東方新天地 〜 Forgotten Memories in the New World. 作:ぽよい
淡水に住む特定外来生物の駆除に関しては、場所によっては漁業権を得る必要がある。
再奥のエリアに到達すると急に寒くなった、どうもこのエリアは冬みたいだ。寒くなったとはいえ前のエリアに比べれは遥かに暖かく、感覚が狂ってしまったためか雪が降り積もっていることに違和感を覚えてしまう。火山地帯で見たピンクの女の子の看板と同じ看板があるので、多分あのラボの近くなんだと思う。そうなるとゴールもあのラボなんじゃないかな。なんかあの山、火山って感じの雰囲気じゃないんだけど、山の高さは確かにあの火山とほぼ同じだ。きっと、あの山にゴールとなるラボがあるに違いない。
「ぷえっ…」
カービィは着地の時に口のなかに雪が入ったようだ、しかし珍しくそれを吐いている。
「昔は雨や雪は大気汚染の影響で汚かったからな、カービィが嫌がるのも当然だろう。」
「あー、それで…いつもならかき氷シロップ取り出してますからねこんな雪景色が広がってたら。」
「雪のなかでかき氷喰うのかよ…ん…既にあの山の辺りで誰か戦ってるな。この魔力は…アリスとパチュリーか…?」
ボクには全く解らなかったがマホロアも確かに魔力を感じるとのことで、既に誰かが黒幕と戦っている感じのようだ。早く増援に入らなきゃと先を急ごうとしたが、別の異空間へと繋がる穴が目の前に開き、暴走したスフィアローパー達が襲いかかってきた。
「何だあの鳥みたいなのは。」
「スフィアローパーっていう異空間に住む生物だよ。エナジースフィアっていう特別な歯車のエネルギーを食べて生きているんだ。本来、こっちから攻撃しようとしなければ襲いかかってこないんだけど…」
「アイツラスフィアを持ってない、ハラを空かせてボウソウしてるんダヨォ。」
「まあ仕方ないか、カービィ、やっちゃって!」
ボクは大きな雪の塊を作ってスフィアローパー達に投げつけた。カービィはそれを破壊して大爆発を起こし、スフィアローパー達を撃ち落とした。マホロアは撃ち落とされたスフィアローパー達を遠くへとぶっ飛ばした。
「フランがカービィの腹の中に居るのは知っていたが…まんまフランの能力じゃないか…」
雪が積もってることもあってか人の幻影も殆ど無い。静かになった雪道をひたすら前に進む。が、再び目の前に穴が開いた。
「モシカシテ、黒幕が意図テキニ開けてナイカ?サスガにツゴウがヨスギルヨォ。」
めんどくさそうにするマホロアの目の前に降り立ったのは、どこか様子がおかしいカービィだった。これ偽物?幻影?そのカービィは現れて早々にマホロアに抱きつき泣き出した。
「オイチャットマテカービィ!」
「ぷえ?」
本物のカービィがマホロアの言葉に反応した。カービィは別になにもしていないので不思議そうな声を出した。
「ソッチのカービィじゃナクテ…」
「マホロア、これってどういうこと?もしかしてそのカービィって本物なの?」
「マァ、イチオウはネ。ヘイコウセカイのカービィダヨォ。ドウシテアナザーディメンションをサマヨッテイタのカ、ナンデ泣イテイルのかはワカラナイケド…コノカービィはボクがナンとかスルカラ、キミたちは先に行ッテ。手遅れにナル前ニ…先に戦ってイルヤツラのマリョクがオチテきてるカラ。」
そういうことなのでマホロアを置いてさらに奥へと走る。カービィが心配そうな顔をしているがどうも構っている暇は無いらしい。ある程度進むと開けた場所に大きな池が構えていた。水は冷たいが凍り付く程ではない。迂回するより泳いだ方が早そうだな。ボク達が水に飛び込もうとした時、空間が切り裂かれた。ギャラクティックナイトが現れたのだ。
「よりによってギャラクティックナイト!?こんなの相手にしてたら間に合わないよ!アイツメチャクチャ強いもん!」
と、このタイミングで幽霊を連れ、3本の刀を持った白い髪の毛の…少年?少女?が後ろからきた。
「助太刀します!そこのピンクの人!状況は紫様から伺っております、ここは私達に任せて先に行って!」
「妖夢、達ってどういうことだ?それといつから三刀流に…」
「このワドルディは借ります、流石に一人で何とかなる相手じゃ無さそうなので。」
「え、ボクも残るの!?」
「三本目の刀はワドルディの武器屋さんに作ってもらいました。楼観剣と全く同じ性能なんですよこれ!」
「相変わらずだなあの武器屋は…じゃ、後は頼んだ!それと私の
カービィはボク達を置いて池を泳いだ。魔理沙はサイコキネシスみたいな魔法でボクから本を回収し、エフィリンと共にカービィを追いかけた。
「ワドルディ、私アイツの事全く分からないからサポートよろしくね!」
「オッケー!」
ギャラクティックナイトに向けて槍を構える。
先ほど裂かれた空間から一頭の赤く美しい蝶が迷い込み、カービィが進んだ方角へと飛んでいくのが見えた。それが戦闘開始の合図となった。
バンダナワドルディの記録はここで途絶えている。