだスマホの画面からやけに落ち着いた声が聞こえてきた。

 

〔「ならば、今一度

貴女様の、ワタシの王の御名をお聞かせ下さい

その時こそ、この翼、貴女様に捧げます」〕

「・・・・・・・・・どこの誰かは知らんが

 

 

聞きたいのならば存分に聴かせてやろう」

 

 

その持ち主に応えてやれば

シークフェルトの制服は一瞬にして分解。

 

 

「命の炎は一瞬なれど

 

煌めき絶えぬは真白の白金【プラチナ】」

 

 

高圧的な口上が異世界【舞台】を席巻する中で

 

全身から吹き上がる銀色をした0と1の粒子が

 

白いジャケットと軍服風な衣装へと変換

 

 

「人の舞台は一瞬なれど

 

永遠に継がるは王者の舞台 ・・・

 

 

白金の君 雪代晶!」

 

 

少女、否

舞台少女・雪代晶の恵まれた長躯を包んだ。

 

 

「神なき舞台に王者の光を!」

「はい、しかとこの目で拝見しますとも」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・いや、誰だお前は?」

「嗚呼、これは失礼

ワタシはファルコモン

端末の中、画面越しにて

貴女様のソウル、そしてその神々しいキラめきを糧に産まれたモンでございます」

「何?」

「さて、つもる話は後程

今はあの不埒モンを排除すべきでしょう《ファルコラッシュ》」

「!、ああ、そうだな・・・!」

「ッキ?!」

 

謎の鳥・・・ファルコモンは綺麗な一礼をした後

凄まじい脚力で悪魔・・・フェレスモンへと接近。

すると、晶もまた健脚を発揮し

手にした白金のランス・プラティーンランツェを先行した猛禽類の爪より早く鋭く突き立ててみせる。

 

「さ

 

 

流石です!!!!! 晶さん!!!!!」

 

 

この光景に最初に石化させられた役員の熱意

 

 

 

点火!!!!!。

 

 

 

〔「      クカカ      」

 

 

 

「万里を越えし覇王の風に

 

巡り見つけた己の舞台

 

胸に秘めたる龍の紅玉 命を捧ぐは

 

貴き白金【プラチナ】!!

 

 

 

紅玉の君 リュウ・メイファン!

 

 

燃烧吧激情烈焔!!! 王道荡荡!!!」

 

 

 

晶のモノよりも小さい欠片をスマホに取り込み

 

レヴュー衣装を纏って

 

蛇矛・ルビーンヘッレバルデを雄々しく構える

 

 

 

舞台少女・リュウ・メイファン

 

 

 

の、頭の上では薬莢を巻き付けた細長い白狐が偉そうにふんぞり返っていた。

 

「私も負けていられません!!、ハァ!!」

「キキ!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

白金の君と並び悪魔へと斬りかかる紅玉の君。

 

 

「ねぇ、ミチルの所にも居るんでしょ?

モンスターさん」

〔「ヒヒン!!?

ど、どうしてバレたんでっしゅー!?」〕

「あ♪、やっぱり居た♪

 

 

それじゃあ」

 

 

己の予想を越えて繰り広げられる舞台を前に

副会長は自身のスマホに愛らしく微笑みかけ

 

 

「煌めくゆえに陰りを知らず

 

無垢なるゆえに痛みを知らず 」

 

 

〔「ヒ、ヒン?」〕

 

 

「ならば照らさん蒼き灯火

 

玉座の白金【プラチナ】 王者の舞台をッ」

 

 

〔「ヒンっ!?」

 

 

 

「蒼玉の君 鳳ミチル

 

わが宿命は 王と共に

 

 

 

・・・・・・・・・うん♪、バッチリ♪」

「ヒンーーーーーーっっっ!!!

