TABSの能力と特典を持ってアークナイツの世界に行く   作:クーゲル・ブリッッツ!!

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どうも皆さん、お久しぶりです。
クーゲル・ブリッッツ!!です。
最後にアークナイツの投稿してから1年位久々の投稿です、えぇ、また放ったらかしにしてしまいました。
まぁ長々と書くのも尺という者とっとと本編に行きましょう!






Escape from Chernobog

『ウルサス:チェルノボーグタルラ戦闘痕近く』

 

 

 

カズヤ

「……………………」

 

 

 

 

ふと目が覚めた

仰向けの状態であり、

空は灰色に染まっている、

頭がボーっとする。

 

 

必死に思いだす

 

 

確か自分は囮役をして、

タルラの攻撃で吹き飛ばされ、

地上に真っ逆さまに落ちたはず…

 

 

だとしたら、

今自分が見ている風景は幻か、

それとも現実か。

 

 

 

指を動かす、

まるで1日振りに動かしたかのように少しの痛みとぎこちなさがあるが徐々に戻り、問題なく動き出した。

 

 

足を動かす、

痛い…が骨とかのズキリとした痛さではない。

問題ない。

 

目を動かす、

寝起きしたばかりかとてもぼやけるが視界は動かせるし

当然ながら失明もしていない。

 

カズヤ

「ぐっ…ううん……」

 

何故自分が生きているのか理解出来ない状況で寝返りうつ伏せの状態で起き上がろうとした瞬間。

 

 

???

「oh!Gf!」

 

 

カズヤ

「………?ヒィッ!?」(バッ!)

 

 

謎の声が聞こえた瞬間

少しぼやける視力が完全に戻った時。

 

 

目と言うには余りにもデカく

光が無い虚ろな目と完全に合った

 

 

余りのホラー過ぎる存在に僕はまるで小説の様な悲鳴を上げ、咄嗟に後ろに飛んだ、心臓がバクバク音が鳴る。

 

 

カズヤ

「ハァ!ハァ!何だあれ!?原作に

あんなホラー展開あった……か……?」

 

 

少しばかりパニックになっていた僕は何とか無理やり落ち着かせようと若干過呼吸になりながら息を吸い、周りを見ると目はあれだけでは無かった。

 

 

否、それだけではない。

今僕が立っている地面自体硬いコンクリートではなく

赤く染まっていたのだ

 

 

カズヤ

「?????」

 

 

余りの光景に思考が停止してしまうが、

よく見るとその赤い地面は見覚えが有る。

 

いや、と言うかこれよく見ると全部人の形してね?

 

 

カズヤ

「もしかして……TABSか?」

 

TABS

「「「braa」」」

 

 

僕の問いにそれぞれのTABS が反応する。

正直ちょっとうるさい

 

だとしても何故僕の下に?

それに、いま気付いたが山にやってないかこれ。

 

カズヤ

「もしかしてだが…ちょっと失礼…!」(ズルズル!)

 

TABSで出来た山の斜面を降り地面に降り、TABS を見た時予想から確信を得た。

 

僕はTABS に声を掛ける

 

カズヤ

「お前ら…もしかしてだが、僕を落下から守る為

に自らがクッションの役割にやってくれたのか?」

 

TABS

「「「braa」」」

 

TABS

「「AaananBabaa!」」

 

その問いにTABS は答える、彼らの山の一番下には落下の衝撃か、殆どのTABSがバツ目になって動いていないのだ。

 

 

また彼らTABS は僕を守る為に、

呼ばれてもいないのに現れその身を犠牲にしたのだ。

 

それを理解した時、僕はその余りのTABSの自己犠牲精神に自身が選んだ能力とはいえ敬意を抱かざるを得なかった。

 

 

 

 

 

 

カズヤ

「…………よし、取り敢えずTABS は全員消去?帰還?させたな。しかし、どうしたのもか。」

 

 

僕はあの後山になったTABS を全員帰らせ、

次の行動をどうしようか悩ませていた。

 

何より、僕の行動により未来に何か変化があったのか、それとも歴史の修正力的なモノでそんな変わってはいないのか、そう言った疑問が尽きないのだ。

 

そして何より

 

カズヤ

「ACEは生きているのか……」

 

ロドスのイケおじACEは無事にロドスに帰還できたのか、

そこが一番の疑問なのである。

 

カズヤ

「フゥ…ヨシッ!覚悟決めたぞ!クロークアイ、展開!」

 

