私の想いを歌にのせて平和を願う   作:猫神瀬笈

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第二章突入なのです。


第二章 大本営編 
第1話 初めての大本営


 

今私は船の上にいる。

 

生活してきた基地を離れて、

本土にある大本営に向かっているのだ。

 

大本営とは軍をまとめているところ。

 

簡単に言えば一番上の人がいるところ。

 

日本にはいくつかの大本営がある。

 

今回はそのトップ、横須賀の大本営だ。

 

そんなところに私は向かっている。

 

服装は元の空母ヲ級。

 

あの帽子をかぶり、マントを付ける。

 

杖も一応持っていく。

 

この格好でないといつもの私服では

ヲ級だと思われないからだ。

 

本当はすぐにでも着替えたい……。

 

着いてからは着替えていいらしいので

それまで我慢することにした。

 

護衛として吹雪、夕張、金剛さん、

夕立、瑞鶴、翔鶴が同行している。

 

皆と話しながら大本営に向かう。

 

それと悩んでいた私と一緒に生活する

同行者はネ音にした。

 

残りのメンバーには申し訳ないが

基地のみんなと生活してもらう。

 

いずれ戻ると言っているので

分かってくれているだろう。

 

少し心配ではあるが、大丈夫だろう。

 

そんなことを考えながら

到着までの時間を潰していた。

 

 

 

遂に大本営に到着した

 

待っていたのは複数の憲兵と艦娘。

 

深海棲艦であるが故の警備だ。

 

まだ信用されていないから仕方がない。

 

一先ず彼女たちに従う。

 

でも、その前に皆との別れだ。

 

此処で補給したら基地に戻るらしい。

 

それまでは休憩だそうだ。

 

そのため吹雪が

真っ先に抱き着いてくる。

 

……ここ、皆の前なのだけれど……。

 

吹雪は関係ないと言わんばかりに

私を掴んで離さない。

 

だから私は頭を優しく撫でる。

 

しばらく撫でると、吹雪は手を放す。

 

私から離れて涙を流しながら

敬礼をした。

 

だから私も敬礼で返す。

 

もちろん笑顔で。

 

吹雪も笑顔になる。

 

夕張達も私に敬礼した。

 

私もみんなに敬礼した。

 

終わった後、私は憲兵に呼ばれたため、

皆に別れを告げる。

 

皆は私が建物に入るまで

ずっと敬礼を続けていた。

 

 

 

私は憲兵について行く。

 

ネ音は私の後ろにしっかりついてくる。

 

しばらく歩くと大きな扉の前に着いた。

 

憲兵がノックして入室の許可を取る。

 

それについて私たちも入る。

 

そこには大きな女性がいた。

 

白を基調とした赤白の服に

長門さんと同じ紋章があった。

 

十二単のように長い服。

 

長い髪と大きい…………。

 

とにかくすごい人がいた。

 

憲兵さんが退室してすぐ

ソファーに座らされる。

 

慣れた手つきで飲み物を淹れ

私たちの前に出した。

 

 

 

今日会う予定の人は席を外してそうだ。

 

それまでお互いに話すことになった。

 

彼女の名前は大和。

 

分からない人はいないだろう。

 

かの有名な戦艦、大和型の1番艦だ。

 

ここのトップ、つまり「元帥」の艦娘で

提督の補佐をしているらしい。

 

この大本営にいる艦娘のほとんどが

元帥の艦娘だそうだ。

 

そこからいくつか話をした。

 

今までの生活、出会いと別れ。

 

私たちの出会いや大和の出会い。

 

お互いのことを話し合った。

 

しばらく話をしていると扉が開く。

 

入ってきたのは勲章が沢山付いている

白い軍服に身を包んだ“女性”だった。

 

女性と言うには少し小さいが……。

 

大和はその女性に

「おかえりなさい、元帥。いや、提督」

と言った。

 

……イメージと違った。

 

軍のトップだからもっと怖い人か

おじいちゃんみたいな人だと……。

 

まさか女性だとは思わなかった。

 

驚いていると女性から書類を渡される。

 

内容はここでの規則と時間。

 

これからの予定が載っていた。

 

色々とやることは多そうだ。

 

それと此処の地図を受け取った。

 

私たちを受け入れる準備は

既にできていたようだ。

 

私の日課のことも把握しているようだ。

 

歌っていい場所に印がある。

 

5か所ぐらいあって驚いている。

 

1つは建物内にあった。

 

明日以降確認しよう。

 

この地図には他の印もあった。

 

私たちの部屋の位置も記されている。

 

