東方龍優録番外編『インフィニット・ストラトス〜赤き龍と黒き騎士〜』   作:餡 子太郎

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どうもです。

臨海学校です。

それではどうぞ。


臨海学校へ

 

千冬「........すまない、まさかこちらの不手際でバスの定員がオーバーするとは........」

 

これからバスで行こうとする中、教員達のミスによりバスの空きが無かった為、俺と黒騎は乗れないって事になってしまった。

 

龍騎「別に良いですよ、移動手段は何とかなりますから」

 

黒騎「.........此方も問題ない」

 

千冬「本当にすまない........、バスより先に着きそうなら宿に待機してくれ」

 

龍騎「いや、其方に合わせますよ」

 

千冬「分かった........、では私はバスに乗る。魔法での飛行は許可するが、あまり目立つ事はするなよ」

 

龍騎「了解です」

 

そう言って織斑先生はバスに乗り込むと、エンジン音が響く中...........、

 

真耶「ま、待って下さーい!」

 

後ろから山田先生が荷物を背負って走って来た。何でバスに乗ってないの?そんな事を思っているとバスは発車してしまった。

 

真耶「い、行っちゃった........」

 

龍騎「........何で乗って無かったんですか?」

 

真耶「........忘れ物を取り入ってたら時間が掛かって................」

 

何ともまぁ、テンプレのような内容だな........。俺は黒騎の顔を見ると、お互い溜め息を吐く。

 

黒騎「仕方ない........。山田教論、休憩ポイントは何処だ?」

 

真耶「え?え、えっと........」

 

黒騎が質問すると、山田先生はスケジュール表を取り出して確認する。

 

真耶「........◯◯◯って所のサービスエリアですね」

 

龍騎「なら俺達が其処まで送ります、バスと合流したらそれに乗って下さい」

 

真耶「でもどうやって................」

 

龍騎「其処は........、ね?先に謝っておきますね」

 

真耶「え?........きゃ!」

 

俺は先に謝ると山田先生をお姫様抱っこをすると、黒騎が山田先生の荷物を持つ。今からタクシーやら使うのは面倒くさいので空を飛んで行く事にした。

 

龍騎「黒騎、道案内頼む」

 

黒騎「........了解した」

 

そう言って先に黒騎が空を飛ぶと、俺も山田先生と一緒に空を飛ぶ。

 

真耶「わ、わわわ!?ほ、本当に飛んでる!?」

 

龍騎「少しばかり飛ばしますんで、しっかり捕まってて下さいね」

 

真耶「は、はい!よろしくお願いします!」

 

そう言って先に飛んで行った黒騎を追い掛けるように飛行する。IS無しでよ飛行は本当に久しぶりだ、正直な話しだがISを纏ってると肩が凝るから疲れるんだよね........。そんな事を思いながらサービスエリアへ向かった。

 

 

 

〜一方その頃〜

 

千冬「」

 

一夏「........大丈夫かな千冬姉ぇ」

 

シャル「無理も無いよ、山田先生が乗って無かった事に気が付かなかったから」

 

バスが出発直後、千冬が真耶が居ない事に気がつくと頭を抱えたまま俯いたまま微動だにしなかった。それを心配してる一夏とシャルロット、しかし、その時だった。

 

箒「い、一夏!?外を見てみろ!」

 

一夏「え?..........ええぇ!?」

 

箒が驚いた様子で一夏に外を見るように指示すると、一夏が外を見た瞬間驚き叫ぶ。

 

一夏が見た光景は、龍騎がISを纏わずに空を飛んでおり、前には黒騎が荷物を持って誘導していたからだ。

 

一夏「龍騎!?それに黒騎も!?」

 

箒「ま、まさかISを使わずに飛べるとは...........」

 

シャル「ちょっと待って!?あれ山田先生じゃない!?」

 

千冬「何!?」

 

シャルロットが指を指すと、龍騎にお姫様抱っこされている真耶の姿だった。シャルロットの声に反応した千冬が外を見ると、龍騎、黒騎、真耶の姿を確認すると全身の力が抜けるかのように背もたれに寄り掛かる。

 

千冬(よ、良かった................、感謝するぞ霧影、アルカード................)

