東方龍優録番外編『インフィニット・ストラトス〜赤き龍と黒き騎士〜』   作:餡 子太郎

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どうもです。

修学旅行編第四話です。

いよいよ戦いも終盤へと向かっています。

それではどうぞ。


京都決戦 その3

 

霊夢・魔理沙「「迎えに来たわよ(ぜ)!龍騎!」」

 

いきなり空から見覚えのある弾幕を目にすると、そこには霊夢と魔理沙が宙に浮いていた。

 

龍騎「お、お前等........」

 

魔理沙「おっと、言っとくけど私達だけじゃないからな?」

 

「その通りです」

 

魔理沙の言葉に横からスキマが現れると、スキマから十六夜咲夜、魂魄妖夢、犬走椛、東風谷早苗が現れる。

 

咲夜「龍騎様、お迎えに参りました」

 

妖夢「ご無事ですか!?龍騎さん!」

 

椛「私達も加勢しま......『りゅううううううううくぅううううううううん!!』」

 

早苗「よかったよおおおおおおおお!!しんぱいしたんだよおおおおおおおおお!!」

 

椛が言ってる途中に早苗が抱きついてくる。ってか止めろ早苗!抱きつかれた衝撃で身体が痛い!あと柔らかいのが当たってる!

 

「「「「................」」」」」イラッ

 

ほらもう!霊夢達がイラついてるよ!?魔理沙に関しては胸で嫉妬してるよ!?今それどころじゃないでしょうが!!

 

龍騎「早苗、一回どけ!千冬さん達がフリーズしてるから!」

 

そう言って俺は早苗を引き離そうとする。隣には織斑先生と山田先生、後ろには避難途中の生徒が間の抜けた顔をしていた。ごめんね騒がしくて!でもこれが日常茶番事なの!

 

オルタ「げほっ、げほっ........。何だよ今のは........」

 

するとオルタか煙幕から咳をしながら姿を現した。参ったな........、霊夢達が来てくれたのは有難いけど、まだ織斑先生達が避難してないし........。

 

龍騎「咲夜、妖夢、椛、早苗。お前達は千冬さんと真耶さん、後ろに居る学園の生徒達を避難させてくれ。流石に此処に居られても被害が出るだけだ」

 

咲夜「承知しました、此方はお任せ下さい」

 

妖夢「終わり次第、直ぐに戻りますね!」

 

龍騎「ああ、頼む」

 

そう言って四人は、織斑先生と山田先生、まだ避難を終えていない生徒達を連れて避難させる。これで少しは余裕が持てるな........。

 

龍騎「よし、やるか........」

 

霊夢「もう少し休んだ方が........」

 

龍騎「大丈夫、痛みが無くなればこっちのもんさ........」

 

そう言って俺は立ち上がり、肩幅を開いて膝を曲げ、太腿に手を置くと一度目を瞑り、全身の血液の流れを加速するイメージをすると、血管内の血液が加速していき、皮膚が赤く光出して蒸気が巻き起こる。

 

魔理沙「な、何だ!?煙が出てるぞ!?」

 

龍騎「心配するな、この世界で身につけた技だからな。前にも使ったけど、あの時は未完成だったんだ...。でも今回は違うぞ........!」

 

そう言って俺は右手で拳を作り、地面に当てる。

 

龍騎「強化『超加速』........完成版だ」

 

超加速を発動した俺は、左掌を突き出してオルタに照準を合わせて、右手を弓の弦を引くように曲げる。すると、右手から同じ拳の形をした透明の手が浮かび上がる。

 

霊夢「あれは........、霊手《れいしゅ》」

 

魔理沙「霊手?」

 

霊夢「霊力を手の形に具現化させたものよ、初心者向けで難しくは無いんだけど........。龍騎に教えた事なんて無いのに........」

 

へぇ、霊手って言うのか。初めて知った。

 

オルタ「狙い撃ちをする気かぁ?避ける隙を当たえるだけじゃねぇか?」

 

龍騎「だったら来いよ........」

 

オルタ「........其処まで言うならぁ...、よく狙って当ててみろよ!」

 

龍騎「此処だ!」

 

そう言ってオルタが飛び出すと、俺は霊手でオルタに向けて拳を放つ。すると目にも止まらない速さで霊手は伸びていき、そのままオルタに直撃してふっ飛ばした。オルタは別のモノレールにぶつかり、直ぐに立ち上がる。

 

オルタ「は、早ぇ........!」

 

魔理沙「み、見えたか霊夢?物凄い勢いで吹っ飛ばされたぞ........」

 