弾き飛ばされたでっしゅーーー!??」

 

全身全霊をかけて欠片を引き寄せ

舞台少女・鳳ミチルとして晶の隣に降り立った。

 

「よっと!」

「キキキ!」

「遅かったな、ミチル」

「ごめんごめん♪」

「ヒンーーーっ、ヒンーーーっ」

「み、ミチルさん!?

なんですか!?、あの緑色の芋虫は!!?」

「えー、メイファンがソレ言っちゃうの?」

 

小柄な体と同程度の大剣・ザフィーアベシュトラフングを全身を使って振り回せば、フェレスモンも血のような色合いの三股槍で応戦。

 

「(この流)」

「やい、鶴

いつまで棒立ちしてっヒョ、ヒョへ名乗れ」

「・・・・・・・・・そういうパターンもありなワケ?」

 

その横では、チョンマゲ頭で刀を背負ったヒヨコが役員のスマホを横取りして欠片を突っ込んでいた。

 

「というか、その喋りか」

「ヒョヒョっと名乗らんとワッチッチとヒョんしはこれまでヒョ」

 

はぁーーーっ、ふぅ

 

 

千代に八千代に独演かさね

 

磨き上げたる孤独の真珠・・・・・・・・・

 

舞台の境界

 

芝居の彼岸

 

 

そこで光るは真実の白金【プラチナ】」

 

 

急かされながらも

彼女の口上に焦りは見られない。

 

 

 

「真珠の君 鶴姫やちよ

 

この世は舞台 王すらも役者、ですよ?」

 

 

 

【普段通りの舞台少女・鶴姫やちよ】を

 

 

 

演じるだけだ。

 

「《唐竹割り!》ヒョストォオオオ!!」

「キ、キキーーー?!」

「あれ~?、ヒヨコさ~ん

今のちゃんと聴いてました~?」

「聴いていた、ヒョんで、見た

ワッチッチの刀よりヒョんしの矢が早いヒョコ」

 

奇声と共に振り下ろされた刀を隠れ簑に

ボウガン・ペルレンプファイルの矢が射抜いたのは、フェレスモンの両目。

 

「やちよナイス♪

これならさっきのビームももう怖くないよ」

「油断するな、このまま一気に畳みかける」

「はい!!!」

 

 

「先輩達・・・・・・・・・やっぱり、すごいッ」

〔「君はどうしたいヨン?」〕

「!」

〔「ブーン・・・ボクチャン的には危ないことして欲しくない、けど

君が望むならいくらでも力になるヨン」〕

「私の、力に?、本当ですか?」

〔「勿論だヨン!、ハニー!」〕

「え"っ、えぇ~!?、は、はにぃ??」

〔「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ダメ、かな?」〕

「い、いえ、ダメというワケで

 

 

・・・・・・・・・

 

 

ダメじゃないよ」〔「ほんとに!!?」〕

 

 

「うん!」〔「ブブーーン♪♪♪」〕

 

 

そして、最後の1人は・・・・・・・・・

 

 

「守り包まるつぼみを開きて

 

導かれたる白金【プラチナ】の道

 

涙に濡れたる想い文

 

秘めて歩み出したる翡翠の夢路・・・

 

 

 

翡翠の君 夢大路栞

 

 

共に征きます 王の頂!」

 

 

 

「ブブーン♪、カワ格好いいよぉハニー!」

 

舞台少女・夢大路栞はスマホの中に密んでいた蜜蜂と心を通わせることで、小さな欠片を自分達の元へ誘った。

 

「《ギアスティンガー!》」

「キ?キキ?」

「お待たせしました・・・!」

「栞!!」

「これでエーデルが勢揃い

それでも、まだやるんですかー?」

「うっ、うう!!、ぅぁああああ!!!」

「!、待ってやちよ

あの子、様子がおかしい」

「わ、たし、なんで、こんなこと・・・?」

 

気高き君5人の崇高なキラめきを目の当たりにしたシークフェルトの女生徒の瞳に理性の光が

 

 

「《デーモンズシャウト》」

「!!、がぁきキァアアあああ!!?ッ!」

 

