私の想いを歌にのせて平和を願う   作:猫神瀬笈

28 / 86
いくつかセリフ入れてみました。

良さそうなら気分で入れていきます。



第6話 憲兵隊諜報員総まとめ

食事を終えた私は着替えに行く。

 

明石が用意してくれた服に着替える。

 

用意されていたのは憲兵の服

 

この後の演習のために着替えた。

 

着替え終わり、明石について行く。

 

向かったのは海から離れた

もう一つの広場。

 

そこでは屈強な男たちが

鍛錬をしていた。

 

そう、ここは憲兵隊の訓練場。

 

艦娘が海側、憲兵隊が陸側で

訓練を行っているのだ。

 

私は明石と共に近づく。

 

すると、1人の憲兵が近づいてくる。

 

私たちに敬礼し、挨拶をする。

 

この人はこの憲兵隊の隊長。

 

これから1番お世話になる人だ。

 

私も敬礼して挨拶を返す。

 

挨拶が終わると、集合がかかった。

 

すると、鍛錬中の憲兵たちが集合した。

 

流石、軍人である。

 

目の前に乱れのない列ができた。

 

そこから私の紹介が行われた。

 

客人であり、仲間である。

 

そう言う説明をされた。

 

私はその流れで自己紹介をする。

 

ややこしいところを省いて。

 

憲兵たちは受け入れてくれた。

 

全力で応援してくれるそうだ。

 

私はお礼を言う。

 

全員と熱い握手をして演習を始めた。

 

 

 

演習は憲兵たちと訓練。

 

憲兵たちがしている訓練を私もする。

 

走り込み、筋トレ、組手、etc…。

 

色々やることになった。

 

特に組手は長い時間やっていた。

 

憲兵全員と組手を行った。

 

私は基地でやったときと同じ。

 

手を脱力させて立ったまま。

 

構えはとらない。

 

憲兵は突っ込んでくる。

 

私はただ立ったまま。

 

憲兵が私を掴もうとする。

 

捕まれないように受け流す。

 

何回も何回も受け流していく。

 

次第に相手に疲れが見え始めた。

 

再び相手が掴もうとしてくる。

 

私は受け流し、足を引っかける。

 

憲兵はあっさりとこけた。

 

顔の前に拳を出して終了。

 

私の勝利となった。

 

それを全員分行った。

 

憲兵たちは様々な戦い方をする。

 

武器を使う者、からめ手を使う者、

体術を使う者、私と同じタイプの者。

 

そんな中でも特に隊長は強かった。

 

鍛え抜かれた体から放たれるパンチ。

 

私は受け流したはずだった。

 

しかし、流しきれなかった。

 

一撃が重く、ダメージが手に溜まる。

 

しかも、次の攻撃までが速い。

 

手を休ませる暇がないのだ。

 

だから私はいつもと違うことをした。

 

受け流すのではなく躱す。

 

そして、回し蹴りをした。

 

隊長は反応が遅れて少し飛んでいく。

 

何とか立ったが、すぐに片膝をついた。

 

私はその間に構えを取る。

 

右足を胸の前ぐらいまで上げる。

 

両手はボクシングのように構える。

 

隊長は警戒しているのか動かない。

 

そして、隊長は両手を挙げた。

 

降参の合図だ。

 

私は構えを解いて一息つく。

 

隊長は支えられながらこちらに来た。

 

そして、しっかりと握手をする。

 

お互いの健闘を称えた。

 

やり過ぎたと思ったが、隊長は

それぐらい全力でいいと言った。

 

人間なので流石に怪我をしたのだろう。

 

そのまま隊長は憲兵に連れられ

救護室に向かった。

 

明石もそれについて行く。

 

私はもうやることがない。

 

どうしようかと悩んでいると、

どこからか音がする。

 

拍手をしている音だ。

 

私はその音の方に目を向ける。

 

そこにはある人物がいた。

 

「いい動きだね~。

構えはあの()()だね。」

 

そう言っているのは見覚えのある顔。

 

クセっ毛のある茶色の長髪。

 

黒いリボンで束ねたポニーテール。

 

オリーブ色の瞳をした女性。

 

そう、秋雲だ。

 

周りにいる憲兵は一斉に敬礼した。

 

それだけ上の立場なのだろうか。

 

その疑問を秋雲は察したのだろう。

 

私に自己紹介をしてくれた。

 

「大本営憲兵隊、諜報員総まとめ役の

秋雲さんだよ~。」

 

やはり立場は上の人だった。

 

でも、軍人とは程遠い気の抜けた挨拶。

 

素は艦娘の秋雲と変わらないのだろう。

 

先ほどの構えを当ててきたのだから。

 

その秋雲は私のことをじろじろ見る。

 

何かついているのだろうか?

 

すると、秋雲はこんなことを言った。

 

「いや~、絵よりも美人だね~。

本当にモデルにしたのか怪しいな~。」

 

絵?モデル?どういうこと?

