We are The Super STAR!** 作:A×K(アツシくん)
【喫茶店】
クラスメイトA「えっとね、結論から言うと……あとは私達に任せて欲しいの!」
恋「どういう事でしょうか?」
クラスメイトA「ラブライブが終わるまで、かのんちゃん達は練習に集中!」
クラスメイトB「その間、生徒会の仕事は私達が頑張りますっ」
クラスメイトC「去年もステージ作り、手伝ったりしたし…」
かのん「嬉しいけど……もし、全国大会まで行けたとしたら…」
恋「かなりの長期間頼ることになってしまいますが…そこまで甘えてしまうのは…」
クラスメイトA「私たちも、かのんちゃんと一緒に喜びたいの」
クラスメイトB「だから、出来る事…手伝える事があれば全部やりたい!」
クラスメイトC「悔いが残らないように…!」
かのん「みんな……」
可可「うっ、うぇ~…えぇえ~ん……」
千砂都「泣くのは早いよ……っ」
可可「そういう千砂都も泣いてるデス~……っ」
すみれ「あんた達ったら……泣き虫なん、だからぁ……!」
夏美「って言ってる、すみれ先輩も泣いてますの」
恋「皆さん、本当にっ……ありがとう、ございます…!」
四季「やるっきゃない」
メイ「あぁ、俄然燃えてきたぜ…!」
きな子「きっと、先輩にもこの想いは伝わってるはずっす!」
クラスメイトA「あれっ、マネージャーくんは?」
かのん「それがね、自分はこの話し合いには参加しないって……どこか行っちゃった」
すみれ「大事な用件なのに…アイツときたら…」
クラスメイトC「……自分のするべき事が、分かってるんじゃないかな?」
千砂都「自分の…」
可可「するべき事……デス、か?」
クラスメイトB「Liellaの事を誰よりも、近くで見てきたんだもんっ
きっと、考えてる事は…1つなんじゃないかな?」
きな子「……先輩…」
夏美「そうですの、我が強くて」
メイ「何考えてっか分かんなくて」
四季「でも、頼もしくて」
恋「いつだって、命さんはLiellaの輝く姿を願って動いてくれましたもんね」
かのん「…うんっ!そうだね!」
────────────────────────
【街中】
(Liellaらしさ……Liellaの進む……道…)
考えはまとまってる……ただ、後はそれをどう形にするのか。
「ここまで出かかってるんだけどな…アイツらの輝ける場所が…」
1年生の時代に最後にやった…Starlight Prologue……。
あの時は…直ぐに決まったんだけどな…ここしか無いって…。
「表参道……か……」
ふと、足を止めて……1本の道を眺める。
「イチョウの木も……色付いて…
そう言えば、この頃だったかな……事故に遭って投げられなくなって……」
……あれから……1年……か。
(終わったと思った、俺が進みたい道……でも、終わりなんてなかった……むしろ、新しい道が開けた……それを教えてくれたのは……かのんであり……Liellaだった)
「恩返し……したいよな」
道を真っ直ぐに見つめ…改めて決意を目に宿す。
その目は輝いていて…どこまでも自信に溢れているようだった。
「…………あれっ…」
その時、足元に落ちていたイチョウの葉が目に止まった。
「この葉っぱだけ……赤い…他のは、全部黄色なのに…」
風に流されてここまで来たのかな……。
「……風……道……」
手に取ろうとした時だった。
「…………っ……!!」
街中に吹き抜ける一陣の風が、命や他の通行人を襲った。
「待っ────────」
目の前で飛ばされる赤い葉を掴もうとした命。
しかし、その手は空を切った。
「……っ……!!」
人の波を掻き分けて、命がその葉を一心に追う。
まるで、何か考えを求めるかのように……。
「……この風も……この道も……続いてるんだ……っ!!
今も昔も……これからも……この道は、ここにある……っ!!」
手を伸ばした命……その手には、しっかりとイチョウの葉が握られていた。
「……はぁっ……はぁっ…ここ、は……っ」
1本の大通りで立ち止まる命。
「…………この道…確か、街にも…学校にも続く…道
そう言えば…ここは昔…明治神宮に繋がる道だった…そうか、そうだったんだ……!!」
グッと力を込めた命が、携帯を取りだした。
……………………。
かのん「命くんからだ」
すみれ「サボりをキツーく、説教しなさい」
千砂都「なんだって?」
かのん「ここって……」
何かメッセージを見たかのんが、急いで喫茶店を出ようとする。
恋「か、かのんさん!?どうしたんですかっ」
かのん「命くんから、位置情報が送られてきたの!……きっと、何か考えが浮かんだんだよっ!」
メイ「い、今から行くのかよっ!」
きな子「きな子、行きます!!」
可可「待つデスっ!可可も行きマス~!!」
四季「ほら、行かないの?」
メイ「わ、分かったよ、ったく!」
夏美「どうしますの?」
恋「決まってますっ」
すみれ「そうね、答えは1つしかないじゃない」
千砂都「よーしっ、レッツゴーっ!」
次々のLiellaのメンバーがかのんを先頭に喫茶店を出る。
クラスメイトA「何だか、良いグループだよね、Liellaって」
クラスメイトB「うんっ、これなら…目指せるよ、全国!」
クラスメイトC「よーしっ、私たちも早速仕事に取り掛かろっか!」
────────────────────────
【10分後…】
かのん「め、命くーん!」
「かのん!……それに、みんなも…!」
すみれ「きゅ、急なのよ……アンタはいっつも…!」
メイ「何があったって言うんだよ…!」
「……決めたよ、ステージ…………ここに!」
四季「私たちの…」
きな子「ステージ…」
夏美「ここって……イチョウがたくさん咲いてるだけなんですの…」
「まぁ、普通ならそう思うよね……だけど、違うよ
この道は……特別な道」
かのん「特別な……道……?」
「……ここはね、昔…何もなかったんだよ
ただの道だった……だけど、人が沢山通って…何年も歴史が重なって……ルーツがあって……今の道になった
道も風もさ、終わりが無いって……俺は思うんだよ
この道が……また違う道に繋がって……学校や街に繋がる
もちろん、そこには人が居る…人の願いは…人の数だけ、ある
きっと、今のLiellaも……俺達も繋がれたのは…こうやって、道が繋がったからなんじゃないかって」
そう言って、赤いイチョウの葉をかのんに渡す命。
「だから、俺はここで……歌って欲しい
かのん達に……Liellaにここで歌って、最高のステージを作って欲しい!」
かのん「命くん……」
すみれ「……答えなんか、言わずもがな、よ?」
恋「命さんの想い、しかと受け取りました!」
可可「可可達の全力のパフォーマンス、ここで披露しマス!」
メイ「まっ、お前らしいよ……いいステージになりそうだ」
四季「綺麗…」
夏美「素敵なステージになりそうですのっ」
きな子「先輩……きな子達、頑張ります!」
千砂都「じゃあ、今回のライブのスローガンが決まったねっ」
かのん「スローガン……?」
千砂都「うんっ、私たちLiellaがするライブで……見てる人…応援してくれる人……支えてくれた人達の……」
────────想いが………繋がりますようにって!
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