東方龍優録番外編『インフィニット・ストラトス〜赤き龍と黒き騎士〜』 作:餡 子太郎
黒騎くんの専用機のお披露目です。
それではどうぞ。
〜IS学園・屋上〜
一夏「そういや龍騎、一時間目居なかったけどどうしたんだ?」
昼休みになり、いつもの面子と屋上で昼飯を食べてる途中に一夏が俺に聞いてきた。
龍騎「ん?何か篠ノ之束って言うクソ兎が専用機貰った」
鈴音「篠ノ之博士から!?」
一夏「何で束さんが!?」
黒騎「................近々新型のISを作る為、データ採取の協力した報酬にだ」
箒「姉さん........」
龍騎「........ってか皆んな知ってたの?」
セシリア「篠ノ之博士はISの開発者ですのよ!?知らない人なんて居ませんわ!」
龍騎「え?そうだったの?その辺聞いてなかったから分かんなかったわ」
黒騎「.........そう言う事に関しては興味がない」
シャルル「せめてニュースは見ようよ.........」
そんな事言うけどさデュノアよ、俺達はこの世界の人間じゃないんだぜ?知る訳が無いじゃないか。
一夏「なぁ、専用機があるんだったら放課後見せてくれよ。どんなのか気になるからな」
一夏がそう言うと、その他のメンバーも同じ事を言ってきた。
龍騎「別に良いけど......」
黒騎「......俺は構わん、調整しておく必要もあるからな」
一夏「よっしゃ!放課後が楽しみだぜ!」
鈴音「......その前に一夏、話しがあるんだけど」
龍騎「......っ!」
箒「!?」
一夏が喜んでる中、鈴がそう言うと俺は鈴の方へ視線だけを向け、箒は驚いていた。
一夏「話し?此処じゃ駄目なのか?」
鈴音「時間が足りないのよ、言っとくけど強制だから。それじゃあお先に失礼」
そう言って鈴は先に教室へ向かった。あいつ勝負しに行ったな......。
黒騎「......戻るぞ、そろそろ時間だ」
龍騎「それもそうだな」
黒騎の一言に俺達も教室へ向かった。
〜放課後・アリーナ〜
箒「.........遅い」
セシリア「一体何してるのでしょうか?」
龍騎「.........」
シャル「......ねぇりゅーくん、僕と模擬戦しても良いかな?少しでも参考にしたいんだ」
一夏が来るのが遅くて待ちくたびれたのかデュノアが提案して来た。確かにこのままだと時間の無駄だな。
セシリア「デュノアさん!良いですか!?龍騎さんか黒騎さんと模擬戦するのは良いですけどくれぐれも注意して下さいね!?もしかした病院送りになり兼ねませんからね!」
箒「セ、セシリア...?」
龍騎「おいこら人を危険人物扱いするな」
シャル「そ、そんなに危険なの......?」
黒騎「......セシリア、怯え過ぎだ。それにこいつなら力の加減が俺より出来る、問題ない」
龍騎「.........まぁ二割程出せばいける...か?」
シャル「ち、ちなみに100%だと.....?」
セシリア「世界征服どころか人類滅亡ですわ」
滅亡どころか征服すら出来ねぇし、第一そんな事しねぇよ。デュノアの顔を見てみろ、顔真っ青になってるじゃねぇか。
一夏「悪い!遅れちまった!」
箒「遅いぞ一夏!何をしていたんだ!」
すると一夏がようやくやって来て、待ちくたびれた箒が叱る。しかし、鈴の姿は無かった......。
龍騎(.........後で何か奢ってやるか)
一夏「悪かったって......、よし龍騎、黒騎!早速専用機を見せてくれ!」
龍騎「慌てるなって、直ぐに見せてやるよ。その前に.................、
そんな所でISを展開して何してんだ?ボーデヴィッヒ」
「「「「え?」」」」
俺が観客席の方へ向くと、黒色のISを纏ったボーデヴィッヒの姿だった。