霊夢「龍騎が霊手で攻撃したのは分かった...、でもあの早さは何なの?私でも捉えられなかったわ........。あれ?龍騎は........」

 

龍騎「まだだ!」

 

オルタ「ぐはっ!!」

 

霊夢・魔理沙「「!?いつの間に!?」」

 

霊夢と魔理沙が呆然としている間に、俺はオルタの横へと移動して再び霊手で攻撃を仕掛ける。また吹き飛ばされたオルタだが、今度は上空からの拳で叩きつける。オルタはソードメイスで支えながら立ち上がるが、俺は足の形を霊力で具現化したもので、鞭のようにオルタを蹴り飛ばす。

 

オルタ「がはっ!?」

 

霊夢「霊足《れいそく》まで!?いつ覚えたのよ!?」

 

魔理沙「何か良く分かんないけど、良いぞ龍騎!」

 

俺は一度、大きく飛び跳ねて足の形を霊力で具現化したのを、オルタに向けて前蹴りを放ち、今度は足裏を合わせて足元に突く。最後に霊手でオルタの元へ伸ばしては掴んで、ゴムのように勢い良く突進して体当たりする。

 

龍騎「はぁ、はぁ........」

 

オルタ「........く、くそぉ........!今ので殆どが使い物にならなくなっちまった........。スラスターもセンサーをイカれちまったみたいだし........」

 

魔理沙「凄ぇ!龍騎の奴、知らない間に強くなってるぞ!」

 

霊夢「........確かにね(おかしい........、あんなにダメージを受けてるのに平然と立っているなんて、ふらついても良いぐらいなのに........)」

 

龍騎「せめて、これで気絶くれれば有難いんだがな........!」

 

そう言って俺は霊手で両手の指を曲げた状態で両腕を思いきり後ろに伸ばし、

 

龍騎「これでも食らえ!!」

 

その勢いで目の前のオルタに全力で叩き込むと、オルタは先程より大きく吹き飛ばされてしまい、遂には視界に入らない程まで遠くへ吹き飛んでしまった。

 

魔理沙「........凄ぇ、私達居らないんじゃないか?」

 

龍騎「........................駄目だ」

 

魔理沙「は?何が駄目なんだよ?」

 

俺が駄目だと言うと、魔理沙は疑問に思った時に、奥から爆発音が響く。爆発が起こったと同時に煙幕が上がると、オルタが顔面血を流しながら歩み寄って来た。

 

魔理沙「嘘だろ........?」

 

龍騎「やっぱりだ........。オルタには、勝てねぇ........!」

 

 

 

〜宿・入り口〜

 

箒「皆んな!」

 

セシリア「箒さん!無事だったのですね!」

 

箒が宿へ到着すると、入り口付近に待機していた専用機組みが出迎える。

 

箒「先ずは鈴と楯無先輩を休ませてくれ、私は織斑先生の所へ行ってくる」

 

簪「お姉ちゃん!」

 

楯無「ごめんね簪ちゃん、心配かけて........」

 

簪「ううん、お姉ちゃんが無事なら........」

 

簪は楯無が心配で近寄ると、簪は楯無の肩を借りて部屋へ向かう。鈴もシャルとラウラによって運ばれると、箒はスコールを連れて一度千冬が居るであろう臨時指令室へと向かう。

 

 

 

〜宿・臨時作戦指令室~

 

箒「失礼します」

 

千冬「篠ノ之か、無事だったようだな」

 

箒「はい、それと学園祭で襲ったテロリストの一人を捕獲しました」

 

千冬「何!?篠ノ之がか!?」

 

箒「いえ、龍騎です。どうやら楯無先輩を助けに行った時に捕まえたそうです」

 

千冬「そうか........、この人物は私が受け持つ。お前は他の専用機持ちと一緒に周囲の警戒をしろ。勝手な行動はするなよ?」

 

箒「分かりました、失礼します」

 

そう言って箒は指令室を出て、専用機持ちの元へ向かう。

 

 

 

〜宿・入り口〜

 

ラウラ「教官から何か言われたか?」

 

箒「周囲の警戒をしろと言われた、あとは勝手な行動はするなと」

 

専用機持ちの元へ戻った箒は、ラウラが質問に答えると、ラウラは若干微笑む。

 

ラウラ「そうか、では行くとしよう」

 

箒「?何処へ?」

 

ラウラ「決まっているだろう?龍騎の元へ行くんだ」

 

箒「!?」

 

箒はラウラの言葉に驚愕する。他のメンバーも行く気でいた。

 

セシリア「このまま待機だなんて、耐えられませんわ!」

 

シャル「それに、僕達が居ない間もりゅーくんと一夏が頑張ってるんだから、僕達だけ警戒なんて真似出来ないよ!」

 

