東方龍優録番外編『インフィニット・ストラトス〜赤き龍と黒き騎士〜』   作:餡 子太郎

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どうもです。

咄嗟に思いついたIFです。まぁ箸休めと言った所です。

ちなみにこれは前作『東方龍優録』本編後の話しで、霊夢ルートです。

それではどうぞ。


IF編
もしも一夏が誘拐された時に未来の龍騎と出会っていたら その1


 

IS、通称インフィニット・ストラトスという兵器がある。

天才女性科学者、篠ノ乃束によって生み出されたパワードスーツである。

 

そしてその性能を世間に知らしめたのが『白騎士事件』その内容は九カ国の軍事コンピュータを束がハッキングで掌握し全戦力を日本に向けさせ、降り注ぐミサイルの雨をたった一機のISが全て迎撃するというものだ。

この事件により、ISは世界進出を果たすことになる。

 

しかしISにはたった一つ致命的な欠陥、『女性にしか扱えない』というものだ。最強の兵器は女性にしか扱えない........、この事実により社会は女尊男卑という歪んだ形へと変化してしまう事となる。

 

 

 

〜ドイツ〜

 

一夏「はぁ........、はぁ........、くそっ........!」

 

俺は織斑一夏、ドイツにやって来た中学生だ。今日は姉である千冬姉ぇが参加きたISの大会、第二回モンドグロッソで俺は何者かに眠らされて見知らぬ場所に監禁された。

 

つまり俺は誘拐されたのだ。だだ俺を監視していた人が電話に出ていた隙に逃げ出す事に成功した。そして現在、良く分からない森へとひたすら走っていた。

 

でも、俺は監禁されてる間は殴られたり蹴られたりしていたので体力の限界が来ていた。途中で何度か倒れても急いで立ち上がっては走り出していた。そして遂に体力が底をついて、立ち上がれる力も無くなっていた。

 

一夏(俺........、死ぬのかな........)

 

薄れていく意識の中、俺の頭の中にさまざまな思い出が広がっていく。それが走馬灯であると気付くのに大した時間はかからなかった。

 

ごめん........、千冬姉ぇ........。

 

俺は千冬姉ぇに小さく謝ると、意識を失った........。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜幻想郷・人里〜

 

?「はぁ、すっかり遅くなっちゃった。急いで帰らないと........」

 

人に忘れられた者が集う世界、幻想郷の人間の里にスタスタと走る一人の少年。そんな少年は帰宅していくと、一人の人物が倒れているのを発見した。

 

?「あれは........、人!?」

 

少年は倒れてる人物に駆け寄ると、その人物が怪我をしている事に気づく。

 

?(酷い怪我だ........、取り敢えず家に連れて帰らないと!)

 

そう思った少年は、怪我を覆った人物を担いで急いで帰宅する。

 

 

 

〜???〜

 

?「ただいま!母さん居る!?」

 

母親「お帰りなさい。珍しく遅く........、ってどうしたの!?」

 

?「う、うん........。実は帰っては途中に倒れてて........」

 

母親「(格好からして、外来人ね........)取り敢えず、後は私がやるから、貴方は手を洗って来なさい」

 

?「う、うん........」

 

そう言って少年は家に入ると、少年の母親は怪我を来た外来人を担いで部屋へと運んで行った。

 

 

 

 

 

〜数時間後〜

 

一夏「........あれ、此処は?」

 

?「あ、目が覚めたんだね!」

 

俺が目を覚めると、知らない天井に知らない人だった。見た感じ、俺と年は同じみたいだけど........、此処は何処なんだ?