 

「ヒンっ!?」

『ーーーーーー!!?』

「あいつ!、自分のパートナーに!?」

「何と不埒なッ」

「・・・・・・・・・クカカ!」

「ヒョん?」

 

 

戻る寸前、フェレスモンの技が炸裂。

 

 

「キ!!き!!き!!!わ!た!し!のぉおオおおおお!!!!きキききキきききキキキィキききッッキィキ!!!!!!」

 

 

呪いのこもった叫びにより狂わされた彼女は

 

 

白目を剥きながら仰け反り

 

 

粘り気のある暗い色合いの0と1の粒子を

 

 

足元から大量に零れていく。

 

 

「こ、これはッ!! 暗黒のソウル!!?」

 

 

「クカ?、・・・・・・・・・・・・・・・・・・クカカ!!」

「だ、誰ですか!?」

 

そのタイミングで保管していた鉱石の欠片を追ってきたウィザーモンが漸く到着。

 

「私のことなどどうでもいいだろう!!?

早くここから離れろ!!

アレは貴君らの手に負う相手じゃない!!」

「何だと?」

「いきなり出てきて何という言い草!?」

「晶、メイファン2人共抑えて」

「そっちの・・・魔法使い、さん?も

まずは説明を」

「説明などしてる暇は無いわ!!」

『うわ!!』

「ーーーーーーッ

 

 

ニンゲンはその醜さ故に自ら滅びの道を選ぶ

 

 

あの言葉は コレのことだったのか!?

 

 

 

友よ!!!」

 

 

 

「「ウギギききぅキキキィキ!!!!!」」

 

 

『風』のエレメントによる突風でエーデル達を吹っ飛ばした自称・魔法使いはとんがり帽子を目深く被り直すと

 

「ならば!!、私が必ず止めてみせる!!

《サンダークラウドぉおーーー!!!》」

「「ウギ?」」

「!、効いてな」

「「キ♪キィー♪ー」」

「ゴァあ"っ」

 

肥大化していく悪魔目掛けて構えた杖から『雷』のエレメントを全力で放出するのだが

 

体皮の上を滑るばかりでまるで通じない。

 

「んキキ♪」ぎききィ♪!♪」」

「あぐ!!、ゴァ!!」

 

結果、見上げる程に膨れ上がった体躯に押し潰され、弄ばれるだけに終わったウィザーモン

 

 

「《ロックダマシー!》」

「《ホーンブレイカー!》」

『「《メテオスコーーール!》」』

 

 

を救ったのは

シャウトモン、バリスタモン、スターモンズ。

 

「ウィザーモン!!」

「うわぁあああ!?、何ここーー!?」

「黒い骨の、ダンジョンッ?」

「!、き、きみ、たち、までどうして!?」

「どうしてって・・・・・・・・・

あなたこそ、急に血相変えて家を出たかと思ったら」

「そんなボロボロになってッ

あのデジモンも『黒の逢魔』なの?」

「説明は、ぐっ!、後だ

いいから早く逃げろ!!、にげてくれ!!」

 

更には、あるる達5人まで現れたので

ウィザーモンは深手を負った状態にも関わらず声を張り上げる。

 

「「ウキウキうキ♪ぎきィキキキキ!!」

 

 

 

た      す!   け     ェ」

 

 

 

直後、フェレスモンの隣に立つ女生徒が

暗黒のソウルを垂れ流しながら

 

 

 

やつれた顔で 掠れた声で 助けを求めだした。

 

 

 

「!!」

「あるる!?、何やってんの!?」

「だってッ、あの子をあのままにしたら!!

またあんなことになっちゃう!!」

「だからってあんたに何が出来るの!?