 

私がそれをしたのは基地の秋雲だし、

同人誌は本土の秋雲に販売は任せて…。

 

まさか…⁈

 

「そう、私がその秋雲さんさ~。」

 

………意外な人物にあってしまった。

 

基地の秋雲の代わりをしている人。

 

こんなところにいるとは思わなかった。

 

それからしばらく話を聞いた。

 

素は普通の秋雲と変わらない。

 

どちらかと言うとアウトドア派。

 

アニメやゲームはある程度知っている。

 

頼みなどは借りを返すためにしている。

 

妹扱いは納得いかない。

 

といった話を聞かされた。

 

仕事の話から愚痴に変わっていく。

 

立場的にストレスが溜まるのだろう。

 

彼女の口から愚痴が止まらなかった。

 

 

 

気づけば表の広場まで来ていた。

 

今は広場にいる艦娘は少ない。

 

演習が行われているからだ。

 

秋雲の愚痴を聞きながらそこへ向かう。

 

演習はもう終盤だった。

 

空母2隻、軽巡1隻、駆逐3隻の編成。

 

戦艦4駆逐2の編成が戦っていた。

 

とても異様な光景だった。

 

戦艦の方は無傷、でも駆逐は大破。

 

しかも、その場で力なく倒れていた。

 

戦艦たちは見向きもしない。

 

自分たちの前に倒れているのに。

 

空母の方は1人を除く全員が中破以上。

 

1人の空母が小破で耐えていた。

 

その光景に秋雲の愚痴も止まっていた。

 

だが、私はそのことに気づいていない。

 

見えている光景に違和感を覚えたから。

 

空母側の痛がり方、戦艦側の目。

 

駆逐のダメージがおかしい。

 

目を凝らしてよく見る。

 

戦艦側は気絶、空母側は航行不能。

 

状況から感じるこの違和感……。

 

私は戦艦側から放たれる弾を見る。

 

発射から着弾まで。

 

見た後に私は秋雲に聞く。

 

()()()()()()()()()()()を………。

 

秋雲は形や特徴を教えてくれた。

 

それを聞いて、私はすぐに工廠へ走る。

 

今まで以上の早さで走った。

 

速度を緩めることなく工廠に入る。

 

そして、自分の武器を取って飛び出る。

 

来た時よりも早く、秋雲の元に戻る。

 

全力で戻り、海の方を見る。

 

残っていた空母は炎上していた。

 

随伴艦は全員撤退済み。

 

後は彼女だけ。

 

動けないのかその場でへたり込む。

 

もう戦えない、動くことができない。

 

それなのに砲撃が繰り返される。

 

周りから悲鳴が聞こえる。

 

その彼女に逃げてと叫ぶ声が…。

 

近づきたくても戦艦が邪魔をする。

 

分断されるように砲が放たれる。

 

誰も助けることができない。

 

そして、彼女に砲が向けられる。

 

確実にとどめを刺すために。

 

彼女は絶望していた。

 

もう自分は助からないのだと。

 

涙を流しながら目を瞑った。

 

その瞬間、私は地面を蹴る。

 

空気抵抗を受けない姿勢で。

 

彼女の元へ急ぐ。

 

砲の音が鳴ったのは私が飛び出た後。

 

私は走りながら確信した。

 

放たれているのは実弾であると。

 

私は弾が来る前に彼女の前に出る。

 

そして、放たれた弾を上に弾いた。

 

実弾はそのまま空中で爆発する。

 

それによって生まれる爆風。

 

風にのって流れて消えていく。

 

同時にざわめく声が聞こえる。

 

突然現れた私に対する声だろう。

 

後ろからも疑問の声が聞こえる。

 

空母の子だ。小さいから多分軽空母。

 

「えっ…、誰……?」

 

私はその疑問に答えない。

 

目線を常に戦艦に向ける。

 

戦艦は動かない。

 

機械のように固まっていた。

 

そこに秋雲がやってきた。

 

「瑞鳳は回収しとくから

思いっきりやっちゃってよ。」

 

そう言って私にマイクを渡してきた。

 

そして、秋雲は空母の子を抱える。

 

そのまま彼女の艦隊の方に行った。

 

……あの子、瑞鳳って言うんだ。

 

基地にはいなかったから知らなかった。

 

後でお話ししよう。

 

その前に戦艦をどうにかしないとね。

 

私は久しぶりにマイクを握る。

 

戦いのためにマイクを構えた。

 




出会ったのは秋雲さんでした。

基地の秋雲と違ってあまり絵は描きません。
気が向いたら落書き程度で描くぐらい。

位は秋雲>>>隊長>諜報員=憲兵みたいな感じ

実弾の確信は次回話します。
次回はラップさせる予定。

第2章で同行するメンバー(残りのメンバーは基地でお留守番)最終投票

  • キューちゃんズ(イ級×4)
  • ネ音(ネ級)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。