今までと一緒で相部屋だ。

 

ネ音はとても喜んでいた。

 

その様子をみんな笑顔で見ていた。

 

嬉しそうな顔を見た後、

改めて今後の予定を確認する。

 

今日はもう何もなく空白になっていた。

 

まだ昼食にするにも早い時間である。

 

そのため元帥の提案で大和に

大本営を案内してもらうことになった。

 

私たちは大和について行く。

 

最初に向かったのは大本営の施設だ。

 

トレーニングルームや図書館、資料室。

 

艦娘たちの教室や入渠とは別の大浴場。

 

実験室や会議室、宿泊用の部屋など。

 

様々な施設を見て回った。

 

その際自分たちの部屋も見た。

 

部屋は基地と同じようにしてくれた。

 

畳張りの部屋で家具の配置も同じ。

 

完全に再現してくれていた。

 

見慣れた光景で私たちは喜んだ。

 

ついでに私服に着替えてきた。

 

そんな感じで施設を回り、

私たちは食堂に着いた。

 

基地とは比べ物にならない大きな食堂。

 

料理を作っているのは

鳳翔さんや間宮さんではなく人。

 

いろんな人料理を作っていた。

 

いい匂いが漂う食堂。

 

我慢できず、3人のお腹が鳴る。

 

お互いが笑い合って食事をした。

 

各々が満足するまで食べた後、

しばらく談話をして食堂を出た。

 

 

 

施設案内の続きで外に出た。

 

外に出てすぐに見えるのはグラウンド。

 

憲兵たちが訓練していた。

 

艦娘たちはその奥の海で演習。

 

基地ではあまり見られなかった

迫力のある演習を見ることができた。

 

他にもいくつにも分かれた工廠や

弓道場、射撃場、鍛錬場などを見た。

 

流石、この国の大本営のトップだ。

 

艦娘も人も動きが全然違う。

 

施設の規模も何もかもが別格だ。

 

そう思っていると違う光景が見えた。

 

艦娘たちが鍛錬をしていた。

 

しかし、キレもなく動きも鈍い。

 

ここの艦娘、基地のみんなよりも。

 

何故だろうと思っていたら

大和が彼女たちについて教えてくれた。

 

彼女たちは研修生。

 

他の鎮守府から決まった時期に

ここにきて学んでいるらしい。

 

教室にいた艦娘もその一部だそうだ。

 

まだ前線を経験していない

卵たちだと大和は言った。

 

いずれこの子たちと関わるだろう。

 

なぜか、そんな気がした。

 

 

 

一通りの施設を見て回った。

 

私たちは大和に別れて自室に戻る。

 

基地にある部屋を再現された自室。

 

場所は違っても同じ光景。

 

私もネ音もとても落ち着いた。

 

しばらくゆっくりして、荷解きをする。

 

そこまで大きな荷物はない。

 

そのため荷解きは直ぐに終わった。

 

その後、少しして大和が迎えに来た。

 

一緒に大浴場で汗を流す。

 

大和は髪が長くて洗うのが大変だった。

 

ネ音と2人で洗っていたけど、

他の子たちにも手伝ってもらった。

 

拭くのも乾かすのも一苦労だった。

 

私もあまり人のこと言えないけど……。

 

部屋着は自由だが、私は浴衣を着る。

 

私服が全然ないのだ。

 

ネ音に関しては私服が一着もない。

 

体の検査の時に頼んでおこう。

 

そう思いながら食堂に向かう。

 

食堂では色々もてなされた。

 

提督から説明もあり、受け入れられた。

 

いくつか視線も感じるが今はスルー。

 

2人でしっかりもてなされた。

 

 

 

長い時間食堂にいたため、

部屋に戻ったのは23:00頃。

 

私は布団を出して寝る準備をする。

 

ネ音も疲れているのか眠そうだ。

 

私は布団に入り、ネ音を呼ぶ。

 

ネ音はそのまま布団に入ってくる。

 

そしてすぐに寝息をたてた。

 

私もネ音の頭を撫でながら目を閉じる。

 

新しい場所での新しい生活。

 

基地に最初に着いた時と同じ気持ち。

 

その気持ちで私は最初の眠りについた。

 




元帥のとこの大和は改二or改二重
この世界最強クラスである。

元帥は身長のせいで若く見られる。
しかし、かなりの年の女性。


護衛として付き添った瑞鶴は
髪がミディアムぐらいまで伸びた。

第2章で同行するメンバー(残りのメンバーは基地でお留守番)最終投票

  • キューちゃんズ(イ級×4)
  • ネ音(ネ級)
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