ここだとあたし達舞台少女は戦えないって

さっき教わったばっかりじゃない!」

「でも!、さっきは戦えた

ううん違うッ、私達はこの舞台に立てた!」

「あ、あれは偶々シャウトモンが」

「シャウトモンが来てくれたのは偶々じゃない!!」

「!?」

「あのデジモンに食べられそうになった時

 

 

声が聞こえたの

 

 

だから私も声を出せた!!!、それで!」

「それであの子達がここに来たんなら

シャウトモン達が家に帰れなくて困ってるのはあんたのせいってことになるんじゃないの?」

「!!」

「ーーーーーー・・・・・・・・・ッッ」

 

自分の言葉に踏み出そうとした足を止める幼馴染みの姿に胸を痛める美空だが

 

 

 

ここで情けをかければ取り返しがつかない。

 

 

 

だからこそ、厳しくいさめようとすれば

 

「おーっとぉー!、そいつは違うぜぇー!

《ラウディロッカァー!!》」

「「?!キ♪」」

「え」

「シャウ、ト、モン・・・・・・・・・?」

 

ド派手なマイクパフォーマンスと共に放たれた熱い叫びにより遮られた。

 

「ミソラっつったか?

俺がこの世界に来ちまったのがそこのアルルのせいってのはお門違いもイイとこだ」

「で、でも」

「デモもストもねーんだよ!

俺が自分のハートで決めたんだ!

 

 

世界を、舞台を越えて声を届けた奴を

 

 

ぜってぇー助ける!!! ってんなぁ?!」

 

 

「「シャウトモン!?」」

〔フンガァーーー!!〕

 

あっけなく返り討ちにされるシャウトモンをフォローすべくフェレスモンへと突っ込むバリスタモン。

 

「いっつつ!、悪ぃなッ、相棒」

〔フガッ、イツモノ事、ダ

ソレヨリ続ケテヤレ、シャウトモン

ソノ間ハ俺ト〕

「スターモンズが引き受けた、Ze☆!

《メテオスコーーール☆☆!!》』」

 

すると、すかさずスターモンズも参戦

郡団デジモンとしての小回りを最大限に生かし相手の注意をそらす。

 

「その為にあいつらやドルルモン、キュートモンまで巻き込んじまった

けどよ、俺はアルルやお前らを助けに来たことをこれっぽっちも後悔なんざしちゃいねーのさ」

「ど、どうして?」

「帰れねーって言われてる方が帰った時に燃えるだろ!」

「・・・・・・・・・は?」」

「それによぉー!、2つの世界で暗躍する軍団をぶっ倒したとかデジモンキングになった時ハクがつくってモンじゃねえか!」

「で、でも!

ソレであなたが消えちゃったら!」

 

 

 

「命一つ賭けらんねー程!!!

 

俺の夢は小さかねぇーんだよ!!!」

 

 

 

「「!!」」

「へっ、安心しな

勿論、簡単に消えるつもりはねー

それにデジモンってのはな、デジタマになって

新しく生まれ変われんだ

 

 

だから、よ」「あぷ!?!」「あるる!?」

 

 

「そん時、お前らとあいつらが

 

 

デジタルワールドで始めての舞台が出来る!

 

 

そんな国を俺が造ってやっからよぉー!!

 

 

いつまでもシケた面すんな、アルル!!」

 

 

「・・・・・・・・・

 

 

うん♪   ありがとう、シャウトモン!」

 

 

黒い指先により乱暴にもみくちゃにされた顔に

 

 

大月あるるに やっといつもの笑顔が戻った

 

 

次の瞬間

 

 

「な!?、なんだ!?」「キュキュウ!?」

 

 

ウィザーモンの家から例のレトロマイクに似た形状の機械が真っ赤な炎のような色合いに染まりながら飛び出し

 

 

 

「「うわ!!」」

 

 

 

1人と1体の間に登場。

 

 

 

〔ARURU X SHOUTMON

 

CONTRACT!!〕

 

 

 

ソレ・・・クロスローダーの画面に文字が浮かび

 

0と1の粒子が放出すれば

 

あるるの姿が制服からレヴュー衣装へと変化

 

輝きの無い世界に金のキラめきが蘇った。

 

「今のって、まさか」

「ニンゲンとデジモンの契約って奴、か?