 

千冬は龍騎と黒騎に心の中で感謝すると、静かに眠りについてしまった。

 

 

 

 

 

〜サービスエリア〜

 

龍騎「はい、到着っと」

 

真耶「あ、ありがとうございます霧影くん!」

 

龍騎「いえいえ、お気になさらず」

 

バスより先にサービスエリアへ到着すると、山田先生を下ろして身体を伸ばす。やっぱりIS無しでの飛行は気持ち良いや、そんな事を思っていたらバスか到着した。そしてバスのドアが開くと織斑先生が一目散に山田先生の元へ駆けつけた。

 

千冬「済まなかった山田先生!まさか乗っていなかったとは気付かずに................」

 

真耶「い、いえいえ!寧ろ貴重な体験が出来ましたから!」

 

千冬「本当に済まなかった........、今度奢らせてくれ........。霧影とアルカードも感謝する」

 

龍騎「大丈夫だ、問題ない」

 

黒騎「気にするな、俺は気にしない」

 

それからトイレ休憩を挟み、再び出発した。それから目的地へ到着した。と言っても俺と黒騎は空を飛んでたけどね、バレないように。

 

千冬「全員、クラス順に整列!織斑と霧影、アルカードは私のところに来るように」

 

「「「はい!」」」

 

一夏「はい」

 

龍騎「ウェイ!(0w0)」

 

黒騎「........了解」

 

それからクラス全員で合宿所でもある『花月荘』という建物に向かい、女将さんへ挨拶、注意事項を聞いて俺、黒騎、一夏は従業員に案内して貰い、寝泊する部屋に向かった。

 

 

女将「で、こちらが噂の……?」

 

千冬「えぇ、今年は男子が居る所為で浴場分けが難しくなってしまって申し訳ありません」

 

女将「いえいえ、良い男じゃありませんか。しっかりしていてそうな感じをお受けしますよ」

 

千冬「三人共、挨拶をしろ」

 

一夏「織斑一夏です、よろしくお願いします」

 

龍騎「霧影龍騎です、三日間お世話になります」

 

黒騎「........黒騎・アルカード、よろしく頼む」

 

それから俺達の部屋に案内され、荷物を置いて水着に着替える。一夏は海パンで上裸、黒騎はハーフパンツにYシャツ、俺はハーフパンツにTシャツになり、外へと出ると、殆どの生徒が集まっていた。

 

真耶「皆さーん!今、11時で〜す!夕方までは自由行動、夕食に遅れないように旅館に戻ること、いいですね?」

 

「「「はーい!」」」

 

山田先生の合図に生徒達は元気良く返事すると、其々散らばって行ってしまった。するとセシリアが何かを片手に持って此方へ向かって来た。

 

セシリア「黒騎さん?あの......、私にサンオイルを塗って頂けません?」

 

顔を赤くして黒騎にサンオイルを塗って欲しいと頼んで来た。おぉ、早速攻めるなぁ........。それに対して黒騎は少しばかり戸惑っていた、意外だな........、あいつが困ってるなんて........。

 

簪「わ、私がやります!」

 

セシリア「え?」

 

すると何処からか、簪が黒騎の代わりにやると言い出した。おー、チャレンジャーだな。

 

黒騎「........済まないセシリア、俺はこう言った経験は無い為出来そうに無い」

 

セシリア「そ、そんな................」

 

黒騎「申し訳ないとは思ってる、下手にお前の肌を傷つける訳にはいかない」

 

セシリア「え........」

 

一度はガクッと気を落とすセシリアだったが、黒騎の言葉により直ぐに顔を上げる。

 

セシリア「黒騎さん........、私の為に......」

 

黒騎「それに俺には頼れる人物が限られている........。簪、済まないが頼めるだろうか?」

 

簪「は、はい............」

 

龍騎(........こいつ逃げたな)

 

セシリアは自分の事に、簪は頼りにしてくれた事に響いたのか二人は黒騎を見惚れているが、黒騎は上手い具合に言い逃れしたのだ。うん、俺でも逃げるよ、霊夢達に言い寄り添って来たらね(遠い目)

 

シャル「あ、居た居た!」

 

するとシャルの声が聞こえると、後ろから水着姿のシャルと........、何かタオルを巻いたミイラが居た。

 

黒騎「..........まさかラウラなのか?」

 

ラウラ「........良く分かったな、流石は婿だな」

 

