東方新天地 〜 Forgotten Memories in the New World.   作:ぽよい

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人間は自然か?:環境問題、特に自然環境の問題において出てくる考えの一つに、人間も自然の一部であるという考え方がある。この考え方を持つ人々の中には「人間も自然の一部であるから人間がわざわざ自然環境の改善をする必要はない」として、外来生物の駆除や植林などに強く反対する過激派もいる。しかし、その考えが通るのであれば、「人間が自然の一部であるならば、人間が自ら破壊した自然環境を自ら改善することもまた自然である」と言えるのではないだろうか?


コピー能力はパワーだよ ワドルディの武器屋さん

ワドルディ達の話だと、幻想郷のレベルは非常に高いらしい。普段のメタナイトであればカービィと互角の戦いを繰り広げるのだが、それが一瞬で決着が着いてしまったということはその時カービィが持っていたコピー能力が強かったと言うことである。カービィは幻想郷の妖怪からコピー能力を得ていた。これはその妖怪の能力が強かったということであることを意味する。その能力を本物以上に使いこなしているのがもう色々とおかしい気がするが、そこは考えないでおこう。つまり単純に幻想郷側の対戦相手が“カービィに丸呑みにされる”ことへの対抗策を持っていなかったことが今回の大会が30秒で終わった真の理由だ。能力をとっかえひっかえしていたのはこのためだろう。要はコピー能力をとっかえひっかえしていた訳じゃなくて、丸呑みできる相手はさっさと丸呑みしてしまおうがカービィの作戦だったのだ。メタナイトはカービィの吸い込みが平気らしいので、時期にカービィ対策が進めばまともな大会が楽しめるようになる筈だ。それでも正直心配しかないが…

それから色々と時間を潰していると、武器屋からワドルディが飛び出して私たちを呼んだ。どうも完成したらしい。

武器屋に入ると見たことがないコピー能力が多数新しく飾られているのだが…いったい何処でコピーしたのだろうか?いや、そんなことよりもハンマーの方が重要だな。カービィは試しに完成したマスクドハンマーをコピーすると、野性的な仮面を被り、あの重たそうなハンマーを二つ持っていた。その二つのハンマーでまるでドラムのようにサンドバッグさんを叩くとサンドバッグさんはペチャンコに潰れ、そのまま激しく燃え上がった。

 

「どうやら上手く行ってるみたいですね、よかったです。炎の力が宿るみたいなので、激しく振り回せば炎の渦を飛ばすことができるかもです。サンドバッグさんは無限にあるので、使い方を色々試したり練習してから大王様のところに行くのが良いでしょう。」

 

良いのか悪いのかよく分からないこのタイミングでカービィの顔から仮面が外れてしまった。仮面が外れると同時にカービィはハンマーを片手で持てなくなり二つとも落としてしまった。

 

「あ、やっちゃったかー。すぐサイズ直すので待っててください。」

 

武器屋ワドルディはカービィのサイズを計り直し、仮面のサイズをパパっと調節した。カービィはサイズが直された仮面を付け、試し叩きにサンドバッグさんに向かってハンマーを出鱈目に振り回した。マジで炎の渦飛んでるわ。火事になりそうで怖いんだが…こうして、たった30分の練習で犠牲になったサンドバッグさんは86体に及んだ。あのタフなサンドバックさんが1分間におおよそ3体死亡している。異常なほど丈夫なただの縫いぐるみの筈だがその有り様はあまりにも悲惨で、こうもあっさりと爆発飛散する黒焦げの白い綿がまるで血飛沫のようだ。急に成長した少年が子供のような見た目の悪妖怪の頭部を何度も殴り付ける光景を見せつけられた幼い少年になったような錯覚に陥った。きっとカービィがファンシーでメルヘンな可愛い見た目だから、厳つい仮面やただの白い中綿が悪い方向に引き立ってしまうのだろう。そう思うことにしよう、うん。カービィはとっても可愛いからな、仕方がない。

 

町の中央できらびやかな音と共に爆撃のような音が鳴り響いた。カービィとバンダナワドルディは喜んだ様子で武器屋を飛び出した。武器屋ワドルディも動じる様子はないが…

 

「何が起きたんだ?あんな音が鳴ったら普通は慌てると思うが?」

 

「あれはワープスターっていうカービィさんが使っている乗り物の音です。乗り物っていっても生き物みたいに意志があって、カービィさんとは仲がスゴく良いんですよ。カービィさん実はワープスターをずっと探してましたから、喜ぶのは当然でしょう。このタイミングでやって来るということは、多分ワープスターとカービィは例の物理結界とやらに分断されてしまっていたから中々会えなかったんじゃないかなと。」

 

なるほどな。なぜ爆撃音が鳴ったのかは不明なままだがワープスターという仲間がここにやって来たらしい。名前からして紫のスキマみたいに空間を移動することができるのだろうか?武器屋を出ると町の中央には星形の輝く物体が浮かんでいた。あれがワープスターらしい。ワープスターにはカービィが左上に、ワドルディが左下に掴まっていた。

 

「魔理沙!出発するよ、早く乗って!」

 

「ぽよ!ぽよぽよ!」

 

「え、ああ分かった…」

 

少々訳が分からないが生半可な返事をしてワープスターの右上に掴まった。サイズ小さいなやっぱ。ワープスターはゆっくりと上昇した後に、とんでもないスピードで幻想郷の結界を無視して飛んでいった。ワープじゃ無いじゃねえか!

ほんの僅かな時間で前にデデデ大王と戦った場所が見えてきたのだが…着地が雑だった。そのままの勢いでワープスターが地面に突っ込んだのだ。慌てて受け身をとる私に、当たり前のように反動で跳ねて綺麗に着地するワドルディと当たり前のように着地に失敗して顔面から地面に突っ込み滑っていくカービィ…そして爆撃音と共に爆発飛散するワープスター。あの音はこういうことだったのか…こういうことっていったいどういうことだってばよツッコミ追い付かねえよ納得できねえよ五月蝿えよ黙れよ私の脳内考えても無駄正しいのは非常識!

私達に気が付いたデデデ大王は冷たい目線でこちらを睨んだ。その視線でパニック状態だった私の脳内には静けさが戻った。

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