東方龍優録番外編『インフィニット・ストラトス〜赤き龍と黒き騎士〜』   作:餡 子太郎

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どうもです。

遂に最終章の修学旅行編です。

それではどうぞ。


修学旅行 いざ、京都へ

 

タッグマッチトーナメントから数日後、遂に待ちに待った修学旅行当日を迎えた。ちなみに移動は新幹線での移動だ、何年振りだろうな新幹線なんて........。何て思いながら窓の外を眺めてると、隣に座ってる一夏が家から持って来たカメラをご機嫌そうに眺めていた。

 

シャル「それ、一夏のカメラ?」

 

一夏「おう、修学旅行の記念写真撮るのに家から持ってきたんだ。」

 

箒「記念写真?」

 

一夏「クラス代表は別行動で旅行風景とかを撮ってまわるんだってさ。......それに龍騎と黒騎ってこの世界の住民じゃないだろ?いつ別れが来てもおかしくないようにって」

 

シャル「........そっか」

 

一夏の理由を聞くと、シャルは寂しそうな顔をしながら俯いてしまった。

確かに、いつ幻想郷に帰るか分からないからな........。

 

箒「........そ、そう言えば、龍騎の修学旅行は何処へ行ったんだ?」

 

話題を変えるべく、箒が俺に質問して来た。修学旅行か........。

 

龍騎「小学校の時が確か........、鎌倉と箱根だったかな?中学に京都と奈良で、高校は沖縄だったな」

 

一夏「沖縄?良いなぁ〜」

 

龍騎「はははっ、その時は軽い女性恐怖症になってたからあんまり楽しめなかったな........(遠い目)」

 

今思い返せば、民泊した所の人がまさかの美人さんで俺の事気に入ったのかとても揶揄われたような気がした........。

 

何て会話をしていたら、京都駅に着いたので俺達は目的地である宿へと向かった。

 

 

 

〜京都 宿~

 

山田「皆さんいいですか?この後は各班ごとに自由行動になりますからね」

 

千冬「夕方の清水寺の拝観は集団行動だ。その時間までには現地に集合すること、分かったな?では解散!」

 

「「「「「はい!!」」」」」

 

織斑先生の指示に其々の班は自由行動を開始した。俺は一夏と共に行動を開始しようとした所、山田先生に声を掛けられた。

 

真耶「そういえば、霧影くん宛にお荷物が届いてますよ?」

 

龍騎「荷物、ですか?」

 

全く心当たりが無い俺は、大人しく山田先生の差し出せた物を受け取る。それは何故かスーツケースであった。........いや何が入ってるの?

 

簪「........どうしました?」

 

偶然通りかかった簪さんが、気になったのか質問して来たのを一夏が答えてくれた。

 

一夏「あ、簪さん........。実は龍騎宛に荷物が届いてるんだけど........、心当たりは?」

 

龍騎「ないです」

 

一夏「だよな........」

 

黒騎「........明らかな不審物だ、心当たりがないなら爆破処理するか?」

 

一夏「爆破!?」

 

スーツケース「!!!?」

 

黒騎がとんでも無い事を言うと、一夏は驚く中、何故かスーツケースが跳ねた。........あ、分かった。俺は何かを察すると暗黒微笑をする。

 

龍騎「おっ、良いね♪確かにそれが最も有効な方法だな♪」

 

真耶「ち、ちょっと爆破なんてダメですよ!」

 

龍騎「大丈夫ですよ、ちょっとした爆裂魔法でちょちょいのちょいですよ♪」

 

スーツケース(え、本気でやろうとしてるの!?流石のお姉さんでも生きて帰れる自信ないわよ!?)

 

簪「それって何か呪文を唱えるやつですか!?それとも指パッチンで爆発するやつですか!?」キラキラ

 

楯無(簪ちゃーーーん!?何ノリノリで楽しんでんのよ!?ってか誰かお願いだから止めてよ!)

 

龍騎「どっちが良い?ちなみにどっちでもいけるよ?」

 

スーツケース(え!?嘘でしょ!?)