そんな格好で褒めても嬉しくもねぇよ、ってか良く見抜けたな。と思っていたらシャルがラウラにグイグイと攻める。

 

シャル「........ほら、折角水着に着替えたんだから見て貰わないと」

 

ラウラ「あ、いやでも......」

 

シャル「........へぇ、じゃあ私達と海で遊んじゃうけど良いのかなぁ?」

 

ラウラ「そ、それはダメだ!......え~いっ!」

 

ラウラがヤケクソになって巻かれていたタオルを取り外すと、可愛らしい水着姿のラウラだった。

 

ラウラ「......笑いたければ笑えばいい///」

 

シャル「おかしな所なんてないよね?」

 

龍騎「何で笑う必要があるんですか?(正論)」

 

黒騎「................ああ、そうだな」

 

ラウラ「!そ、そうか?」

 

黒騎「........可愛いんじゃないか?良く分からんがな...」

 

ラウラ「!?ほ、本当か!?わ、私がか、可愛いのか?///そういうこと言われたのは初めてだ///」

 

黒騎「................そうか」

 

ラウラが黒騎に初めて褒めると、ラウラは今でも熱暴走しそうなぐらいに赤くなっていて、頭の上から湯気が出ていた。俺とシャルはニヤニヤしてるが、ラウラが頭がオーバーヒートして熱中症になりそうな感じがしたので日陰のある場所に移動した。

 

 

〜日陰のある場所〜

 

一夏「よう龍騎、一緒にビーチバレーでも..........」

 

龍騎「あ?悪い、今仕事してるから」

 

突然一夏がビーチバレー用のポールを持ってやってくると、俺は一夏の誘いを断った。何故かと言うと........、

 

鈴音「ん〜♪最っ高!」

 

ラウラ「成る程、これがかき氷と言うものか」

 

ラウラが言ったように、俺はかき氷を作っていた。俺が持ってきたかき氷器で魔法で出来た氷でかき氷を作っていく。

 

シャル「あ、一夏も食べる?」

 

一夏「えっと.........、食っても大丈夫なのか?」

 

黒騎「身体に害は無い、心配には及ばない」

 

鈴音「龍騎、抹茶あずきおかわり!」

 

ラウラ「婿よ、私のも頼む!」

 

黒騎「........あまり食べ過ぎるな、腹壊すぞ」

 

龍騎「何杯目だよ........、まぁ良いけどさ。一夏は?」

 

一夏「あ、なら俺も貰うよ」

 

龍騎「了解」

 

それから三人分のかき氷を作って渡すと、三人は美味そうにかき氷を食べる。すると織斑先生と山田先生がやって来た。

 

千冬「何をしてるかと思ったらかき氷を食べていたのか」

 

一夏「あ、千冬姉ぇ。どう?千冬姉ぇも食べる」

 

千冬「先生と呼べ馬鹿者、まぁ一つ貰う事にしよう」

 

真耶「あ、私もお願いします」

 

龍騎「了解です、お味はどうしますか?一通りありますよ」

 

千冬「いちごで頼む」

 

真耶「私はメロンで」

 

注文を受けたので指示通りに作っていく。そして完成させたら二人に差し出し、一口食べたら絶賛してくれた。何でもいつもと氷とは違うとの事、そりゃそうだよ魔法で作った氷なんだから。それから織斑先生にビーチバレーをやらないか?と誘われたのでやる事になった訳だが........、めちゃくちゃ強かった........。あの人容赦無くスパイク撃ってくるから何回顔面レシーブしたと思ってるんだよ........、結局試合は負けてしまい、気がついたら夕方になっていたので旅館に戻る事にした。

 

 

 

〜数時間後〜

 

千冬「お前達を呼んだのは他でもない、三人の事だ」

 

夕食の後、千冬に呼び出された箒、鈴音、セシリア、シャルロット、ラウラは千冬がそんな事を言うと顔を赤くする。三人とは間違いなく一夏、龍騎、黒騎の事だろう。そして、この場にいるメンバーは三人に好意を寄せている女子の集まりなのだから間違いない。そして千冬は缶ビールを開けて、飲み始める。

 

千冬「で、お前達、あの三人の何処が良いんだ?」

 

「「「「「!?」」」」」

 

