東方龍優録番外編『インフィニット・ストラトス〜赤き龍と黒き騎士〜』 作:餡 子太郎
長くなりそうなので中編です。
それではどうぞ。
鈴を担いで俺はシャルの待っている場所に向かう。
龍騎「すまんシャル、恩に着る」
鈴音「良い加減に降ろしなさいよ!」
龍騎「あ、悪い」
もう鈴を担ぐ必要が無くなったので、鈴を解放する。
龍騎「ったく、楯無の野郎........。これ終わったら一発ぶん殴ってやる」
シャル「やっぱり楯無さんなんだね........」
龍騎「はぁ、もう付き合ってられねぇよ。教室に帰ろうぜ」
そう言って俺は立ちあがろうとすると、シャルが俺の袖を引っ張ってきた。
シャル「そ、そのさ........。出来れば、その王冠を置いていってくれないかな...?」
龍騎「え?」
鈴音「ちょっとシャルロット!」
シャルの頼みに俺は少し戸惑った。多分この二人は........、俺に好意を抱いているんだと思う。別に王冠ぐらい渡しても良いのだが、それだと片方が特別扱いされてる用で気に入らない。
龍騎「........」
俺は無言のまま、王冠に手を掛けて頭から取る。すると、その直後に再び楯無の声が聞こえ始める。
『王子とは国が全て........』
龍騎「!」
『その重要機密が隠された王冠を失うと........』
シャル・鈴音「「失うと........?」」
次の瞬間、俺の身体から電撃が走った。
龍騎「なっ!?」
『自責の念によって、電流が流れます!』
シャル「りゅーくん!」
『ああ、何という事でしょう!王子が国を想う心はそうまでも重いのか........』
鈴音「あんた........!」
わざとらしい楯無の言葉に苛立つ鈴、そしてシャルは絶望したかのように暗くなってしまった。
『しかし、私達には見守る事しか出来ません!ああ、何という事でしょう!』
龍騎「フ、フハハハハハハハハハハハハハハハハ!」
シャル・鈴音「「!?」」
龍騎「残念だったな、楯無よ!お前何か忘れて無いか!?」
『へっ?』
龍騎「俺は元々この世界の住民じゃない、魔法やらなんやら使える訳だ!つまり!お前が仕掛けた電流は効かないのだよ!!」
『な、なんだってーーー!?』
そう!俺には『属性を操る程度の能力』にある一つの属性、雷属性が存在する。楯無が悪戯目的な何か仕掛けてくると思った俺は、雷属性を解放して対策を取っていたのだ。今頃目ん玉飛び出して、顎が外れるぐらい開いて驚いてるに違いない。
楯無「( ゚д゚)」⇦エ◯ル顔
と言っても、この王冠をどうするかなんだよなぁ........。ってか何故俺達の王冠を狙っているのか分からない。
龍騎「なぁお前等、この王冠を取ったら何かの景品が貰えるのか?」
シャル「!?え、まぁ、そうだね!どうしても欲しいのがあるからね!」
鈴音「そ、そうなのよ!だから必死こいてやってる訳!」
龍騎「素直に教えてくれたら王冠譲ってやるよ」ニッコリ
シャル・鈴音「「取った相手と同居出来る権利!........あっ!?」」
龍騎「ふーん、成る程成る程........、じゃあこれが無ければ良い訳だな」パリンッ!
そう言って俺は片手に持っていた王冠を握り潰した。
シャル・鈴音「「ちょっとーーー!?」」
龍騎「お前等何か勘違いしてないか?俺は譲るとは言ったけど渡すとは言ってないぞ(ゲス顔)」
シャル「騙したね!」
龍騎「騙される方が悪い(きっぱり)」
鈴音「鬼!悪魔!」
シャル「馬鹿!卑怯者!」
何度でも言え、褒め言葉として受け取るから。
楯無『KY!ボケナス!キリカゲ!』
よし、学園祭終わったら楯無はぶっ潰す(殺意)
〜一夏と箒side〜
箒(あの馬鹿!まんまと騙されて!)
