東方龍優録番外編『インフィニット・ストラトス〜赤き龍と黒き騎士〜』 作:餡 子太郎
コロナから無事復帰しました。
さて、今年一発目のISです。
それではどうぞ。
〜第一アリーナ〜
一夏「はぁ........、はぁ........」
龍騎「........今日はここまでにしよう」
一夏「お、おう........」
今日の訓練を終了の合図を出すと、一夏は直ぐにISを解除すると仰向けになって倒れた。俺も息を整えながら一夏に近づく。
龍騎「だいぶ大剣を使いこなせて来たな、その様子だと明日は大丈夫だな」
一夏「龍騎と比べればまだまだだけどな........」
そう言って起き上がる一夏。前にアドバイスした通りに一夏は新たに白式用の武器を追加し、その訓練を受けていた。左肩に懸架されている大型の実体剣、右肩にに懸架されており、ソードとライフルの二種類に変更できる大型の実体剣、両脚部に1基ずつマウントされているクリアグリーンの新素材で出来た刃が特徴の武装を追加した。追加してからは鈴に大剣の指導を受けて、たったの二、三日でマスターした。習得するのに時間が早かったのは驚いたが、その後はひたすら訓練の日々を付き合っていた。
一夏「遂に明日だな........、タッグマッチトーナメント」
龍騎「後は本番を迎えるだけだ、いつも通りにやれば良いさ」
かと言ってあの
~翌日 体育館・タッグマッチトーナメント開会式 〜
楯無「どうも皆さん、今日は専用機持ちのタッグマッチトーナメントです。出場生徒の皆さんは日々の訓練の成果を十分に発揮し、専用機を持っていない生徒の皆さんにとっては試合内容はとても勉強になると思います。しっかりと見ていて下さい。それでは実りのある時間となる様に期待を込めて開会の挨拶とさせて頂きます。........とまぁ堅苦しいのはこの辺にして、お待ちかね、対戦表を発表しま~す♪」
楯無の開催宣言すると、対戦表が表示された。知っての通り、俺と黒騎は参加する事は無いので、このまま観客席で観戦するつもりである。どうやら一回戦からいつものメンバーからだった。
1回戦第1試合
織斑一夏&更識簪VS篠ノ之箒&更識楯無
1回戦第2試合
ラウラ・ボーデヴィッヒ&シャルロット・デュノアVSセシリア・オルコット&凰鈴音
........うん、これ組んだの絶対に楯無だ。遊び心が感じる。俺は苦笑すると黒騎も気づいたのか溜め息を吐く、すると後ろから織斑先生に声を掛けられた。
千冬「こんな所に居たか」
黒騎「何の様だ........」
千冬「今朝、束から連絡があった。まもなく大型の無人機が此処にやってくるとな」
龍騎・黒騎「「................」」
やっぱりな、あいつなら仕掛けて来ると思ったよ........。まぁこれはある意味有難いかもな。
千冬「その様子だと予想はしていたようだな」
龍騎「学校行事関連に関して毎回イレギュラーが発生しているんですよ?大体予想はつきます」
千冬「........そうか」
龍騎「あぁそうだ、一つ聞きたい事があるんです」
俺は気になった事を思い出して、織斑先生に教えて貰う事にした。
龍騎「........この前のテロリスト、奴等は何者なんです?」
千冬「................」
俺が質問すると、織斑先生は表情を変えずに黙っていた。何と無くだが、織斑先生は何かしらは知っているな......。
黒騎「........ファントムタスク」
千冬「っ!」
龍騎「え?」
黒騎「『亡国企業』と書いてファントムタスク........、それがオルタの居るテロリストの名だ」
突如、黒騎の発言に織斑先生は答えを当てられたかのように、肩がビクッと反応した。ちょっと待て、何でお前が知っている?てかどうやって調べた?
