エース娘コンバットダービー   作:Jeep53

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味を占めたアンケートの結果QAAMになりましたありがとうございました。

 皆さんはROAD TO THE TOP 見てますか?今後が楽しみです。
 ところであれを見てうちの世界線おかしいなって思ったんです。まだクラシックなのにストライドとピッチ使い分けてさらにペース管理も抜群で領域も頭おかしいおじいちゃんもおかしいですが、それに勝ってるないし追いつめている原作組+αが一番おかしいなと感じました。今更変えるのは変なのでナーフはしませんけれど。全員のレベルが高すぎて違和感を覚えた今日この頃です。

 それと今回千文字ちょいの超短編です。許してください。だって4AAMと同じ話になりそうだったのだもの…。


MISSION 30 「QAAM」

 早いもので領域内で使える兵装を増やしてから一週間がたった。4AAMの熟練度が一定以上であることを確認したトレーナーからは通常のトレーニングに戻るように言われ、あれから六日、合宿前半と変わらないトレーニングを繰り返していた。七月も折り返しに差し掛かり、自分の成長を直に感じることのできるこの時を私は楽しんでいる。

 ライバルの成長も目覚ましいもので、テイオーはもう十分に走れるようになった…らしい。彼女は別練習故実際にその姿を見ることは叶わないのだ。マヤはここにはいない。よって私が直に観察できるのはドーラだ。彼女は本格化と被ってはいないようだが、それでも十分に実力をつけているのが分かる。私も領域があるからと言って油断してはいけないな。領域も大事だがそれ以前に基本が大事だ。基本が成っていなければ何事も成すことができない。そうと決まれば今日も基礎トレーニングを…。

 

「アル、ちょっといいか」

 

 っと、トレーナーか。あんなに真剣な顔をしてどうしたというのだろうか。

 

「この前の領域のトレーニングがバレていたらしい」

「だろうな」

「あれっ?」

 

何の話かと思ったら…。四時間以上も外でトレーニングせずに部屋に籠ってできる鍛錬なんぞ限られてくる。私が汗一つかかずに部屋から出てきた時点で領域トレーニングしてましたと言っているようなものだというのに。無理だろうなとは思っていたがやっぱり筒抜けだったか…。

 

 さて。こちらの手の内がある程度露呈したのならばやるべきことは一つ。4AAMとは全く違うこちらの手札を増やすことだ。確実に私が習得したものが4AAMであるということは知られていない。だからこそ、4AAMとは違う切り札を用意しておけば片方が対策されていたとしてももう片方で対処できるという寸法である。

 ここで習得するべきはやはりQAAMであろう。速射性、追尾性を考えた場合4AAMの対極に位置する兵装だ。前世では三本線が散々撃ってきた代物でもある。

 私はトレーニングを切り上げ、シャワーを浴び、室内へと向かう。QAAMは私もよく使っていたことから、すぐに習得できるだろう。習得は楽しいが、些かやる気が出ないというのもまた事実だ。さて、また部屋に籠るかな…。

 

 

 わずか二時間後、私はQAAMを習得した。この短さなら悟られることはないだろう。

 

 

 


 

 

 

 視点が移動する。

 

 眼前には敵機(ライバル)

 

 マヤはトリガーを引いた。そのはずなのに。

 

『なんで…!』

 

 目の前の機影が消えることはない。それどころかマヤを突き放しにかかっている。

 

『いったいなんで…マヤ分かんないよ!』

 

 感情に任せてそう叫んだとき、ビープ音が鳴り響き、圧搾空気が放出される音とともに目の前が急に明るくなった。

 

「無理をしちゃだめだマヤ。焦らずに行こう。まだ菊花賞までは時間がある」

 

VRウマレーターの中にいるマヤを覗き込むようにして立っているトレーナーちゃん。

 

ーーー分かってる。

 

そう素っ気なく言って、VRウマレーターから出て、手渡された水を飲む。

 

あの日ーーダービーの日。マヤはアルちゃんの領域に成す術なく蹂躙された。しかも私が多少知識はあると思ってた戦闘機という分野で。

 

悔しかった。

 

あそこまで差があるだなんて。

 

 だから決めたんだ。猛特訓して、菊花賞でアルちゃんを見返してやろうって。

 でも、現状はこれ。VRウマレーターでアルちゃんの領域を再現して特訓してるけど、本物には程遠い威圧感や機動なのに、追いつくのがやっとだし、撃つことだってままならない。

 もともと私の領域はまだなかった。なのに無理やり他人の領域に適応しようとしてるから、本能が拒否反応を起こして思うようにトレーニングができないのかも。

 頑張ってみても、なんだかしっくりこない。やっぱりアルちゃんの空はアルちゃんのものだから私が自由に動く権利はないのかな。

 

 

ーーーそうか。そういうことだね…!

 

 

「マヤ?どうしたんだ?」

 

 表情を変えたマヤに気づいたのか、トレーナーちゃんが声をかけてくる。それに対し私は夏の強化が始まって以来一番の笑顔でトレーナーちゃんにこう言った。

 

「マヤ、わかっちゃった!」

 

 

 私も、自分の(領域)を見つけよう。






 前話では深夜テンション由来のクソ長後書きをかましてしまいすみませんでした。
 おじいちゃんがQAAMを習得できたことは言うまでもないですから書かなくてもいいですよね?…ダメ?

 次話はトレーニング関係じゃないかもしれません。(未定)それと投稿期間空くかもしれません。すみません。
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