箒は三人のやり取りを聞きながら、一夏に剣を振っていた。
一夏「........なぁ箒、あっちの話しが本当なら俺と同居したいのか?」
箒「は、はぁ!?」
突然の一夏の言葉に思わず剣を振るのを止めた箒。
箒「な、何を言うんだこんな時に!?」
一夏「いやだって、皆んな必死になって俺達の王冠を取ろうとするんだったら楯無さんから何か景品やら何かくれるって事だろ?で、それがあっちで聞いた男子との同居な訳だろ?」
箒「な、何故分かった!?お前は昔から朴念仁というレベルを超えた鈍感男な筈なのに!?」
一夏「流石に酷過ぎじゃないか!?」
今日に限ってやけに鋭い一夏に対して驚きを隠せない箒。それもその筈、一夏は昔から女子にモテており、告白される事しばしばあったが、『良いよ、買い物ぐらい』と勘違いする程の鈍感の持ち主でもあった。しかし今日に限って何故か鋭かった。
箒(三人のやり取りを聞いていたと言うのもあるが、其処まで一夏は余裕はあったとでも言うのか!?)
一夏「あー、欲しいならあげようか?王冠?」
箒「え?」
一夏「欲しいんだろ?俺は別に構わないぜ。最近一人だと寂しいなぁって思っててさ。あ、でも俺から渡したら感電するのか...」
箒「........一夏、本当にお前か?頭でと打ったのか?それとも熱でもあるのか?」
一夏「泣くぞ!?幾ら俺でも泣くぞ!?」
訳の分からない心配事にそろそろ泣きそうな一夏であった。
〜黒騎side〜
黒騎「........成る程、お前達が参加する訳だ」
セシリア「おほほほ........、バレてしまいましたわね........」
黒騎はセシリアの放つ銃弾を避けながら、いつもの面子のやり取りを聞いて、このふざけた
黒騎「はぁ、たかが同居ぐらいで........」
セシリア「そんな事ありませんわ!私達以外にも同居したいの願う生徒もいますわ!」
黒騎「下らん、そんなに同居したければまず更識楯無に文句言え。俺はその女の妹と同居しているんだぞ?」
セシリア「それが何か問題でも?」
黒騎「........あの姉妹は今、しょうもない理由で仲違い『ちょっと待ってぇぇぇ!!』........ッチ」
黒騎が説明している途中に楯無が乱入する。
楯無『アルカードくん!?簪ちゃんと同居ってどう言う事なの!?』
黒騎「言葉通りだ、入学式からずっと簪と同居してる訳だ」
楯無『何それ!?そんな裏山........、ゲフン、はしたない!セシリアちゃん!今すぐ王冠を狙って........』
ドサッ!
楯無がセシリアに指示してる中、何かが倒れる音がした。そして徐々に足音らしき音が近づいてくる。
ラウラ「........何故この格好でなくてはいけないのだ?歩きにくい」
黒騎「ラウラか........」
姿を現したのは、ドレス姿のラウラであった。しかし、慣れない服装や靴を着ている為、転んでしまったようだ。
黒騎「........はぁ、この茶番を終わらせるか」
そう言って王冠を手に取り、龍騎と同様に片手で握り潰した。
ラウラ「な、何を!?」
黒騎「こんな下らない茶番に付き合うのももう御免だ、だったら王冠を失ってしまえば俺達を狙う理由が無くなる」
セシリア「それでは私達は!」
黒騎「別に同居で無くても良いだろう?デートでも何でも幾らでも付き合ってやる」
セシリア・ラウラ「「!?」」
黒騎「それでは不満か?やはり同居で無くては駄目なのか?」
セシリア(黒騎さんとデート........!?あんなにガードが固そうな黒騎さんが自分からデートしてやると言ってますの!?)
