We are The Super STAR!** 作:A×K(アツシくん)
新メンバーの癖が凄かったです(語彙力)
曜「ステップズレてるよ!もう1回!」
かのん「はぁ、はぁ…っ!」
可可「ふぇ~…ふぇ~…っ!」
曜「ストップ!…うんっ、今言ったステップのズレ以外は完璧だよ!」
「後は息切れするのを何とかしないとな」
可可「可可…筋トレを…頑張るデ~ス…っ…」
かのん「…でも、形になってきてる!」
「だな、目に見えて進歩してると思う」
曜「じゃあ、休憩ついでに…命、机の上に置いてある物取ってきて」
「なんで俺が…」
曜「良いからいいから!」
「…全く…えっと…これ、か?」
曜「ふふん、2人ともこれ着てみて!♪」
かのん「…え?」
可可「…な、何事デスかぁ~…っ」
曜「じゃじゃーん!♪」
曜が取り出したのは…2着の服だった。
それを見た可可は、先程の疲れをぶっ飛ばすような勢いで目を輝かせた。
可可「あ、Aqoursの衣装デス~っ!!」
かのん「えぇっ、これ、そうなのっ???」
曜「うんっ、初めてライブした時の衣装!♪」
「…1着は母さんのって分かるけど…もう1つは?」
曜「何度か遊びに来てくれた…千歌ちゃんって、知ってる?」
「…えーっと…」
千歌【久っしぶりー!♪
おぉー!身長伸びたねえ、ガキンチョ~♪】
【…………………】
千歌【むっ、引っ込み思案な所は治ってないね?
そんな子は普通怪獣ちかっちが食べちゃうぞ~!♪】
【…………………】
千歌【…曜ちゃ~ん…】
曜【あはは、ごめんね………】
「…俺、あの人苦手なんだけど」
曜「そういう事言わないのー。
…2人がスクールアイドルをやるって話をしたらね、速達で送ってきてくれたの」
かのん「…そ、そんな大事な物…着てもいいんですか?」
曜「着て欲しいから持ってきたんだよ♪」
可可「ありがとうございマス~!!着てきマース!
記念写真も撮っちゃうデ~ス!!」
曜「逃げないから焦らないでね~」
しばらくすると、着替えてきたかのんが命の前に立った。
かのん「…えっ、と…どうかな、命くん」
「似合ってるよ、Aqoursのメンバーに入っても見劣りしないかもね」
かのん「そ、そんなことないって~…///」
「事実だよ、似合ってる」
かのん「…そ、そうだっ!写真撮ろ!///」
「え?いや、なんで急に──────」
命が話終わるよりも先に、かのんは顔を近づけてツーショット写真を携帯に収めた。
「…どうせ撮るなら、フェスで結果出した時とかの方がいいだろ」
かのん「それはそれ!///」
「…ったく、よく分かんないやつ…」
かのん(待ち受けに設定して…っと……えへへ、命くんとのツーショット…///)
曜「うんうん、サイズもピッタリだね♪」
可可「あぁ…可可はイマ…Aqoursを感じてマス…涙が出そうデス…ほろろ…」
曜「着てもらったのはね、別の理由もあるの」
かのん「…と、言うと…?」
曜「フェスの衣装、私に作らせてよっ!♪」
可可「えっ、エエェエエエエ~っ!?」
かのん「そ、そんな!何から何まで…っ!」
曜「いーの、私がしたくてしてるんだから
…せっかく目の前に誕生したスクールアイドルなんだもん
私なりのやり方で送らせてよ♪」
かのん「…曜さん…」
「こうなった母さんは頑固だからOK言うまで言い続けるよ」
曜「そゆことー♪」
可可「お願いしマス!!可可たち、絶対1位取るのデっ!!!」
曜「よし、じゃあ決まりっ!♪
はー、創作意欲が沸くなぁ♪」
かのん「…な、なんか大事になってきちゃった…!」
「これは結果出さないと…なぁ?」
かのん「わ、分かってるもん!」
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【その日の夜】
「…ん、ギターの音…かのんか?」
窓から顔を出すと、小さく揺れる体の影が写った。
「…邪魔しちゃ悪いか」
かのん達にはかのん達の頑張っていく目標がある。
「…俺も負けてられないな…少し自主練するか」
そして、少年もまた…感化されたかのように1歩前へと歩き始める。
────────────────────────
【次の日】
可可「…くぅ…くぅ……デェ…ス…」
千砂都「すごいところで寝てる…」
かのん「命くんが考案したトレーニングメニューの他にも自主的に筋トレとかしてるみたい」
千砂都「…こんなんで授業…大丈夫なの?」
かのん「あ、それはね…!」
先生【では、この問題を……唐可可さん?】
可可【……はっ!…X2乗+2X+5デス!】
先生【…せ、正解です…】
可可【おやすみなさ~い…♪】
かのん「って感じで、運動以外は完璧なんだよね」
千砂都「へー、でも命に知られたら怒られそうだね」
かのん「命くん、真面目だからね」
千砂都「…で、かのんちゃーん?…その待ち受けは何かな?」
かのん「え、えええっ!?!?///
…あ、いや、これは…っ!///」
千砂都「すごーい!この衣装!」
かのん「曜さんがスクールアイドルをしてた時の衣装なんだって」
千砂都「これを着て見せて命はなんて言ったのかな~?♪」
かのん「…に、似合ってるって…///」
千砂都「もー、そんな写真撮る勇気はあるのに」
かのん「…だ、だって~…///」
千砂都「やれやれ、まだまだ道のりは長そうだね…」
【その後…】
千砂都「1.2.3.4!1.2.3.4!…すごいすごい!見違えたように上手くなってるよ!」
かのん「と、特訓のおかげ…かなっ…!」
可可「…はーっ…ひぃーっ…!!」
千砂都「さ、もう1セットやるよ!」
かのん「む、むーりぃー…!」
可可「な、何だか気持ちよくなってきましたヨ~…!」
かのん「可可ちゃん、それは大丈夫じゃないよっ!?」
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【生徒会室】
恋「…あれは…」
窓越しに練習する2人を見る生徒会長。
恋「………………」
口元をグッと噛み締めてその様子を眺める。
恋「今更…何も変わらないのに…」
そう言って、パソコンを閉じた生徒会長。
その顔は、少し…複雑そうな顔をしていた。
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かのん母「おかえり!今日はハンバー…」
かのん「ごめん、もう少しあとにする!」
かのん母「…かのん?」
かのん「…命くん、いるっ?」
「…かのん?どした?」
かのん「…って!な、なんで上裸なの!///」
「…あ、いけね…風呂上がりだったわ」
かのん「は、早く服きてよ!///」
「わーった、わかったから…全く、忙しいヤツだな…
…そんで、どうした?」
かのん「命くんがいつもしている朝練、付き合わせて!」
「…急だな、これまた」
かのん「やるって決めたから!」
「…かのん……分かった、でも朝早いからね?」
かのん「可可ちゃんも一緒だからね!」
「唐さんも?…2人とも本気なんだね」
かのん「もちろん!」
かのん母「かのんーっ、ご飯ー!」
かのん「…あ、じゃ、じゃあまた後で時間とか教えてね!」
そう言うと、慌ただしくかのんは下へと降りていった。
「…あのかのんが…本気になった物…かぁ」
成長する幼馴染を見て、少し良いなと思う命だった。
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