東方新天地 〜 Forgotten Memories in the New World.   作:ぽよい

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異空間ロード:アナザーディメンションとも呼ばれる特殊な空間。何かしらの理由でディメンションホールが開くと異空間ロードに吸い込まれてしまうか、異空間ロードから吐き出されてしまう。ロードと名が付くだけあって、この異空間を通じて別の場所、時代、平行世界を行き来することも可能。ローアはディメンションホールを開くことができ、異空間ロードを利用して自由にワープすることができる。


ロータス・ティバ

「しっかし、ココがユメのセカイだなんテ、信じられないヨ。ユメってもっとこう…ナンテ言うか…メルヘンとまでは言わなくてモ、こんなゲンジツテキではないイメージダロ?ダケド、このリアルな遊園地はイロイロ参考になりそうダヨォ。」

 

「たしかにそうかもね…」

 

「でもアイツの夢の世界である証拠に、この遊園地の客全員が敵だよ。近付いたら急に武装して襲ってくるから気を付けてね。」

 

「警備員ダケじゃナイ…というかコイツラ全員テキなのカァ。じゃサッサと始末しちゃってイイんだネ!」

 

マホロアは何処か嬉しそうな、悪巧みしてそうな表情に変わった。そして遊園地のゲートを通る客達に向かってマホロア砲を撃った。どうも敵を何度も連続で殴ったときに発生するエネルギーを魔力として回収して力を取り戻しているらしい。ただ、それだけでは完全復活は無理であり、“力を引き出してくれる果実”の力がないといけないのだとか。未だにブラックホール等の技がどれだけ魔力を集めても使えない状態らしい。とはいえここまで片付けてくれるならだいぶ楽に探索できそうだね。

人がいなくなってガラガラのゲートをぶち壊して中に入った。遊園地に入ってすぐ商店街とは、入場にもお金がかかるのにまだお金をむしり取るのか、この星の遊園地は…いや、滅びた文明に文句を言っても仕方がないかあ。

 

「流石にコレは真似できないね…これじゃ大金持ちしかリピーターになってくれないヨォ…ユメは売るモノじゃなくて与えるモノダヨォ。」

 

商店街を抜けてやっとのアトラクションコーナーだ。この構造、そういえば見たことがあるな。

 

「ねえ、あっちのジェットコースターに魔理沙の魂が巻き込まれているよっ!」

 

「すごい長蛇の列だね…マホロア!マホロア砲やっちゃって!」

 

「ムリ!」

 

「え?」

 

「まだチカラを取り戻せてないんダヨォ。だからあの頃みたいに連発はムリなんダ。ン?セナカにナニかが…」

 

まあ、仕方がない、ボクは槍を構えて列に並ぶ人を一人一人薙ぎ倒して進むが…カービィとマホロアは何をやっているんだ?こんな時にお喋りなんて…マホロアの口数が多いのはいつもの事だけどさ、ボクの冒険記がセリフだらけになっちゃうからさ、やめて欲しいなあ…おっといけない目的を見失うところだった…てかこのネタ前にも使ったな…使い回しは良くない良くない…

 

「カービィもコッチに来てからセナカに違和感を感じることがあったんだネ!チョットダケ安心したヨ!それにしてもナンダかチカラが沸いてきたヨォ。ボクのセナカに守護霊でも憑いたのカナァ?でも…カービィ!今ならイケる気がするヨォ!」

 

カービィはマホロアの頭に乗っかった。マジで何やるつもりなんだろう?

 

「せーのデ!」「せーのれ!」

 

え?まさか…“せーのでどん!”をやるつもりなのか?今使ったらヤバい感じしかしないんだが…あの二人、なんかいつも以上に力が沸いてるし…

 

「二人ともスゴいオーラだ。一体何が起こるんだろう、わくわく!」

 

エフィリン…君はきっと次の瞬間目玉が飛び出るんだろうなあ…とりあえずボクは射線上から出ないと。

 

「ドン!」「ろん!」

 

とんでもない威力の魔砲がマホロアの手から放たれた。カービィが力を貸しているとはいえ、あまりにも威力が高すぎだよ。ジェットコースターは全壊し、巻き込まれた人々は黒い霧となって消えていっちゃった。エフィリンはビックリしすぎてもうマンガみたいに目が飛び出てしまっているし…

 

「かなりヒット数が稼げたヨォ!魔力もケッコウ集まったし、コレならいくつか魔法が強化できそうだネ!ン?ブラックホールが使えるようになってるネ?なんかオカシイナァ…マァイッカ。」

 

「まあいっかじゃないよ!魔理沙の魂までぶっ飛ばしてどうするんだよ!」

 

そう、ジェットコースターに巻き込まれていた魔理沙の魂はさっきの魔砲でジェットコースターごとぶっ飛ばされてしまったんだ。つまり吹っ飛んだ瓦礫の中からその魂を探さなければいけなくなってしまった。近付いても瓦礫の中からだと持ってる魂とうまく反応してくれるかもわからないし…

 

「ゴメンヨォ…チカラが急に沸いて、チョット調子にノリ過ぎチャッタンダ。」

 

「ぽよぉ…」

 

仕方なく瓦礫をあさっていると警報音が響き渡り、人々が僕達を囲んだ。ジェットコースターをめちゃくちゃにしちゃったから緊急で対応しようとしているんだきっと。

 

「よし、1つは見つけたよ!他は?」

 

「ぽよっ!」

 

「ヨシ、ミツカッタヨォ!」

 

「うん、瓦礫に埋もれてるのはそれで全部だね!とにかく急いで逃げようっ!」

 

「ニゲるなんてモッタイナイヨォ。セッカクだから、ボクの魔力のカテにしてアゲルヨォ。」

 

マホロアは広範囲にキルニードルを張り巡らせて、集まっている人々を次々と串刺しにしていった。キルニードルの数は明らかにここで出会った時よりも多くなっている。いくら魔力を集めたからって、ここまで力を取り戻すなんておかしい気がするんだけど…大丈夫なのかな…

 

「ねえ、あっちのお化け屋敷みたいなところにも魔理沙の魂の反応があるよ!行ってみよう!」

 

お化け屋敷へと向かって走る。その間マホロアは魔力球で幻影達を無双しながら喋りだした。

 

「オバケヤシキ…カ…ソウダナァ、ソウジキとかあるとオモシロイかもナァ…」

 

「なんで掃除機?」

 

「ホラ、有名なエイガにゴーストガンガンバスターズってあるダロ?」

 

「ぷえ?ぽよっ、ぽよぽよ???」

 

「アー、たしかにミドリのオッサンのゲームもブキがソウジキだったネ。」

 

そんな無駄話もキリが良いところでお化け屋敷に着き、中へ入った。中は僅かに灯りはあるものの暗くて足元もまともに見ることができない状態だった。

 

「カービィ、コレをコピーしてネ!」

 

マホロアがカービィに何か光るものを吸い込ませると、カービィはスパークをコピーした。

 

「コレで少しはマシになったネ。」

 

マホロアはそう言って、どこからか下敷きを取り出してスパークカービィの頭を擦り、発電し始めた。いやレバガチャさせれば良いだろ…マックスチャージになった眩いカービィを光源にお化け屋敷を探索し、魔理沙の魂を回収して外に出た。

 

「このエリアはこれで全部だね。」

 

「ン?お城の方がサワガシイネ。ナニがあったんダロ?」

 

「構ってる暇はないよ。ボスも出てこないっぽいしさっさと次に向かおう。」

 

ボク達はワープスターに乗り込み、次のエリアに向けて飛んだ。

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