これは、ガラハッド・オリバンダーという少年の物語である。
朝、目覚めると予定よりもまだ一時間も早い時間だったけれど、ガラハッドは気持ちがはやって布団を蹴っ飛ばした。
うっかりそんなことをしてしまったけれども、ガラハッドはすぐに布団を引っ張りあげ、手早くベッドを整えていった。長い外泊になるからと、シーツと枕カバーを引っぺがして洗濯に出すことにし、ベッドを埃から守るためのシーツをきちんと全体にかけた。そして走り出した。彼は外開きのドアを両手で押し開けて自室を出て、トタトタと軽い音を立てて階段をくだっていった。そうして居間を駆け抜けると、持ってきたものを洗濯籠につっこんで、湯を沸かしながら顔を洗って歯を磨いた。
子供というのは、こういうとき決まってモタモタするけれども、この少年に限ってはそんなことはない。癖のない髪質に、ソーダキャンディみたいな目。どちらも銀色に光って、師であるギャリック・オリバンダーにそっくりだ。年の割にはずいぶん、才気走った感じがするので、可愛いけれど「お人形さん」のようではない。
さてギャリック・オリバンダー本人のほうは、暖炉で悠長にポリッジを温めようとしているところだった。
彼はわざとあくびをしてみせると、せわしない曾孫を気だるそうな目つきで眺めた。
「 矢鱈早いな―――時計の見方を忘れたか?今日は、フローリアンが誘いに来てくれるんだろう? 」
「まあね」と簡潔にガラハッドは言った。彼は立ったままダージリンを濃いめに淹れて飲み、すっきりする感覚を楽しんでいた。
「 そんなに急がんでいい。あいつについていけば間に合うだろうに 」
「 でも、忘れ物がないかチェックしないと 」
サラリーマンみたいな仕草でガラハッドは言った。
朝食を済ませると、ガラハッドは居間でトランクケースを開けた。これは魔法のトランクなので、重さと体積に比例せず次から次に物が出てくる。ガラハッドは、出てきたものを片っ端からソファの上に並べて、ホグワーツからの手紙をチェックリストとして使っていった。
「 教科書よし、鍋よし、文房具セットよし。あとは、えーっと 」
「 菓子を持っていくこったな 」
よっこいしょとギャリックは腰をあげた。彼が座っていたところまでもガラハッドは、次々に物で占領し領地を広げていた。
ギャリックは一度キッチンにひっこむと、戸棚から買い置きしてあったらしい蛙チョコレートアソートの袋を出してきて寄越した。見たことのないデザイン。一体いつ買ったんだという思いから、ガラハッドはちらりと賞味期限を確かめて…言葉を失った。
「 汽車を楽しむにはな、こういうもんが要る。トランプも持ってけ 」
「 でも、そういうのは遊びでしょ 」
「 お前は頭が固くていかん 」
ガラハッドは何も言わなかった。自分は年寄りの好意に対して、そう無粋なことを言うほど情け知らずではない。ギャリックが寄越した蛙チョコレートは博物館に展示するべき代物だったので、ガラハッドはカードだけ見て楽しもうと思った。ちゃんと礼らしい礼を言って、手荷物のほうにアソートパックを仕舞った。「精々ひねられてこい」とギャリックは、どこか意地悪に笑った。
「 杖を忘れるなよ 」
「 それは忘れるわけないから… 」
先日贈られたばかりの杖を、ガラハッドは振ってみたくて仕方がない。