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・ーーーーーー!!!!!

 

 

くぅうーー!!、燃えてきたぜぇーー!!」

「私も!!、すっごくアッツアツーー!!」

 

 

歓喜の叫びが《ソウルクラッシャー》と化し

 

ヘヴンメーカーが火を吹けば

 

 

「何を勝手に盛り上がっている

 

大月あるる」「!?、晶ちゃん!」「!!」

 

 

白金の王が4人の騎士を伴い、帰還。

 

 

「雪代さん達までどうしてここに!?」

「どうしてと言われましても

ここはシークフェルトなのですから!

私達エーデルが居るのは当然でしょう?」

「シークフェルト?、ここが?」

「はい、そうなんです・・・」

「あー!!、メイファン達変身してるー!?

あるるもそうだけど、どうして!?

教えて!、ウィザーモン!」

「・・・・・・・・・アルルについてはわからないが

恐らく、彼女達は私が持っていた神機の欠片を使ってデジモンと契約したから、だと、思う

 

 

って!!、そんなことはどうでもいい!!

 

 

全員逃げろ!!!

アレは!、暗黒のソウルは!、貴ッ・・・

きみ!、達の!、手に負えるモンじゃない!

 

 

かつて、デジタルワールドを救った救世主達

 

 

それすら全滅寸前に追いやられた破滅の力!

 

 

マトモにぶつかればタダじゃ済まないッッ」

 

 

ウィザーモンはメモリ深くまで刻み込まれた【あの出来事】を思い出し、震えながら舞台少女達に訴える。

 

「そう言われましてもねー・・・

エーデルがシークフェルトの生徒を見捨てて

無様に背中を見せる、なーんて」

「決して許されることじゃない

大体、あなただけで何が出来るの?

ミチル達を問答無用で吹き飛ばしたのに

結局あるるちゃん達に助けられたあなたに」

「ッッ」

「『救世主』というのがどういった者かは知りませんが!!

私達がソレよりも劣っているとなどと容易く決めつけないで下さい!!」

「し、しかし!」

「行くぞ、これ以上遅れを取るな」

「わかりました!」

「ま!、・・・・・・・・・ーーーーーーくっ!!」

 

 

だが、どれだけ必死に声を張り上げても

 

誰1人として歩みを止めない、止められない。

 

 

「まずはあの悪魔を倒すぞ

お前達も異存はないな?」

「うん!」

「お、おう!!」

「承知しました、王よ」

「キキ!、キィ"ーーー!!」

「あらあら~

思ったより深く刺さっちゃいましたか~?」

「・・・・・・・・・いえ、恐らくだけど

あのデジモンは鶴姫さんのキラめきに触れることが出来ないんだと思う」

「へぇー、アレってデジモンっていうんだ?」

「あの悪魔だけじゃなくて鳳さんの

足元で泣いてる、い、芋虫、もデジモン、なんだけど・・・」

「ヒンーーーっ、戻して欲しーでっしゅー!」

「詳しい理屈はよくわかりませんが!!

今が好機には違いありません!!」

「カカ」

「はい!!」

「ブブーーン!!」

「き"キィイー!イ」

「っキ!き・・・ぃ・・・っ・・・・・・・・・」

 

両目に矢が突き刺したまま暴れる悪魔の体にデジモン達の必殺技

弾丸や矢、斬撃や刺突が次々とヒット

 

 

 

「「

 

  《 デーモ ンズシャ !  ウト 》

 

                   」」

 

 

『ー~ー!ー"~ーッッ!!??』

 

 

 

するも、反撃として放たれた呪詛の叫びにより

 

少女達もデジモン達も膠着状態に陥った

 

 

 

「へへっ!!

