少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE- 錯劇 -XSTAGE - 作:リカル
〔「
世の中
F〇〇kY〇〇ーーーーーーーー""""ーーーー"!!!!!""!」」」〕
凄まじいダミ声に乗って放たれる口汚い歌詞。
ソレを皮切りに斧のような形状のギターとベースが
そして、過剰にボルトが打ち込まれたドラムセットが粉砕されそうな勢いで演奏される。
〔「MO"ooo"oO限ッ!kAI!!
MO"ooo"oOダマんッ!nAI!!
MO"ooo"oOMO"ooo"oOMO"ooo"oO!!!!!
と ま れ な い"eee"eeぃいeいいい!!!!"""!」」」〕
法に抵触しかねない騒音を発しながら
黒子ベーシストは制服やスーツを着たマネキンを次々と真っ二つにし
口裂け女ギタリストがマネキンの残骸や
ノートPC、スマホ、教科書等々に真っ赤なペンキをブチ撒け
トドメとばかりにフランケンシュタインドラマーが背景のセットを
自分達の世界をメチャクチャにしていった。
〔「醜い」〕
「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」
画面上で繰り広げられる目を背けたくなる惨事に頭を抱えるエーデル達。
〔「恐らく、このニンゲン達が『黒の逢魔』に協力し、デジモンを使ったソーシャルゲームを蔓延させ、『迷宮』を中心に輝きの無い世界を広げているのだろうが・・・」〕
「ソウルそのものとなった人間は欲望の化身
、でしたっけー?
確かに、例の彼女なんて明らかに異常でしたし」
「あの後、私とメイファン先輩で直接お話を聞きに行きましたが・・・」
「私達にやったこともゲームの記憶も全て消えていました、ウィザーモンの予想通りに無事だったのはよかったのですが・・・」
「例のメールも消えていた、か」
「残った手掛かりはミチル達のスマホに残っていたこの動画、だけど
正直、何度見ても『酷い』としか言い様が無いよね・・・」
「ああ、演奏のレベルが高い分
余計に歌詞と所業の酷さが際立つ」
動画が流れるスマホの中、眉をひそめるウィザーモンを交えての話し合いは難航するばかり。
〔「王よ、不埒モン共からシークフェルトを解放するには
やはり、かの迷宮を根本から削除する他ないかと」〕
〔「ボクチャンもファルコモンに賛成だヨン!
ハニーの大切な場所を取り戻すヨン!」〕
〔「ヒョッヒョっと行くヒョ、鶴」〕
口を挟むパートナーデジモン達が居るのは
銀を基調にしたナースウォッチのような形状の機械
ウィザーモンがエーデルのスマホからデータを抜き出し、クロスローダーの構造を元に作り出した
神機・イミテーション。
「(かつてデジタルワールドを救った救世主の
模倣、品・・・・・・・・・ッ
でも、コレ以外あの舞台に立つ方法が無い以上は贅沢を言ってられない
私達のシークフェルトを取り戻す為に)」
〔「ヒンっ
やりたいモンだけかってにやってるでっしゅー
ボキはぜーっ、たいーっ!
おことわりーっ、でっしゅー!」〕
「・・・・・・・・・
(だから、絶対に揺らいじゃダメだよ
蒼玉の君【フラウ・ザフィーア】 鳳ミチル
この先の物語に
どんな予想が着かないことが起きても)」
☆輝きの無い世界『迷宮』・中層
「《唐竹割り!》ヒョストォオオオ!!」
「きゃああああああ!!
やちよ様すてきぃー~ーッ!!」
「はいはーい♪、おーえんありがとねー♪」
「グガガガガァあああーーーーーー!!!」
「!!、メイファンさまあぶなガフッ?!」
「成る程!、これが《弾丸旋風》ですか!
凄まじい気迫ですね!!、クダモン!!」
「チィッ・・・!」
「たぁああ!!」
「や、やだぁ
いとしいベルをこんな近くで・・・ぇッ!?」
「ハニーの舞台、特等席で観られて良かったヨン?
って、訊くまでもなかったヨン」
「ファルコモン」
「はっ!!
《ファルコラッシュ》そして《スクラッチスマッシュ!》」
『『『あきらさまばんざぁーーーいいぃ!!!!!!
えええーデルにえいこうあれぇーーーーーー!!!!!』』』
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ミチル」
「わざわざ言わなくても大丈夫だよ、ララフィンちゃん
わかってる、ミチルちゃんとわかってるから
ララフィンちゃんが何を言」
「HEY!、シスター!
