We are The Super STAR!**   作:A×K(アツシくん)

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気が進まないけど(?)書きマスタング


13-2話

Liellaのライブ終了後…大型モニターに順位が映し出される。

 

かのん「……っ……」

固唾を飲んで見守る中……5位から順に発表されていく。

 

5位……4位…3位と、Liellaの名前は無かった。

そして……2位の画面には……。

 

 

2位 ウィーン・マルガレーテ

 

ウィーン「……なっ…………!!!!」

信じられないと口を開き、モニターを見るマルガレーテ。

 

かのん「嘘……っ!」

可可「と言うコトは……っ!!」

 

1位 Liella!

 

千砂都「Liellaが……っ」

かのん「勝った……!!」

すみれ「これで…」

メイ「全国大会……っ!」

 

千砂都「かのんちゃーんっ!!」

かのん「……っ……ちーちゃん!」

 

メイ「やった……やっったぁ~っ!!!」

きな子「嬉しいっす~……っ」

可可「9人で……っ」

恋「勝ちました……っ!」

 

 

かのん「やったよ、命く────────」

ステージ脇に目を移すかのん……しかし、そこには…。

 

かのん「………………えっ………………」

 

 

ウィーン「ありえない……っ……ありえないっ!!!!!」

激情のままに、司会者からマイクを奪い取るマルガレーテ。

ウィーン「私は、こんな結果認め────────」

 

 

かのん「命くんっ!!!!!!!」

しかし、その言葉をかのんが遮った。

 

ウィーン「……っ……」

慌てた様子のかのんに目を移すマルガレーテ……そこには。

 

 

「……………………」

かのん「命くんっ、しっかりして!!!命くん!!!!!」

呼び掛けに応じない命、心無しか生気が無いようにも感じ取れた。

 

メイ「お、おいっ、どうしちまったんだよっ!?」

すみれ「起きなさいよ、命……起きなさい……っ!!」

きなこ「先輩……嘘、っすよね……?」

千砂都「命……やだよっ、起きてよ!」

 

かのん「命くんっ、命くん……っ!!!!!!」

夏美「し、四季っ!」

四季「もう通報してもらってある」

 

恋「命、さん…」

可可「私たち……勝ったんデス、よ…?

一緒に、喜び合いまショウよ……っ」

「………………………………」

 

しかし、その呼び掛けに命からの返事は無かった。

 

 

 

ウィーン「……………………………………」

その様子を、ただただ見る事しか出来ないマルガレーテだった。

 

 

 

 

────────────────────

 

 

【病院】

 

 

かのん「心臓……病……?」

悠と曜……そして、Liellaメンバー達が担当した医師から話を聞いた。

 

 

医師【元々、人よりもハンデが大きい体です

かなりの無理をしたのでしょう…いつなっても不思議では無い状態でした】

かのん「な、治るんですよね……っ……目を、覚ますんですよね…?」

医師【絶対……とは、言えませんが…最善を尽くします】

 

その言葉を最後に、医師は踵を返した。

 

 

かのん「嘘……そん、な…」

すみれ「どういう事よ、人よりもハンデが大きいって…」

千砂都「だって、あんなに動き回ったりしても大丈夫だったはずなのに……っ」

 

悠「(アイツ…本当に誰にも言ってなかったのか)…命は、みんなに…幼馴染でもあるかのんちゃんや千砂都ちゃんにも隠してた秘密があるんだ」

かのん「……えっ……」

千砂都「秘密…です、か……?」

 

Liellaメンバー達を見渡し…ふぅと息を吐く曜。

曜「命はね……''右に心臓があるの''」

かのん「えっ…………!?」

きな子「右、に……」

メイ「そ、そんなことありえるのかよ……っ!?」

 

曜「本当にごく稀に……ね

普通の子に比べて、体力面だったり運動機能は低くなっちゃうの」

悠「今まで何も無かったけど…命は、そんなハンデで遅れを取りたくないって運動に人一倍向き合ってきたんだよ」

 

すみれ「今まで…そんな素振り、微塵も…」

曜「心配させたくなかったんだよ……それに、奇特な目で見られたくない、って……ハンデ何かに負けないって」

 

かのん「……あっ……だから、薬を……っ!」

千砂都「そういえば、凄く汗をかいてた時も……っ」

悠「自分でも無理してるって自覚はあったのに……あのバカは…」

 

 

かのん「……命くん……」

曜「…ごめんね、かのんちゃん……何度もこんな…悲しい出来事に巻き込んじゃって…」

かのん「曜さんは何も悪くありません…それに、命くんも何も…

ただ…………」

 

裾をぎゅっと掴み、目を瞑るかのん。

かのん「ちょっとだけ……ちょっとだけ、泣いても…良い、ですか……っ」

雫が落ち、千砂都に背中をさすられるかのん。

 

それを見て、曜や悠……他のメンバー達も表情を曇らせた。




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