僕はすぐさまクロークアイを空に向けて射出という名の召喚し空に羽ばたかせた。

 

カズヤ

「タルラと戦闘後に撤退したロドスの痕跡を探してくれい!」

 

クロークアイ

「「カァー!カァー!」」

 

早速クロークアイがタルラとロドスがぶつかり合った地点に到着し視界を借りてみた。

 

カズヤ

「うっわ…思ってたよりも酷ぇなこりゃ…」

 

そこにはタルラの攻撃によって溶かされ、崩れた建物や先の天災によって穴だらけになっている風景が広がっていた、しかし付近には恐らくレユニオンと思われる人の遺体らしきモノが有るにはあるがロドス隊員の遺体は探せども発見出来なかった。幸いあそこで亡くなった者か居なかっただけか或いは建物の下か……

 

これ以上考えるのはよそう…

 

そして、ある程度クロークアイは戦闘後地に集合し何周かクルクル回った後、まるで蜘蛛の子を散らすようにバラバラに飛んで行った。

 

 

クロークアイ

『カァー!』

 

早速何か見つけたようだ、

鳴き声を挙げたクロークアイの視界を借りると地上を見下ろす様な視点となっており、地面には大量の足跡があった。

 

よくよく見るとその足跡は1つの方向に向かっており、反対側を見ると丁度タルラと戦闘した場所の合致した。

 

だとするとこの大量の足跡はロドスが残した痕跡だと想像出来る。

 

早速の御手柄、

クロークアイに10点追加

 

 

カズヤ

「見つけたのなら、善は急げ、さぁ行くゾ!」

(デンデンデデデ!カーン!)

 

僕は直ぐさまロドスが残した痕跡に向かった。

 

 

カズヤ

「おっ丁度いい大きさのバッグあんじゃ〜ん」

 

……探索という名の寄り道をしながら

 

 

 

 

 

宇宙人探索中……

 

 

 

 

カズヤ

「クロークアイの出した信号はここかね?」

 

 

 

寄り道をしながらクロークアイが

信号を発した時点に到着した。

ロドスが残したと思われる大量の足跡、その方向はたった1つの方向に向かっており。

反対側にはタルラが残した戦闘痕、何かが燃えているのか辺りには焦げた臭いが立ち込めている。

 

 

因みにだが探索した結果だが…

 

大きめのバッグ×1

 

フルーツ缶×4

 

スープ缶×3

 

飲料水×3

 

綺麗な服×3

 

綺麗なズボン×4

 

雑誌×6

 

うん、まぁアパートよりは結果は

良いんじゃないかな?

 

一応トレジャーハンター*1を何体か出して探したんだが…矢張り僕と同じ火事場泥棒をした人も居るのか、コンビニに似た様な店舗を探っても、荒れに荒れており食品関係は無いに等しい。

あったとしても食べるにはリスクがあり過ぎたので止めた。

 

衣服は着替えは勿論包帯代わりとしても使えるので出来るだけ多く集めた、雑誌は暇潰し兼火種代わり。

 

お陰でバッグにはまだ少し空きがあるがそこそこ重い、

がこれぐらいは特に問題ないので気にはしない。

 

 

カズヤ

「さて…着いたは良いがどうするか……」

 

 

ロドスが居た場所には着いたは着いたで良いのだがこれからどうすれば良いのか正直分からない。

恐らく…恐らくだが、もうロドスは飛行機械

乗って脱出してるよな?

 

となると、無難に僕もロドスが行った方向に進むべきだな、ここに留まっても仕方が無いし、最悪の場合レユニオンと遭遇してしまう危険性もある。

 

そうとなればさっさと移動するとしよう。

 

クロークアイ

『カァー!カァー!』

 

突如クロークが信号を発し始めた。

直ぐ様僕は信号を発したクロークアイの視界を借りた。

 

カズヤ

「これは…噂をすれば早速レユニオンか…!」

 

噂をすれば何とやらで恐らく巡回のレユニオンが此方の方に向かって来ていた。

見た感じ此方を意識して向かって来ている訳では無いがそれでも奴らと出会ってしまえば面倒くさくなるのは目に見えて分かる。

 

幸いな事にロドスの足跡側では無いので

今離れれば彼らと出会う事もない

 

カズヤ

「そうとなればさっさとここからおさらばよ!」

 

僕は急いでタルラ戦闘跡地から離れロドスが歩んだ足跡を追って行った。

 

 

 

その後僕はロドスの足跡を追って行った、パトロールのレユニオンとすれ違い、何度が物陰で通り過ぎる場面も何度か会った。

TABSで鎮圧すれば良いだって?

