東方龍優録番外編『インフィニット・ストラトス〜赤き龍と黒き騎士〜』 作:餡 子太郎
リーグマッチ戦前です。
それではどうぞ。
フランス政府とデュノア社を脅した翌朝、教室内では訳の分からない噂が流れていた。内容によれば一夏に関係するのだが、俺には無関係だって事が分かったのでスルーする事にした。
〜放課後〜
龍騎「......まずリヴァイブを大きく変える必要はあるんじゃないな?いくら腕が良くても機体が着いて来れなかったら勿体ないからな」
シャル「でも僕にはリヴァイブで丁度良いんだけど......」
楯無「其処で満足しちゃダメよデュノアくん、もっと目標を高く持たなきゃ」
龍騎「そう言う事、直々に鍛えてやるから覚悟しておけよ」
シャル「お、お手柔らかに.......」
俺は整備室でデュノアの専用機の魔改造計画を立てていた。デュノアの専用機は訓練機の『ラファール』を改造した『ラファール・リヴァイブ・カスタムⅡ』なのだが、折角代表候補生になったのだがらもっと強くなって欲しいと思って魔改造計画を立てたのだ。
龍騎「...やっぱ一から作った方が良さそうだな、一々パーツ付けるのは面倒臭いし」
楯無「ちなみに何か考えはあるの?」
龍騎「無かったら魔改造なんてしないって、見てみ」
そう言って俺は設計図(イラスト)を広げて見せる。それには皆さんも知っての通り、ガ◯ダ◯ですはい。
シャル「これは?」
龍騎「名付けて『ラファール・デスティニー』ただ色違いのデスティニーガンダム」
楯無「え?そのまんまパクったって事?」
龍騎「ぶっちゃけアレンジ版での沸かないんだよ......、ってか俺はフリーダムかデスティニーのどちらかと言えばデスティニー派だし」
楯無「完全に貴方の好みに合わせただけじゃ無い......」
シャル「......でも僕は好きだよこれ」
龍騎「お?分かってくれる?」
共感出来る仲間が出来て嬉しいく思ってると、整備室の扉が開かれて一夏か入ってきた。
一夏「お、居た居た」
龍騎「?一夏じゃん、どうした?」
一夏「どうしたも無いだろ?とっくに集合時間過ぎてるぞ」
え?ウッソ......。時間を確認したら既に十分以上は過ぎていた。やっべーRTAだったら即リセットだわ。
龍騎「悪い悪い、ちょっと熱中し過ぎたわ」
シャル「じゃあ行こっか」
龍騎「お、そうだな。じゃあ楯無、片付け頼んだ」
楯無「........え?」
そのまま楯無を放置してアリーナに向かった、後ろから何か騒いでたが気にしない事にしよう。するとアリーナから何やら騒いでいた。
龍騎「.......騒がしいな」
一夏「ああ、きっと鈴とセシリアが模擬戦してるんだと思うぞ?いつまでも来ないから先始めてるって」
龍騎「悪かったって.......」
どうやら迷惑を掛けてるようで急いで向かおうとするが、アリーナの方から爆発音が鳴り響いた。
一夏「何だ!?」
シャル「今のって......」
龍騎「急ぐぞ!」
嫌な予感しかしなかったので、俺達はアリーナに向かうとボロボロの鈴とセシリアにラウラが二人に近づいていく。
一夏「止めろラウラ!」
シャル「まずいよ!あれじゃあSEが保たないよ!」
龍騎「.........」
ラウラ「この程度の仕上がりで第三世代型兵器とは笑わせる」
そう言って鈴とセシリアに近づくラウラは二人の首にワイヤーブレードを巻き付ける.......、が、その前に鈴とセシリアはその場から消えてしまった。
ラウラ「何!?一体何処に......!?」
龍騎「っぶねーなこの野郎......、マジで殺す気か?」
ラウラ「!?」
ラウラは振り返ると、いつの間にか鈴とセシリアを担いだ龍騎の姿だった。
鈴「......................りゅ、き........」
龍騎「大丈夫か?ちょっと待ってろよ、少ししたら回復してやるからな.........」
鈴「..........うん」
龍騎が鈴の頭を撫でると、鈴は眠るように意識を失った。ちなみにセシリアは既に気を失っている。
龍騎「さてと、そろそろ...........、落とし前をつけて貰おうじゃねぇか?」
そう言って龍騎は背中にあった小さいバックから待機状態のベルトを装着する。そして左のグリップを前倒しに捻ると、謎の音声が響く。
【ARTEMIS】
龍騎「
【EVOLU・E・EVOLUTION!!】
ベルトから別の音声がリズム良く発生すると、空に向かって伸びるように熱風が発生する。熱風が収まると、青い翼にトリコロールカラーの特徴的なISを纏った龍騎の姿だった。