千冬「........何故その言葉が出て来る」
黒騎「........この世界における裏の世界で暗躍する秘密結社。第二次世界大戦中に生まれ、五十年以上前から活動している様だな。俺の知っている歴史では、そんな組織は存在しなかった」
龍騎「そんな前から........、奴等の目的も分かるのか?」
黒騎「さぁな........、だがテロを起こす連中だ。碌な事しか考えて無いだろうな」
流石の黒騎も分からないのか........、何て思ってた次の瞬間。
ビー ビー ビー ビー
非常事態警報が鳴り響く。
龍騎・黒騎「「!?」」
千冬「山田先生、状況は!?」
真耶『お、織斑先生!敵襲です!』
黒騎「......予定より少し早いな」
これは流石に予想外、まさか今狙って来るとは........。俺は織斑先生が持っている通信機を横取りして山田先生に指示を出す。
龍騎「山田先生、霧影です。敵の数は大型ISの三機ですよね?」
真耶『え?は、はいそうですけど........』
龍騎「奴等は其々、第一、第二、第三アリーナに出現したと思います。第一アリーナは、セシリア・鈴・シャル・ラウラで対処。第二アリーナは一夏、簪さんで対処、第三アリーナは楯無と箒に向かわせて対処するよう指示願います。俺と黒騎はまず先に生徒の避難させます、教員達もなるべく生徒の避難優先でお願いします」
真耶『わ、分かりました!』
そう言って山田先生は通信を切ると、俺は通信機を織斑先生に返却する。
千冬「何の真似だ........?」
龍騎「束が呼び出したイレギュラー、実は俺が頼んで寄越したんです」
千冬「なっ........!?」
織斑先生は俺が敵側のISを呼び出したと聞くと、驚いた顔をすると、直ぐに俺の胸倉を掴む。
千冬「何を考えている!?生徒を巻き込む気か!?」
龍騎「この前にやって来たテロリストの一人を倒す為です。その為には、幻想郷での戦い方に変える必要があるんです」
千冬「何?」
龍騎「どうやら俺達はISに頼り過ぎたようですからね、これからは
千冬「ISに頼り過ぎた?どう言う事だ?」
龍騎「........黒騎の言った亡国企業には、幻想郷で戦っていた奴が居るんです。奴だけは........、この手で殺さなくてはならない。ISなんてお飾りにしか過ぎない俺達では邪魔でしかないんですよ。それにこっちはまだ
千冬「................その為に束に無人機を送らせたのか」
龍騎「さっきも言いましたが、俺達は戦争をしてるんです。呑気に学園生活を送ってるんじゃ無いんですよ。ISに頼りっぱなしの貴女達とは違う」
黒騎「........良い加減にしないと、一夏達も長くは保たないぞ」
龍騎「と言う事で、俺は行きます。俺は、俺の戦いをします。仲間を失いたく無いし、悲劇はもう見たくないので」
そう言って俺はこの場からは離れると、黒騎も何も言わずに後ろから着いてくる。さて、此処からだと一番近いのは第一アリーナだな。
黒騎「俺は第ニアリーナに向かう、他を頼む」
龍騎「了解だ。さてと........、実験台になって貰うぞ。束の無人機」
其々の目的を決めた俺達は其々の目的地へと向かった。
〜一夏side 数分前・アリーナ控室〜
ISスーツに着替えて、アリーナ控室に待機していたら突然の警報がなった。
一夏「何だ!?」
簪「警報!?」
真耶『緊急事態が発生しました!所属不明の大型ISが三機出現!』
山田先生の通信が入り、どうやら謎のISが攻めて来たようだ。同じような事が起きてるとデジャブを感じてるが、今はそれどころじゃ無い。
一夏「山田先生!指示を!」
真耶『現在、霧影くんとアルカードくん、教員等は生徒の避難させています。敵ISは其々、第一、第二、第三アリーナに出現、第一アリーナは、オルコットさん・凰さん・デュノアさん・ボーデヴィッヒさんで対処。第二アリーナは織斑くん、更識さんで対処、第三アリーナは生徒会長と篠ノ之さんに向かわせて対処しろとの事です。霧影くんとアルカードくんも、生徒の避難完了後、直ぐに向かわせます。皆さん、すみませんがよろしくお願いします!』
山田先生の指示を聞いて、龍騎と黒騎は既に動いていた。やはり何かしら起こるって分かっていたのか........、千冬姉ぇも頑張って避難誘導しているんだ、俺も男だ!覚悟を決めろ!
一夏「皆んな、聞こえたな!?龍騎と黒騎が居なくても、俺達だけでもやってみせるって見せてやるぞ!」
箒『ああ!いつまでもあの二人に任せてはいられないからな!』
鈴音『あったり前よ!もう見てるだけの私達じゃないわ!』
セシリア『私も、黒騎さんの為に戦いますわ!』
シャル『もう、僕達は守られる側じゃ無いからね!』
ラウラ『無論だ!』
楯無(あらあら、皆んな気合いが入ってるわね♪お姉さんもカッコいい所見せなくちゃね♪)
簪(大丈夫........、私ならやれる!)
一夏「よし、行こう皆んな!」
〜第二アリーナ〜
一夏「っ!あれは!?」
簪「大きい........、他のISより二倍ぐらいある........」
第二アリーナにやって来た俺と簪さんが目にしたものは、他のISより巨大なISが立ちはだかる。これがあと二つもあるのか........。けど弱音を吐いてはいられない。
一夏「来い!白式!」
簪「おいで、打鉄・鋼鉄!」
俺と簪さんはISを展開して、俺は右肩にに懸架されている大型の実体剣、簪さんは銃剣の大剣とボウガンの形をした荷電粒子砲を手に取る。
一夏「行こう!簪さん!」
簪「了解........!」
俺がまず先行して、大剣で敵のISの足を狙って斬りつける。だが、予想よりも硬く、弾かれてしまった。
一夏(っ、思った以上に硬い........!これは厄介だぞ........)