 

簪「じゃあ、『時は来た、今眠りから目覚め、我が狂気を以て顕界せよ!穿て!エクスプロージョン!』って言って下さい!」

 

龍騎「おっ?こ○す○のめ○み○ネタだな?ちょっと恥ずかしいけど、やってあげるよ」

 

スーツケース(こ、このままじゃ殺されちゃうっ!!!)

 

するとスーツケースがガタガタと震え始めて、やがてスーツケースが勝手に開かれ、一人の人物がやって来た。

 

楯無「ちょ、ちょっと待って!私よ!更識楯無、爆破ストップ!」

 

黒騎「........やっと出てきたか」

 

龍騎「やっぱりお前だったか........(呆れ)」

 

簪「...お姉ちゃん」

 

楯無「へ?」

 

スーツケースから飛び出して来たのは、予想通りの楯無だった。よくスーツケースに入れて来たな........、今度ダンボールに入れてやるか。

 

真耶「え、えっと........、霧影くんは楯無さんが入ってたのは気づいていたんですか?」

 

龍騎「まぁこいつならやりかねないと思ったので........、お前はまだ懲りてないのか?あ?」

 

楯無「ひぃ!?」

 

俺が楯無に問いかけると、楯無はビクッと身体を跳ねて怯えてしまった。多分俺が説教した所為でトラウマになっちまったみたいだな........。仕方ない、此処まで来てしまった以上、無理矢理帰すでだろう織斑先生のような俺じゃない。

 

龍騎「........今日泊まる旅館の手伝いするなら、今回はチャラにしてやる」

 

楯無「え?」

 

龍騎「それとも俺と織斑先生の説教の方が良いか?」

 

楯無「喜んでお手伝いさせて頂きます!!」

 

と言う事で、楯無はそのまま旅館に置いて行き、一夏を連れて記念写真を撮る仕事を開始するのであった。

 

 

 

〜南禅寺 水路閣~

 

南禅寺に向かった俺は、一度トイレに行く為に一夏と別れたが、合流してる途中にシャルと会ったので、折角だから一緒に回ろうと誘われたのでシャルと一緒に一夏の元へ向かうと、何故か一夏は木製のベンチの下に手を突っ込んでいた。

 

一夏「くっそぉ、取れねぇ........」

 

シャル「あれ?どうしたの一夏?」

 

一夏「あぁシャルか........、いや、レンズキャップをこの木製ベンチの隙間に落としちゃってさ」

 

龍騎「なら取ってやるよ、俺細いし」

 

そう言って俺はベンチの下に手を伸ばす。そして何か固い物が触れたので取り出してみると、一夏のレンズキャップらしき物であった。

 

龍騎「ほい、これだろ?」

 

一夏「サンキュー龍騎、助かったぜ!」

 

シャル「それなら僕が取ってあげるのに........」

 

龍騎「........デリカシーの無い事言うけど、見えちゃうよ?」

 

シャル「え?........あ」

 

俺がそう言うと、シャルは何かを察したのかスカートを押さえた。つまり下が見えてしまうからなのだ、それを防いだ俺はマジ紳士。

 

シャル「あ、ありがとう........///」

 

龍騎「良いよ別に、ほれ一夏。他の所行くぞ」

 

一夏「あぁ!」

 

そう言って俺達は、別の場所に移動するのであった。何故かシャルに腕を組まれたけど........。

 

 

 

~清水寺境内 地主神社(セリフのみ)~

 

鈴音「神頼みってのは性に合わないけど、恋愛成就でこんなに有名ならなんかご利益があるかもしれないわよね........、あの人が少しでも無茶な事をしませんように」ボソッ

 

セシリア「あら?鈴さん」

 

鈴音「セ、セシリア........。と言う事は........」

 

セシリア「おほほほほ........、目的は同じようですね........」

 

鈴音「あ、あはははは........、お互い頑張りましょう........」

 

セシリア「そうですわね........」

 

バシャ

 

ラウラ「........子宝に恵まれますように」

 

黒騎「そんな事願ってどうする........」

 

セシリア「黒騎さん!?」

 

鈴音「ラウラ!?いつから此処に!?」

 

ラウラ「ついさっきだ、こうやって願うと聞いたのだが、合ってるのか?」

 

黒騎「さぁな........」

 