ラウラ「貴様も専用機持ちだったか」
龍騎「覚悟し貰おうか.....」
そう言って龍騎は翼を展開させてラウラに向かって急接近する。そして左手に持っていたシールドでラウラを押し倒して右腰に設置されてあるビームサーベルを引き抜き、ラウラのレールカノンを斬りつける。
ラウラ「何て早さだ........!」
龍騎「おいおい、お前軍人だろ?だったら本気で殺しに来いよ。そんなんじゃいつまで経っても俺には倒せないぜ?それとも何だ?織斑先生に恥ずかしい所を見せるのが嫌でビビってるのか?軍人の名が泣くぞ」
ラウラ「黙れぇぇぇぇぇぇ!!」
龍騎が千冬の事を口にした事が引き金となったのか、ラウラはプラズマ手刀を展開して龍騎に接近する。
ラウラ「貴様如きに教官の名前を出すなぁぁぁぁぁ!!」
龍騎「命を奪った事が無い癖に強がるな、銀髪幼女」
ラウラがプラズマ手刀を振り下ろすと、龍騎はシールドで手刀を弾き、それと同時にシールドを手放して右腰にあるもう一本のビームサーベルを逆手のまま引き抜き、ラウラに斬りつける。
ラウラ「なっ......」
龍騎「........少し頭を冷やせ」
そう言って龍騎は二刀流でラウラのSEが無くなるまで斬りつける。そしてラウラのSEが無くなる寸前に龍騎が蹴り飛ばしたと同時にラウラのISは解除された。
ラウラ「........なんて奴だ...」
龍騎「さて、ライフルで頭を射抜かれるかサーベルで首を斬り飛ばされたいか選べ、決定権はお前にある」
ラウラ「くっ.......」
「両者、其処までだ!」
アリーナの入り口から千冬が腕を組んで歩いて来た。
ラウラ「きょ、教官!?」
千冬「やれやれ、これだからガキの相手は疲れる........。この戦いの決着は学年別トーナメントで着けて貰おう、良いな?」
ラウラ「........教官がそう仰っしゃるのなら」
龍騎「........取り敢えず、寝てる二人を運んでも良いっすか?」
千冬「ああ、頼む」
そう言って千冬はその場から離れると、龍騎はベルトを外してISを解除し、ベルトを小さいバックに入れて鈴とセシリアを担いで保健室へ向かった。
〜保険室〜
龍騎「........これでよし」
セシリア「ほ、本当に治ってしまいましたわ......」
鈴「これが魔法.......」
俺は鈴とセシリアを保険室へ運んだ後、二人に回復魔法を掛けてやると直ぐに二人は目を覚ました。
シャル「凄い......、本物の魔法だ......」
龍騎「と言ってもこれは初期段階なんだけどな」
一夏「やっぱり攻撃型の方がメインなのか?」
龍騎「そうだな、俺もあんまり回復魔法は使わないし」
鈴「......あ、ありがとう...、助かったわ」
セシリア「私も助けて下さりありがとうございます」
龍騎「良いって、お前等が無事なら」
俺がそう言うと、保険室の中にある薬のビンがカタカタを揺れ始め、保険室の入り口が勢いよく開けられた。入り口から入って来たのは大勢の女子生徒達だった。
龍騎「何だお前っ!?」
「「「これ!」」」
女子生徒達が見せたのは一枚のプリントだった。デュノアと一夏は女子生徒の中から一枚プリントを拝借してプリントの内容を確認する。
一夏「何々......、今月開催される学年別トーナメントでは、より実戦的模擬戦闘を行う為、二人組での参加を必須とする。尚、ペアができなかった者は抽選により選ばれた生徒同士で組むものとする......、は?」
龍騎「え?何?つまり二対二でやるって事?」
鈴「いつ決まったのよ......」
「と言う訳だから、織斑くん私と組もう!」
「デュノアくん、私と出ようよ!」
「霧影くんも一緒に出ようよ!」
そう言って俺達に詰め寄せてくる女子生徒達、三密!ソーシャルディスタンス!某都知事が来るぞ!
一夏「わ、悪い皆んな!俺シャルと組む事にしてるから!」
シャル「え?」
「「「えぇ〜」」」
ワンサマーてめぇぇぇぇぇぇぇ!!一人だけ逃げやがったなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
鈴「な、なら龍騎!私と組みなさいよ!身体は大丈夫だから!」
一夏「そうは言っても専用機はどうするんだよ?あれだけボロボロじゃあ修理間に合わないだろ?」
余計な事言ってんじゃねぇよ朴念神が!!てめぇトーナメントでミンチより酷ぇ状態にしてやるぞ!?