簪「離れて!」
一夏「っ!」
後ろから簪さんの指示に従い、その場から離れると、簪さんの荷電粒子砲が敵のISに向かって放たれた。荷電粒子砲を食らった敵のISは吹き飛ばされて、体制を崩した。他の皆んなの所にも助けに行かないといけない、一気に倒すしかない!
一夏「簪さん!俺が動きを止める!その隙にトドメを!」
簪「........分かった!」
俺は左肩にに懸架されている大型の実体剣を盾のようにして持ち、右手に持っている大型の実体剣をライフルモードへ切り替える。
一夏(やるぞ、白式!)
両肩から発生している緑色の粒子が増えていき、白式の装甲も赤くなっていく。そして俺は敵のISに向かって飛び出す。
最初にライフルモードに切り替えた大剣からビームを放ち、直ぐにソードモードに切り替えて高速移動しながら斬りつける。そして一度大剣右肩にマウントして、両脚部にあるクリアグリーンで出来た刃の武装を取り出して、斬りつけては突き刺して行く。そして左肩にある大剣を盾の状態にしたまま突き刺して、右肩にある大剣を手に持ち、一閃する。
一夏「今だ!」
簪「ハロ!お願い!」
ハロ『ドラグーンテンカイ!ドラグーンテンカイ!』
簪さんがそういうと、バックパックの武装プラットフォームと高推力スラスターの機能を併せ持つ機動兵装ウィングが展開させ、敵のISに向けて標準を合わせる。
簪「私は、立ち止まる訳には行かない!」
簪さんは大量のミサイルが展開して、ドラグーンと右手の持つ荷電粒子砲を敵のISに向ける。
簪「もう守られてる私じゃ無い!」
簪さんがトリガーを引くと、荷電粒子砲、ドラグーン、大量のミサイルが発射された。そして、動けなくなった敵のISはどうする事も出来ず、大爆発に巻き込まれた。爆発で発生していた黒煙が徐々に消え、木っ端微塵になった敵のISの姿を確認した。
簪「........敵のISの破壊を確認」
一夏(流石だ........、とんでもない火力だ)
黒騎「来るまでも無かったか........」
改めて簪さんの専用機に冷や汗を掻く中、黒騎が駆けつけて来た。
簪「黒騎さん!私、私やりました!」
黒騎「そのようだな、良くやってくれた」
一夏「これで少しは認めてくれたか?」
黒騎「........少しはな。お前達は第三アリーナに迎え、知ってるとは思うが、今回の奴等は他とは比べて硬い装甲を持つ。中でも高火力を持っているのは簪、お前だ」
簪「はい、私と打鉄・鋼鉄の力が必要なんですね!」
黒騎「ああ........、一夏は速さは優秀だが肝心の火力は足りていない。簪のバックアップしてやれ」
一夏「おう!」
黒騎「俺は敵のISを回収する、ISコアもある筈だからな。........後は頼む」
一夏・簪「「ああ!(はい!)」」
そう言って俺達は急いで第三アリーナへと向かった。待ってろよ箒!
〜第三アリーナ〜
楯無「くっ........、思った以上に硬い........!箒ちゃん!背部展開装甲オン、私を押して!」
箒「は、はい!」
一夏と簪がイレギュラー三機のうちの一機を破壊した頃、楯無と箒は敵のISに苦戦を強いられていた。
楯無「このまま無人機の装甲を突き破るの!」
箒「でも!」
楯無「良いからやりなさい!!」
箒「それだと楯無先輩の装甲が!?」
龍騎『多分今やりあったらお前、負けるぞ?』
楯無(っ、私は負けない!簪ちゃんを守る為にも!)