あのガールズ、まるで昨日観せてくれた昭和の怪人みたいだZE!」
『かいじん!、かいじん!』
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ああーー!!?、ミチルーー!!?」
想像の斜め上の舞台を前にし弱っていたミチルの心をへし折ったのは、ララフィンと契約済みのスターモンズ。
「〔《バディブラスタぁあーー!!》〕」
「バキューン!!」「それぇい!!」
「4人共!、あまり飛ばし過ぎないで!
攻略はまだ始まったばかりよッ」
一方、フロンティアの面々はシークフェルトの生徒ではない外部のゲームプレイヤーを相手取っていた。
「キュートモン、俺から決して離れるな」
「キュッ!、わかってるっキュ
シズハも落ちないように気をつけるっキュ」
「ええ、ありがとうキュートモン
あなたのお陰よ、私がこうして
ドルルモンの背中に乗せて貰えるのは・・・」
「フンッッ」
オレンジの鬣に指を絡ませ、ドルルモンに股がる胡蝶静羽。
彼女だけはレヴュー衣装を纏っておらず
制服姿のままで、ただの無力な少女のままで
この人外魔境の『迷宮』に居る。
「鳳さん、ちょっとい」
「そうだね、静羽ちゃんの予想通り
この『迷宮』や例の動画の影響にあるシークフェルトの生徒が使っているデジモンのレベルは成熟期やアーマー体が大半
だけど、みんな暗黒のソウルに飲まれても尚エーデルを求めているからミチル達なら成長期でも十分に対処出来てるし、外部からのプレイヤーもシャウトモンX2の敵じゃない
でも、問題は
この先に潜んでる『迷宮』のモンスター」
「流石、ね
恐らくだけど、この先に」
「居ると思うよ、完全体
それも、この前とは比べモノにならない奴が」
〔ケラ
ケラケラケラケラ・・・
ケラ!ケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラ・・ケラケラケラ・・・・・・・ケラケラ!ケラケラケラッ!ケラケラケラケラ!!ケラケラケラケラ!!ケラケラケラケラケラケラ!!ケラケラケラ・・・・!・・・・・〕
『!!!』
「噂をすれば、か」
「へっ!、随分とゴキゲンそうじゃねぇか!
いっくぜぇーー!、相棒!」〔フンガッ!
《ホーンブレイカーDX!!!!》〕
YEEEEEEAAAAAAH!!!!!!」
黒い骨組の奥底より、反響する笑い声目掛け
全速力で突貫するシャウトモンX2
〔《グレアーアイクレイジーギグルクレイジーギグルクレイジーギグルネイルスクラッチ》ケララ!《フールアウトグレアーアイ》
《デ ータ ク ! ラッシ ャー》〕〕
を、待ち受けていたのは 手痛い歓迎。
「うげげぇー?!」〔ガッ!ッ"?〕
「兄貴ッ、バリスタモンッ
スターモンズ!!、カバーするZE!!
《メテオスコーーール!!》」』
〔ケララララ♪ケラケラ♪〕
「二人共大丈夫!?」
「お、俺は、なんとかッ
だけど、バリスタモンが・・・!」
〔・・・ガ・・・・・・・・・ガッッガ・・・!・・・・・・〕
「ま、待ってて!、今クロスローダーの中に」
「駄目よ美空ちゃん、それじゃ間に合わない
キュートモン、お願い出来る?」
「な!?、お、おいニンゲ」
「任せるっキュッ!」
「キュートモン!?
ーーーーーーー・・・・・・・・・くそ!、わかったよ!
だが!、これ以上は危険だと判断したらすぐに離脱する!、わかったな?」
「ええ、それで構わないわ
美空ちゃんは回復の間タンク
・・・・・・・・・じゃなくて、護衛をしてくれる?」
「はいッ!、任せて下さい!」
「次の曲までしっかり休んでなッ
それまで俺達でバッチリ盛り上げっからよぉ
なぁ?、アルル!、ララフィン!」
「「うん!!」」
傷だらけの熱い叫びに応えるべく
太股のホルスターから早撃ちのような動きで
「シャウトモン!!」「OK!!」
「スターモンズ!!」「HAY☆『YeaH☆』
真っ赤と星柄のクロスローダーを抜き放つ。
〔《コクーンアタック》〕
すると
不気味に蠢くモンスターの群れの中心部より
ナニカが勢い良く発射された。
「早替え中の乱入は」
〔!?〕
「御遠慮願います」
生きた砲弾・・・インフェルモンの甲殻を白金の穂先と猛禽の爪が真正面から受け止める。
「「ッ
デジクロス!!
