東方新天地 〜 Forgotten Memories in the New World.   作:ぽよい

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紙ストロー:紙製のストローで湿気に弱いためプラスチック製の袋で厳重に個包され、乾燥剤が入れられている場合もある。実はこの個包のせいでプラスチックストローを紙ストローに変えても環境負荷は殆ど軽減されていない。また、製造時の消費エネルギーも紙製のものの方が多く、総合的に考えると環境負荷は寧ろ増加している。これは紙ストローに限った話ではなく、様々なプラスチック製品の代替品に言えることである。果たして目に見える形で残らないようにすれば環境負荷を増やして良いのだろうか?


幻想郷
霧雨トレジャー 紅い館の裏側


神社に戻ると、長い乗り物が町の片隅に置かれていた。武器屋ワドルディが作業をしているようだ。

 

「ジャンク品のバスが手に入ったんです。もうすぐ幻想郷に最新型のバスが通りますよ!これで人間や妖怪とも交流がしやすくなって、ますますこの町も発展します。きっとこの先の冒険にも貢献できますよ。」

 

異変が解決したら帰ることになってるのに、能天気だな。

 

「うーん、あとは原動力だな。大容量のバッテリーが必要だけど、このバッテリーを修理するのは骨が折れそうだなあ。」

 

「原動力をカービィに代えてみたらどうだ?ま、一時的なものだがカービィならコイツも動かせるはずだぜ。」

 

車を頬張ったときもカービィ自身が原動力になっていた。仕組みは不明だが、そもそもタイヤもパンクしているのにあんな運転が出来ていたからな。ここまで整備されていたら客を乗せて動かすぐらい余裕だろう。

 

「なるほど!それならバッテリーが使えるようになるまで、カービィさんに運転を頼みましょう。」

 

武器屋ワドルディはカービィのところへ走っていった。それからカービィがバスの元へと走ってきて、バスを頬張った。バスには何人かのワドルディが乗った。ま、次の目的地が見つかるまでの間暇だし、私も乗るか。バスが出発すると、紅魔館の方角へ進んでいった。

 

バスは紅魔館の前で停まった。ワドルディ達はここにバス停を作った。

 

「バス停の名前どうします?」

 

「赤い館の前だもんね。何が良いかな?」

 

と、門番が目を覚まし、「ここは紅魔館ですよ。」と言いながらワドルディが持っていた筆とペンキを取り上げ、バス停の看板に「紅魔館前」と書いた。

 

「ところで、この咲夜さんのそっくりさん達は?」

 

「なんでワドルディがとっくの昔に死んだメイド長そっくりなんだよ?」

 

「あ、説明しなきゃ伝わりませんよね。実はお嬢様が…」

 

美鈴の話を整理するとこうだ。ワドルディは異変が大事になる前からそれなりに幻想郷に流れ着いていたらしく、その一人をレミリアが「十六夜咲夜」と名付け、さらに生前に咲夜が使っていた道具一式を押し付けて雇ったらしい。そのワドルディは歴代の「咲夜の代わり」よりも圧倒的に元気に働いているそうだ。どういうわけか時止めとかもできるらしい。咲夜が持っていた道具にあの能力の秘密があるのかもしれないな。

 

と、急にメイド服を着たワドルディが現れた。

 

「あら、カービィさんにワドルディたち。こんなところで会えるなんて!」

 

「咲夜さん、知り合いでしょうか?」

 

「知り合いもなにも、私が前に住んでいた星の仲間達ですよ。ボクにとって家族みたいなものです!」

 

一人称が「私」のワドルディは初だな、みんな「ボク」だしな。というか話し方に少し違和感を感じる。もしかしてレミリアのヤツ、中身まで咲夜に近付けようとしてないか?咲夜が死んでからずっと会ってないからレミリアのことは分からないが…

 

「なあ咲夜、レミリアって元気にしているか?」

 

「お嬢様は、何て言うか、寂しそうにしているっていうのが一番近いのでしょうか、少なくとも元気ではありませんね。皆の前では隠していますが。いつもご飯を食べ残すんですよ!妹様は食欲旺盛で元気なんですけどねえ。」

 

カービィが食べ残すという言葉に過剰に反応を見せた。めっちゃポヨポヨ言っている。

 

「ですよねカービィさん!ゴハンはちゃんと食べなきゃ元気は出ませんよね!」

 

コイツら食べること本当に好きだよな。

 

「あ、そうそう。せっかくだし紅魔館に寄っていきませんか?実は謎の渦が紅魔館の裏にあるので何とかしたいっていうのと、ワドルディたちにはうちでアルバイトしてくれないかなあって思って話がしたいんです。」

 

「そういうことなら上がろうか。」

 

「出稼ぎできれば贅沢にカフェでずんだ餅が沢山食べれるぞ!」

 

「ボクはずんだ餅よりこし餡のくるまほおばりまんじゅうがいいなあ。」

 

「なんだ君こし餡派か?ボクはつぶ餡派だからな!」

 

「なに?こし餡の良さが分からないのか?」

 

という感じで客間に案内され、人数分よりかなり多い紅茶とお菓子が出された。カービィの前だけ紅茶が大量で、お菓子も山になっていた。彼らの星ではこういった光景がデフォルトらしい。それから裏にある謎の渦の話や、妖精メイドが全く役に立たず、アルバイト募集をかけても応募者ゼロという話などがされた。

それから私とカービィは謎の渦がある場所へと向かうと、謎の渦に吸い込まれてしまった。

 

「なんだここは?」

 

辺り一面、混沌のようだった。足場は六角形に真ん中に点があるブロックで構成されていて、まるで巨大な細胞のようだ。

 

「ぽよ?ポヨ…ぽよぽよ!」

 

おそらくこれは武器屋ワドルディが言っていたトレジャーロードだ。あそこにある虹色の宝石がレアストーンだな。カービィの様子がおかしいが、どうやら彼の能力が一切使えないらしい。私もためしに魔法を使ってみたが、飛行だけできなかった。

レアストーンがある方角へと進むと、急に時が迫るような感覚がきた。一分半の制限時間がある気がする。カービィを頭に乗せて走るが、巨大な壁に阻まれてしまった。空が飛べれば簡単に突破できるのだが。壁を見上げるとスイッチのようなものがある。ためしにスイッチにレーザーを打ち込むと、壁が降りて今度は氷が道を阻む。ま、こんなものミニ八卦炉で簡単に溶けるがな。そしてレアストーンを手にすると、出口が現れた。出口から紅魔館の裏に戻ると、先ほどの謎の渦は消えてしまった。

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