We are The Super STAR!**   作:A×K(アツシくん)

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くっっっっそほどお待たせしました!


15話

【数日後】

 

 

理事長「……後悔しない?」

かのん「はい、やっぱりピンと来なくて……

せっかくのお話だと言うのは分かるんですけど……

それに……今は、命くんのそばに……」

 

理事長「……決めるのは、貴方……よ?本当に良いのね」

かのん「……はい。」

 

理事長(……そう簡単に、揺らぐ程の気持ちでは無い……という事、かしらね)

 

 

コンコンっ。

 

千砂都「失礼します!」

理事長「……嵐さん?」

千砂都「…………あのっ。」

 

 

 

 

 

 

──────────────────────

 

 

 

【屋上】

 

 

すみれ「う、ううぅっ……さ、寒いったら……寒いわね……。

寒すぎて、サムゲ……うん?」

Liellaメンバー「「「ほわ~…………ぁ…」」」

 

すみれ「なに屋上にコタツ持ち込んでんのよ!」

四季「コタツふぇ、あふぁふぁか~く~…」

きな子「ぬくぬくっす~…」

メイ「…ゴロニャ~……」

 

すみれ「何言ってるか分からないわよ!」

恋「これがコタツなのですか~……?コタツがそびえ立つんですね~……♪」

すみれ「暖かすぎておかしくなってる!!」

 

かのん「さぁ、決勝はすぐそこだよ!練習練習!」

メイ「も、モチベーションの塊だぁ…」

夏美「見てるだけで寒いですの~……!」

可可「流石の可可も、ややドン引きデス…!」

 

かのん「ダメだよ、そんなんじゃ!気合い入れてみんなで練習していれば……すぐに温かくなる~……ぞっ!」

 

きな子「ひぃぃ~っ!寒いっす~!」

夏美「きな子、雪国育ちなんだからその発言はNGですの~!」

 

かのん「さっ、始めるよ~!」

千砂都「………………………………。」

かのん「あっ、ちーちゃん!」

 

千砂都「かのんちゃ……ううん、みんなも……話があるの」

Liellaメンバー「「「「……???」」」」

 

 

夏美「どうしたんですの?」

千砂都「……まだ、命がどう言うか分からない……

それに、反対されるのも分かってる…でも、正直な気持ちだから……はっきり言うね」

 

 

千砂都「……私、かのんちゃんに…留学して欲しい」

かのん「……っ……ちーちゃん……。」

 

千砂都「かのんちゃんは、世界に歌を響かせるんでしょ?

小さい頃からの夢だったよね……今こそ、夢を叶えるチャンスなんだよ。」

かのん「……っ……でも……。」

 

千砂都「私は、かのんちゃんに夢を叶えて欲しい。

かのんちゃんにしか叶えられない夢を。

……そして、命もそれを望んでるって思うから」

 

きな子「……先輩なら、そう言うと思うっす」

メイ「で、でもさ!……今じゃないと……ダメなのか?」

恋「………………」

きな子&メイ「「……ぁ…………。」」

 

千砂都「もし、断って…この話が無くなっちゃたら…」

かのん「しょうがないよ、その時はその時」

千砂都「みんなもそれでいいの?」

 

すみれ「……………………」

千砂都「もしそうなったら…命も自分のせいでかのんちゃんの夢を奪ったって後悔すると思う……だったら!」

かのん「でも決めたのは私!……私はこの学校に────」

千砂都「世界に歌を響かせるんでしょ!!」

 

かのん「……っ……!!」

千砂都「……今しかない……チャンスなんだよ……っ。」

かのん「………………………………。」

 

 

 

 

 

……………………………………。

 

 

 

 

 

【病室】

 

 

かのん「……命くん、今日ね…千砂都ちゃんに…世界に歌を響かせるんでしょって……言われたの」

 

かのん「昔からの夢なのに…今はそんな夢ですら…私、どうでもいいと思っちゃってたみたい」

 

かのん「……ちーちゃんは、私の事を思ってくれたのに……私は…」

かのん「……どうすれば、いいのかな……命くん……」

 

かのん(留学したら……命くんと会えない……けど、命くんが大好きだった私の歌を…世界に響かせるチャンス……どっちかなんて……選べないよ……)

 

かのん「…………こんな姿…笑われちゃうな……私……。」

「……………………………………………………」

 

 

 

 

 

 

───────────────────

 

 

【澁谷家】

 

 

かのん「ただいま~……」

かのん母「おかえり~……ん?……かのん?」

 

かのん「えっ?…………あ、う、うんっ、何かな?」

かのん母「顔色少し悪いわよ?平気?」

かのん「へ、平気平気!ほら!……うっ……っ…たこ焼き、買ってきたぁ~……っ。」

 

 

 

 

……………………………………

 

 

かのん母「かのん、よく聞いて。」

 

かのん母「今のかのんを取り巻く状況や留学の件で悩んでる事は、お母さんたちも痛いほど分かるわ

心配だし……寂しくもなる…簡単に行ってらっしゃいとは言えないもの」

 

かのん母「でもね……ちーちゃんの言いたいことが、もう分かってるから悩んでるんでしょ?」

ありあ「世界に歌を響かせる」

かのん母「貴方に来たこの話は、誰にでも来る話じゃない…

お母さんなら、喜んで行っちゃうかな~。」

 

かのん「それは、お母さんが能天気だから……。」

かのん母「ふふっ、そうかもしれないわね。

でもね、お母さんは……かのんがどの道を進んでも応援する。

それは、命くんも同じじゃないかしら」

 

かのん「……うん。」

曜「お話は終わったかな?」

 

かのん「ぁ……よ、曜さん!」

曜「お客さんが来たから、案内しに来ちゃった」

 

かのん「……お客さん?」

ウィーン「………………………………」

かのん「ま、マルガレーテちゃん…!」

 

 

 

……………………………………。

 

 

 

ウィーン「部長から話は聞いたわよね」

かのん「……部長……ちーちゃん?」

 

ウィーン「あの子に留学の話をしたのは、私よ。

貴方が留学すれば、私も付いて戻ることが出来るの……

家族からは、かのんの元で歌を学びなさいって言われていてね。」

かのん「……そんな話に…。」

 

ウィーン「あの子は''それだけ評価されてるだ''とか''凄いな''って言ってたわ。

でも、それ以上に……''命なら……''って言ってたわ」

かのん「……………………」

 

 

ウィーン「貴方に……貴方だけに来た話。

そう思えば、その命とか言う人も、背中を押してくれると思うのだけれど」

ウィーン「……私は、そんな協力なんか要らない。

1人で…自分の力でウィーンに戻ってみせる……そう言ってたのに、口だけになってしまったわけだし。」

 

 

ウィーン「……正直、貴方に付いてウィーンに戻るのは……嫌だけど

自分の夢の為だから…どんな方法でも条件でも…私は構わない。」

かのん「……私にとって、Liellaや学校…命くんは

自分の夢くらい大切な存在なの。

……私、結ヶ丘に入学していなければ…命くんの幼馴染じゃなかったら……音楽をやめていたと思う。

そんな大切な場所や人を失うのが…正直、怖いんだ。」

 

ウィーン「贅沢な悩みね。」

かのん「……ごめん。」

 

ウィーン「……そろそろ帰るわ」

かのん「……ぁ…………う、うん……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曜「お話は終わった?」

ウィーン「……はい、道案内ありがとうございました」

 

曜「そんなお礼を言われる程の事でも……」

ウィーン「……それと……もう1つ、お願いがあります。」

曜「……?」




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