シャウトモン+スターソード!!」」」」』
思わぬ横槍に戸惑いながらも、あるるとララフィンは新たなデジクロスを成功させた。
〔ケララ・・・ァ・・・〕
「!、王よ!」
〔《ヘルズグレネード》〕
「「がはっ!!」」
直後、嘲笑と共に開かれた口より銃口が覗き
乱射されたエネルギー弾が晶とファルコモンを叩きのめす。
「晶さんッッ!!?
クダモン!!
私達も遅れをとってはいられませんよ!?」
「グガ!?、グガガガガァアアア!!!」
高ぶるメイファンが蛇矛を掲げ、蠢く群れへと突貫すれば追随していたクダモンが
彼女の背中目掛け《弾丸旋風》。
〔〔〔ー~ー~ー~!?!!〕〕〕
「グガ?!」
「おお!!、ありがとうございます!!!
流石!、私のパートナーですね!!!」
「ガァアァァーーー!!!」
「・・・・・・・・・こいつ何ヒョッたくっヒョ?」
「さぁ~?」
だが!、しかし!
偶々割り込んできた幼年期デジモン・・・クラモンやツメモンを削除しただけに終わった!?。
「デジタマに還らない・・・?
ということは、このデジモン達が『迷宮』のデジモン!?」
「ミチル先輩の読み通りだヨン、ハニー
今、雪代先輩達が相手してるインフェルモンは
完全体だ」
複数体のケラモンを相手取る栞の頭上を飛行し、《ギアスティンガー》で援護していたファンビーモンは見た
「うおっ!?」「くぅ!」「早ッ」
「みんな!!、このこのこのこのぉ!!」
〔ケラケラララ~♪~~♪〕
「!!」
地面や壁を跳ね回り
星の剣を、猛禽の爪を、大槌を玩びながら
連射される弾丸を甲殻で弾き
白金の君に飛び掛かる種族不明なモンスターを。
ベチャァッッ
〔?、??〕
「ひ
ヒンーーーーーーっっっ!!!
なーーっ、んでとびこむでっしゅーー!?」
「あははっ、知らなかったの?
舞台はいつだって何が起こるかわからない」
だが、突然その姿が粘着性の糸まみれと化す
「(そう、本当に、ね・・・・・・・・・)」
小さな体躯で堂々舞台に立つ蒼玉の君の眼前で。
「ヒ、ンっ?、・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
起死回生の一手をやってのけたのは
右腕にしがみついて、惚けた顔で
ヒトの顔をマジマジ見つめる
これっぽっちも期待してなかった緑の芋虫
鳳ミチルのパートナー、ワームモンだ。
〔ケラ、ラ・・・ァ《ヘルズ"!?〕
「同じ手が2度も通じると思うな!」
糸まみれのまま向けられた銃口にプラティーンランツェが突き刺さる。
「御見事です、王よ」
「ああ!、流石はこの俺!
未来のデジモンキングのライバルだ!!
負けてらんねぇーぞ!、スターモンズ!」
「『YeaH☆《スタぁーブレイドぉー!!!》』」」
〔ゲラララゲラァァア!?!!〕
「なっ!!?、待ちなさいシャウトモン!!
今のは聞き捨てなりませんよ!!?」
「メイファン、今それどころじゃないって」
「グガァーーー!!!」
〔ケラケラケラケラ~~~♪♪〕
「ほら!、また後ろ!、っていうか前!!」
「アレ成熟期のクリサリモンだヨン!?」
「メイファン先輩危ないッ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ん?」
錯綜する戦場の真っ只中でドルルモンは気づいた。
「雪代さんとシャウトモンの攻撃でHPは1割削れたけど《ネバネバネット》の効果も後僅かまた動き回られたらやっかいねだけど2人がヘイトを稼いでいるから攻撃対象は限定出来るそこを狙えば或いはううんだけど結局現状のパーティじゃ決定打に欠けているわバリスタモンのリスポーンには回復のペースからして後3分はかかるしその間に逃げられでもしたらマズいここで仕留めないと後々の攻略に」
「(こ、こいつ・・・!?)」
背中に股がる少女が無色のクロスローダーに表示されているデータに素早く視線を走らせ、何やら小声で呟いているのを。
「ドルルモン」
「んな!、なんだッ!?」
「キュートモンの安全の為に、少しだけ協力して欲しいの」
「・・・・・・・・・チッ、内容次第では考えてやらんこともない」
「え?、ほ、本当に!?」
「フンッ!、勘違いするなよニンゲン!