 

一夏「........俺を助けてくれたのか?」

 

?「うん、帰る途中に君が傷だらけで倒れてたからね」

 

一夏「そっか........、ありがとな。俺は織斑一夏、一夏って呼んでくれ」

 

?「僕は龍星、霧影龍星《きりがけ りゅうせい》だよ。よろしくね一夏」

 

そう言って龍星は笑顔で微笑む。あれ?龍星って男なんだよな?見た目が女の子みたいだけど........。

 

?「龍星、ご飯よ........。あら、目が覚めたの?」

 

龍星「あ、母さん」

 

一夏「母さん?」

 

?「私は博麗霊夢《はくれい れいむ》この子の母親よ」

 

一夏「お、織斑一夏です」

 

龍星の母親、霊夢さんが自己紹介すると手に持っていた小さい鍋の蓋を開けると、出来立てのお粥だった。

 

?「ご飯食べられる?お腹空いてると思って」

 

一夏「頂きます!」

 

既に空腹だった俺は、お粥を頬張った。一気に口に入れた所為で少しやけどしてしまったが、それでもお粥を口に入れていく。

 

霊夢「美味しい?」

 

一夏「美味いです!」

 

霊夢「そう、良かったわ」

 

そして、お粥を平らげた俺は少し待ってほしいと言われたので暫く待つと、霊夢さんは一人の男性を連れて来た。その人は黒髪に腰まで伸びた髪の毛、そして右目だけ色が違った男性だった。

 

?「霊夢、この子って........」

 

霊夢「十中八九、外来人よ。あの服を着てる時点で」

 

?「だろうね........」

 

外来人?どう言う事だ?

 

?「初めまして、俺は霧影龍騎《きりかげ りゅうき》って言うんだ。君は?」

 

一夏「織斑一夏です」

 

龍騎「織斑一夏、か........。単刀直入に言うよ?君が今居るのは『幻想郷』と言って、妖怪やら幽霊やらが存在する、簡単に言えば異世界なんだよ」

 

一夏「い、異世界........?」

 

龍騎さんの言葉に俺は疑った。異世界って今流行りのあれか?

 

一夏「と言う事は........、俺は死んだって事ですか!?」

 

龍騎「それは分かんない。実際に死んだのか、運良く此処に流れ着いたの二択しか無いんだ」

 

一夏「じゃ、じゃあ俺は元の世界に帰れるんですね!?」

 

龍騎「まぁね、でも俺じゃあどうしようも無いからある人に頼むしか無いんだけど........」

 

霊夢「紫は丁度冬眠中よ、だから直ぐには返せないわ」

 

龍騎「........だって」

 

一夏「そうですか........」

 

だけど直ぐには帰れなくても、いつかは帰れるという事だ。なるべく早く帰って千冬姉ぇを安心させたい........。その後は龍騎さんに疲れを癒すようにと言われ、俺は千冬姉ぇの無事を祈りながら眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜一年後〜

 

龍星「行くよ一夏!」

 

一夏「ああ!」

 

俺が幻想郷にやって来て約一年、俺は龍騎さん........。今は義父(おやじ)達と一緒に幻想郷で日々を送っていた。義父(おやじ)が言うには、八雲紫《やくも ゆかり》と言う妖怪に頼まないと俺は元居た世界に帰れないのだが、その時は冬眠中だったので、頼む事が出来なかったが、今では冬眠が終わり、俺の世界を探してる最中だ。しかし、世の中には『平行世界』があり、その数も多く、探すのに手こずっているようだ。その間に俺は義父(おやじ)の指導のもとで龍星と一緒に鍛錬を積んでいた。幻想郷は俺が元居た世界と比べて人種差別が殆ど無く、俺が望んでいた世界そのものだった。

 

?「龍星兄さん、一夏兄さん!ご飯だよー!」

 

龍星「分かったよ霊奈!行こう一夏!」

 

一夏「おう!あー腹減ったなー」

 

俺達を呼びに来てくれたのは博麗霊奈《はくれい れいな》龍星の妹で兄想いの良い子だ。実は龍星達は三兄妹で末っ子がいるけど、その説明は後程。

 

 

 

〜博麗神社・居間〜

 

霊夢「おはよう龍星、一夏」

 

?「龍星お兄ちゃんおはよ!一夏お兄ちゃんも!」

 

龍星「おはよ霊華」

 

一夏「今日も早起き出来てるな、偉いぞ〜」

 