簪「お姉ちゃんを怪我させた連中を許さない........!」

 

ラウラ「........と言う事だ」

 

箒「........はぁ、織斑先生に何か言われても知らんぞ?」

 

ラウラ「愚問だな、臨海学校の時でも教官の命令を無視したではないか」

 

箒「そうだったな........、よし!龍騎の元へ行くぞ!」

 

箒がそう言うと、専用機持ちは其々ISを展開すると、空を駆け抜けるのであった。

 

 

 

〜清水寺・森近く〜

 

M「消えろ!」

 

一夏「くっ!」

 

一夏はMの攻撃を避けながら、三連式のビームライフルを発射するが、Mは軽々と避けると、ショットランサーで接近する。一夏も刀身を展開して鍔迫り合いになる。

 

一夏「もうよせ!これ以上何の為になる!?」

 

M「黙れ!貴様には分かるまい!」

 

一夏「分かる訳ないだろ!そんな他人の事なんか!」

 

M「他人、か........。果たしてそうだろうか?」

 

一夏「何........?」

 

Mの言葉に疑問に思った一夏は、一度Mから離れる。そしてMの口から言葉が出てくる。

 

M「私は織斑千冬のデータによって作り出されたクローンなのさ。織斑一夏、お前もな!」

 

一夏「え................?」

 

一夏はMの言葉を聞いて驚きを隠せないでいた。自分が........、クローン?千冬姉ぇのデータから?

 

M「遺伝子操作により『最高の人間』を造り出す為に作られたクローン........、その千体目に当たる織斑千冬こそが、完成体だ。そしてその織斑千冬のデータを元に開発されたのが、お前と私だ!」

 

一夏「................んだよ」

 

M「何?」

 

一夏「だから何だって言うんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

 

M「なっ!?」

 

一夏はMの言葉に実体剣を振るう。Mはショットランサーで受け止めるが、一夏はビームサーベルを取り出してMに斬りつける。

 

一夏「俺がクローンだが、人造人間だか知らないけどな!そんな事下らない理由で千冬姉ぇを殺すのかよ!」

 

M「何だと........!?」

 

一夏「それにな!龍騎なんて元々は神だったのにも関わらずに人間として戦っていたんだぞ!?黒騎だって龍騎の二重人格なのに、一緒に戦ってきたんだぞ!?少なからずとも、お前のような生き方なんて考えてない!」

 

M「貴様に........、貴様に何が分かると言うんだぁぁぁぁぁ!!」

 

一夏「知らねぇって言ってるだろ!そんな理由で関係の無い人達の命を奪って........、龍騎や千冬姉ぇを殺そうとして!それ以外にも生き方がある筈だ!」

 

M「私達は所詮、直ぐに捨てられる存在だ!だったら戦って己自身の証明するしかないだろ!?」

 

一夏「戦う為だけの人生なんて、悲し過ぎる!」

 

M「甘いな!優しさだけでは人は救えない、罪も汚れも消せない!」

 

一夏「それでも!!」

 

すると一夏の頭の中から何かが弾けて、視界がクリアになり、実体剣の周りからビームが展開される。

 

一夏「守りたい世界があるんだ!!」

 

 

TRANS-AM

 

 

白式の装甲が赤く発光し、高速でMに斬りつける。

 

M「なっ!?」

 

一夏「そして、俺は勝つ!道理のない暴力から一緒に戦う仲間を!!」

 

M「........!」

 

一夏「零落白夜ぁ!!」

 

一夏の実体剣から巨大なビームが展開され、一夏はMに向かって振り下ろす。Mは一夏の零落白夜を避けられずに直撃すると、SEを全て削られてISが解除されると、地上へ落下するが、一夏がMの腕を掴んで落下を阻止する。

 

一夏「罪を償うんなら........、死ぬんじゃなくて生きて償ってくれ」

 

そう言って一夏は気絶しているMを連れて飛び立つのであった。

 

 

 

 

 

〜モノレール付近〜

 

魔理沙「か、勝てないってどう言う事だよ!?」

 

霊夢「そのままの意味よ。あのオルタって奴、予想以上のタフなのよ」

 

霊夢の言う通り、オルタの耐久力が予想を遥かに超えていて、攻撃を与えても減っている気配がない。ってかあいつ半年前より固くなってるんだけど?ボールからパーフェクトガンダム並みに固くなってるんだけど?