千冬は表情を変えずにストレートに言うと、五人は更に赤くなる。

 

千冬「確かにお前達が三人に好きになるのは分かる、一夏は確かに役に立つ。家事も料理も中々だし、マッサージも上手い。霧影とアルカードは何をやらしても出来るしな。付き合える女は得だな、どうだ?欲しいか?」

 

「「「「「くれるんですか!?」」」」」

 

千冬「やるか、バ~カ」

 

五人が期待して返事をするが、千冬がバッサリと断るとガクッと肩が落ちる。

 

千冬「女ならな、奪うくらいの勢いで行かなくてどうする?女を磨けよ、ガキ共」

 

鈴音(あ、勝てる気しないわ........)

 

千冬の言葉に鈴音は一人絶望していた。それもその筈、龍騎には五人の友人に告白された事を知っているのは鈴音ただ一人なのだ。見た事も会った事も無いとはいえ、五人を相手するには無理がある。

 

シャル「あ、あの........、織斑先生、一つ良いですか?」

 

するとシャルロットが手を上げて質問して来た。

 

千冬「ん?どうしたデュノア」

 

シャル「その、りゅーく........、霧影くんの事何ですけど........。異世界人なのは分かったんですが、それ以外は全く知らなくてですね........。良ければ教えて欲しいんですけど........」

 

徐々に話していくうちに顔を赤くしては、声が低くなっているシャルロット。彼女の様子を見た千冬は少し笑みを浮かべる。

 

千冬「........そう言う事か、だが私も詳しくは知らない。すまないが私の口では話せない」

 

シャル「そ、そうですか........」

 

鈴音(ふぅ........、あんな事知ったら何するか分かったもんじゃ無いわ........)

 

ラウラ「........教官?教官の口からでは話せないと言うのなら、話せる人物が居るという事ですか?」

 

鈴音(何言ってくれてんのよあんた!?折角その話しが終わると思ったのに!?)

 

龍騎の話題が終わったと鈴音が一息吐くも束の間、ラウラの発言によりまたもや逆戻りしてしまった。

 

千冬「ああ、其処の所はどうなんだ鈴?」

 

鈴音「ファ!?何で私なの!?」

 

千冬「まさか屋上で霧影と話していた事がバレていなかったとでも?」

 

鈴音「ウソダドンドコドーン!!」

 

それから観念して鈴音は龍騎について(半ば強引に)話す事になった。龍騎が女性恐怖症になっていた事やら鬼神龍だった事やら鈴音が知っている事を全て話した。その場に居たメンバーは龍騎の生き様に心に打たれるが、シャルロットだけは何故か禍々しいオーラのようなものを放っていた。そして話しが終わるとお開きとなり、其々部屋に戻るのだが、シャルロットは最後まで鈴音に向けて悪魔のような笑顔を見せていた。

 

 

〜一方その頃〜

 

龍騎「あーーーー!?また負けた!?」

 

一夏「よっしゃ!ギリギリ勝てたぜ!」

 

龍騎、黒騎、一夏は真耶の部屋で人生ゲームをしていた。龍騎がビリだと分かると、残っていたハイボールの缶を飲み干して、新しい酒の缶の蓋を開けて飲み始める。ちなみに着順は黒騎、真耶、一夏、龍騎の順である。

 

真耶「久しぶりに人生ゲームやると楽しいですね!織斑先生も来れば良かったのに」

 

黒騎「彼方は彼方で楽しんでいるんだ、水を差すような行動は控えた方が良い」

 

一夏「ってか龍騎、負け過ぎだろw これで三回目だぜ?」

 

龍騎「ボートゲームの大半は運ゲーだろうが!よしもう一回だ!俺が一着になるまで寝かせねぇからな!」

 

一夏「いや無理だろ、いつも黒騎が一着なんだから」

 

龍騎「野郎ぶっ殺してやあああああああああああああああああああ!!」

 

それから龍騎は一度も一着を取れる事無く、臨海学校初日を終了した。




いかがでしたか?

まどマギの方に投稿してしまい申し訳ありません。

誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。

次回もよろしくお願いします。

一夏の専用機が二次移行する時、原作通りにするかオリジナルにするかどうか(オリジナルの場合、ダブルオー風になります)

  • 良いんじゃないか?ダブルオーにしよう
  • いや、原作通りで
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