そう言って俺は小さい女の子に頭を撫でると、えへへと喜んでくれた。この娘は博麗霊華《はくれい れいか》三兄妹の末っ子でまだ九歳だ。ちなみに龍星は俺の一つ下の十四歳で、霊奈は十二歳だ。

 

龍騎「おっす、おはようさん」

 

一夏「おはよう義父(おやじ)

 

龍星「おはよう父さん」

 

居間に義父(おやじ)がやってくると、眠たそうな顔で目を擦る。何故俺が龍騎さんを義父(おやじ)と呼んでるかと言うと、俺と千冬姉ぇは昔、親に捨てられたと伝えると、義父(おやじ)は自分の昔話しを話してくれた。義父(おやじ)は昔、実の父親に殺されかけたが、母親に助けて貰った事で無事だったが、その母親は亡くなってしまったそうだ。義父(おやじ)は俺に自分のような事になって欲しくない願い、俺を面倒を見てくれた。そして本当の家族みたいな関係になり、俺は龍騎さんに義父(おやじ)と呼ぶようになった。最初は大泣きして驚いたけど........。

 

龍騎「........そうだ一夏、お前に話しがあるんだ」

 

一夏「話し?」

 

そう言って俺は味噌汁の口に入れる。

 

龍騎「ああ、見たかったぞ。お前が元居た世界が」

 

一夏「ブーーーーーー!!」

 

龍騎「ぎゃあああああああああああ!!」

 

龍星「と、父さん!?」

 

一夏「わ、悪い義父(おやじ)!」

 

突然の事で俺は口にしていた味噌汁を義父(おやじ)に目掛けて噴き出すと、運悪く義父(おやじ)の目に入ってしまって悶絶してしまった。俺が一言謝ると、親父は布巾で顔を拭く。

 

龍騎「いや気にするな、驚くのも無理は無い」

 

一夏「で、でも本当なのか?俺が居た世界が見つかったって」

 

龍騎「昨日の夜に紫さんが見つかったって連絡があったんだ。どうする?行くか?」

 

一夏「っ........」

 

義父(おやじ)の言葉に俺は一瞬戸惑った。確かに千冬姉ぇの所に戻れるけど、義父(おやじ)達と別れるのはとても嫌だ。千冬姉ぇを選ぶか幻想郷を選ぶか........、どちらかを選ばなくてはならない。

 

一夏「........」

 

龍騎「........よし、こうしよう」

 

俺が考えていると、義父(おやじ)はアイデアが浮かんだのかポンっと手を叩く。

 

龍騎「俺が紫さんに頼んで、定期的にお前の様子を見に行くってのはどうだ?お前、幻想郷に残るか帰るかで迷ってるだろ?」

 

一夏「!?」

 

流石義父(おやじ)だ、一発で当てやがった........。

 

龍騎「血が違ってないとはいえ、お前は俺の息子でもあるんだ。心配しない親なんて赤の他人と同じだ」

 

霊夢「貧乏神と一緒に暮らしてた人が言うと、説得力があるわね」

 

龍騎「一つ屋根の下で過ごしてりゃあ、それはもう家族だ。だから一夏、お前はお前の決めた道を歩め。帰りたかったらいつでも帰ってこい、歓迎してやる」

 

一夏「義父(おやじ)........」

 

義父(おやじ)の言葉に心に響く。俺は、とんでもない義父(おやじ)の息子になったもんだ........。

 

一夏「........分かった、俺行くよ」

 

龍騎「よし、決まりだな。でも行くなら夜だぞ?あんまり明るいと行って変に目立つからな」

 

一夏「あぁ!ありがとうな義父(おやじ)!」

 

龍騎「何するな、俺は気にしない」

 

そう言って俺達は夜になるまで朝食を済ませ、日課である鍛錬と家の手伝いをしながら過ごしていた。

 

待っててくれよ、千冬姉ぇ!




いかがでしたか?

続きが読みたいとご要望があれば感想で報告お願いします。

もしかしたら書くかもしれないので。

誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。

次回もよろしくお願いします。

前作『インフィニット・アルテミス』書き直そうと思ってるけど、読みたいかどうか(アンチ無し)

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