ハリー・ポッターとオリーブの杖   作:Tohka.A

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0~2巻編までに登場した魔女と魔法使いたちの、分解再構築前の姿。


PUZZLE
勝手に蛙チョコレート1


 

折口信夫/釈趙空 

極東のアルバス・ダンブルドア

マグル界では僧侶・民俗学者として知られる。

1943年、単行本版『死者之書』刊行。反魂、来訪神・マレビト研究の《先生》。

歌人且つ宗教学的権威として国威昂揚し、「神国日本」という幻影をつくりだした。恋人が硫黄島で玉砕したあとも、嘆きながら学徒を決戦に向かわせた。

死ににいく者たちへ、『汝ら千人の一人、ひとりだに生きてしあらば、国学はやがて興らむ』と詠った。

老人で、同性愛者。若い頃短い恋をしたことがある。『わかき時 わが居し部屋の片すみに 照りし鏡はくだけつらむか』

彼の桜花みる晩年の姿を三島由紀夫が描いたが、絶筆。

 

 

 

 

 

マルグリット・ユルスナール

フランスの魔女、錬金術師

“ユルスナール”は本名のアナグラム。

明暗分かれW主人公型錬金術大河小説の編み手。

代表作『黒の過程』はフラメルの象徴語。改題前は『死神が馬車を導く』だった。セストラルの存在は、UK魔女ローリング式ユルスナール敬愛一発ギャグじゃないのか。

 

他にも中東エキゾチック少年BL・源氏物語二次創作など、素敵な性癖のうかがわれる短編を多数のこしている。

わかる、光源氏みたいな男の死に様はじっくり見たい。花散里みたいな女が本当は一番怖い。

 

 

 

 

 

小泉八雲/パトリック・ラフガディオ・ハーン

多国籍魔法使い

世界帝国だったころの英国の、映画版ホグワーツ卒の魔法使い。母方がギリシャルーツで、フランス、アメリカにもゆかりがあった。

16のころに片目の光を失う。

日本にある多くの民話・怪談を英語で語った。特に『耳なし芳一のはなし』は、瀬戸内海の怨霊のヤバさをマグルたちにまで知らしめるきっかけになった。

彼といいローリングといい、いやに子音を揃えて連続させたがる。よくわからんけど格好いい。たぶんそれもまた魔術。

権威に縛られるのは嫌いらしい。在米時代に、黒人と結婚(※当時は違法)しようとしたことがある。

 

 

 

 

宮沢賢治

日本のスクイブ、錬金術師

生涯、あらゆるものを“金”へと変えようとした人物。ルイス・キャロルの書いたものを読んで、鏡の国の汽車を「死者が乗るもの」とした。

宇宙の在り方について、わかってはいたけど無力だったようだ。動物への眼差しが完全に常人ではない。

 

 

 

 

ルイス・キャロル

イングランドの魔法使い

奇行、卓越した論理性。レイブンクロー以外に所属したとは思えない。

気に入ったマグル幼女を魔法界に連れ込む、困った性癖の持ち主。

赤の女王はアリスを処刑したがる。

鏡の国はチェス盤仕掛け。汽車にのると2マスすすむ。

全力で走り続けないとその場に立っていられず、白の女王は、初めて知る物事を思い出し、未来から過去に向かって生きていく。

ジャバウォッキーの言葉に意味はない。

 

 

 

 

エドガー・アラン・ポー

アイルランド系魔法使い

両親ともに演劇人だった孤児で、商売人の養子。

名前の由来はおそらく『リア王』から。劇中“狂ったトム”とはエドガーのこと。

 

トランプ賭博大好き。アナグラム等、文字操作魔術の達人。

 

“例のあの人”が約13年あじわった、「生きているのでも死んでいるのでもない状態」を最初に生み出した人。この人の「追ってくる手紙」に従ってしまうとヤバい世界に入る。この人の「日記」の書き手を信用してはいけない。この人の「密室」で起きた事件に、人間の犯人なんていない。この人の「The Raven」はアテナ像に降りたち、すべてをNavermore(二度とないもの)とする。

 

 

 

ウィリアム・シェイクスピア

イングランドの魔法使い

国際魔法使い機密保持法成立以前の人物。

言わずと知れた大劇作家。教会劇と魔術を融合させ、妖精界や魔法界について多くのことをマグルに教えた。『ハムレット』でのヒロインの呪いの振り撒きかたが嫌いな厨二病患者なんていない。

 

 

 

ルイ・マルク・アントワーヌ・ド・ノアイユ

渡米したフランスの魔法使い

フランス元帥フィリップ・ド・ノアイユと、かのマリー・アントワネットに「エチケット夫人」と渾名された首席女官の息子。18世紀の自由主義貴族を代表する存在であり、アメリカ独立戦争に参加した。革命後も当初はフランスにいたが、大処刑時代の前に渡英、渡米。ナポレオン体制になると、今度はカリブ海で大暴れ。

うっかり死んだのか再びトンズラこいたのか…。

 

 

 

泉鏡花

日本の魔法使い

ちょっと潔癖で几帳面。慎重派というかビビりというか。水面に浮かぶ月、鏡中の花を愛でる男。

代表的な小説は『高野聖』。

行脚修行をおこなう密教僧が、水辺で聖母のごとき“嬢様”に惑わされるも、望み果たせなかったことが逆によくはたらき、難を逃れるという筋書き。

 

 

 

 

ウィリアム・バトラー・イェイツ

アイルランドの魔法使い

日本の能に関心を寄せた人物。手がけた戯曲『鷹の井戸』は、不死の霊水を求めるクー・フーリンが、水辺で不満と暴力の呪いを受けている“鷹の女”に誘惑され、望み果たすことならず、死地へと向かっていくという筋書き。

 

黄金の夜明け団のメンバーである。守護霊呪文に代表される、現代アブラメリン魔術の初期の遣い手。

 

 

 

 

日野資朝

日本の魔法使い

中流貴族だったが、宮廷随一の賢才として後醍醐帝に取り立てられた。日頃から仏教的視座に立ち、世の人々とは異なる感覚を持っていた。

他人の日記に書かれがち。

それによると趣味は樹木観賞で、「ひとつとして同じ歪みかたがない」と、「樹に似ているから」という理由で社会から疎外された人々を愛したり、彼らを愛するような感覚で樹を見ていた自分に気づいて嘆いたりしたらしい。そして年齢不相応に言葉がキツい。

 

軍記によると、どうせ手を汚すときは、市中を引き回されるくらいのことをしでかしたい派だったようだ。その在り方は乱世の武士をもビビらせた。

 

彼の首をはねるは、ただ夏の風を斬るに等しかった。

 

 

 

ガラハッド卿

非実在の騎士

『キングスマン』ではハリーを示す名前。

円卓の騎士のひとりで、幼くして予言を受けた者。イスカリオテのユダの席に座り、魔術師マーリンの呪いを受けてたった。

病み衰えて聖杯を必要とした国とその王の血の娘が、ランスロット卿に恋して魔法によって同衾し、一夜で身籠った子供。母親は正気に戻ったランスロット卿により捨てられ、本人は修道院で独り育った。

 

何故その生い立ちで世界最高の騎士になるのか?そういう子って普通はグレるのでは?

 

たぶん転生者か何かだったんだろう。

 

 

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