自宅までフローリアンに誘いに来られて、二人は時間通りにダイアゴン横丁を出た。フローリアンのほうは、今年もう七年生。見送りのみんなに「いってきます」を言って、“漏れ鍋”の暖炉を使わせてもらった。ガラハッドにとっては煙突飛行自体は慣れたものだったけれど、キングスクロス駅9と3/4番線の公衆暖炉から吐き出されたとき、目に飛び込んできた景色は最高だった――――噂のホグワーツ行き特急だ!生徒とその家族でごったがえすホームのその向こう。煙突が短いところが、超特急「あじあ」みたいでかっこよかった。
奮然とした鋼の蒸気機関車。それが牽引する車両はずらりと紅くて、勇ましくも優雅であり眺めるほどわくわくする。
機関車の煙はおしゃべりな人込みの上に漂い、人々の足元には色とりどりの猫が縫うように歩いていた。先頭の二・三両はもう生徒でいっぱいで、席の取り合いで言い争ったり、窓から身を乗り出して家族と話したりしていた。
不機嫌そうなフクロウの鳥かごを乗せた、大きなカートを押している子がいっぱい。革のトランクひとつを提げて歩きながら、ガラハッドはあれもまた楽しそうだと思った。キョロキョロするのに忙しくて、ろくに前を見ていなかった。でも、フローリアンがいるから大丈夫。フローリアンはガラハッドよりずっと背が高いので、彼の後ろについて歩けば、ガラハッドは誰ともぶつかる心配がなかった。突然嬉しそうにフローリアンが、「あっ」と言って立ち止まった。
「 やあ!席をとってあるよ! 」
ガラハッドはひょいと横に動いて、フローリアンの向こうにいる人を見た。陽気な声の持ち主は、燃えるような赤毛の持ち主でもあった。そばかすまみれの少年が、窓からずんぐりとした腕を振り回していた。ニヤッとしてフローリアンはこちらを振り向いた。ぽんと軽く背中を押されただけだったが、ガラハッドは前へと突き出されてしまった。
「 チャーリー!まさか、一席ぶんだけじゃないよね?この子は誰だと思う? 」
「 おおっと、はじめまして! 」
たくましい腕と握手することになって、ガラハッドはそのまま窓から引っ張り込まれるかと思った。「フローリアンがよく話してるよ」と、日焼けした顔で少年は笑った。
「 オリバンデおめでとう。そしてよろしく、ガラハッド! 」
「 こちらこそ。――――あなたは、チャールズ・ウィーズリー? 」
「 そう。さてはフローリアンが噂しているな? 」
「大正解」と彼は笑って、ガラハッドの荷物を窓から引っぱり込んでくれた。
フローリアンと一緒にちゃんと通路からチャーリーの待つ個室へと至ると、そこには新たな生徒が増えていて、その子がまたとても素敵だった。次々に色の変わる髪を持つその子はニンファドーラ・トンクスといって、フローリアンの同寮生だと名乗った。女子なのにさっぱりとしていて、明るくて話が面白かった。コンパートメントというらしいこの手の車両内個室は海外小説の世界そのままで、ガラハッドはドキドキが止まらなかった。いよいよ汽車が動き出すときは、わけもなく微笑んでしまったほどだ。
トンクスに七変化を見せてもらったり、チャーリーからクィディッチに誘われて胸踊らせたり。
長い旅だったはずなのに、汽車のなかの時間はあっというまに過ぎていった。車窓からの景色だってすごいのだ。生前アガサ・クリスティなど読んで、空想するばかりで絵画でさえ知らなかった、英国の丘陵地の美しさときたら夢みたいだ。
なんて楽しい転生だろう。
スコットランドに入ると、緑色に輝く田園地帯は終わった。荒涼とした森や曲がりくねった川――――しかもそこに陽が傾いてきて、空が紫になり遠くの丘が全部暗緑色に見えるようになっても、ガラハッドの楽しい気分は揺らがなかった。いよいよ予定時刻に近づいたとき、チャーリーとトンクスは(トンクスって呼んで!と、ニンファドーラは強く言い張ったのだ)のそのそとホグワーツローブを着こみ、ぶきっちょにネクタイをしめはじめた。最初からローブ姿だったガラハッドは(フローリアンもだ)、チャーリーだけネクタイの色が違うことに気がついた。