シャル「あ、皆んな!」

 

一夏「よう!」

 

龍騎「こんな狭い所で何やってんだ?」

 

鈴音「龍騎!?」

 

セシリア「一夏さん!?それにシャルロットさんまで!?」

 

龍騎「へぇ、此処にスポットがあったなんてな。知らなかったわ」

 

一夏「龍騎は此処には行った事は無いのか?」

 

龍騎「無いな、清水寺は行ったけど........。そういや、昔の副担任の人が音羽の滝で恋愛成就の水を二リットルの空きペットボトルに入れようとして注意されてたな(遠い目)」

 

((((必死過ぎるだろ、その人........))))

 

一夏「???」

 

黒騎「........移動するぞ、此処に居ても時間の無駄だ」

 

一夏「それもそうだな、次何処行く?」

 

龍騎「あ、それなら行きたい甘味処があるんだけどさ」

 

鈴音「あ、良いわねそれ!」

 

龍騎「なら其処に行くか、その前に........」ジー

 

一夏「........ん?どうした?俺を見つめて」

 

黒騎「........そう言う事か」フッ

 

龍騎「察っしてくれて助かるよ、んじゃ行くぞ!じゃーんけーん!」

 

 

 

 

 

〜甘味処〜

 

セシリア「〜♪美味しいですわ〜♪」

 

鈴音「ご馳走様一夏♪」

 

一夏「いきなりジャンケンしたのはこの理由かよ........」

 

簪「........美味しい」

 

地住神社で唐突に行われたジャンケンで、全員分の甘い物を奢った一夏はどんよりしていた。簪さんも混じり、一夏の財布が軽くなっていくのを本人は溜め息が吐くしかなかった。俺も頼んだ甘い物を一口頬張ると、幻想郷の甘味処とはまた違う味に堪能していた。

 

龍騎「あぁ〜〜〜♪口の中が幸せじゃ〜〜〜♪」

 

シャル「りゅーくんって甘い物好きなんだね」

 

龍騎「最近碌な甘い物食ってないからな、こういうのって久しぶりに食うと美味いなぁ〜♪」

 

シャル(ふふっ♪なんか子供みたいで可愛い♪)

 

ラウラ「婿よ、一口貰って良いか?」

 

セシリア・簪((!?))

 

黒騎「...あぁ、構わん」

 

ラウラ「なら頂くとしよう」

 

セシリア「く、黒騎さん!私のとも交換しませんか!?」

 

簪「わ、私も一口貰っても良いですか!?」

 

一夏「うわっ!?どうした突然!?」

 

龍騎・シャル・鈴音(((大変だな黒騎(くん)も........)))

 

黒騎「........好きにしろ」

 

そう言ってラウラ、セシリア、簪さんは一口黒騎の甘い物を食べると、幸せそうな表情をしては、次第に間接キスしてると勘付いて顔を赤くしてしまった。一夏は当然、頭の上にハテナマークが浮かぶが、俺とシャルと鈴はその光景に苦笑するしかなかった。

 

 

 

~清水寺~

 

龍騎「一夏、清水寺の記録撮影は終わったか?」

 

一夏「おう、後は皆んなの写真を適当に撮れば良い感じだ。それと龍騎のも撮らせてくれよ」

 

龍騎「悪いけどパス、俺も黒騎も写真は苦手でな」

 

夕日が照らす中、俺達は清水寺で景色を見ていた。そういや、高校時代では清水寺からの夕日は見てなかったな、午前中にお守りやら買ってそれで終わってたし。

 

千冬「楽しんでるか?お前達」

 

一夏「あ、千冬姉ぇ」

 

龍騎「織斑先生........、そうですね。高校時代を思い出しますね。あんまり良い思い出は無かったので、当時よりとても楽しいです」

 

千冬「そうか、なら良い........。おっとそうだ、お前に渡しておくものがある」

 

そう言って織斑先生はポケットからあるものを取り出して俺に渡した。それは赤色のお守りらしき物だった。なんか英語でDEEP RELATIONSHIPと書かれていた。

 

※ DEEP RELATIONSHIPは二人の愛との意味です。

 

一夏「お守り?」

 

龍騎「何ですかこれ?」

 