その案も思い浮かんだがもし戦闘した際応援を呼ばれる可能性もゼロでは無い、仮に呼ばれる前に倒しても別のパトロールが現場に到着して結局応援を呼ばれると言う結果に…

 

なので消去法で敵に見つからずに行動すると

言う事になったというわけだァ!

 

しかし、だいぶ歩いたな…もうそろそろロドスの合流地点とかに到着しても良いんじゃないのか?

 

なんて、そう思っていた時

 

 

風が吹いたと同時に鉄臭い匂いがし始めた

 

 

その匂いがしたと同時に不意に立ち止まった、

風が吹いている方向がロドスの足跡の方角だからだ。

 

カズヤ

(反対方向からの風で匂いがしたのならまだ

理解出来る、だけど何故ロドス側から?)

 

この時僕は少し悪い方向で考えてしまっていた、ロドス側から匂いがすると言う事はロドスは撤退中にレユニオンの奇襲か追い付かれたという事、ロドスの事だからドクター守る為に何人か残ったんじゃないのかと、その残った中にACEが入っていたらと…そう考えてしまう。

 

カズヤ

「…………ッ!」(ダッ!)

 

そう思ってしまったら、

居ても経っても居られず走った。

 

ACEなら「我が身を盾にロドスを逃がす」、そう思ったからだ。急に走った事により心臓が悲鳴を上げ始める、途中他のレユニオンと接触する恐れも少なからずあったがそんなのは些細な事だと思いながら走り続けた。

 

走り続ける事にどんどん匂いが強くなってくる、

その度顔を顰めてしまう。

 

そして走り続け数秒後……

 

その匂いの発生源に到着した

 

カズヤ

「ハァ……ハァ……ハァ……フゥーッ………」

 

 

 

バクバクとなる心臓を無理矢理黙らせようと深呼吸しようとするが、これまで感じたことの無い鉄臭い匂い、濃い血の香りで思わず咳き込む。

 

そこかしこに倒れているレユニオン、の死体。

一人一人に致命的な切られた痕、その後から垂れて出てくる血の匂い。

 

何人かと問われれば数20~30人が建物にもたれかかって潰えたり道路に横たわっている。

 

これを全部ACEが?と思ったが仮にもエリート隊員、恐らく無駄な体力を消費せず少しずつ下がりながら戦ったのかもしれない。

 

僕はいつ敵に襲われてもいい様に棍棒を持ち始め。ゆっくりと歩く。

 

 

 

ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…

 

 

 

中心街から離れた事もあるのか周囲がとても静かであり足音の砂利を踏む音が妙に大きく聞こえる。それが更に僕の警戒心をより一層引き立ててくれる。

 

しかし、変化も現れ始めた。

レユニオンの死体の頻度が最初の頃よりまばらになってきたのだ。レユニオンの追撃部隊をACEが何とか撃破したか或いは…ACEの体力の消耗で倒す頻度が下がってしまったか。

 

何れにしてもACEは無傷で勝ったとは思えない。

 

 

ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…ザッザッ

 

 

 

カズヤ

「…………………」

 

 

 

足を止める

 

道路の向こうに誰かが座っている

 

まだ輪郭がボヤっとしているが、

何かを背にして地面に座っている

 

 

カズヤ

「…………ッ!…アレは………!?」

 

 

ダッ!

 

 

刹那、僕は走った、目のピントがあって姿がハッキリした際、僕は見てしまったのだ。

 

その人物にはロドスアイランドのマークが有る事に

 

カズヤ

「ハァ…!ハァ…!嘘だろ嘘だろ!認めるか!」

 

僕はアレは幻であり、瓦礫がそう見えただけだと思ったそう思い続けた。そして近づいてその形がハッキリした時に地面からめくれたアスファルトでしたと言う、ホッとするオチなんだ。

 

カズヤ

「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ……あぁ……そんな……」

 

 

だが、ここはテラの世界。

そんなバカみたいな話はもちろん無い、

現実を非情に突き付けてくる。

 

 

 

見るに耐えない程の切傷を付けられ腕には数本のクロスボウの矢が刺ささりそこから赤い血が垂れ落ちる。

 

それだけでも絶望的だと言うのに、反対側は二の腕から先がなかったのだ、自分で締めたのか応急処置がされているがそれでも赤く血が滲んでいた。

 

 

否定がしたい、だが否定出来る箇所がない。

 

 

 

受け入れたくない、だが受け入れなければならない

 

