東方新天地 〜 Forgotten Memories in the New World. 作:ぽよい
余談だが、ドルディーズのギターは左利き用。
ソードをコピーしたカービィに、斬れぬものなど、殆ど無い! ワドルディの武器屋さん
魔理沙は直前まで本に記録を残していたみたいだ。多分魔法で思ったことがそのまま本に記録されるようになっているのだろう。この本を確認するとエフィリスを倒したときに不自然に気を失ってしまったようである。ということは、エフィリスが何か悪さをしたのだろう。トドメに失敗してしまったんだきっと。アレ?ボクが本を手にしてからページが勝手に増えていってる…なるほど、本を持っている人が主人公になる仕組みなのか。つまりここからはこのボク、バンダナワドルディが主人公ってことだ。ボクのカッコいい冒険記を残すぞ!…いけないいけない、本来の目的を見失うところだった。そう言えば博麗神社に謎の渦が発生したらしい。もしかしたら魔理沙が残した手掛かりかもしれない。カービィとエフィリンを連れて…先ずはコピー能力だな。すっぴんじゃ心許ない。武器屋に立ち寄ると新たにマイクとビームが飾られていた。おかしい、ビームはあれからコピーしたことはないはず。逆に黒い尖り帽子を被ったあの能力がない。武器屋にその事を聞いてみると、
「元となるコピー能力がある特別なコピー能力だと、レアストーンを使って特別なコピー能力に進化させない限りは元となるコピー能力が飾られてしまうんです。多分そのコピー能力が元がビームだったのでしょう。」
とのことだった。確か魔理沙がこのマジックアイテムをカービィにコピーさせてたよな。
「それはミニ八卦炉!魔理沙さん、きっとカービィさん達に託したんだと思います。魔法が使えれば色々な属性弾が出せてコピー元としても使えますし、簡単な魔法だけでも使えるようにしておくと便利かもしれません。燃料が魔力で出力の方法は魔法で切り替える仕組みになってます。デフォルトでは炎が出る筈です。因みにですが、持っているだけで運が良くなるとかマイナスイオンに包まれるとか、そういう効果もあったりします。」
「つまり、こういうこと?」
適当に念を込めてから力を集中させると、暖かく心地のよい風が吹いた。どうすれば何が出るかは試行回数を重ねるしかないけど、ミニ八卦炉に魔力を送るコツはすぐに掴めた。カービィにもやらせてみると、えげつない太さの冷却レーザーが出てきた。カービィの魔力量が怖い…
「二人とも飲み込みが早いですね!話は変わるんですけど、変わった刀と全く同じものを作ることに成功したんです。楼観剣って言うんですけど、カッコいいでしょ?」
武器屋ワドルディは異様なほど長い刀を見せてくれた。確かにカッコいい!
「魔理沙さんからレアストーンを預かっているのでお代さえ払ってくれればすぐにソードを進化させられますよ!」
「ぽよっ!」
カービィはこの刀をかなり気に入った様子でお代を支払った。武器屋ワドルディはレアストーンとソード、楼観剣をあれやこれやしてソードを進化させた。
「お待たせしました。ソードがゴーストソードに進化しました。楼観剣は非実体を斬ることもできますし、力を込めると刀身が更に長くなります。斬撃弾を撃つことも可能で遠近両用です。クセはありますが、カービィさんなら使いこなせるでしょう。」
「ぽよ~!!!」
「余談かもだけど、なんで黒いマント?」
「ボクの趣味です!刀にマントって組み合わせカッコいいでしょ?それにシンプルな黒はカービィさんのピンクが映えますし。」
「まあ、確かに…」
もうちょっと和風なのをイメージしてたボクとしては期待はずれだった。ちょんまげとかの方が似合うと思うんだけどなあ…カービィは気に入った様子ではしゃいでいた。