お前も中々の声持ってんじゃねぇー・・・・・・」

 

 

 

ただ1体を除いて。

 

 

 

「かァアアアアアア"アアアアーーーーー"ーーーー!!!!!!"!"!"」

「ーーッ」

 

 

〔!、シャウトモン!!〕「あるる!!」

 

 

 

負けじと声を張り上げ真正面から突っ込むシャウトモンに歯を食い縛りながらついていくあるる。

 

 

 

〔「ーーーーーー!!!」〕

 

 

 

この2つのキラめきを目にした瞬間

 

叶美空/バリスタモンのハートに宿ったのは

 

 

 

前から引っ張る/後ろから支えるのは

 

 

 

自分だけだという   ワガママ。

 

 

「キュッ?!」「またか!?」

 

 

1人と1体のカタチは違えど重さと性質は同じソウルが交錯した時、2つ目のクロスローダーが外装を青い装甲へと変化させながら飛んできて・・・

 

 

 

〔MISORA KANO X BALLISTAMON

 

CONTRACT!!〕

 

 

 

新たな契約が交わされた

 

 

 

瞬間

 

 

 

〔ナ!?〕「体が!?」「「え!!?」」

 

 

 

舞台少女のパートナーとなった2体の体が

 

0と1の粒子と化し 再構築【RE LIVE】。

 

 

 

〔「シャウトモン!! X2!!」〕

 

 

 

あるると美空の前に堂々参上したのは

 

 

バリスタモンの装甲を纏ったシャウトモン。

 

 

 

「「「

 

 

 

 

かっこいいいぃいいい!☆!☆!☆!」」」

 

 

 

『ええぇぇぇーーー・・・・・・・・・』

「か、かっこいいと言うより・・・

かわいい、じゃないんでしょうか・・・?」

 

その姿にあるるとララフィンとメイファンは目を輝かせるが、他の反応は微妙。

 

「うギギきィーーーいーーー!ッ!"」

「おおーっと!、あらよっと!」

「!、あの体格差を物ともしない!?

 

 

見た目はあんななのにッ?」

 

 

「合体したことで

シャウトモンのスピードとテクニックに

バリスタモンのパワーと防御力が合わさって

パワーアップしたのね!

 

 

見た目は、その、ちょっとアレだけど・・・」

 

 

「鳳さんも静羽も言い過ぎ

って!、それより!、バリスタモンは大丈夫!?」

「あ・・・そうだよ!

ガジモン達みたいに飲み込まれてない!?」

〔フガッ問題無イ

シャウトモン、コノママ一気ニ決メルゾッ〕

「OK!」「あるる!」「うん!」

「ィきギキきいー"ー!ーー!」

 

暗黒のソウルを貪るフェレスモンを相手にシャウトモンX2がパートナーと一緒に大立ち回りを演じる。

 

 

「きっ

 

 

ア"ぎ

 

 

 

 

さァま・・・!・・・あ!!ェッ!ぃぃ

 

 

オおおオ""おおゥんんンン」

 

 

「!!」

「王よ、見えましたか?

 

 

貴女様が行くべき覇道が」

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

肥大化する悪魔が追い詰められるにつれ

 

発狂していたシークフェルトの女生徒が

 

白金の君を、エリュシオンを求めだせば

 

 

 

「〔《ホーンブレイカーDX!!!!》〕」

 

 

 

シャウトモンX2が力強く熱い叫びを上げて

 

ヘヴンメイカーの銃火を纏い

 

ワイルドバンチと追随しながら

 

腹部から伸びる角を構えて強行突入

 

 

 

「御無礼ッ 《スクラッチスマッシュ!》」

 

 

「おおおおおおおぉぉぉーーー!!!」

 

 

 

直後、フロンティアが拓いた突破口目掛け

 

猛禽類に背中を押されたシークフェルトの王の

 

銀の槍が王者の舞台の中心に突き刺さった。

 

 

 

「ポジション・ゼロ・・・!」

 

 

「「ァ"」

 

 

あっ!

 

 

えェ、デル!フォン!!