 

 

間違いない

 

 

 

今自分の目の前に居るのはロドス・アイランド

エリートオペレーター「ACE」本人だと

 

 

 

カズヤ

ぐっ…うっ…うぅ…ぐぅぅう…

 

 

 

僕は余りの悔しさに嗚咽してしまう。

原作に乱入してタルラの注意を引いてまでACEの生存と言う誰もが想像した悲願を出来なかった。

彼を救う事が出来なかったのだ。

 

 

悲しみと悔しさの次に次第に自分に対する怒りが少しづつ湧き始め硬い地面に打ち付けながら吐露する

 

カズヤ

「ちくしょう…!クソ……!何がACEを助けるだ!

全然助ける事出来てねぇじゃねぇか!ふざけるな!」

 

 

だが、幾ら叫んだ所で結果は変わらない。

変わらずACEはここでじっとしているだけだった。

 

カズヤ

「くそ……せめて…ACEの遺品だけでも回収しないと、ドッグタグに剣、盾を回収しよう。」

 

そう言いACEに手を差し伸べようとした時、手を止めた。

 

 

今、微かにだがACEの胸辺りが上下した様に見えたのだ。

 

見間違いかと思い、凝視してみると……動いている…動いているのだ

 

僕は咄嗟にACEの口付近に耳を寄せた。

パッと見は口を閉じているようだったが………

 

 

 

スゥー……スゥー……スゥー……

 

 

 

僕は咄嗟に後ろに飛び退いた、それと同時に涙がポロポロと溢れ出した。

 

 

生きている……

 

生きている……

 

生きている……

 

生きている!!

 

 

カズヤ

「プリーストッッ!!」

 

直ぐに僕の周囲にプリーストが複数召喚される

 

カズヤ

「直ぐにACEを回復させろ出来る限りでいい!トレジャーは周囲に手当ができるものを探せ!アサシン!お前は周囲の安全の確保!及び退路の確保!尚退路はロドス撤退ルートとする!」

 

TABS

「「Woooof!!」」

 

叫びながら各々TABSが動き始め、

プリーストがACEに向けて光を照射する。

 

それによって少しづつだが、出血している傷がじわじわと塞がり始めるが、これは外面的な治療でしかなく恐らく内面はほんのちょっとしか治せないだろう。

 

骨折した腕の痛みを抑える程度だ

 

僕はここに来るまでに集めた、比較的綺麗な衣服を破り水で少し洗い流し、よく絞る。

 

それを出血が酷い箇所を強く縛り付ける、プリーストの治療で治っては居るが依然として出血し続けている、例え完治しても今度は貧血や出血性ショックで更にまずくなる。少しでも延命処置を…!

 

アサシン

「Aaaai!」

 

カズヤ

「来たか!退路は、敵は!」

 

アサシン

「Zeeeer!」

 

カズヤ

「そうか!(日本兵)、シールドベアラー!

スクトュムを担架代わりにすっぞ、ACE乗せろッ!」

 

シールドベアラー

「ABaBaBa!」

 

外見上殆ど治せたACEを移動させるために僕等はACEを盾の上に寝かせた、そして移動で動かないようにきつくない程度にトレジャーハンターのロープで縛って、後は移動する足としてTABSの馬に乗せて完成だ。

 

カズヤ

「良しッ!余計な奴が来ない内に逃げるぞ!

プリーストは引き続き回復を、行くぞ!!」

 

TABS

「「Woooof!!!」」

 

TABSの掛け声と共に僕らはその場を逃げる様にその場を去った。

 

カズヤ

「そう言えばアサシン、ACE以外にもロドスの生存者は居たか?」

 

 

 

アサシン

「……………」(無言で首を横に振る)

 

 

カズヤ

「………そうか、可能なら遺品程度は回収はしたかったんだがなぁ…ACEを発見しただけでも幸運だったと捉えて良いものだろうか…」

 

 

 

ふと空を見上げた、天災によって生じたチェルノボーグのから昇る黒煙と黒雲は徐々に収まりつつあった。

*1
オリジナルTABS 本編第4話でカズヤが作成したもの。物探しに秀でている




はい、どうも1年間位仕事でほとんど放置してました。
誠に申し訳ない。
さて、本編では後もう一話分続くかもです。
カズヤは何とかACEの救出に成功、彼は無事にチェルノボーグを脱出しロドス・アイランド号まで辿り着けるのか?
次話をお待ち下さい。
それではまたの想像話でお会いしましょう!
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