東方新天地 〜 Forgotten Memories in the New World.   作:ぽよい

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マホロア:一度マスタークラウンの力に呑まれてしまった虚言の魔術師。時に商人だったり、支配人だったりして働いている。異空間を行き来して色々な時代や平行世界を見てきたらしい。


箸休め-トキヲコエタトモダチ

「次のエリアはなんだか楽しそうだねっ!」

 

「呑気なこと言ってると夢に呑まれちゃうよ。」

 

何となく見覚えのあるゲートから沢山の人が入っていってる。謎の端末をゲートにかざして、電子媒体のチケットをその場で購入する仕組みのようなんだけど…ここまでしっかりとシステムを再現しているとは、とても夢とは思えないよなあ。ここまでハイテクなのに警備は人がやっていたらしく、それっぽい服装の人たちに囲まれてしまった。まあ、この程度なら全然問題ないね。ボクは槍を構え、カービィは毒まみれの手を突き出したのだが、その瞬間、足元に黒い星形の穴のようなものができた。その穴から大きな針が出てきて幻影達を一網打尽にした。この技…見覚えあるんだけど…

そこには灰色でボロボロのマホロアにそっくりな人がいた。幻影か?いきなりボスなのか?ボクとカービィが身構えると彼は急に怯えた様子になり

 

「チョ、チョットマッテヨォ!アノトキはワルかったっテェ…二度とあんなコトはしないヨォ、モウあんな目に遭うのはコリゴリダヨォ!ソレに助けてアゲたジャないカァ!(魔力を奪うのがホントの目的で、助けたのはツイデなんダケドネ。)」

 

と手を上げてまるで降伏するかのような声で喋った。

 

「え?本物?いや、でも本物は今はマホロアランドの支配人の筈なんだけど…どういうこと?」

 

「マホロアランドってモシカシテ、遊園地のコトカィ?」

 

「そうだけど…」

 

彼は何かを理解した表情に変わった。

 

「ソッカァ。ジャア、ミライのボクはチャ~ント仲直りして、タダシイ方法でユメをカナエたんだネ。ソレにしてもアレを許したなんて、キミたち相当オヒトヨシなんだネ…ジブンでいうのもナンだケド、キミたちのココロの広さが逆にシンパイダヨ。」

 

彼は逆の立場なら絶対に許せないと言いたそうだった。許すと決めたのはカービィだ。ボクも最初はカービィの心の広さが逆に心配だったが、カービィはまた裏切られたらコテンパンのボッコボコにしてやればいいと考えていたらしく絶対の自信があった。しかもあのレベルのことをただのケンカとしか捉えていなかったんだ。心配すべきなのは裏切られることじゃなくて、裏切った相手の身であることを感じさせられた出来事だったね…この事は彼には黙っておこう。

しかし、こんなことを言い出すなんて、彼は本当に本物の、それも過去のマホロアってことなのか?カービィにボコボコにされた直後なのか…?

 

「ボク、カービィに負ケて、キがついたら異空間の祭壇のマエにイたんダ。異空間から脱出スルタメニ、イロイロなエリアを探索してたんダケド、イツのマにかココにデてたんダヨォ。」

 

それが本当ならかなり厄介だぞ、この先幻影だけでなく異空間ロードを漂う敵まで相手にしなきゃいけないことになる。過去に戦った強敵なんか現れたら堪ったもんじゃない。

 

「イマ、キケンなフラグが建ったキがしたヨォ。トコロで、カービィたちはココでナニをしているんダイ?」

 

マホロアに状況を説明すると、元の時代に帰るための手がかりを探るついでに手伝ってくれることになった。力をまだ完全に取り戻せてない様子ではあるが、十分戦えるとのこと。マホロアランドの支配人を知っているから、彼は十分信頼できる…と、思う…

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