黒騎「............」
一夏「お、おい!何で分かったんだよ」ヒソヒソ
龍騎「言ってなかったけど、俺は相手の魔力を感知する事が出来る。まぁ生命エネルギーだと思ってくれれば良い」ヒソヒソ
一夏「......それって俺にも出来るのか?」ヒソヒソ
龍騎「出来るけど覚悟しておけよ?下手すれば死ぬ可能性だってある」ヒソヒソ
一夏「マジかよ......」
一夏が俺の耳元でささやくと、俺が返答したらボーデヴィッヒが降りて来た。
ラウラ「良く気がついたな、流石は教官が認める事だけはある」
黒騎「.........何の用だ?」
ラウラ「......織斑一夏、私と戦え」
ボーデヴィッヒが一夏の戦闘を望むと、一夏は首を横に振る。
一夏「......嫌だ。理由がねぇよ」
ラウラ「貴様に無くても、私にはある」
一夏「今で無くてもいいだろ?もうすぐクラスリーグマッチなんだがら、その時で........」
ラウラ「ならば......!」
そう言ってボーデヴィッヒは問答無用で一夏に向けて右肩に装備している、大型のレールカノンを放った。が、黒騎が訓練機を纏ってボーデヴィッヒの放ったレールカノンを刀で弾き返した。
ラウラ「何!?」
シャル「嘘......、刀で弾き返すなんて.......」
黒騎「貴様も軍人なら少しは人の話しを聞いたらどうだ?」
ラウラ「貴様は......!」
ボーデヴィッヒが驚くと、黒騎は訓練機を解除する。
一夏「わ、悪い黒騎!助かったぜ!」
黒騎「............気にするな、俺は気にしない」
ラウラ「また邪魔をするか!」
黒騎「........少しばかりお仕置きが必要みたいだな」
そう言って黒騎は待機状態にしてある腕輪を取り出して腕に取り付けると、中央にある小さいレバーらしき物を倒した。
【EPYON】
黒騎(.........好奇心には勝てないものだな...、一度ぐらい言ってもバチは当たらんだろう)
腕輪から謎の音声が鳴ると黒騎はボーデヴィッヒを方を見つめる。
黒騎「........
【BLOOD・AND・WILD!!W・W・W・WILD‼︎】
腕輪から別の音声がリズム良く発生すると、黒騎を中心に熱風が発生し、俺達は吹き飛ばされないように踏み留まる。
ラウラ「こ、これは......!?」
熱風が収まると、目の前には赤と黒が特徴的な色に、鳥のような形をした翼の付いたISを纏った黒騎の姿だった。
ラウラ「
一夏「す、凄ぇ......」
箒「これが黒騎の専用機......」
セシリア「あぁ......、なんてお美しい姿......」
シャル「..........」
全員が黒騎の専用機を見て驚きを隠せない中、黒騎は左腕にある盾から鞭状な物を伸ばす。
黒騎「悪いが直ぐに終わらせる。そうだな........、お前は3手で詰む」
ラウラ「何だと!?」
黒騎「.........行くぞ」
そう言って黒騎が飛び出すと、ボーデヴィッヒはレールカノンを放つが黒騎はなんなく避けて盾に付いている鞭をボーデヴィッヒに向けて放つ。
ラウラ「させるか!」
そう言ってラウラも透明な結界らしきものを展開すると、黒騎の放った鞭の動きが停止した。
黒騎「っ!.......成る程、これが慣性停止結界か」
シャル「習性停止結界!?A.I.Cの事!?」
一夏「A.I.C?」
セシリア「A.I.C......、通称『アクティブ・イナーシャル・キャンセラー』先程見た通り、対処のものを停止させる機能の一つ」
龍騎「......でもそれには弱点がある」
箒「弱点?」
龍騎「見てれば分かるって、黒騎も既に気付いてる筈だぜ?」
俺がそう言うとその場に居た全員が黒騎に注目する。さて、お前はどうする?
