ソラを駆ける衛士   作:タリズマン

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一話どーん!
マジであんな長い文章作ってる人ってバケモンだな...


第一話

ここはどこだろう...?

 

沈んでいく...

 

どこまでも..どこまでも...

 

暗い世界に沈んでいく

 

もう楽になっていいのか...?

 

もう休んでもいいのか...?

 

山南、川瀬、柊、フィル、レオニード、シェンフー、隊長...みんなの顔が見える...

 

それだけじゃない...光が見える

 

..............て

 

?声が聞こえる

 

...........生きて

 

誰だ?アンタは?

 

あなたは生きてッ!

 

顔の見えない誰かは俺の手を掴み────

 

「アンタは⁉︎...うぐっ」

 

胸部に痛みが走る。ここはどこだ?

見覚えがないのは確かだ。

他の連中は助かったのか?作戦は?桜花作戦は無事に成功したのか?

 

「あれ?起きたんだね〜、ハロハロ〜」

 

..........?

痛みはあったが夢なのではないだろうか?

声の聞こえた方を見ると、うさ耳をつけた女が変な挨拶しながら近づいてきていた。

.....................?????????

全く今の状況が掴めない....

 

 

「つまり、アンタが海岸で倒れてたオレを見つけて介抱してくれたってことか?」

 

「そういうことだよ」

 

彼女は篠ノ束というらしい。どうやら海岸に流れ着いていたオレをたまたま見つけ2日ほど介抱してくれたようだ。

 

「ありがとう、オレは国連軍第1001戦術機甲大隊第二中隊の仙洞一樹。階級は中尉だ。医療品や食料は高騰していてなかなか手に入らないはずだろ。それをこんなに...」

 

そう、ユーラシアを失い日本では西日本が壊滅して多くの農地や工業地帯を破壊されたため様々な物品の値段が高騰しているのだ。

特に民間に流れてくる物資は限られ、医療物資に至っては軍に優先的に卸されその高騰具合はすさまじいことになっているらしい。

しかし、篠ノ之はキョトンとしながら

 

「なんの話?そんなこと聞いたことないけど...?」

 

と訝しみながら聞いてきた。

そう話が噛み合わないのだ。

彼女はふと尋ねてきた。 

 

「君の覚えている限りの最近の出来事を教えてほしい。」

 

 

「そうだな...1週間ぐらい前に甲21号目標、佐渡ヶ島を攻略して横浜基地で防衛戦が起きた後に宇宙に上がって桜花作戦に参加してそこで........」

 

「どうしたの?」

 

そうだ、おかしい。オレはカシュガルで死んだはず...。S-11で吹き飛んでいるはずの人間が海に流れ着く?

ありえない。

 

「オレはその戦いで自爆して...死んだはずだ。」

 

静寂。

死んだはずの人間、それもBETA支配下のユーラシア大陸奥地にいた人間を海岸で拾ったのだから当然の反応だろう。

 

「話を聞いて仮説ができた。落ち着いて聞いてね。

 

君は時空を、世界を超えてきた並行世界の人間だ。」

 

「は?」

 

愕然とした。当然だろう、お前はこの世界の人間ではないと急に宣言されたのだから。

 

「そりゃあ、話が噛み合わない訳だよ。この世界にはBETA大戦なんてものは起きてないし、そもそもBETAなんて聞いたことも無い。戦争だって最近起きた有名な戦争なんて中東での湾岸戦争ぐらいなもんだし。それ以外なら民族衝突に国境紛争、テロとの戦い...内戦や紛争をふくめた争いをあげればキリがないけど」

 

オレは震えた。

 

BETAがいない世界...人類全てが望んだ世界...

 

「だが...オレしかいない...」

 

そう、人類が望んだものであってもその人類はオレしかこの世界にはいない。

先に逝った同期や先任、守れなかった民衆...そして取りこぼしてしまった多くのかけがえのない人たち...彼らはどこにもいない。

 

「絶望してるとこ悪いんだけどさ...コレからどうするの?する事ないならしばらく束さんを手伝ってほしんだけど。私がいくら天才とはいえ分身できるわけじゃないからね〜」

 

これから...か

 

「正直なところ腹でも切って楽になることも考えたがシェンフーに殴り飛ばされかねんしな...。わかったよ。助けてくれた恩もある何をすればいいのかわからないがオレにできる事ならなんでもやろう」

 

オレたちに自死は許されない。

1001大隊の隊規では戦場以外での死は許されていない。

戦場でのやむを得ない自決ならば仕方ないが、なにも果たさず自ら命を絶つなんてことは許されないないのだ。

並行世界だとかよくわからない世界ではあるがひとまずこの世界で生きることをオレは決めた。生き残ったからには意味があるはずだ。何が起きるかもわからないし、とても酷いことが待ってるかもしれない。それでもBETAがいないこの世界にオレは希望を持ってしまう。

少なくともアイツらへの土産話には困らないだろう。

 

「一先ずリハビリがすみ次第、束さんと一緒にクソッタレの研究所をぶち壊しに行こうか」

 

そんなふうに考えていたらとんでもないことをおつかいを告げるように言われた。

(...........もしかしたらとんでもない奴に恩を売ってしまったのかもしれない。)

そう思い引き攣った笑みを浮かべながらも彼の顔はどこか晴れやかであった。




いかがだったでしょうか。
いやー、大変ですね。一応第二話まではある程度できてたのですが、第三話からは一から書かないといけないと考えると少々憂鬱になります。しかし、失踪だけはしてはならないと考えていますのでゆっくりだとしても確実に書いていきたいと思ってますのでどうぞよしなに。

以下は蛇足というか作中で出てきた部隊の設定ですね。
仙洞中尉は第二の香月博士直属部隊に所属していました。こちらは伊隅ヴァルキリーズとは違い表に出ていました。話の中にも出てきた第1001大隊のことで、この隊は指揮官である死神と呼ばれる少佐によって他の部隊からスカウトされた衛士を中心に構成されており、その多くは家族も故郷も失った者であり死に場所を探していました。死ねればいいというものではなく誉れある死を求めていました。そんな「死にたがり」を集め、なまじ生き残ってきただけに技量は高い「死にたがり」達は「死ぬなら派手なとこで、BETAのクソどもに一泡吹かせて死んでやろう」という誘いに乗り、結果として第1001大隊は高い技量と練度を持ちながら使い捨て可能な部隊として創設されたいわば非常用の捨て駒部隊だったのです。
その捨て駒部隊が最も輝ける戦場こそがカシュガルのオリジナルハイブ攻略戦の先鋒だったわけです。カシュガルではA-04以外は基本的に帰還でき無いことを前提に作戦が練られており、戦死しても遺族のいない彼らには遺族年金や勲章年金も必要なくせいぜい合同葬儀をしてやればいいだけのことだからとても安く済みます。しかも練度が高い上に様々な任務に対応するための訓練や実践経験が豊富にあるためかなりの戦果が期待できたのです。
実際に彼らはSW-115周辺の確保、付近の光線級の排除の成功に加えあえて第二目標であったい号標的の排除を断念し大隊を中隊ごとに分散させ徹底的な陽動を行い、A-04の突入支援をおこないました。

今後の展開

  • さっさと原作にいけや!
  • 2つとも研究所潰すとこもやって
  • 片方だけでいいよ
  • そんなことより日常パート
  • 展開は好きにしな結果だけ見たい
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