東方新天地 〜 Forgotten Memories in the New World.   作:ぽよい

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フロン:オゾン層を破壊することで有名なガス。目に見えて温暖化を進め、紫外線による多大な被害を及ぼしたために世界的に使用に強い規制がかけられた物質。規制がかけられたものの、一定の条件を満たせば使用することは一応可能である。アニメカービィにもフロンによるオゾンホールができる話があったりする。この話ではカービィがガングロに日焼けするので必見だ。


箸休め-肉体の無いインテルメッツォ

ワープスターで次のエリアへと向かう。だいぶ夢の世界の奥まで来たようで、空間が歪んでいるのか中々先が見えてこない…

 

「ちょっと!ここ何処な…の…あ!プリンだ!プリンが宙を舞ってる!待てー!」

 

カービィの体からフランの声が聞こえてくる。体内で目を覚ましたらしい…

 

「カービィッテ、コンナ声ダッタッケ?」

 

「いや、フランがカービィのお腹の中で暴れているんだよ。」

 

「フーン、ア、ソウダ、カービィ。お豆食べるカイ?」

 

マホロアは何故か声を小さく押さえてカービィに話し掛けた。

 

「ぱゆ!たべゆ!」

 

マホロアはいかにも悪巧みしていそうな凶悪な顔で何処からか炒った大豆を取り出すと、カービィはそれを嬉しそうに頬張った。なんで炒り豆なんか持っているんだよ…

 

「ソウ言えばドコカの古文書で読ンダコトがアルンダケド、日の光が苦手なシュゾクは炒り豆も弱点らしいネ!」

 

マホロアはカービィにそう囁く…悪魔だ!コイツ悪魔だ!

 

「ポヨー!ポヨポヨ!ぽよ!」

 

カービィはこんなにもお豆が美味しいのに、それが弱点なのが気に入らない様子だ。食べられないのがかわいそうって思っているみたい。というか食べながらそんな大きな声出さないでよ…

 

「あっつ!?!?なんでこんなところに炒り豆が!?」

 

フランはプリンに夢中でボクたちの会話を聞いていなかったみたいだ。

 

「あ、でも食べちゃえば平気ね。カービィの言う通りだわ。」

 

いや話聞いてたんかい!というかカービィの言葉を理解しているとは…ボクだって未だに解らないときもあるのに、この短期間で…スゴいなあ。

 

「ッタク…マメは悪い夢扱いカヨ…」

 

「悪い夢でも食べちゃえば平気だもんな!それよりようやくこの世界の最奥に着くぜ。」

 

不意に魔理沙の声が聞こえた。

 

「え?魔理沙?」

 

思わず声を出して驚いてしまう。

 

「あれ、言ってなかったっけ?不老不死の私の本体は肉体じゃなくて魂の方だぜ。まあ肉体も重要だが魂だけでも十分魔法は使えるぜ。(本体)が6割もあれば意志疎通するぐらいなら十二分だぜ。問題なのが肉体と魂の残り4割が私の今の力じゃコントロールできない場所にあるってことだな。肉体か魂の残り4割のどちらかを奪い返せればあとは自力で復活できるぜ。しかし、こうなると消滅すら出来ないなんて、不老不死もある意味不便だな。あ、それとカービィ、お前私を妖夢の刀で真っ二つに斬っただろ!」

 

「うゆっ…!」

 

カービィは珍しくひどい冷や汗でびっしょりになって動揺していた。

 

「不老不死でも痛いもんは痛いんだからな!(←言ってみたかっただけ。)」

 

そうは言っているが魔理沙の声は笑っていた。きっと、意志疎通ができるようになったのが相当に嬉しいのだろう。

 

「うー…」

 

「冗談だぜ。さあ、いよいよ異変も解決だ!」

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