黒騎「.........確かにお前の慣性停止結界は厄介だ、特に一対一ではな」
ラウラ「.........何が言いたい?」
黒騎「まず自分の足を見てみたらどうだ?」
ラウラ「........!?」
ボーデヴィッヒが黒騎の言われた通りに足を見てみると、いつの間にかボーデヴィッヒの足は氷で固まっていた。
ラウラ「な、何だこれは!?」
黒騎「っ!」
そして油断したボーデヴィッヒがA.I.Cを解除してしまい、黒騎は急接近して蹴り技をお見舞いする。
ラウラ「ぐっ!?」
黒騎「1」
ラウラ「舐めるなぁぁぁぁ!!」
感情的になったボーデヴィッヒがワイヤーブレードを取り出して接近すると、黒騎も右腰にマウントしてあるビームソードを手に取ってビームを展開する。
黒騎「威勢はよし、だが!」
黒騎をビームソードを構えて突撃すると、エピオンの特徴である高機動な早さで直ぐにボーデヴィッヒの背後に回ってビームソードを斬りつけた。
ラウラ「がっ!?」
黒騎「2」
そして黒騎が腕輪のレバーを一度立てて、直ぐに倒すと腕輪から音声が鳴り響く。
【VIOLENT SLASH】
黒騎「
ビームソードを構えて黒騎はボーデヴィッヒに向かって飛び出し、ビームソードを振る........。
「其処の生徒!何をやっている!」
黒騎・ラウラ「「!?」」
その前に教師に見つかってしまい、黒騎は振り下ろそうと来たビームソードを収める。
黒騎「白けたな......」
ラウラ「......... 今日のところは引いてやろう」
そう言ってボーデヴィッヒは専用機を待機状態に戻し、アリーナから去ると黒騎も腕輪のレバーを立てて腕輪を外して専用機を解除する。
セシリア「黒騎さん!お怪我は!?」
セシリアが慌てた様子で黒騎に近づく。まるで騎士を迎えに来たお姫様のように。
黒騎「問題はない......、それに良いデータが取れた」
セシリア「ほっ......、ご無事で良かったですわ」
一夏「また助けられたな黒騎......、毎回助けてられっぱなしで情けねぇよな......」
黒騎「......俺は感情のままに従っただけだ。お前が気に病む事では無い」
落ち込み気味の一夏に肩を叩いて黒騎が言うと、そのままアリーナを去っていくと、セシリアも黒騎を追いかけるように着いて行ってしまった。
龍騎「........今日は解散するか。一夏、気にする事は無い、今回失敗した事を次に糧にすれば良い話しだ」
一夏「そうだな......、くよくよしてても仕方ないな!」
俺が一声掛かると一夏に気合いが入った。どうやら元の一夏に戻ったようだ。
シャル「それじゃあ僕は先に部屋に戻ってるね」
龍騎「おう、お疲れさん」
一夏「え?此処でシャワーを浴びて行かないのか?」
龍騎「良いじゃねぇか本人が部屋に帰るって言うんだから帰らせてやれよ。相手の意思を尊重してやる事も思いやりの一つだぞ」
一夏「そ、そうか......、止めて悪かったなシャル」
シャル「ううん、気にしないで。それじゃあお疲れ様」
そう言ってシャルが部屋へ戻っていくと、何故か箒に肩を叩かれた。
箒「龍騎、今まで気になった事がある。何故お前だげISスーツが腹部が隠れているんだ?」
おっと、そう来ましたか......。そう、俺だけ男性用のISスーツがヘソまで隠れているのだ。勿論、
龍騎「......知りたい?ドン引きするよ?」
そう言って俺は二人に腹部を見せる。そしたら二人は顔を青ざめた。それもその筈、俺の腹にはかつて鬼神龍の攻撃で
龍騎「これは黒騎は知ってるが、あまり言いふらさないでくれると此方も助かる」
一夏「わ、分かった...、誰にも言わない......」
箒「その......、悪かった.....。無闇に聞いてしまって......」
龍騎「別に良いよ、終わった事だし」
それから俺は一夏と共に更衣室へ着替えて、寮室へ戻ろうとすると、校庭で何か騒いでいた。
ラウラ「答えて下さい教官!!何故こんな所で!?」
一夏「何だ......?」
龍騎「喧嘩でしょ(適当)」
千冬「......何度も言わせるな。私には私の役目がある、それだけだ」
ラウラ「こんな極東の地でなんの役目があると言うのですか!?お願いです教官!我がドイツで再びご指導を!ここではあなたの能力を半分も活かされません!」
千冬「......ほぅ」
ラウラ「大体、この学園の生徒等教官が教えるに足る人間ではありません!危機感に疎くISをファッションか何かと勘違いしている!その様な者達に教官が時間を割かれるなど!