「 あれ?グリフィンドールだったんだ 」
すっかり打ち解けたので、ガラハッドは率直に言った。にかっと笑ってチャーリーは、ぶあつい左手で誇らしそうに赤いネクタイをひっぱり、右手で赤毛を撫で上げて言った。
「 似合うだろ? 」
「 うん、ぴったり 」
「 うちはみんなグリフィンドールなんだよ 」
ガラハッドの制服にはまだネクタイがない。「いいなあ」と思ってガラハッドは、早く自分もそれをしめたくなった。「ハッフルパフはいいよ~」と、フローリアンとトンクスは宣伝に余念がない。
――――あと五分でホグワーツに到着します。荷物は別に学校に届けますので、車内に置いて行ってください。
放送が入ったのでその通りにした。ゆるゆると汽車は速度を落とし、やがて完全に停車した。出入口から遠いコンパートメントにいたので、通路では牛歩戦術みたいな速度で押し合いへしあいして、列車の外に出るまでが結構長かった。降りてみると、小さな、暗いプラットフォームだった。夜の冷たい空気に、かすかな水の匂いが混じっていた。懐かしい感じにガラハッドは身震いした。仰々しいガラス天井も何もない、キングスクロス駅とはまるで異なるシンプルな駅――――大学の近くみたいだ。
( …故郷、なのかなあそこも )
感慨に耽って足を止めていたので、後ろからぶつかられて「どけよ」と言われた。思いきりつんのめってしまったガラハッドは、「すみません」も咄嗟に言えなかった。
「 ちょっと、そんな言い方しなくていいでしょ!この子は新入生なんだから! 」
トンクスが毛を逆立てて緑にした。その剣幕に押された男の子は、急に小さな声でもごもごと言った。
「 ええ、新入生?新入生が、なんでこんなところにいるの?もうハグリッドは行ったよ 」
「 うそ~! 」
「 なんてこったい 」
「 しまったな、おチビはおチビに混じっとくべきだった 」
「 うるさいなチビチビって 」
「 しかたない。僕らの馬車に乗せていくから、チャーリーからもマクゴナガル先生に言っといてよ。ハグリッドのうっかりですぅって 」
フローリアンは笑って言った。どういうことかよくわからなかったけれども、ガラハッドは彼についていくことにした。途中でチャーリーと別れて、だんだんと状況が理解できるようになっていった。
新入生を誘導する何やらという人に、自分は取りこぼされたんだとはっきりわかったのは、人波に押し流されるようにホームから遠ざかって、鬱蒼とした木立を抜けたときだった。ざっと百台はある馬車の群れを目にして、「ああ」とガラハッドは得も言えぬ息をついた。周りを見るとわかった―――どうやら、寮ごとに乗るべき馬車が違うようなのだ。そしてまだ所属寮の決まっていない自分は、本来はどれにも乗るべきではない。
けれどもガラハッドは恍惚として、間近に聳え立つ黒鹿毛の馬に見とれてしまった。本来、新入生はボートに乗るらしいけれど、こちらのほうがずっといいぞとガラハッドには思えた。立派な馬車を牽くセストラルたちは、いずれもひれ伏したくなるような美しさを持っていた。骸骨が透けて見えるからこそ、その均整の美のほどがわかる。爬虫類のような顔に、蝙蝠のような巨大な翼。夜に溶け込むような天馬に、ガラハッドは目を輝かせた。
「 星の生徒になった気分だ! 」