楯無は前に龍騎の言葉をふと思い出すと、直ぐに頭を振って戦闘に集中する。前に龍騎が言っていた通り、彼女はまだ心に余裕が無かったのだ。
楯無「箒ちゃん!エネルギーすべて防御に回しなさい!捲き込まれるわよ!」
箒「で、でも!」
楯無「ミステリアス・レイディの最大火力、受けてみなさ........」
簪「待って!!」
楯無「!?」
楯無が攻撃を仕掛けようとした途端、上空から簪の声が響き渡る。そして、敵のISに向かって荷電粒子砲が降り注ぐ。
箒「な、何だ!?」
楯無「簪ちゃん........?」
簪「織斑くん!」
一夏「任せろ!!」
簪が一夏に指示を出すと、一夏は再び白式を赤く発光させ、楯無と箒を回収し、第三アリーナから離脱した。そして、一人残された簪は右手に荷電粒子砲、左手にはビームを展開している大剣を握りしめ、敵のISに睨み付ける。
簪「よくも........、お姉ちゃんを........!許さない!絶対に!」
簪は荷電粒子砲を放ちながら、接近して大剣で斬りつける。そして足裏にあるヒートダガーを展開して蹴り上げる。次に前腰部フロントアーマーを変形させて射出するアンカーを射出して敵のISを掴み、アンカーを戻しながら接近して、一度大剣のビームを切り、敵のISに突き刺しては再びビームを展開する。
簪「これで最後だぁぁぁぁぁぁぁ!!」
簪は両肩に装備されている髑髏を手に装着し、Iフィールドにより敵を殴りつける。そして、中に仕込んであったブランド・マーカーを展開という二段構えの突貫により、敵のISは完全に沈黙した。
簪「はぁ........、はぁ........」
箒「な、何て破壊力だ........」
一夏「す、凄ぇ........、あんな戦い方があるのか........」
楯無「か、簪ちゃん........」
簪「大丈夫?お姉ちゃん」
そう言って簪は楯無に手を差し出す。
簪「私、追い付けたかな?」
楯無「........えぇ、追い付かれちゃったわね♪」
楯無は笑顔で簪の手を掴む。そして久しぶりに更識姉妹はお互いの笑顔を見せるのであった。
〜第一アリーナ〜
鈴音「くっ!何なのよこいつ!?」
セシリア「全くダメージを与えられていませんわ!?」
一方、第一アリーナに出現したイレギュラーに鈴、セシリア、シャル、ラウラは、楯無と箒で対峙していたイレギュラーより大苦戦していた。
シャル「どうしよう........、このままだとジリ貧だよ」
ラウラ「兎に角、攻撃の手を止めるな!」
ラウラの指示で再び攻撃を仕掛ける三人、しかし、他のISとは違い、簪のような火力の無い鈴達の攻撃は通用して無かった。そんな時だった。
龍騎「はぁ!」
突然、龍騎が現れては敵のISに蹴りを入れて吹き飛ばした。
龍騎「悪い、遅れた」
鈴音・シャル「「龍騎!?(りゅーくん!?)」」
セシリア「何処から来たのですか!?」
ラウラ(それより何だあれは!?たったの蹴りを一撃であんなに吹き飛ぶとは、どんな脚力をしている!?)
龍騎「お前等、後は俺にやらせてくれないか?」
鈴音「ど、どう言う事よ!?」
龍騎「これは、束が俺の為に用意してくれたようなもんだ。それに........、これから先に関わる事でもある」
セシリア「これから先に、ですか?」
龍騎「........多分、今のままではオルタを倒せない」
ラウラ「オルタ........、学園祭で襲って来た奴の事か?」
シャル「っ!」
龍騎「例えオルタじゃなくても、オルタを超える強い奴が現れるかもしれない。だから俺はもっと強くならなくちゃいけない........、強くならないと、守りたいものが守れない........。俺には強くなんか無くったって、一緒にいて欲しい仲間がいるから........!俺の側に居て欲しい人が居るから!俺が誰よりも強くならなきゃいけないんだ!」
そう言って龍騎は肩幅を開いて、膝を曲げ、太腿の上に手をつく。
龍騎「かと言って次にどうして強くなれば良いのか、思いつかなかった。だから俺は思った........。生み出せないのなら、
すると、龍騎の皮膚が赤く光出し、
セシリア「な、何が起こってますの!?身体から蒸気が発生してますわよ!?」
鈴音「まさか........、あれって!?」
シャル「知ってるの鈴?」
鈴音「........あれは、漫画で出て来た身体強化技の一つで、血液の流れを加速させてとんでもない早さを出せる技よ」
ラウラ「と言う事は、龍騎は今、その技を再現したとでも言うのか?」
鈴音「恐らく........」
龍騎「これが、俺の新たな力........。ギア2(セカンド)又の名を........
いかがでしたか?
今回は簪さん大活躍、一夏のセブンソード/Gの換装、そして龍騎くんのギア2を導入しました。
次回は今回の続きと、最終章である修学旅行編を少し触れようとおもいます。
ギア2に関しての詳しい内容は、次回明らかにするのでお楽しみに。
誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。
次回もよろしくお願いします。
前作『インフィニット・アルテミス』書き直そうと思ってるけど、読みたいかどうか(アンチ無し)
-
頼む!
-
いらない!