千冬「どうやら男女のどちらかが貰うと嬉しいアイテムらしい。面白そうだから買ってみては良いものの、渡す奴がおらんのでな。お前にくれてやる」

 

龍騎「なら一夏に渡せば良いじゃないですか」

 

千冬「お前には感謝してる、お礼の品だと思えば良い」

 

尚更いらないんだが........、ってかお守りなんて博麗神社に行けば貰えるんだが、とは言えないのでそのまま受け取る事にした。参ったな........、これ何の効果があるんだ?そんな事思ってると、シャルが割って入って来た。

 

シャル「ちょ、ちょっと良いかな!?それは誰に渡すのかな!?」

 

龍騎「どうしたんだよ急に?別に誰にだって良いだろ?」

 

シャル「良く分からない効果のお守りを渡しても喜ばないよ!?」

 

害のあるお守りなんて存在しないと思うのだが........。なんて思ってたらお守りに着いてた紐が手汗で滑ってしまい、清水寺の外へ落ちてしまった。

 

龍騎「やべっ!?」

 

シャル「あ、ごめん!」

 

龍騎「良いよ別に........。でも参ったな........、物は人と違って魔力で感知出来ないから探すのに苦労するぞ........」

 

一夏「あ、なら俺が探してやるよ、ついでに箒も探しに。夕方の参拝は全員参加だから周辺にはいると思うんだけど、ちょっと探して来ようかと思ってさ」

 

龍騎「なら俺も行く、落とした張本人だし」

 

一夏「いや、俺だけでいいよ。すぐに戻ってくるし、探して行き違いになる可能性もあるし」

 

龍騎「そうか........、すまんが頼む」

 

一夏「おう!ちょっくら行ってくる!」

 

そう言って一夏は走り出した。俺は去っていく一夏の背中を見送りながら夕日を見つめる。

 

シャル「........ね、ねぇりゅーくん。さっきのお守りって誰かに上げるの?」

 

突然シャルがさっきのお守りについて質問してきた。

 

龍騎「何で?」

 

シャル「さ、さっき織斑先生が男女のどちらが貰うと嬉しいって言ってたから気になってね」

 

龍騎「何故そんな事........、ってかこの英語の意味分かるの?」

 

シャル「え?分からないの?」

 

龍騎「英語は書けても読めん」

 

シャル「えぇ........(困惑)」

 

流石のシャルも困惑した、だって仕方ないじゃないか。其処まで英語は自信無いんだから。

 

シャル「わ、分からないんなら良いんだ!で、誰か渡すの?」

 

龍騎「欲しいなら欲しいって言えば良いのに........、幻想郷に神社の巫女やってる友人に頼めば、お守りの一個は二個は貰えるしな」

 

シャル「ふ、ふーん........。巫女さんか........、その人って綺麗な人?」

 

何故其処まで聞く必要があるんだ、もしかして対抗しようとしてるのか?

 

龍騎「........教えない」

 

シャル「え〜、何で〜?」

 

言ったら言ったで面倒臭いんだよ!後迎えに来てくれた時になんか修羅場起きそうで怖いし!

 

龍騎「教えないって言ったら秘密!」

 

シャル「........そっか、綺麗な人なんだね」

 

おい何故そのような答えになる。

 

シャル「其処まで教えないって事は、僕よりも綺麗な人が沢山居るって事でしょ?」

 

何なのこの娘?何か怖いんだけど........、まぁ事実だけども」

 

シャル「そっか、やっぱり綺麗な人なんだね」

 

!?やべっ、声に出てたか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜上空〜

 

紫「........此処まで平和に過ごすって事は、この後でしょうね」

 

藍「紫様、どうなされますか?」

 

紫「........予定通りに動くわ、霊夢達に伝えて頂戴」

 

藍「分かりました」

 

紫(........此処からが勝負時よ。龍騎、黒騎........)




いかがでしたか?

次回は戦闘シーンを導入します。

この作品も終わりが見えて来ました。最後まで楽しんで貰えると嬉しいです。

誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。

次回もよろしくお願いします。

前作『インフィニット・アルテミス』書き直そうと思ってるけど、読みたいかどうか(アンチ無し)

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