セシリア「......こうなったら今回は諦めるしかありませんわね、折角黒騎さんとペアを組もうと......」
鈴「そうね......」
どうして諦めるんだ其処で!(松◯修◯風)あ、こうなったら楯無に......、駄目だ学年別だから無理だわ...(諦観)
「ねぇ〜霧影くん、良いでしょう?」
「絶対に足引っ張らないからさ〜、お願〜い」
龍騎「そんな事言ったって......、しょうがないじゃないか......(え◯り風)」
俺を追い詰めるかのように近づく女子生徒集団に俺は一夏達に視線を向けると、一夏は手を合わせて合掌、セシリアとデュノアは苦笑、鈴は物凄く悩みつけて来た。ナズェミテルンディス!? アンダドゥーレハ、アカマジャナカッタンデェ...ウェ!
「「「ねぇ〜、誰と組むの〜?」」」
龍騎「勘弁してくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
俺は叫びながら強引に保険室へ脱出して走ると、織斑先生とぶつかってそのままラリアットされて壁に叩きつけられた。俺を叩きつけた壁がめちゃくちゃ凹んで岩盤みたいになった。あんたは自称サ◯ヤ◯の悪魔かよ......。
〜整備室〜
ラウラ「............」
龍騎との戦闘の後、ラウラは整備室で専用機を眺めていた。
ラウラ「クソッ!」
ラウラは苛ついた態度で壁を殴ると、誰かに声を掛けられた。
「随分と機嫌が悪いみたいだな.....」
ラウラ「!?誰だ!」
「........俺の気配も気づけないとはな、余程あいつにやられたようだな」
ラウラが声を掛けて来た方向へ向くと、其処には壁に寄り掛かっていた黒騎だった。
ラウラ「貴様......、いつから居た」
黒騎「お前が入ってくる前からだ、ルームメイトの機体の調整をしていただけだ」
ラウラ「......なら出て行け、私に用は無い筈だ」
黒騎「......残念ながら今回ばかりはそう言う訳にはいかん、お前に協力して欲しい事がある」
ラウラ「協力だと?」
そう言って黒騎はラウラに一枚の紙を渡すと、ラウラはその紙を黙読する。
ラウラ「.........二人組での参加を必須とするだと?」
黒騎「ああ......」
ラウラ「.........何故私だ」
黒騎「生憎、ルームメイトと組むつもりだったが専用機の調整が予定より間に合わない事が分かった。それにこのリーグマッチとやらは俺にとっては子供のお遊びにしか過ぎん......」
ラウラ「何が言いたい?」
黒騎「お前の狙いは織斑一夏なら、俺は霧影龍騎だ。少しばかりあいつには借りがある、まぁその二人が組めばの話しになるが......、多少意味が違うが利害は一致はしてる訳だ」
ラウラ「..........」
黒騎「それともう一つ......、お前が織斑一夏を睨むのはただの嫉妬だ」
ラウラ「嫉妬......、だと?」
黒騎「そうだ、普段見せなかった本物の織斑千冬にお前は驚き、その織斑千冬を独占している織斑一夏に嫉妬してる。それは唯一の弟だからそうなるのは当然だ。彼女に見て欲しいのなら勝てはいい話しだ、織斑一夏を倒すのでは無く、優勝して織斑千冬に認めて貰えば良い」
ラウラ「.............」
黒騎「............話しを戻すが、どうする?無理に引き受けなくても構わない。此方から誘ったのだ、お前には決める権利がある」
ラウラ「................いいだろう、引き受けてやる。だが足だけは引っ張るなよ?」
黒騎「無論そのつもりだ、言い出したからには期待には応える」
黒騎がそう言うと、ラウラは手を差し伸べた。
黒騎「........その手は?」
ラウラ「私は信頼した者にしか手を交わさないと決めている、だが今回は別だ」
黒騎「......契約みたいなものか」
そう言って黒騎はラウラの手を握る。こうして黒騎・ラウラペアは結成し、リーグマッチ戦に向けて時間を待っていた......。
いかがでしたか?
次回、リーグマッチ戦です。
ちなみに自分もデステニィー派です。
誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。
次回もよろしくお願いします。
一夏の専用機が二次移行する時、原作通りにするかオリジナルにするかどうか(オリジナルの場合、ダブルオー風になります)
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良いんじゃないか?ダブルオーにしよう
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いや、原作通りで