双子の妹がキャンプにハマりました   作:トロホルモン

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お久しぶりです。


第12話

 

 斉藤とちくわの支度が終えて家を出た俺達は電車に乗ってから少し歩いた所にある公園までやって来た。ここは大きなドッグランがあって大型犬が余裕で駆け回れるくらいの大きさだ。この公園は俺がランニングをしている時に見つけてゴールデンレトリバー2頭が楽しそうに走っているのを見て癒された。

 

 ドッグランについて斉藤がちくわを大きめのショルダーバッグ?犬用のキャリーバッグ?を開けてちくわを出そうとしたのだが……

 

「寝てるな」

「寝てるね」

 

 ちくわは丸まって鞄の中でぐっすり眠っていた。

 確かに今日は日が出ていて温かいが、今の季節は冬だ。寒いと言えば寒い……。鞄の中の温かさには勝てなくて鞄の中でぐっすり眠っている。雪やこんこんでは犬は庭駆けまわるが、ちくわは猫と一緒に炬燵で丸くなって寝ていそうだ。

 

「無理に起こすのも可哀想だからこのままピクニックにするか」

「そうだね。ごめんね、せっかく調べてくれたのに」

「いいよ。俺が無理に誘ったみたいなものだし」

「うーんうん、私も行きたかったし。それに各務原くんの手料理食べてみたかったから」

 

 志摩からこの前の鍋キャンをした時の事を聞いて、その時の鍋がとても美味しかったと斎藤に話したみたいで食べてみたいと言われた。だから今回は俺はお昼に弁当……サンドイッチを作っておいた。

 

「あまり期待しないでくれ」

「すっごく期待してるから」

 

 すると斉藤はイタズラっぽく笑ってから立ち上がった。

 そしてドッグランから離れて少し歩くと開けた所に着いた。

 芝生もいい感じに生えていて日も当たっていていい感じだ。家族連れの人がビニールシートを敷いて俺達みたいにピクニックをしに来た人みたいだ。ここら辺でピクニックをしようか。

 

 

「ここら辺でビニールシートを敷こうか」

「うん、いいよ。でも私はビニールシート待って来てないよ?」

「俺が持って来てるから大丈夫だよ」

 

 そう言ってから俺は鞄を下ろしてからビニールシートを取り出して敷いた。俺は靴を脱いでからビニールシートの上に乗って座った。斉藤も俺に続いて靴を脱いでビニールシートに乗った。斉藤は座ってからちくわが入っている鞄を膝に下ろしてから鞄を開けた。すると鞄からちくわがぴょこっと顔を出した。ドッグランの前まではぐっすり眠ってたのに起きたみたいだ。

 

「おっ、起きた起きた」

「おはようちくわ」

「わふぅ!」

「えっ!?」

 

 ちくわは鞄から飛び出して俺に飛びついてきた。そのままちくわは俺の膝の上に乗ってきて丸まった。俺は鞄からブランケットを出してちくわの上にかけた。ちゃんと顔は出るようにしている。本当に懐かれたよな。……人には好かれないのに動物には好かれやすいからな。

 

「ちくわに懐かれたね各務原くん」

「最初は激突されたけどな」

「懐かしいね……」

「まだ1ヶ月も経ってないけどな」

 

 もう何年も経っているような……気のせいだな。

 するとポケットの中にある携帯が震えた。携帯を取り出して確認するとなでしこからメッセージが来ていた。

 

『笛吹公園ついたー!』

 

 それと一緒に3人が写った写真が送られて来た。

 無事に着いたみたいだな。なでしこは元気そうだけど、大垣と犬山は疲れた顔をしてるな。すると2枚目の写真とメッセージが送られて来た。

 

『カフェで食べたりんごソフトおいしかったよー!!』

 

 ソフトクリームの写真が送られて来た。

 相変わらず食べ物ばかり食べてるよなコイツは……

 また太って姉さんがキレない事を願うよ。

 

「どうしたの各務原くん?」

「なでしこからメッセージと写真が送られて来て」

 

 そう言って斉藤にスマホを渡した。

 斉藤はなでしこからのメッセージを読んでいた。

 

「美味しそうだね」

「お昼にはまだ少し早いけどな」

「そうだ、私達も写真を送ろうよ」

「いいけど何の写真を送るんだ?」

「そうだね………はいチーズ」

「えっ?」

 

 すると斉藤は俺のスマホで写真を撮られた。

 いやなに、突然に写真を撮って!?

 

「はい送信」

「いや、何勝手に写真を撮って送るんだよ」

「いいじゃん。ちくわも偶然にこっち向いてたし」

 

 斉藤からスマホを返してもらって写真を確認すると俺の驚いた顔とちくわののほほんとした顔が写っていた。マジでなでしこに送ってあるよ。

 

『ちくわだ!お兄ちゃんだけずるい!!』

 

「何がずるいんだよ」

 

 そう言って携帯を閉じた。

 すると斉藤はポケットからスマホを取り出した。

 

「りんから『寒い日のボルシチうまー』だって」

「美味そうだな。みんな食べてるよな………少し早いけど飯にするか」

「うん」

 

 斉藤に膝の上に乗っていたちくわを返してから俺は鞄から弁当箱を取り出して中身を確認した。サンドイッチは崩れてないな……よし大丈夫だな。斉藤はちくわにおやつのジャーキーを食べさせていた。

 

「何作ってくれたの?」

「サンドイッチ、志摩の時みたいに鍋が作れないのは悪いけどな」

 

 そう言ってから斉藤に弁当を渡した。

 斉藤は弁当箱を開けると『わぁ、美味しそう!』っと声を上げた。

 各務原家は家族揃って料理を作るからな。姉ちゃんの場合はズボラ飯というかスイーツというか……まぁ、美味しいからいいか。

 俺の分の弁当箱を出した。

 

「それでは、いただきます」

「いただきます」

 

 

 

 俺と斉藤はサンドイッチを食べてから少しのんびりしてからちくわを連れてドッグランに行ってちくわと遊んだ。





お久しぶりです。
久しぶりすぎてどんな風にゆるキャンを書いてたのか本気で忘れてます。
去年にリハビリでヘブンバーンズレッドを書いてましたが、まだ前みたいにスラスラ物語をかけませんね。なのでゆっくりまた投稿する予定です。

これでオリジナル回は終わりです。
次回から本編に戻りなでしことりんとのキャンプになりますかね?
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