「 星の生徒って? 」
トンクスが言った。今はもう褪せたような麦色の髪をしていて、ちょっとつまらないような顔をしている。
「 小説だよ。大好きだった 」
この世界にはないだろう本を思い出してガラハッドは笑った。子供のころ雑誌で連載されていた、陸軍幼年学校を舞台とする青春物だ。困惑顔のフローリアンとは別に、すっかりおねえさん顔のニンファドーラは、背を折り曲げてにぃっと笑った。じわりと髪の毛がピンクになって、毛先との色が違った。
「 『大好きだった』なんて言うのは変ね。好きなものは、これからも大好きでいいのよ! 」
彼女の笑顔には不思議な魔力がある。
ホグワーツ城に着くや否や、噂の「ハグリッド」とやらが誰のことか、ガラハッドにはすぐにわかった。背丈は普通の二倍―――横幅ときたら普通の五倍はありそうな、許しがたいほど大きくて荒々しく、毛むくじゃらでもじゃもじゃで、一生に一度も髭の手入れをしたことのなさそうな男が、人込みのなかでひどく目立ちながら、図体の割にはめそめそと、「イッチ年生!イッチ年生はどこだぁ」と泣いてこちらを探していたのだ。ガラハッドは近づきたくなかったが、「ここだよ!」とフローリアンが手を挙げてしまった。たちまち猛然と男に寄ってこられて熊みたいな抱きしめ方をされ、ガラハッドは全身の骨が砕けるかと思った。
「 ぐぇッ!? 」
胃に何も入っていなくてよかった。
軽々と担がれて運ばれていくガラハッドに、フローリアンとトンクス、そしてチャーリーが手を振っていた。石畳のホールを横切って、ハグリッドはホール脇の小部屋にガラハッドを連れて行った。
地面におろされた途端、「うへえ」とガラハッドは息をついた。この後の流れならば、大体は本を読んで知っている。ろくに反応ができなかったけど、さっき笑って手を振っていたフローリアンたちのほうは、このあと入り口の右手の大広間へと群れをなして雪崩れ込んでいくのだろう。ガラハッドが遅れて押し込まれても、窮屈な部屋にひしめく新入生たちは総じて緊張しており、誰も誰かに話しかけたりすることがなかった。ただ一斉に振り向かれたので、ガラハッドは居心地悪さにうつむいてローブの乱れを直した。そうやって時間を潰した。
それから、何分経っただろうか。
ささやかに話をしあう子たちはいるけれど、相変わらず控えの間はとても静かだった。ガラハッドは、今度は壮大な大理石の装飾を見上げ、どこまで続くかわからない天井に、松明の灯が揺れるのを眺めていた。
圧倒的な荘厳さを誇る城の、広い広いなかの一部に俺たちはいる。
それがなんだか不思議で、楽しくって奇妙な気分だった。汽車を降りてすぐに馬車に乗ったので、ガラハッドは、この学校の全容を外から十分に見ることなくここに来ていた。だから何、というわけではないのだけれども…。
「 あっ! 」
そのとき、突然不思議なことが起こった。ガラハッドは驚いて身を固くしてしまい、まわりの生徒たちは悲鳴をあげた。
奥の壁際に飾ってあった鎧が、急にガラガラ鳴りはじめて、そして動き始めたのだ。ぱかりと面当てが跳ね上げられて、意地悪そうな暗い目と、大きな口がイヒヒと嗤った。ウヒャヒャヒャと嗤いながら、そいつは膨らみなら鎧から噴き出してきた。真珠のように白く、少し透き通っていた。迫りくるそいつから逃れようと、生徒たちは半狂乱で走り回った。ガラハッドはぽかんとしていた。本で読んだことがあるけど、本物を見るのはこれが初めてだったから。
「 ゴースト?幽霊ってマジでいるんだ! 」
流石はホグワーツ!