インフェルモンが相手じゃキュートモンを連れての脱出は難しい、そう判断したまでだ」
「それで十分よ!、ありがとうドルルモン」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・フンッ」
静羽のダメ元の頼みが承諾された
「ララフィン=インパクトォ!!」
「《スクラッチスマッシュ!!》」
〔!、!、・・・・・・・・・ケ、ラ♪〕
「ヒッ、ンっ」
「みんな離れて!!」
〔《コクーンアタック!!!》〕
『『うわぁあああああああああ!!??』』
直後、束縛から解き放たれたインフェルモンの必殺技が炸裂。
「あるるちゃん!!」
「し、静羽ちゃん!?、近づいたら危」
「バリスタモンの復帰は2分後
そのタイミングで美空ちゃんから合図があるからX2へのデジクロスに備えて
それじゃあ、ドルルモン」「わかってるよ」
「え、え?、ええぇ!!?
静羽ちゃん!!?、何やってるの!!?」
「こ・・・、こちょう、しずは・・・?」
技の範囲から外れていた為、無事だったあるるの横をドルルモンが駆け抜けていく。
その背に少女を乗せたままでだ。
「《ドリルバスター!》」
〔?、ケラケラケラケラ・・・アソブノ??〕
「(ヘイトが向いたッ)」
〔《コクーンアタック》〕
額から発射された小型ドリルは《スターブレイド》が付けた傷に命中。
すると、インフェルモンは繭形態に変化し、凄まじいスピードで迫る。
「チッ、お前の狙い通りだな、ドラァ!!」
「う!、くぅ!」
〔?、???〕
ドルルモンは尻尾のドリルに乗ると
回転しながら『迷宮』の地面に突撃
自分が開けた風穴に静羽と共に潜ることで
間一髪、《コクーンアタック》を躱した。
「《ドルルトルネード!!!》」
穴から突き出した尻尾より竜巻を発生させれば
追い風となってインフェルモンは急加速。
〔ゲェッ!!? ラ、ゲェ!!?!!〕
顔面から壁に突っ込んだ結果、銃口に刺さったままのプラティーンランツェがより深くメリ込むハメに。
「(あんなに苦しんでるのに1割も削れてない!?
しかもダメージソースの殆どは雪代さんのッ
ドルルモンのステータスだって決して低い訳じゃないのに・・・
これが この世界での 舞台少女の )」
「おい!!、ニンゲン!!」
「!?」
「バリスタモンの回復は後何秒かかる!?」
「ーーーーーーッ、60秒!」
「シャウトモン聞こえたな!?」
「・・・・・・・・・ッ、ああ、バッチリなぁ!!」
「私もね!!」「『俺逹もだZE!!』」
「しゃ、シャウトモン!?
ララフィン!?、スターモンズ!?」
バリスタモンの復活を待ちわびるあるるの前に傷だらけの仲間逹が集う。
「フロンティアのみんな、すっごく盛り上がってるね」
「好きにやらせておけばいい
私は、私逹の役を
シークフェルトのエーデルを全うする!!」
〔ラゲェエエエエエーー!!!???〕
一方、晶もまた
手負いのままインフェルモンに急接近し、容赦なく半壊した顔面に手を突っ込むと
自身のキラめきを力ずくで引き抜いた。
「そうだね♪、っとぉ!!」
「ヒンーっ!?」
「御手伝いします、ミチル様」
「ありがとう、ファルコモン♪」
〔・・・・・・・・・・・・・・・・・・キュートモン
俺ハ、モウ!、大丈夫ダ!〕
「キュウゥ!?」「バリスタモン!?」
〔ミソラ〕
白金の君と彼女に追随するモン逹の活躍が
何より、仲間逹の自分への期待が
クロスローダーが表示するデータよりも早く
〔デジクロスダ!!、アゲテクゾ!!〕
「!!、ーーーーーーッ」
青の重装甲を再起動させうる力となる!!。
「あるるぅうううううう!!!」
「み、みそら?、美空ぁーーー!"!"!"」
美空が《ヘヴィスピーカー》級の大声を出せば
あるるも《ソウルクラッシャー》並にシャウト。
「シャウトモン!! X2!!」
2つのハートとキラめきによるデジクロス
「ララフィン逹も行くよスターモンズ!!」
「『YEEEEEEAAAAAAH☆!☆!☆!』」
に、更にもひとつ重なった!?。
「『+☆! スターアックス☆!』」
「X2の攻撃力がインフェルモンの防御力を上回った!?
