We are The Super STAR!** 作:A×K(アツシくん)
可可「かのんさんに質問がありマス!」
スタミナアップのトレーニングから解放された可可は
喫茶店で飲み物を片手に目を輝かせてかのんに質問をした。
かのん「……えっと、何……かな?」
可可「どうしてかのんさんはメーさんのことが好きなんでしょうカ?」
かのん「ど、どうしてって……///」
可可「可可、気になりマス!」
かのん「……えっ、えええ~……っ!?///」
千砂都「話してあげなよ、昔話なんだし」
かのん「ち、ちーちゃんまで~……!///」
可可「ううぅ~……♪」
かのん「……も、もう……分かったから…
命くん来たら、教えてよ……///」
可可「了解デース!♪」
かのん「……えっと、ね……本当に昔の話なんだけど…」
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幼き日の千砂都「ふんふ~ん♪」
少年A「なんだこいつ、マルばっか書いてやんの~!」
少年B「変なの~!」
千砂都「……っ……!」
幼き日のかのん「ちょっと、やめなよ!」
少年A「なんだこいつ、変なやつの仲間か?」
少年B「邪魔すんなよ~」
かのんの服をつかみ、揺する少年。
かのん「……や、めて……よ……!」
その時。
ポコッ。
少年A「いった……何これ、ボール?」
少年B「おもちゃのボール……どこからだ?」
「………………」
少年A「な、なんだよお前」
少年B「俺たちに歯向かおーってのかー?」
「おい」
少年A「……な、なんだよ…」
少年B「い、行こうぜ……」
少年A「そ、そうだなー…」
そう言うと2人の少年はしっぽを巻くようにその場を後にした。
かのん「……ぅ……ひぐっ……う、っ……うっ……」
千砂都「な、泣いちゃ……ダメ、だよっ……かのん……ちゃ……うっ……」
泣かないようにと、一生懸命目頭を拭う2人。
「…………ほら」
その2人に、命はチョコのお菓子を差し出した。
かのん「……っ……ひぐっ…………ふぇ……っ?」
「食べなよ」
千砂都「………………う、うんっ……」
「……命」
かのん「……えっ?」
「名前、命」
かのん「……し、澁谷かのん…」
千砂都「嵐……千砂都……」
「そっか」
そう言うと、命はその場を後にした。
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かのん「……あの時のね、お菓子の味が忘れられなくて」
可可「……そうだったのデスかぁ~…」
曜「元々、命は人見知りでね…結構自分から話しかけたりするのはしない子だったんだよ」
かのん「曜さんっ!」
曜「ダンスの事について話に来たら懐かしい話をしてたから♪」
かのん「えへへ……昔のことを聞かれちゃって…」
曜「ちょうど、引越しの仕分けとかしてる時に公園にいってたんだよね
まさか、そこで会ったかのんちゃんがお隣さんだったなんて♪」
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曜「あれ、命くん……もう帰ってきたの?」
「うん」
悠「じゃあ、この後お隣さんのところに行くよ?」
「えー……」
悠「ちゃんと行ったらお菓子買ってあげるから……って、あれ?持ってたお菓子は?」
「知らない子供にあげた」
悠「えっ、知らない子に?」
「困ってたから」
悠「……そうか、優しいな命は」
曜「いつかその子とまた会えるかもね♪」
【その後……】
悠「隣に越してきた冴木って言います、今後ともよろしくお願い……」
「あ」
かのん「……へ?……あ、あっ……!」
曜「命くん、知ってるの?」
「さっきお菓子あげた」
悠「この子に?……それはそれは…」
かのん母「どうやらかのんを助けてくれたみたいで……」
悠「お前ってやつは~」
「いたい」
かのん「……そ、のっ……あ、ありがとうっ」
「……ん」
曜(隠してるけど嬉しそうにしちゃって……♪)
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かのん「もうそっからは、毎日何をするのも命くんって感じで…」
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かのん「あそぼっ!♪」
「……また?」
かのん「命くーん!食べよー!」
「…………はぁ」
かのん「命くんと同じクラスになれたらいいね!」
「それ1年の時も2年の時も聞いた……それにこれで3年連続だし」
かのん「やった!♪」
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かのん「命くんのことを、好きだなって実感したのがね…音楽科に落ちた時だったの」
可可「……あっ」
千砂都「………………」
曜「かのんちゃん……」
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【入試テスト後】
「おかえり、かのん……結果は────────」
かのん「…………っ…………」
何も言わずに、かのんは命の胸に飛び込んだ。
「……かのん?」
かのん「……っ……うっ……ぁ……っ……!」
啜り泣く声を聞いた命は、ただただ黙ってかのんの頭を撫でた。
「……よく頑張った」
かのん「命……っ…くんがっ……せっかく……っ、プレゼント……してくれたのに……っ……私、私……っ……!」
「……かのんが頑張ったのはよく知ってるから」
かのん「……命くん……っ……命くん……!」
何も言わずに何度も頭を撫でる命。
少し息を吐いた後、ポツリと言葉を述べた。
「……昔も、こうやって泣いてるかのんを落ち着かせてたっけな」
かのん「…………っ……」
「今日のこともそうだけど……これから先、苦しいことや辛いこと……泣きそうな事とか……沢山あると思う……そん時は俺に全部聞かせてくれよ」
かのん「……命くん……」
「幼馴染、だろ?困ってるなら助けてやらねーとな」
かのん「…………ぁ…………///」
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かのん「この時ね、あぁ私は幼馴染の命くんじゃなくて……男の子としての命くんが好きなんだって、気づいたの」
曜「その気持ちを私にも相談したっけな~」
かのん「そこからはもうまともに顔も見れそうになくて……♪///」
可可「…………ぐ、ぐぐぐ~……っ……!」
千砂都「……可可ちゃん?」
可可「なんデスかぁ~!そのアオハルはぁー!!!!」
かのん「ひぃっ!?」
可可「早く付き合うべきデス!見てる方が背中がモゾモゾしマス!!」
かのん「む、無理だって!!///」
可可「どーしてデスかぁー!!」
曜「そこが1番難しいとこなんだよね~……」
千砂都「命だしね」
可可「あのウスラコンチクショ~……かのんさんの気持ちを弄ぶなんて~……!」
かのん「どんどん呼び方が酷くなってるよ!?」
可可「こーなったら!絶対に成功させマスよ!!」
かのん「なんで可可ちゃんが乗り気なの!?」
曜「おっ、さんせ〜!♪」
かのん「よ、曜さんまで~……っ!!!///」
千砂都「…諦めよ?♪」
かのん「……ち、ちーちゃ~ん……///」
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