ガラハッドは、きらきらと目を輝かせてその小男を見つめた。するとそいつは、照準をあわせるかのように身をかがめて、ニタァ…っと嗤った。それからは恐怖だった。そいつは、浮いていたところをすぅっと高みから地に落ちていって、大理石の床を這うアメーバのように、姿を変えながら音もなく素早くニタニタと、いっきにガラハッドのほうへと迫ってきたのだ。
「 ええええええ!? 」
逃げようとしたって後ろにも横にも人垣があって、ガラハッドはひとりで三人分くらい誰かの足を踏んでしまった。みんな口々に悲鳴をあげて、みんな逃げるからぶつかりあって逆に逃げ場がなかった。生ぬるい風と冷気が、黴のにおいと一緒にべったりと背中に絡みついてきた。
「 うひゃああ!?うわああああお!オンアボキャベイシャノウマカボタラマニ…!! 」
「 ぎゃあああああッッッ 」
絹を裂くような悲鳴に耳をつんざかれて、ガラハッドは咄嗟に耳を覆ってしゃがみこんだ。すると冷たかった背中がさっと熱を取り戻して、振り返ってみるとそいつは、柔らかめのパチンコ玉みたいにびたんびたんと跳ねまわり、いかにももがき苦しんでいた。「ピーブズ!!!」と叫びながら教師が、力強く両開きの戸を開けた。
「 また一年生にちょっかいをかけましたね!?今日という今日は――――! 」
「 …マカボダラ・マニ・ハンドマ・ジンバラ・ハラバリタヤ・ウン 」
小さな声でこっそり、好奇心に負けてガラハッドは唱えかけた言葉の続きを言ってみた。すると信じられないことが起きた。空中に光放つ何かが現れ、ピープスは泣きながらどこかへと退散していったのだ。「おおお」などと声をあげながらその場のみんなが、一斉にその光を見上げて感嘆の息をもらした。ガラハッドも感嘆していた。えっ凄い、これってもしかして――――蓮華じゃん?宝珠じゃん?金剛界五仏の!
その光はとても短くて、流れ星に出会ったようなものだったけれど、その感動ときたら格別のものと言えた。
( 光明真言って魔法の一種なんだ!?!? )
ガラハッドは生唾を呑んだ。文字通り咄嗟の神頼みだったから、本当にこんなに効くなんて思ってもみなかった。えっ、ちょっといろいろ試したいぞと、じわじわニヤつきがこみあげてきてそわそわしていたら、扉を開け放ったままの恰好で、エメラルド色のローブを着た威厳ある教師が、目を細めてじっくりとこちらを見つめているのと目が合った。「やめなさい」と言われた気がして、うぐぅっとガラハッドは顔を引き締めた。いかにも逆らってはいけなさそうなその女教師は、山高帽をのせた頭を少し傾げて、確かめるように低い声で言った。
「 ――――グレイスの子供ね? 」
ああ、そうらしいですね。会ったことないけど。ガラハッドが黙って頷いておくと、彼女は唇を噛んだあと厳しい声で言った。
「 組み分けの時間ですよ!さあ、行きましょう。一列になって、ついてきてください 」
彼女がそう言うや否や、玄関ホールのほうからミシミシという音が響いた。
大広間につづく大きい扉が、ひとりでに左右に開き始めたのだ。一列になれとは言われたけれども、何順で並べばいいやらわからないしと思っていたガラハッドは、進みかけては先を譲っているうちに、みんなに置いて行かれそうになった。ぎゅっと心臓がねじきれそうになって、慌てて最後の一人になることを避けた。「お願いお願い」と前の子が小声で唱えていて、この時を迎えて俺たちは、きっとみんな同じことを考えている。
( ――――自分はどんな寮だろう!? )
まばゆい光と大歓声が、俺たちを迎えてくれた。
■超特急あじあは満鉄のシンボルだった車輌。記念切手が出ていたり、『あじあに乗りて』という少年向け小説があったりした。主人公世代では胸踊る冒険の象徴である。白人のウェイトレスがいるなんてすごーい!
■『星の生徒』は大日本雄弁会の雑誌「少年倶楽部」に絵つきで連載されていた学園小説。この雑誌は今でいう少年ジャンプみたいなもの。同じ山中峯太郎の作品には、大東亜が舞台の007的冒険活劇『亜細亜の曙』や『民族』『永遠の義兄弟』がある。