すごいわ、ララフィン!」
「でしょっ☆!、でしょでしょっ☆!」
静羽の称賛にララフィンが得意気な笑みとサムズアップで応える。
〔 ケララ ♪〕
その直後
バリィッッ
『『!!?』』
インフェルモンの体が真っ二つに裂け
〔《ヘルズグレネード!!!》〕
無傷の『インフェルモン』が登場。
「だ、脱皮したぁ!?」
「美空さがっ、ぅ!?、うあああ!!」
復活した銃口から乱射される破壊のエネルギー弾をヘヴンメイカーで迎撃するあるるだったが、いかんせん火力も手数も足りていない。
「!?、HPが全回!?
しかもスピードが倍以上に上がってる!!」
「チッ!、それでいて小型化した影響か小回りまで段違いだ!
さっきのように壁へぶつけるのはもう通用しないぞッ」
〔ケラケラケラケラァ~~~♪
コッチダヨ
コッチダヨコッチダヨコッチ
コッチダヨ コッチダヨ
コッチダヨコッチダヨ~~♪♪〕
縦横無尽の高速移動から繰り出される絨毯爆撃
「シャウトモン!!!
晶さんのライバルになりたいのなら!!!
まずはこのリュウ・メイファンを!!!
越えてからにして下さいッ!!!」
「離せぇ!!!、この痴れモンがぁ!!!」
その真っ只中にリュウ・メイファンが
右手にルビーンヘッレバルデ
左手にパートナー・クダモンを掴んだ状態で乱入してきた。
〔ケラ・・・・・・・・・??〕
「!!、我輩を、わらうなぁあああ!!!
《絶光衝ッッッ!!!》」
突然の事態に困惑するインフェルモンのビックリ眼をピアスから発する大きな輝きが襲う!。
〔!??!、"~ーーーッ~~!!??!〕
「おっ、イイカンジ♪」
目が眩んだことで生まれた隙を真珠の君は見逃さない。
ペルレンプファイルから放たれた7本の矢がインフェルモンの首や足全てに命中し、『迷宮』の壁へと縫い付けた。
「今よ!!、シャウトモン!!」
『〔YEEEEEEAAAAAAH!!!!!!〕』
「先輩逹ッ」
「「わかってる!!」」「ヒン・・・っ」
仲間の声に背中を押され
一気に加速した団結の斧が甲殻を断ち割れば
露となったナカミに長槍と大剣のキラめきが
深々と突き刺さる。
〔ケラ・・・・・・・・・ケ・・・、ラ・・・・・・・・・・・・・・・
ケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラ!!!ケラケラケラケラケラ!ケラケラケラッ!ケラケラケラケラ!!ケラケラケラケラ!!ケラケラケラケラケラケラ!!ケラケラケラッ〕〕〕』
スターアックスやプラティーンランツェ
そして、ザフィーアベシュトラフングの刃から滑り落ちた腐肉に似たナニカが
十数体ものクラモンとなって
『迷宮』中の隙間に次々と潜っていく
筈だった
「ドルル、モン?」「・・・・・・・・・」
傷つき、弱り果てたモン逹の背中を狙い
生命を刈り取る『風』さえ居なければ。
「ぁ、ぅ、っ・・・・・・・・・」
「!?、お、おいどうした!!?」
「あちゃー・・・やっぱりキツかったんだねー・・・」
「そういえば、静羽ちゃんって絶叫系のアトラクション苦手なんだっけ?」
「はい、なのに私達の為に無理をして・・・」
「なら!、僕が治すっキュッ!」
「い、いいのキュートモン・・・
そういうのじゃない、から・・・」
「やせ我慢はダ
め、だ よ? はれ~~??」
「大月あるる!?」
ドルルモンの背中で震え出した静羽を気づかうあるるだったが、彼女自身も晶に支えて貰わなければ立つことさえままならない状態に陥っていた。
「アルル!、シズハ!」
「一体全体どうしたんだーい!?」
『ホワッツ!?、ホワッツ!?』
「!、みんなのデジクロスが解けてる
って、ことは!、エネルギー切れ!!?」
「かもしれませんねー
だってあるるん、ここに来るまでずーっとデジクロスしてましたし」
〔美空ハ大丈夫カ?〕
「う、うん、体力だけは人一倍あるから!