 

 

 

しぃいいいくふぇるトォオオオー!!!」

 

 

 

待望の光景を目の当たりにした

 

シークフェルトの女生徒は歓喜し

 

 

 

フェレスモン と、共に     爆散。

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

!"!!??"?』

 

 

 

コレには、舞台少女もデジモンも揃いも揃って顔面蒼白。

 

 

 

『〔ォオオオオオォォオ・・・・・・ッ〕」!!!

 

 

 

「成る程、そういう事だったのグエッ!?」

「どういう事だ!?、答えろ!!、魔法使い!!」

 

宿主を失った暗黒のソウルが迷宮に取り込まれていく様を観察していたウィザーモンの胸ぐらを晶が引っ掴む。

 

「つ、つまり!、さっきのニンゲンは!

き、きみたちやアルル達と違って現実の肉体ごとこの空間に来ておらず

ソウルそのものの状態だったんだ!!

だから、その、心配はいらない

・・・・・・・・・多分、おそらく、きっと」

「つまり、彼女は例のゲームのせいであんなことになったんだね」

「ゲーム??」

「シークフェルトの生徒や職員の間で流行ってるあっやしーソーシャルゲームですよー

私達もいつの間にやらダウンロードしてて」

「ヒョっからワッチッチらが産まれたヒョ」

「ブブーン♪♪

画面越しでもハニーは可愛いかったけど!

やっぱり実際のハニーはもっともーっと可愛いヨーン♪♪」

「あ、ありがとう・・・えっと・・・」

「ボクチン、ファンビーモンだヨン!」

「ちな」

「ヒョコモンヒョ」

「はいは~い、わかりましたよー

ヒヨコさん♪」

「ヒョッ!?」

 

 

栞にじゃれつくファンビーモン

 

やちよにからかわれるヒョコモン

 

 

「ヒンーーーっ、もどれないでっしゅー!」

 

 

ミチルのスマホに頭から突っ込む緑の芋虫

 

 

そして

 

 

「・・・・・・・・・」

「ん?」

 

 

管狐は

 

 

 

「ガブッッ」

 

 

 

メイファンの指先に牙を立てるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やちよ!!!、見て下さい!!!」

「グガッ!?」

「え、あ、うん・・・見えてるよー??」

「この子ったら私の指を噛んでます!!

甘噛みです!!、こそばゆいです!!」

「グガガガガァーーー!!!」

「め、メイファンほんとにだいじょぶ・・・?

ソレ、どう見ても本」

「ハッ!!、今気付きましたが

 

 

何と美しく!!、触り心地が良い毛並み!!

 

 

最ッ高です!!!」

 

 

「グァガァ~ー~ー~ー!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




「はぁてさぁて

これはぁこれはぁ

面白いことになってきましたなぁ」


とある高層ビル


その社長室にて老人は他の面々に語りかける


「ズルルル!、んぐ!・・・・・・・・・そうだな」


カップラーメンを貪るフルフェイスのライダー


〔「あ、あんなに活躍するなんてッ
う、うらやましいーッ」〕
「フワァ~・・・ムニャムニャ・・・ァ・・・・・・」


喋るカラフルなバッグとぐっすり眠るコアラ


「フフフッ!、やっぱり若いっていいわねー

お姉さん、興奮しちゃった」


長い黒髪を無造作に垂らすジャージ姿の美女


「しかし、お膳立てがあった前回とは違い

今回の舞台を彼女らが成し遂げられるとは

俺には到底思えんのだが・・・」


フードで顔を隠す大柄な男


「それでもお前は静観しろと言うのか?」

「だって

その方が面白いモンが観れるだろ?」


そして、天使のような美少年


「でも、少しばかり『脚色』は必要みたいだ

今代の

僕らの玩具【舞台少女】には、ね」


無邪気な微笑みを浮かべる彼の手の中では

薄墨色をした懐中時計が


『神機』が 鈍いキラめきを放っていた。





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