 

龍騎「........霊夢、魔理沙。俺が隙を作るから、その時に攻撃してくれ」

 

霊夢「分かったわ」

 

魔理沙「任せとけ!」

 

龍騎「よし、行くぞ!」

 

そう言って俺が先に霊手で仕掛けると、オルタはまた反応出来ずに吹き飛ばされ、上空から霊夢と魔理沙の弾幕が放たれる。

 

霊夢「霊符『夢想封印』」

 

魔理沙「魔符『スターダストレヴァリエ』」

 

オルタ「ぐっ........、小癪なぁ!」

 

霊夢の弾幕と、魔理沙の星形の弾幕がオルタに向けて放たれると、オルタはソードメイスで盾にしては弾き返すが、俺が再び霊手でオルタを殴り飛ばす。オルタが足でブレーキをかけると、霊夢による結界により拘束される。

 

オルタ「何だぁ!?」

 

霊夢「魔理沙!」

 

魔理沙「おう!」

 

霊夢が魔理沙に指示を出すと、魔理沙は箒に乗ってオルタへと突っ込む。そしてオルタとの距離が近くなると、霊夢は結界を解く。俺はオルタを逃がさないように霊手でオルタの両足を掴んで動きを封じる。

 

オルタ「何!?」

 

魔理沙「食らえ!!零距離マスタースパーク!!」

 

魔理沙はオルタの目と鼻の先の距離で八卦炉を地面の方向へマスタースパークを放つ。そしてオルタの場所から爆発が起こり、俺は霊夢の結界で爆風を防いでいた。

 

魔理沙「ごほっ、ごほっ........。服が汚れちまったぜ........」

 

爆発した場所から魔理沙が服を叩きながら此方へ合流する。俺も一度、超加速を解いて様子を見る事にした。

 

龍騎「........これで少しはダメージが入ったろ」

 

霊夢「だと良いけど........」

 

暫くすると、黒煙は無くなってオルタの姿を発見する。しかし、オルタはまたしてもソードメイスを支えながら立っていた。マジかよ........、魔理沙の火力でも無理なのかよ........。

 

オルタ「痛ってな........、何だ今のはぁ.......?」

 

魔理沙「おいおい、零距離で立っていられるなんて鬼レベルだぞ?」

 

霊夢「前に戦ったエイリアンよりタチが悪いわよ........」

 

流石の霊夢と魔理沙もドン引きしていた。でも参ったな........、もう体力が残ってないから超加速が使えるのはあと一回ぐらいだぞ........。

 

どうする!?どうすれば奴に勝てる!?この際何でも良い!何か、何か案があれば........。

 

龍騎「........なぁ、気になった事があるんだけど」

 

魔理沙「何だよこんな時に........」

 

龍騎「もしかしてあいつ、I()S()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

霊夢「?何でそんな事........!」

 

俺が気がついた事を聞くと、霊夢は気づいたようだ。魔理沙はまだ理解出来てない様子で頭の上に?が浮かぶ。

 

咲夜「龍騎様!」

 

「「「「「龍騎(さん)(りゅーくん)!!」」」」」

 

すると後ろから咲夜と妖夢、椛、早苗。更には箒とセシリア、シャルとラウラ、簪さんまでやって来た。

 

オルタ「何だぁ?お前等はぁ?」

 

シャル「りゅーくん、大丈夫?」

 

龍騎「まぁな........、状況は最悪だけど........」

 

セシリア「あの方は、学園祭の時の........!」

 

専用機持ちがオルタに睨みつける中、俺はゆっくりと呼吸を整えて現状を振り返る。

 

先ずオルタにはどんな攻撃しても効果はない、強いて言えば魔理沙の零距離マスパでやっとだ。となると、此処に居るメンバーがありったけの火力を打ち込んでもオルタは倒れない。はっきり言って勝ち目がない、このままだとジリ貧になって全滅だ........、どうしたら........。

 

龍騎(もう空が暗くなって来てる........、何とかしないと暗闇の中で戦う事に................、あれ?俺何て言った?)

 

先程の心の中の発言を思い出しながら空を見上げる。

 

もう空が暗くなる................。

 

空が暗くなる................。

 

空................。

 

そら................?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「........?龍騎?」

 

龍騎「................まった」

 

霊夢「え?」

 

 

 

 

 

龍騎「勝利の法則は、決まった!




いかがでしたか?

次回、オルタとの決着です。

本当ならオルタを吹き飛ばす場所を爆弾が設置してあるモノレールにぶつけて爆発させようとしたのですが、その後のネタが思いつかなかったので、にとりが全て撤去完了という感じにしました。

あと二、三話ぐらいでこの作品は完結です。最後までよろしくお願いします。

誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。

次回もよろしくお願いします。

前作『インフィニット・アルテミス』書き直そうと思ってるけど、読みたいかどうか(アンチ無し)

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