・・・・・・・・・でも、私だけ元気でも意味ないし
今日はもう帰った方がいいかもしれません」
「そうですね、明日も学校がありますし」
「長期任務は引き際が大切だヨン」
「?、にんむ??」
「!!、ナ、ナンデモナイヨン!!」
「むぅっ、折角クダモンとの絆が深まってきた所だったのですが・・・」
「グガガァッ!!!」
「その口惜しい気持ち!!、よくわかりますよ!!
やはり私達は一心同体ですね!!」
「(こんの痴れモンがぁあああ!!!)」
「あ、あのっ・・・・・・・・・」
「ワームモンもお疲れ様♪、これからもよろしくね!」
「は、はいーっ!、でっしゅー!
おししょーしゃま!!」
「うんうん♪・・・・・・・・・あれ??」
「こんごともごしどーおねがいでっしゅ!」
「え?、ええーーー・・・・・・・・・」
「あらあら~、想像以上になつかれちゃいまたねーミチルセンパイ♪」
「そういうやちよは自分のパートナーを放っておいていいのか?」
「嗚呼、ヒョコモン様でしたら
退却の流れになるや否や退路の確」
「殿、今んチッヒョヘ帰るっヒョ」
「・・・・・・・・・『との』とは私のことか?」
序盤のイベントを乗り越えたフロンティアとシークフェルトの舞台少女逹が日常へと帰還する。
その同時刻、とある舞台裏には・・・・・・・・・
「どうしよ?、どうしよ?、どうする!?
ノルマどころかプレイヤーまでどんどん減ってるし!
このままじゃ私達の『ステージ』がぁあああ!」
「落ち着きなって!、大丈夫だって!、多分・・・」
「!、メールきたよ!
えーーーっと・・・あ!、これなら!!!」
「なに?、なになに??
もしかして良いニュース?、良いニュースでしょ?、良いニュースって言ってぇえええ!」
「うん!!!
うちの学校の同好会のキラめきさえあれば
ちゃんとライブさせてくれるって!!!」
『ステージ』の為に奮闘する『少女逹』が居た。
その頃、デジタルワールドでは・・・・・・・・・
part1
「いやー!、お陰で助かりましたぞ!
あんたがこの微笑みの里に立ち寄ってくれなければ今頃どうなっていたことやら」
「・・・・・・・・・」
「是非とも御礼をさせて貰いたい!
名物であるデジノワをありったけかき集めてきましたので、どうぞ好きなだけ持っていってくだされ」
「ドンドンもってきたぜ!、ドンドコ♪」
「・・・・・・・・・
ケッ、甘いモンなんざァ
オレサマはこれっぽっちも興味ねぇなァ」
「!、そ、それは!!」「ドドンッ!?♪」
自分へと群がるモンだかりを強引に掻き分け
向かった先にあったのは、粗末な掲示板。
「代わりにこいつを貰っていく
そいつはテメェらが食ってなァ、あばよ」
「ま、待って!、待って下さい!」
「い、いかんぞリリモン!!」
「でもッ、だって、ジジモン長老!!
ーーーーーーッ、ありがとうーーー!!!
バンチョーレオモーーーン!!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・うるせぇなァー」
甲高い声をGAKU-RAN越しに受けながら歩みを進め、複数のデジモンの絵が描かれた一枚の紙に右目を走らせるのは
デジタルワールドを救いし英雄の1体
百獣番長 バンチョーレオモン。
「おい、今爺さんそこにいるかァ?」
〔「トーチャーン、バンチョーレオモンから通信ハイッタヨー★」〕
〔「マタドゥルモンッ、長と呼べ!、長と!
完全体になったのにいつまで成長期気分で居るつもりなんだ!?」〕
〔「ま、まぁまぁマッハガオガモンよ
あまり口煩くしてはいかんぞい
して、ワシに何の用かのぅ?」〕
「まァた行方不明だァ・・・」
〔「ッ、そう、か
今回は、どんなデジモンが被害に?」〕
「シャウトモンにバリスタモン
スターモンとピックモンが10体以上
それからァ、キュートモンとドルルモ」
〔「ドルルモンじゃとぉ!!?」〕
「アァン?」
〔「し、しかもキュートモンと一緒!?
ま、間違いないッ、そのデジモンは
!!」〕
「!、・・・・・・・・・ケッ!
ったく、めんどくせぇことになってんなァ」
老人狼との通信を終えた後、顔半分に十字傷が深々と刻まれた獅子の顔に浮かぶのは
まるで強敵と相対したかのような
凶悪な形相。