ラウラ(ふむ、確かに悪くないな。別に同居しなくても忍び込めば良い話しだしな)
黒騎の以外な言葉に考え込むセシリアに対して、デート出来る事以外何とも思っていないラウラ。そして二人が出した決断は.........。
セシリア「........本当にデートしてくれるんですよね?」
黒騎「........男に二言は無い」
ラウラ「では、今度の土曜に私と付き合え。勿論、二人きりでな」
セシリア「なっ!?ラウラさん、抜け駆けは狡いですわよ!」
黒騎「........別にいつでも構わん、お前達に合わせる」
〜楯無side〜
まずい、非常にまずい........。
この状況は予想はしてなかった。まさか電気系に効かないなんて........。
幸いな事に霧影くん達とのやりとりを聞かれてなかったのが不幸中の幸いとも言えるだろう、なんせ今は生徒達は少し離れているのだから。
仮に二人が異世界人だとバレても、受け入れられるかどうかと言ったら七割が信じられないだろう。
楯無「仕方ない、少し早いけどあれを使いますか」
そう言って私はあるボタンを押した。
〜楯無side out〜
『さぁ!ただいまからフリーエントリー組の参加です!皆さん、王子様の王冠を目指して頑張って下さい!』
龍騎「え?」
一夏「はぁ!?」
黒騎「フリーエントリー組だと?」
楯無の放送が入ると、静かだった空間がドタドタと騒ぎ始めた。もしかして........。
龍騎「一夏ァ!逃げろォ!」
「「「待ってーーー!」」」
するとあちこちから女子生徒がドレス姿で一夏に迫って来た。
「織斑くん!大人しくしなさい!」
「私と幸せになりましょう!王子様!」
「王冠を頂戴!」
一夏「うわああああああ!!」
本音「おりむー、待ってよ〜」
龍騎「あ、のほほんさんや。こっちおいで、飴玉上げるから」
本音「飴玉?ちょーだーい!」
俺が飴玉を上げると言うと、のほほんさんはまるで犬みたいにやって来た。気のせいか髪の毛が耳をパタパタさせたり、尻尾振ってるんじゃないかと思った。
龍騎「よーしよしよし、良い子だねー」ナデナデ
本音「わはー」
シャル・鈴音「「まるで飼い主とペットだ........」」
龍騎「これでちょっと一夏の負担は減るだろ........、ってか一夏は?」
シャル「そういえば何処に行ったんだろ?」
〜一夏side〜
一夏「いってて........、あれ?此処って........」
「此処なら見つかりませんよ?」
俺は逃げてる途中に何処かへ落ちてしまった。辺りを回したら更衣室で、目の前には教室で俺にしつこくまとわり付いていた営業の女性だった。
一夏「........助けてくれた事には感謝します。でも何度言っても俺の答えは変わりませんよ」
「いえいえ、今回は白式を頂こうと思いまして」
白式を........、頂く?まさか最初からそれが狙いで!?
一夏「........ッ!ふざけんな!誰がお前なんかに!」
「いーから、さっさと寄越しやがれよォォォォォォ!!」
そう言って女はISを展開する。まるで蜘蛛みたいな形をしたISだった、俺は白式を展開しようとした時、天井から爆発が起こり、誰がが降りて来た。
黒騎「生きてるか?」
一夏「黒騎!」
「ああ?何だお前?」
黒騎「........こんな狭い所で戦いたくは無いが、俺も機嫌が良い訳ではない。お前には悪いが、八つ当たりさせて貰う」
そう言って黒騎はポケットから何か四角い箱のような物を取り出した。
黒騎「打鉄・天ミナ、展開」
そう言って黒騎はISを展開する。黒騎が展開したISは打鉄を改造したのか、まるで別の機体と化していた。黒騎も改造したのか........。
「はっ!取り敢えずお前を殺してから白式を奪う!」
黒騎「一夏、少しばかり手を貸せ」
一夏「な、何か策があるのか?」
黒騎「あるから言っている、それも
一夏「ッ、オッケー。どうすれば良い?」
黒騎が説明を聞いていくうちに俺は身震いしてしまった。それはとんでもなくエグい内容だった........。
一夏「........黒騎って意外とサイコパスか?」
黒騎「お前も戦闘を避けたいのなら、最善だと思うがな」
一夏「........まぁどちらにしろ、この状況をなんとかしないとな!」
そう言って俺は白式を展開させ、実体剣二本を手に持って構える。今こそ訓練の成果を見せてやる!
いかがでしたか?
改造打鉄に関しては、アストレイ・ゴールドフレーム天ミナにガーペラ・ストレートをつけただけのシンプルな機体です。
誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。
次回もよろしくお願いします。
前作『インフィニット・アルテミス』書き直そうと思ってるけど、読みたいかどうか(アンチ無し)
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頼む!
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いらない!