千冬「......そこまでにしておけよ、小娘」
ラウラ「っ!?」
うおっ、怖っ......、いきなり圧掛けてくるなよ......。
千冬「......少し見ない間に偉くなったな?15歳でもう選ばれた人間気取りとは、畏れ入る」
ラウラ「わ、私は......」
千冬「......寮に戻れ、私は忙しい」
ラウラ「っく!」
そう言ってボーデヴィッヒは走り去ってしまった。
千冬「......其処の男子!」
龍騎「ニャー」
千冬「盗み聞きか?異常性癖は感心しないぞ。それと猫の真似をしても無駄だ」
龍騎「ちっ、バレたか」
一夏「アレでバレないと思ったのかよ!?ってかそれどう言う意味だよ千冬姉!?」
千冬「学校では織斑先生と呼べ」
どうやら盗み聞きしてた事がバレてしまい、俺は両手を上げて姿を表す。
龍騎「別に盗み聞きしてた訳じゃないんですよ、訓練の帰りに偶々聞こえたもので......、喧嘩するなら校外でやって下さいよ」
千冬「喧嘩では無い。それと霧影、お前に話しがある」
龍騎「奇遇ですね、俺もあるんですよ。今後に行われるリーグマッチについて」
千冬「......言ってみろ」
龍騎「俺と黒騎の専用機の使用を禁止して、訓練機でやらせて下さい」
一夏「く、訓練機!?」
千冬「......理由は?」
龍騎「さっき黒騎とボーデヴィッヒが模擬戦?してまして......、黒騎の専用機がボーデヴィッヒの機体より格段に違い過ぎて、このままいけば黒騎か俺の優勝間違いな無しなんですよ。それじゃあ他の生徒が可哀想だし、此方も大人気なさを感じてしまうので訓練機の使用を許可が欲しいんです」
千冬「.........奇遇だな、私もその事について話しがしたかった」
一夏「え!?」
龍騎「ほほぅ、これは運命の赤い糸みたいですな」
千冬「お前の場合は呪いだろうな」
龍騎「そう言う織斑先生の場合は血の色でしょ?主に俺を殴った時に着いた血みたいな」
げ ⭐︎ ん ⭐︎ こ ⭐︎ つ
千冬「お望み通りに真っ赤に染めてやっても良いんだぞ?」
龍騎「すみませんでしたでも殴る前に言って欲しかった.....」
それから一夏と別れて寮へ戻ると、洗面所からシャワーの音が鳴っていた。恐らく楯無がシャワーを浴びてるんだろう。
楯無「ただいま〜、あー疲れたー」
おかしい......、シャワー浴びて筈の楯無が何で後ろにいる訳?いつ瞬間移動したの?
楯無「どうしたの?ドアの前で突っ立ってるけど」
龍騎「......お前何してた?」
楯無「何って、生徒会の仕事だけど?」
龍騎「お前朝にシャワー浴びたか?シャワーが流れてるんだが」
楯無「浴びてないわよ?」
龍騎「.........」
楯無「.........」
暫く黙った俺達はお互い頷くと、足音を立てずに脱衣所へ向かう。そして俺が指で合図をして、シャワー室の扉を開ける。
龍騎「こんな所で何してんだ強.............、とう?」
シャル「え?」
楯無「は?」
何とシャワー室に居たのは束ねていた髪を解いてすっぽんぽんのデュノアだった。しかもどっからどう見ても男には存在しないモノがあったり無かったりするが丁度湯気で大事な部分は隠れてるのものの.........、
これって俺、やばくね?
シャル「あ、ああ...........」
龍騎「.............えっと...、その......、何というか.......。死んで詫びるから通報は勘弁して?」
楯無「今すぐ見た事を忘れなさぁぁぁぁぁぁい!!」
そして俺の後ろに居た楯無が俺の両腕を回して腰をクラッチし、そのまま相手を後方へと反り投げた。所謂ジャーマン・スープレックスである。そのまま思いっきり後頭部を強打して俺は意識を失った......。
いかがでしたか?
次はリーグマッチ戦になると思います。
誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。
次回もよろしくお願いします。
一夏の専用機が二次移行する時、原作通りにするかオリジナルにするかどうか(オリジナルの場合、ダブルオー風になります)
-
良いんじゃないか?ダブルオーにしよう
-
いや、原作通りで